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haco28.から みなさんへ

あなたの2014年が、うれしい希望に満ちた一年になることを祈って、 haco28.から 「 cotton eoy2013 ver.」をお届けします。 今年一年を振り返りながら、あんなことやそんなことを思い出しつつ、 来年へのゆたかなイメージを思い描いていただけたのなら、 ほんとうにうれしく思います。 official haco28. http://haco-28.blogspot.jp

2013年 所感(メールマガジンより)

12月20日になりました。 今年も、のこすところあと11日というところ。 ついこの間、新年の挨拶をしたような気さえしますけれど、 本当に月日が進むのは早いですね。 しかも年々、そのスピードが加速していくような感じがします。   私(佐藤)にとっての2013年は、 公私共に新しい可能性に試行錯誤した一年だったように感じています。 それは意図して、そのような一年を目指したのではなく、 結果的に振り返ってみたところ、 そのような一年になっていた、ということです。 とりわけ表現活動の分野を充実させることができまして、 作品としてのフォトブックを数冊制作してみたり、 音楽では「 haco28. 」での活動を開始したりなどと、 「いつか挑戦してみたい」と思いながらも延期していたことに、 手をつけていくことができました。 そしてその他にも目下鋭意制作中の企画が水面下で複数同時進行中です。 自分でも驚くほど、頭の中のイメージを形にしていくことが、 できたように感じています。  結果を出す! という視点からは、まだ自慢できる内容のものは、 ほとんどありませんが、 来年以降に成長していく「土壌の養成」と「種まき」は、 この一年間で、だいぶ準備できたのではないかと自己分析しています。 高い山に登るには、しかるべき時間と労力が必要なように、 今まで足を踏み入れたことがない新しい場所を目指そうとするならば、 それ相応の「準備」と「演習」が必要になってきます。 限られた時間を味方にし、地道に積み上げていかなければいけません。 もちろん、努力をしたからといって辿り着けるわけではありませんが、 そこに到達できる人は、絶対に努力を積み重ねていると思うのです。 全身全霊の努力を積み重ねて結果を出していく方達を見習い、 あせらず、たゆまず、 どこまでも学び成長していくことを心がけて、 しっかりと両足で地面に立つ2014年にしていこうと思います。 読者のみなさまにとっての2014年が、 「いろいろあったけど、なんだかたのしい一年だったな」と、 思えるような時間になることを祈っています。 ありがとうございました。 メールマガジン(12月20日号)より 一部抜粋

20億分の1

太陽が放射した光のうち、地球に届くのは20億分の1なのだそう。そしてあと50億年も光り続けるそうだ。20億とか50億とか、宇宙の本を読んでいるとスケールが桁違いで、イメージがどんどん広がっていく気がして楽しい。頭の中がぐらぐらしてくるぜ。 地球は太陽系のひとつで、太陽系は銀河系のひとつだ。そして宇宙にはたくさんの銀河が存在している。自分が広いと感じているこの世界は宇宙の中で見ると、ほんの点にも満たない空間なのだ。初めて「それ」を理解した人は、どのような気分になっただろう? 宇宙のことを考えながら、昨日立ち寄った書店の店員さんが、どことなく恥ずかしそうにサンタの帽子を被って接客していた様子を思い出す。外はすっかり雪で白くなった。気温がみるみる下がっていく。静かなり。

haco28. cotton (short ver) 公開しました。

. haco28. faint (2013.12.15公開) official →  http://haco-28.blogspot.jp

フチ子さん。

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「逆立ちをすると、良いアイデアが出る」と、聞いたので。

iphone4Sを買い取りに。

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先日iphone5Sを購入したため、機種変更したiphone4sは全く使用しなくなってしまった。普通に使えるiphoneをこのまま放置しておくのももったいないので、買い取ってもらうことにした。最初はsoftbankの「スマホ下取り割」に出そうと思ったのだけど、せっかくの機会なので業者に見積もりを出してもらい、どのくらいの差額が出るのかを調べてみることにした。 ちなみに「スマホ下取り割」の場合は12月上旬の段階で「32Gは12.000円」となっていたので、この価格を基準に考えることにした。それよりも高ければ業者に売るし、安ければ下取りに出すということだ。 そんなわけで、webで買い取り業者を検索しておおまかな目星をつけたあと、某買い取り店へと向かう。カウンターにいた店員さんに「買い取りの査定をお願いします」と頼んで店内で待つ事約10分。提示された金額は「16.000円」とのこと。バンパーを付け保護シールを貼って使用していたかいがあって、状態は傷もなく美品とのこと。ただし備品がなかったのでその分割り引いてこの価格になったということだった。 「下取り割」との差額は4.000円。最初は「プラス2.000円くらいならうれしいな」と思っていたので、この金額なら納得だ。手続きを済ませ、買い取り金を受け取って終了。2年間、毎日頑張ってくれたiphone4sありがとう。また誰かのところでがんばってくれ。 iPhone関連記事 ☝iPhoneSE2に関する記事 Apple Storeで、iPhoneSE2を購入 iPhoneSEとSE2の「重さ」が気になった。 iPhoneSE2にワイヤレス充電器 ダイソーで、iPhoneSE2用のガラスフィルムを購入 iPhoneSE2に、保護フィルムを iPhoneSE2用にワイヤレス充電器を購入 iPhoneSE2は、買いか?待ちか? ☝Y!mobieに関する記事 softbankから、YmobileへMNPした時のレポート ワイモバイルにMNPして1ヶ月間利用してみた感想 Ymobile「シンプルSプラン」へ変更 ☝iPhoneの不具合に関する記事 AppleMusicを解約したら、iPhoneの曲が消去された iPhone SEのバッテリーを交換 iPhoneのリンゴループから、復活した時の手順。 ☝iPhone

絆バッチ。

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震災から1000日を機に「絆」バッチを再制作しました。 復興という言葉を今一度噛み締め、 ここ宮城の地でがんばって行きたいと思います。

ドラゴンクエスト

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子供の頃は、あんなにも広大に思えた世界が、大人になった今では狭くあっさりとした場所のように感じられた。 ↑ドラクエ クリアしました。

2012.11.24

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秋の気配 3種

iphone5Sに機種変更する。

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先日iphone5sに機種変更してきた。これまで「3GS→4S→5S」と2年ごとに機種変更をしてきたので、この5Sが自分にとって3代目のiphoneということになる。さすがに3代目のiphoneとなると、予約の段階でも冷静になっていて「4sでも特に不満はないけれど、とりあえず機種変しておくか・・・」程度の感覚でいたのだけれど、実機を手にしてみると「おおっ、やはり新しいのはいいなあ」という気分になった。誰もまだ滑っていない新雪の上を滑降している時の感覚に似ているような気がした。爽やかだ。実に爽やかだ。 思い出してみると、一代目のiPhone3GSを購入した時は「なんて美しいデザインなのだろう。想像以上だ!」と、女性がキラキラした目で宝石を眺める時と同じような気分になったものだった。ショップの店員さんが白い手袋をつけて慎重に作業している様子も高級感を盛り上げてくれて、おおげさにいえば未知の世界に一歩踏み込んだような感じさえあった。「こんなすごいのを購入してしまって、使いこなせるのか? 大丈夫か自分?」とも思った。いやはや、あの時はワクワクしたぜ。 二代目の4sの時は「ジョブズ氏が亡くなった直後にリリースされたiphone」という感慨深いものはあったものの、感情の振れ幅は3GSの時の半分くらいだったような気がする。もちろん誤解がないように付け加えると、icloudの便利さには驚いたし、カメラの性能は「コンデジはいらない」と思うレベルだったし、携帯端末としてデザインも機能も完成度が高かったので製品に対する満足度そのものはかなり高かった。ただ「ワクワク感」が、さほど盛り上がらなかった、ということだ。 それはもしかすると、製品そのものに原因があるのでははく、ジョブズ氏がいなくなったappleに不安を感じたからなのかもしれない。そして同時に「この4Sで、iPhoneの完成型に辿り着いたのではないか。4S以降は、薄く軽くしてカラーバリエーションを増やす感じになるのでは・・・」と、新しいiPhoneに対する期待値が下降気味だったからなのかもしれない。つまり、iPhone4Sはすばらしいアイテムだ。でも・・・という、なんだかややこしい気分になっていたのだと思う。 今から15年ほど前、 僕がMacを使っていたのを見て「Macを使っていると、ビジネスチャンスを逃すよ

ラシーンオイル交換。

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ラシーンのオイル交換をした。 前回「5w-30」のオイルにしたところ、オイル漏れ(にじみ)がひどくなったので、今回は「10w-30」にすることにした。一段階固いオイルにして様子を見てみようというわけだ。 オイル漏れ止めの添加剤を試してみることも考えたのだけど、なにせ古い車だし、添加剤を使用して万が一別の不具合を誘発するようになっては意味がないので、小まめにオイルの油量等をチェックしながら走ろうと思う。 ちなみに現在の走行距離は「147.956km」である。このペースだと年内に15万kmを突破するかどうか、といったところ。ちょうど14万kmを越えたあたりからメンテナンス費用がかさむようになってきたので、このままなにごともなく15万kmを突破してもらえたらと思っている。

旅情をそそられてしまう、ということ。

深夜にコツコツとひとりで作業をしていた。あとひと息なのだけど、なかなか先に進まなくて同じところをぐるぐると逡巡していたら、ふと「どこかもっと遠くへ行こう」という台詞が喉の奥から捻り出てきた。そうか、これが旅情をそそられるってやつなのかな、と思った。 集中が途切れたので、おもむろに、本でも読んで軌道修正をしようと考えた。床の上に積んである本に手を伸ばしたところ、志賀直哉の文庫本が手に触れた。「城の崎にて」を読むことにした。名作である。一気に読んだ。そして水を飲んだ。うまい。 読み終わったあと「なんかこう、よくはわからないけれど、正直に生きていこう」と思った。なぜそう思ったのかはわからないけれど、そう思った。普段そんなことを考えることはないので、記録としてここに書いてみた。書いてみたら気が済んだので、また作業に戻ることにする。おわり

ひたすら遠くまで移動すること。

お伊勢参りのお土産に「赤福」をいただいた。うまい。伊勢神宮へは学生の時に一度だけ行ったことがある。夜行電車を乗り継いで、ひたすら移動するという絵に描いたような貧乏旅行だった。懐かしいぜ。 あの頃は、0泊3日などの日程で、電車の中や道端のベンチなどで仮眠をしながら旅をしていた。今考えると、とんでもないエネルギーだな、としみじみ思う。計画もなしに好奇心に従って行動して、見た目はボロボロ目だけはギラギラ、だったような気がする。 最近でこそ、旅先で「そこでしか食べられないもの」を探して食べたりするようになったけれど、学生のころはコンビニでパンを買ったり、マクドナルドでハンバーガーを食べたりしていた。「旅先でも、いつもと同じものを食べるのがいいんだ」と、わかるようなわからないような理屈で、そんなものを食べていた。 たぶん、その時の自分は「ただ、ひたすら遠くまで移動すること」が楽しかったのだと思う。手持ちの侘しい費用をかき集めて、できるだけ遠くへ少しでも長い時間、移動していたかったのだと思う。目の前の風景が早足に過ぎ去っていく様子を、ひたすら眺めているのが楽しかったのだと思う。 そして今でも自分は、同じように旅を繰り返している。学生の頃よりも、ささやかながら豊かになった資金をかき集めて、オンボロの車にカメラや本を積み込んで移動を繰り返している。ずっと旅をしていられたら、とも思うけれど本当にそうなったら旅が嫌になるのかな?

ipad2をios7にアップデート。

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ipad2をiOS7にアップデートした。 なぜ今までアップデートをためらっていたかというと「ipad2をiOS7にすると、動作がもっさりする」という情報を目にしていたからである。わざわざ最新のOSにアップしたのに動作が遅くなるのでは意味がないので、しばらく放置していたというわけだ。 今週末、急に料理が作りたくなり、ipadでレシピを見ながら作業をしていたのだけれど、野菜を煮込んでいる時に「待っている間、ひまだからiOS7にしよう。この暇な時間を少しでも有効活用しよう」と、ふいに思い立ちアップデートすることにした。と、今、ここまでの文章をざっくりと読み返してみて「2段落目は全部不必要な内容だな」と思ったのだが、せっかく書いたのでこのまま残しておくことにする。と、いうこの文章も不必要ではあるが、まあ残しておくことにする。 さて、実際にiOS7にしてみてしばらく使ってみたのだけど、今のところ不具合もないし、iOS6の時と、さほど変わらず動作している。ひと安心である。このiPad2は主に家族が使用しているので、もしも動かなくなった場合は文句を言われるだろうな、と表面的には平静さを装っていたが内面はひやひやしていたので、ほっとした。近々iPad5(?)が発表されるという噂もあるけれど、しばらくはこのipad2に、現役でフル活動してもらおうと思っている。

伝承園から遠野市立博物館へ 遠野をめぐる旅(完結)

遠野の旅も、のこり2時間 遠野ふるさと村を出た時点で、時刻は午後3時を少し回ったところだった。閉館までの残りは「あと2時間」。長くはないが短いわけでもない。さて、どうしようか。できれば最後に 遠野市立博物館 へは立ち寄りたい。しかし移動の時間などを考えるとギリギリか・・・などと考えている時間さえもったいないので次の施設へ移動することにする。手間や面倒を惜しまずに「とりあえず行ってみる」ことが、旅先では大切なことのひとつなのだ。たぶん。 伝承園でオシラサマと対面 そんなわけで、次に向かったのは「 伝承園 」。 入口で入場券を求めた際に、受付の人が後ろを指差し「よろしければ、ご利用ください」とひとこと。おおっ。さきほど、かっぱ淵で見かけた 観光客がかぶっていた不思議な麦わら帽子 (頭の上にカッパのお皿がついている。写真を撮るのを忘れました)はここにあったのか。 このカッパコスプレ帽子(正式名称は「河童の皿」らしい)をかぶれば、強い日射しの下でも遠野の町をカッパ気分で歩けるというわけだ。少し迷ったが、結局カッパに変身することは止め、人間のままで観光を続けることにする。 ここ伝承園での見所のひとつは「 御蚕神堂 」である。このお堂には 「オシラサマ」が千体展示 されているという。案内板を見ながら、曲がり屋の薄暗く細い建物の廊下を歩き、右に折れ、おそるおそる覗き込んだ部屋の壁一面に、たくさんの人達が願いをかけた「オシラサマ」の姿があった。 ここにこうやって立っていると、人の祈りが集結すると独特の気配が生まれてくるのだ、ということを実感する。誰もいないのに、誰かがいるような感じがする。軽口を叩くことは許されないような、神妙な祈りの念が色濃く詰まっている空間。その力に上から押さえつけられているような感覚がして、部屋の中が実際よりも狭いようにも感じられる。もしも入口付近に「座敷わらし」が立っていたとしても「ああ、座敷わらしか・・・」と普通に受け入れてしまうような雰囲気の場所でした。そんな余韻を残しながら施設の外へ出る。ここで残り時間は1時間を切ったところ。まだ間に合うぞ。さあ締めくくりの遠野市立博物館へ向かおう。ゆっくり急げ。 締めくくりは、 遠野市立博物館 遠野市立博物館 へは閉館の30分前に到着した。受付で入場券を求めると「閉館まで30分ほ

ジンギスカンを食べ、カッパ探し。遠野をめぐる旅 その3

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遠野をめぐる旅(3) ジンギスカンを食べよう 遠野の町に来て、まず目についたのは「カッパ」の文字。土産物にはもちろんのこと、 店名にも 「カッパ 〇〇 」のように、カッパの文字が使われているのをとてもよく目にする。まさに「遠野=カッパ伝説」の町といった感じである。そして、カッパの次によく目にしたのが「ジンギスカン」の看板。そう、 遠野市は全国でも上位に位置するほどのジンギスカン消費量の多い町 なのだそうだ。つまり、遠野市に来たならばジンギスカンなのだ。 そんなわけで、今回の昼に立ち寄ったのは「まるまんじんぎす館 羊丸」という店。昼時ということで満席状態。カウンターに置かれていた用紙に名前を書いてしばらく待つ。店内で話している方達の言葉を聞いていると地元の方が多いような印象を受ける。アクセントの違いや、聞いたことがない言葉を耳にすることができるのも旅の醍醐味のひとつだ。 そして仙台市から100km程度北上しただけでも、聞き慣れない言葉を耳にするということは「すごく興味深い」ことなのではないか、と改めて興味が湧いてくる。 学生時代、言語学の授業をもっと掘り下げて勉強しておけばよかった(自分は日本文学科卒)と思ったりもした。 そんなことを考えながら順番待ちで座っていた椅子の正面に、昨日催された「遠野まつり」のポスターが貼ってあった。祭りの衣装を身につけた女性たちが笑顔で写っている写真が使われているポスター。この祭りでは、 遠野の郷土芸能である「しし踊り」 などを見ることができるそうだ。残念ながら今回は日程の都合で見ることができなかったけれど、次回までもう少し民俗学の勉強をして、改めて「遠野まつり」に参加したいとポスターの前で決意を固めました(おおげさ) ポスターを眺めたり、駐車場に車が出入りしている様子を眺めながら20分ほど待った後、席に案内される。ランチセットを注文して、もくもくと食べる。食べる。食べる。肉はもちろん、野菜もうまい。そしてお値段も1000円前後とおとく。普段は、あまり肉料理を大量に食べることは少ないのだけど、今回は黙々と食べてしまった。 前に「ジンギスカンは癖があるので、ちょっと気になる」という知人がいたけれど、自分はわりと好きです。近所にこのような店があれば、時々通ってしまうかもしれない。ひさしぶりにパン

千葉家曲がり家から続き石へ 遠野物語をめぐる旅(2)

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遠野物語をめぐる旅 千葉家曲がり家へ 今回の遠野めぐりは、市内観光共通券(1.050円)を購入して、市内の施設を回ってみることにした。漠然と「遠野を回る」と言ってもイメージがつかめないので、共通券が使える施設を回りつつ、その周辺の観光地にも立ち寄ってみようというわけだ。 そんな訳でまず最初に向かったのが「 千葉家曲がり家 」。遠野市のwebによると「 曲り家の最盛期に建てられ保存状態も良く、上層農民の最高級の曲り家として典型的なものといわれます。「日本十大民家」の一つに数えられます。」とある。「日本十大民家」ときたならば古民家好きの自分にとって、まず最初に押さえておきたい場所だ。 駐車場に到着して見上げた丘の上に、悠然と構えた千葉家の姿が目に飛び込んでくる。すでにこの段階で「見に来てよかった」と思ってしまうほどの存在感があった。「上層農民の最高級の曲り家として典型的なもの(遠野市HPより)」とあるように「資産家」の雰囲気が漂っている。きっと昔の人達も、この場所から丘を見上げるようにして「千葉さんのお宅は立派だねー」と話していたに違いない(←イメージ)。そんなことを想像しながら入口で共通券を購入して、家につづくやや急な坂を上がっていく。 それにしても、古民家を見るとふしぎと心が落ち着いてくるのはなぜなのだろう? 実際に古民家に住んだこともないし、近所に古民家があったわけでもないのに「なつかしい」という気分になってくる。子供のころ「このような場所で遊んだことがあるような気分」にさえなってくる。 そんな不可思議なノスタルジック気分に浸りながら、見事な茅葺きの屋根を眺め写真を撮り展示物に目を凝らし土の感触を楽しんだあとは、早々に次の場所へと移動をしなければいけないのが観光客のつらいところ。次に向かうのは「続石」だ。 遠野物語に登場した、続石に対面する 続石は遠野物語の中にも登場する石 。「さて遠野の町と猿ヶ石川を隔つる向山という山より、綾織村の続石とて珍しき岩のある所の少し上の山に入り、両人別れ別れになり、鳥御前一人はまた少し山を登りしに、あたかも秋の空の日影、西の山の端より四五間ばかりなる時刻なり。ふと大なる岩の陰に赭き顔の男と女とが立ちて何か話をして居るに出逢いたり。(遠野物語)」の「続石とて珍しき岩」

種山高原でキャンプ 遠野をめぐる旅(1)

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遠野をめぐる旅へ 出発の日 現在自分は宮城県仙台市に住んでいる。そして今回の目的地である遠野市は、お隣の岩手県にある。そう「お隣の県」なのである。仙台から遠野までは高速道路を使って片道約2時間30分。高速を使わなくても3時間ちょっとで行ける距離。少し無理をすれば日帰りでも帰ってくることができる距離なのだけど、この「ちょっと頑張れば行ける距離」というのが逆に踏ん切りがつかないものである。高校生の時に遠野物語を読んでから「いつか絶対に行く」と決めてはや幾年。ようやく今回遠野へ出発することになった。 思い入れが深い場所ということで、計画を立てている段階から張り切ってしまい、遠野物語を読み返したり図書館で資料を借りてきて調べてみたりと、出発前から無駄に情熱を燃やしてしまっていた。さらに、初めて遠野物語を読んだ高校生の時のことを思い出したりして、I君は良いお父さんになっていそうだけど、N君はどうだろう。学生のころはちょっとナーバスですぐに落ち込むところがあったけれど、案外大きな会社でバリバリ働いているかもしれないな。と当時の友人達のことを思い出して懐かしい気分に浸ってしまったりもした。もしもこの文章を当時の友人達が見ていたのなら、ぜひ声をかけてみていただきたい。久しぶりに会おうぜ。 星座の森でキャンプ さて、今回の遠野をめぐる旅の日程は、9月の連休を利用した一泊二日。一日目は遠野の近くにある「種山高原」周辺を散策して、そこにある「 星座の森 」でキャンプ。二日目は朝一番で遠野に向かうという内容だ。 なぜ「種山高原」でキャンプをするかというと「種山ヶ原は宮澤賢治作品のモチーフになった場所だからだよ」というのは表向きの理由で、ほんとうのところは、旅の日程を決めたのが10日ほど前だったのでめぼしい宿がほとんど埋まっていて、やけくそ(?)で遠野周辺のキャンプ場を探し偶然に見つけたのが、ここだったというのが真実である。 見つけてから改めて調べてみると、遠野までは車で40分程度のところだから地理的にもちょうどよい。そしてなによりもフリーサイトは「一人200円」という格安設定が魅力的だった。いや、実はこれが最大の決めてといえば決めてだったということは内緒である。なにせガソリン代と高速代だけで1万円札がひらひらっと吹っ飛んでいくので、燃費の悪いオンボ

9月中旬午前4時の冷たい空気。

ようやく予定の制作がおわり、時刻は午前4時過ぎ。椅子から立ち上がり、おもむろに窓を開けてみると、おどろくほど冷たい空気が部屋の中に流れ込んできた。それはもう9月の半ばなのだから当然の冷たさなのだけれど、今年はもう少し夏のままでもよかったんだけど、とひとりでぼんやり考えていた。 (つづき)そしてもう15年くらい前に、母が「(子供達は)私達が過ごしたような時間を体験できるのだろうか」と、テレビを見ながらふと口にしたことを思い出した。何の番組を見ていたのかは忘れてしまった。そのあとに何を話したかも覚えてはいない。たぶん本人もすっかり忘れてしまっているだろう。 (つづき)そんなことを思い出しながら、昼に買った「じゃがりこ」を食べようかと手に取って、さすがにこの時間にそれはないだろう、と机の上にもどして手持ちぶさたになったので連続ツイートしてみた。気が済んだのでもう寝ようと思う。本日の仙台市の天気予報は晴れ。秋日和の一日になりそうだね。

からからせんべい。

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庄内地方の駄菓子、からからせんべい。 せんべいを食べると…。 中から、おもちゃが出てきます。 自分のは「コマ」でした。 子供のころは、お菓子といえば「おまけ付き」で、お菓子そのものよりも「おまけ」の内容で選んでいたような記憶があるけれど、どちらが本来の目的なのかわからないようなところがあったけれど、やはり「おまけ」というのはうれしい。開けるまでのわくわく感と、開けたあとの「期待とはちょっとだけ違ったけれど、・・・まあこれはこれでいいか」というようなちょっとせつない微妙な感覚(笑) からからせんべい、を食べていて、そんな子供のころの記憶がふと蘇りました。 いいね。

山形古竜湖キャンプ場 夏のテント泊(2)

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無事にテントを設置したならば、今晩の買い出しへ出発だ。古竜湖キャンプ場から、近くのスーパーまでは、車で20分も走れば到着する。そこそこ細い山道を走るのだけど、舗装されているので快適に走行することができた。 あれこれと、適当に食材を買い込み、テント場へ戻ったのが午後6時過ぎ。手元をライトで照らしながら、食事の準備を進めていく。今回は、小型のLEDのライト(登山用)を2つ持っていったのだが、これが優秀で、簡単な調理ならば十分にこなすことができた。ランタンの独特の雰囲気や音も好きだけど、手軽さを考えたらLEDライトは快適ですね。電池も長持ちするし。 ちなみに今回活躍したのが、カインズホームで偶然に見つけた「 インスタントコンロ」。使い捨ての豆炭形式のコンロなのだけど、思っていたよりも火力もあったし、普通に肉も野菜も焼くことができた(写真の右側のやつです)。後始末も簡単だし、これは自分の定番になるかもしれません。 左側のロウソクも同じくカインズでみつけた「虫除けキャンドル」。今回は、これと「蚊取り線香」と「虫除けスプレー」を使用して蚊対策をしたのですが、そのおかげで15ヶ所ほど(!)食われただけで済みました・・・。いやはや、アウトドアは虫との戦いでございます。 食事を終えたあとは、静かな夜のはじまり。今回、このキャンプ場を選んだ理由のひとつが 「天の川&流れ星」が見たい、ということ。整備されたキャンプ場だと常夜灯が灯っているし、他のキャンパー達の明るさで星が見えにくいだろう、と考えてここを選んだというわけです。 散歩がてら、近くの展望台(のようなところ)まで歩いていくと、そこには満天の星・・・ではなく、見事な山形市の夜景が広がっていた。そう、夜景と月明かりがセットになって、星は(もちろん、市内で見るよりはたくさん見えるけれど)期待以上には見る事ができなかった。やはり、山奥のキャンプ場へ行かないとイメージ通りの星空は見えないのかもしれません。 とはいうものの、目の前に広がる夜景の鮮やかさと、月明かりの美しさには「はるばるやってきた」だけの価値が十分にあった。芝生の上に寝転がって、夜空を見る。iphoneアプリの「星座表」を使って、見える星を星座にあてはめたりしていると、静かな時間があっという間に過ぎていく。 しばらく夜景と星空を堪能してから

古竜湖キャンプ場へ 夏のテント泊(1)

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古竜湖キャンプ場で、夏のキャンプ 今年の夏はキャンプへ行こう。そう決めてから、実家の物置にあるはずのキャンプグッズを確認してみたところ、これがきれいさっぱり「なくなって」いた。父親に聞いてみると「捨てた」とのこと。彼はとにかく「自分が不要だと考えるもの = 他人もいらないもの =捨てる」という考えの人間なので、物置に置く場合は「捨てられる」ことを覚悟しなければいけない。子供の頃から大切にしていたものも、だいぶ捨てられてしまったが、今でも「あれは保管しておきたかった」と思うものもいくつかあるのだが本人は悪気があるわけではないし、親子といえども価値観は異なるので嘆いても仕方がない。とにもかくにも、新しいグッズを購入することにする。今年のキャンプは、まずはそこからだ。 とはいうものの、あまり多くの道具は持ち歩きたくないので、基本的には登山用の調理器具やライトを使用することにして、テントだけ新規で購入することにした。 今回選んだのは、 ケシュアのテント 。これは、以前山の友人に「簡単に設置できて、なにより安い」とおすすめされた製品。色々な考え方があると思うけれど、山岳用のテントではなく、平地用のテントならば「手軽さとコスト重視」でいきたいと思っていたので、迷わずケシュアにすることにした。 ネットで検索してみたところ、確かに安い。1万円以下でも十分に選択肢がある。その中でも目に止まったのが、 Quechua(ケシュア) T2 2人用 BLUE だ。なんと、2人用で4980円。つまり1泊あたり、2490円/人という安さ。これなら2〜3回使用して壊れたとしても(壊れないと思うけど)十分に安いし、なにより値段以上の価値がある。即座に注文。近所のアウトドアショップで小物を買い込んだら、さあ出発だ。 今回行ったのは、山形県の「 古竜湖キャンプ場 」(なぜ、ここを選んだのかは後述)。いわゆるフリーサイト形式の無料キャンプ場なので「それなりの野営場」だと思っていたのだけど、近場に水場もあるし、簡易トイレもあるので、自分にはちょうどいい環境だと思った。山形市で管理しているようなので、気になった方はホームページなどで確認されると良いかと思います。 キャンプ場の名前になっている「古竜湖」は、一周15〜20分ほどの小さな湖だった。湖というよりは野池、というイメージかもしれない。

2013.8.12 パノラマ

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iphone4Sのパノラマで撮影した写真。

haco28. north 公開しました。

north (short ver.) : haco28.(撮影地 宮城県仙台市) オフィシャル →  http://haco-28.blogspot.jp

宮城のパワースポット 塩竈神社へ

パワースポット、という言葉を目にしますが、宮城県のパワースポットといえば、塩竈神社。陸奥国一之宮として由緒ある神社です。仙台市内から車で30分ほどの距離なので、時々参拝させていただくのですが、清々しい気分になれる心地よい場所です。 大きな地図で見る 表参道には202段の石段があります。 先日参拝した時に撮影したムービーを紹介してみたいと思います。 まずは鳥居周辺。石段を見上げてみます。 一気に上がると、さすがに息が切れます。時折、部活動の練習でこの石段を駆け上がっている学生の姿を目にします。神社でトレーニングをすれば、いいエネルギーをもらえそうですね。 わりと急な勾配なのですが、その分、上から見下ろした時の気分は爽快(達成感?)なものがあります。鳥の声が心地よいです。 参拝のあとは、松島への観光もおすすめです。 車の場合は、今年の春に再開した「 松島パノラマ線(無料)」を通って白衣観音堂の展望台から松島を眺めてみるのもよいかと思います。このような風景を見る事ができます。 塩竈神社から松島へは、車で20〜30分前後(渋滞なしの場合)電車の場合JR仙石線を利用することになります(震災の影響で運休・ダイヤ変更になっている場合があります。出発前に確認を)。ぜひ宮城の旅を楽しんでください。 大きな地図で見る

なとり夏祭り2013 花火。

2013.8.3撮影。 なとり夏祭りにて。 東日本大震災で亡くなった方への鎮魂と復興への願いを込めて打ち上げられた4000発の花火。ちょうど梅雨が明けたばかりの宮城の夏空に、美しく広がっていました。

2013.8.4

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8月は、今くらいの時間がいいね。