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仙台市博物館 若冲が来てくれました。

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仙台市博物館の特別展「若冲が来てくれました」へ行ってきた。本展覧会は、東日本大震災復興支援として、プライス夫妻の善意によって開催されるものだそうだ。貴重な個人コレクションを一度に見ることができるということで、とても楽しみにしていた。 今回は、個人的にツボにくる作品が目白押しだったのだけど、その中でも思わず数分ほど立ち止まって鑑賞してしまったのが「雪中松に兎・梅に 鴉図屏風」 という作品。黒く彩色した背景に白を散らした作品なのだけど「こんな作品が見てみたかった」と思うほど、自分の好みに一致した作品だった。平日の午後おそくの時間帯でお客さんが少なかったので、作品の前に立ってたっぷりと鑑賞することができた。これだけでも、今回ここに来た価値があるというものだ。 さて、色々な作品を鑑賞して心の栄養を吸収したあと、今回のメインである若冲の作品と対面だ。若冲の作品について、色々と書いてみたいことはあるのだけど、本企画展は仙台が最初の地域で、これから岩手、福島と巡っていくところなので、お楽しみを奪わないように詳細な感想は控えたいことにする。が、それでもやはり触れておきたいのが、若冲の大作である 「鳥獣花木図屏風」。本作品は 8万6千個ものマス目に色を埋めるという、気の遠くなるような制作過程を経て完成させられた作品なのだそうだ。目の前に立った瞬間に「ぐわっ」とくるものすごいパワーを感じた。さらに近寄って見てみると若冲の作品制作に対する情熱のようなものを感じて、わくわくが止まらなかった。こんな作品を自分も作ってみたい(作れないけれど)と、自分も何かを表現したくなるようなエネルギーを分けてもらったような感じがした。美しい、と感じる作品はたくさんあるけれど、楽しい、と感じる作品は少ないような気がする。 「鳥獣花木図屏風」は、 美しくて楽しくてワクワクする作品だった。間近で(なんと、この作品は ガラスケース越しではなく、直接鑑賞することができた!)じっくりと見ることができて本当によかった。平日の夕方で、ちょうどお客さんが少ない時間帯だったので、自分のペースで贅沢に鑑賞して楽しい時間を過ごすことができました。   若冲が来てくれましたオフィシャルページはこちら

2013.3.17

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実家から車で五分ほど海へ向かって走った場所です。ここは、海岸近くの普通の住宅街でした。海水浴のシーズンには、多くの人で賑わったものです。僕も学生の頃に、バイクでよく走りにきました。(宮城県仙台市) 宮城県名取市の漁港。震災時のラジオで、アナウンサーが泣きながら、この地域の被害状況を伝えていたことが頭に浮かびました。たくさんの人が車でやってきて海を眺め、静かに立ち去っていきます。(宮城県名取市) 人が誰も住んでいない街があるのだ、ということ。(宮城県名取市閖上)

一人旅のホテル。

それにしても、旅先でホテルの部屋に着いた時の「あの安堵感」は何なのだろう。初めて入る部屋で自分の他には誰もいないのに「ただいま」と思わず口にしたくなってしまう。自分は独身だから妻も子供もいないけど、家族ってこんな感じなのかなと思ったりもする。 (つづき)キャリーバックを部屋の隅に置いて、風呂にはいる。それからベットの上に横になって、本を読んだり音楽を聴いたりする。一緒に旅をした人のことを思い出したり、明日の予定などを考える。酒は飲まないので、ティーバックでお茶を飲んだり、ホテルのインフォメーションを読んだりもする。 (つづき)テレビは見ない。瞑想や腕立て伏せなどもしない。廊下を誰かが歩いている音を聞いたりしているうちに、なんとなく寝る。自分はそんな感じなのだけど、他の人はどうしているのだろう?昨晩、隣の部屋からゴンゴンと聞き慣れない音が聞こえてきて、ふと気になったので、ここに記してみた。