佐渡へいく(1)フェリーで移動

フェリーに乗って佐渡へいこう 一泊二日の旅


数年前から「一度行ってみたい」と思っていた佐渡へ7月の3連休を活用して行ってきた。

佐渡へ行く(渡る)には、海路を移動しなければならないわけで、一般的には佐渡汽船の「フェリー」か「ジェットフォイル」を利用することとなる。フェリーの場合は片道2時間30分。ジェットフォイルの場合は1時間。時間が限られている観光客としては、移動の時間は短い方がありがたいわけだけど、フェリーは片道2.440円(2等)・ジェットフォイルは片道6.340円と運賃にしかるべき差が生じている(2013年現在)。

最初は「行きはジェットフォイルで時間を節約して、帰りはのんびりフェリーで」とも考えたのだけど、フェリーに乗るのは初めてだし船内を色々と見て回ったりするのも楽しいかな、とも思い(なにより安いし)往復フェリーにすることにした。

3連休ということもあり、客室はかなりにぎわいを見せていた。足を伸ばして座る(2等客室は、じゅうたんの上に直接座る)ことはできるものの、横になるには若干窮屈な感じだったので、荷物を置いたあとは早々に外に出てデッキ周辺などをうろうろと移動して過ごすことにした。

おいかけてくる、ウミネコと共に


フェリーの切符乗船客は、老夫婦から3~4歳くらいの小さな子供を連れた家族連れまで老若男女、幅広い客層だった。ここにいる全員が(目的は異なっても)佐渡を目指して、移動をしているのだ、それぞれに理由を抱えドラマを持ってフェリーに乗っているのだ、と思うとなんとなく不可思議な気分になる。ちなみに自分は観光だ。ただひたすら遊びに行くのだ。

そんなことを考えながら、フェリーの横を並走しながら飛んで行くウミネコに餌(かっぱえびせん。売店で販売している)をあげている人、大きなカメラを抱えて盛んに写真を撮影している人、椅子に座って微動だにせずに小説を読んでいる人、出航早々毛布にくるまって眠っている人達と一緒に日本海を進んでいく。

最初は「たぶん時間を持て余すだろう。狭い船室でひたすら忍耐することになるのかもな」などと勝手に想像していたのだけど、実際は日本海の美しい空と海を眺めながら、のんびりと船旅を楽しむことができた。「初めてのフェリー」という新鮮さも加わって、外に設置されているベンチに座ったり、屋上へ上がったり降りたり写真を撮影したりを繰り返しているうちに、どちらかというと「あっという間」の2時間30分だった。


両津港へ到着 レンタカーに乗り込む

佐渡の両津港へ到着。佐渡ではレンタカーで移動することにしていたので、まずは両津港近くのレンタカー屋さんへ向かう。自分は旅の2週間ほど前にレンタカーの予約をしたのだけど、その時はすでに「満車&キャンセル待ち」の状態で「もしかしたら、バスでの移動になるかもしれない」とハラハラしながら覚悟もしていたのだけど、幸いにキャンセルが出て借りることができた。(今回の旅で、予約を取るのが一番大変だったのはレンタカーだった!)

観光シーズンに佐渡へ行こうと考えている方は、早め早めの予約が鍵になるかと思います。つまり佐渡へ行くなら(そして自分の車ではなくレンタカーで移動したいなら)「宿+レンタカー+フェリー」の3点セットの予約が重要ということ。どれかひとつが欠けただけで計画が大きく崩れてしまうかもしれないぞ、ということです。さて、幸運にもレンタルできた今回の相棒はマツダのデミオ。トランクに荷物を詰め込んだら出発だ。(佐渡へいく。 (佐渡への旅2 尖閣湾を遊覧船で観光


佐渡への旅 一覧

佐渡への旅(1)フェリーで移動
佐渡への旅(2)尖閣湾を遊覧船で観光
佐渡への旅(3)外海府海岸を車でドライブ
佐渡への旅(4)大野亀から二ツ亀海水浴場へ
佐渡への旅(最終回)二ツ亀海水浴場から両津港へ

人気のある記事

私とハトの七日間決戦 アイテムは100均のみ!

裾上げしたジーンズの裾を、自分で加工してみる。

uniqloジーンズの色落ち(四年経過)

【バリ島へ行った話(3)】航空券とwebチェックイン(ガルーダインドネシア航空でバリへ)

「ほんとうのさいわいは一体何だろう。」銀河鉄道の夜(宮沢賢治)より