秋田を巡る旅(その1)高速を降りて「ニテコ清水」へ

秋田をめぐる旅(1)出発

今年(2014)の夏は秋田へ行った。実は、ほんの数日前までは別の場所へ行こうと計画していて、実際にあれこれと下調べもしていたのだけれども、ちょっとした気持ちの変化があって秋田へ行くことになった。自分の場合「どうにも気になる。今回はこちらにしよう」と直前に変更した時は、わりと良い方向へ進むことが多いので、今回も直感に従う事にした。人生は選択の連続である。迷った時は直感に従うのが吉である(たぶん)。

秋田へ行くのは6~7年ぶりになる。前回は観光ではなく登山が目的だったので、観光地はざっくりとしか歩いていない。宿のおかみさんが話し好きな人で「今日はこれからどこへ? 何時頃帰ってくる? 誰と出かける? そして明日は?」と、大き目の声で話しかけてきたなあ、という印象程度しか残っていない。なので、今回は少し落ち着いてじっくりと観光してみたいと考えていた。

東北自動車道を北上

今回は田沢湖周辺でキャンプをする予定だったので「1)東北自動車道→盛岡IC→田沢湖方面」のルートと「2)東北自動車道→北上JCT→秋田自動車道→横手IC→田沢湖方面」の2つの選択肢があった。ナビによると走行距離も時間も大差がない。少し考えてから、今回は「2」のルートを選択することにした。初日に角館方面を観光して、田沢湖周辺に宿泊。翌日に田沢湖周辺を観光するというイメージだ。1泊2日の日程なので、前半に予定を詰め込んでおき後半で調整しようというわけだ。

このような予定を、出発前日のBigBoyでざっくりと決め、数時間仮眠して、さあ行くぞ。渋滞を避けるため、早朝5時に仙台を出発。夏とは思えないような涼しい気配の中、旅がはじまった。何度旅をしても、出発の時はわくわくする。期待と予感が詰まった瞬間。ある意味、この瞬間のために旅をするのかもしれない。

そんな「わくわく」を乗せた車は順調に北上していく。道はまだ空いている。この調子でどこまで行けるだろう。他の車が動き出す前に少しでも先に進んでおきたいものだ。・・・と、考えながら走り続けたわけなのだけど、思いのほかスイスイと移動ができたので、途中に休憩を挟みつつも3時間30分ほどで横手ICに到着した。秋田自動車道のSAで清掃をしていた方が「今日は車が少ないね」と話していたから、下り方面のピークは昨日までだったのかもしれない。

ちなみに途中で2回ほどSAに立ち寄ったのだが、両方とも男子トイレの「大」の方に行列ができていた。男子トイレで行列ができるというのは、なかなか珍しい光景のような気もするので、ここに記してみた。時間帯にもよるのだろうけれど、お盆期間の朝のSA男子トイレは混雑する。どうでもいいことなのだが、わりとこのような事の方が旅の記憶に残ってしまうものである。

ニテコ清水でサイダーを



混雑したSAの男子トイレをあとにして、横田ICから一般道へ降りる。なぜここで降りたのかというと美郷町で湧き水を汲みたかったからだ。美郷町には湧き水を汲める場所が町内に数カ所点在しているのだが、今回はその中のひとつ「ニテコ清水」に寄ってみることにした。

ニテコ清水は明治天皇が巡幸した折に、ここの清水を差し上げたと伝えられている清水なのだそうだ。そのような話を聞くと、単なる水ではなく何か不思議なご利益が得られそうな気分にもなってくる。設置してあった柄杓で流れてくる水を受け、口にする。透明で、きりりと冷たい。なんとなく背筋が伸びてしゃんとしてくるような気がする。

ちなみに、ここの水を使って作られた「仁手古サイダー」が販売されているので興味がある方は試してみるのもよいかもしれません。味は「口に入れた時は、ぐっとくるけれど、すぐにさわやかな水の風味が広がる」感じでした。それにしても、おいしい水が飲める町というのはいいですね。身体の体重の60%は水、という話を聞いたことがありますが、このような綺麗な水で身体を満たしてみたいものだと思いました。秋田をめぐる旅(その2へ)



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