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2011年12月31日。

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数時間後に、この太陽が沈み、初日の出となって戻ってくるわけです。そんな風に考えると、なんだか不思議な感じがします。 津波で崩壊した池に水が溜まり、鳥が戻ってきている! うれしすぎて、手が震えて、なかなかシャッターが押せなかったよ。ありがとう。 そしてまもなく、今年最後の日没がやってこようとしています。僕も、家に帰ります。来年も、やさしい言葉があふれる豊かな一年でありますように。

ラシーン 2011

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さて、今年も残り1日。 おかげさまで、ラシーンも無事に年を越せそうである。ありがたい。 現在(2011年12月)の段階で、走行距離は12万7千km。今年1年で、だいたい1万3千kmほど走行したことになる。燃費の方は、街乗りで8〜9km前後。高速道路で10〜11kmといったところだろうか。今時の低燃費の車と比較すると、決してほめられた値ではないし、1500ccとはいえパワーはないので(ボディもカクカクしているし)エアコンをつけると坂道もきついのだが、住めば都というか、親バカというか、よくがんばったなあ、という気分である。 今年は、青森・山形・長野と、3度ほど遠乗りをした。特に不具合もなかったし、修理した部分もない。オイル交換をして(5000kmに一度)クーラント液を補充し、夏タイヤを交換したくらいだ。それから錆の手入れもしたけど、これは古い車にはつきものなので、ほぼノーメンテナンスといえると思う。 来年の6月に車検なのだけど、最初にラシーンを購入した時には、ここで降りようかと思っていたのだけど、ネットで調べてみると、同じようなラシーンがまだまだ現役で走っているようだし、他に乗りたい車もないので、もう一回は車検を通そうかと考えている。目標は15万km。大切にして、最後まで元気に走ってもらおうと考えている。 それにしても、今年は仙台市内でも、何台かラシーンをみかけた。覚えているだけでも7台以上は見たと思う。カスタムペイントされたラシーンもあったりして、そんな風に大切にされているラシーンを見ると「負けられないぜ」と思ったりする。別に、勝ち負けではないんですけどね。  予約【LUMYNO/ルミノ】(1/43)日産 ラシーン Type II(1997)ホワイト(420168)第50回 全日本模... 価格:4,777円(税込、送料別)

復興祈願「絆」バッチ。

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復興祈願として「絆」バッチを制作した。 このバッチを制作したのは、この「絆」の文字を書いて下さった、手描き看板職人・上久保さんからの電話がきっかけだった。 上久保さんとの会話の中で「今、大切なことのひとつは『風化させない』ことだ」という話題になった。今回の被害は、5年10年で復興するというものではない。10年、20年単位での復興への取り組みが必要なわけだから、風化させない取り組みも継続していかなければならない、という話になった。 そこで、何かを始めよう、まずはひとつ形にしよう、ということから制作したのが、このバッチである。このバッチを見てもらうことで、震災のことを意識に上げてもらいたい。そして会話を交わしてもらいたい。そんな希望を込めて制作した。 上久保さんの筆文字の力で、シンプルでちいさいけれど、存在感のあるバッチになった。もし、このバッチを目にすることがあれば、ぜひ話をして復興へ思いを寄せていただければ、うれしく思います。 ※「絆バッチ」をご希望の方、各種媒体で「プレゼント」して下さる方には、提供しますのでご相談ください。 問い合わせはこちら >>>

地底の森ミュージアムへ行く

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地底の森ミュージアム へ行ってきた。「地底の森」と聞くと、いったい何の施設なのだろう? と思うかもしれない。実際のところ、自分も「地下にもぐって楽しむアトラクションがある施設」だと思い込んでいた。子供達が、地底に設置された遊具(のようなもの)を使って、楽しむような場所だと思い込んでいたわけである。 そのようなわけで、ずっと足が向かなかったわけだけど、今回とある情報誌を見て「地底の森ミュージアム= 仙台市富沢遺跡保存館」ということがわかり、がぜん興味が湧いたので行ってみることにしたというわけです。 当館へ向かったのは、12月の下旬。かなり冷え込んでいて、小雪もちらつく気候だったので「もしかすると、自分たちしかいないのでは?」と心配をしつつ、駐車場に車をとめ、受付で入場券を購入し(大人400円 平成23年現在)扉を開けて中に進む。扉を開けたとたんに、湿気を多く含んだ温かな空気が、もわっ、と身体を包み込む。ゆるやかに地底の方向へと向かっていく廊下を歩いていくと、いやがおうにも期待感が高まっていく。これから別世界へ行くのだ、という気分になってくる。 そんな気分で曲がった先に広がるのは、富沢遺跡を発掘された状態のまま保管してある「地下展示室」。想像以上の広さ。そして、何ともいえない異様な(実際は、異様でもなんでもないのだけど、そのように感じてしまう。まさに異界といった印象だった)空間が目の前に広がっていた。 柵に近寄って目をこらしてみると、そこには保存のために特殊加工された湿地帯の跡が広がっていた。何かの骨かと思われた物体は、針葉樹林の木々だった。それらが、なんてことのない自然物だとわかっても、やはり不可思議な印象は消えることがなかった。いや、次第に「異様さ」から「神秘さ」に意識が変化してきたように思えてきた。もうしばらく、ここで眺めていたいような気分に変わってきた。 遺跡の上に設置されたスクリーンで、当時の様子を再現した映像を見た後、展示室へ向かう。遺跡から発掘された資料をもとに研究された解説を読んでいくと、いつの間にか「この世界」に強い魅力を感じている自分に気づく。 残された跡から、当時の人たちの行動を推測し、考えていく作業というのは、とても興味深いことに思えた。未来は知ることはできないけれど、過去は知ることができる可能性がある。そして、過

仙台市歴史民族資料館へ

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仙台市歴史民族資料館 へ行ってきた。 この資料館は、榴ヶ岡公園の敷地内にある。それまでに榴ヶ岡公園へは何度も行ったことがあったし、この建物も目にはしていたのだけど、まさかここが歴史民族資料館になっていたとは、全く気がつかなかった。人間は、興味があるものしか視界に入ってこない、というのは本当なのだ、ということを体験から学ぶことができた。 今回、この仙台市歴史民族資料館へ向かったのは、12月の中旬。かなり冷え込む一日だったので、自分たちくらいしか客がいないのではないか、と心配していたのだけど、さにあらず。自分たちの他にも、7〜8人くらいの先客がいた。みんな、熱心に資料をのぞきこみ、うなづくようにして見入っている。中には、ひとつの資料に数分以上の時間をかけて、ていねいに回っている人もいる。この寒い日に、わざわざ資料館にくるくらいの人だから、きっとこのような分野が好きなのだろう(人のことは言えないが)。そんな熱心な人たちに混ざりながら、自分も展示物を見て回る。 ここ仙台市歴史民族資料館では、明治時代から昭和にかけての仙台に関する資料が展示されている。 民族資料館の名前の通り、一般的な生活や風景に関する資料が並んでいるので、とても身近に感じるし、身近なだけに「生きて、生活している」という生々しさのようなものも感じる。 そういえば、祖父が生きていたころに、この「豆炭」を使っていたよな、とか、このタイプと同じ掃除機が家にあったかもしれない、とか、ひとつひとつに深いシンパシーを感じる。 実家にあったものも、ここに寄贈すれば展示してもらえたのだろうか? 自分たちが「もう古いからいらない」と捨ててしまっていたものでも、ほんの30年、40年後の人たちにしてみれば、貴重な資料になりえるのだろうか? そんなことを考えながら、懐かしみながら展示物を見て回った。 考えてみれば、ほんの数十年前までは、仙台駅前も小さな駅舎がひとつあるだけの場所だったわけだ。人が歩き、立ち止まり、その横を車が通り過ぎるような場所だったわけだ。そこに路面電車が走り、道が整備され、ビルが建ち並んで今の風景を作っていく。ほんの(と、いう表現が正しいかどうかは別として)数十年のできごとだ。少なくとも、僕の祖父が見ていた風景とは、全く異なるものになっていることは間違いない。きっと、僕の孫

2011.12.13

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今日はなんだか、太陽の光が眩しく感じます。ポケットに手を突っ込んで、歩こうと思います。(←深い意味なし) 鉢植えの青々とした葉を目にすると「お、春も近いな」と思ったりします。そして即座に「いやいや違う。これから厳しい冬がやってくるのだ」と現実に戻され、思わず背筋が丸くなってしまうのであります。 只今の仙台市内の気温は、3度。仮設住宅で頑張っている方も、移転先で凌いでいる方も、この冬無事に乗り越えていただきたいと、願うばかりです。

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密を観に行く。

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いよいよ、とうとう「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」を観てきた。数年前に「スピルバーグ監督によって、映画化されるかもしれない」という噂を耳にしてから、ずっと楽しみにしていた映画だったので、期待感は最高潮。数日前から、タンタンの冒険旅行を読み返したりして、この日に備えていた。 だいぶ前にも書いたかもしれないが(書いていないかもしれないが)自分がタンタンの冒険旅行に魅力を感じたきっかけのひとつが、スノーウィーだった。主人公のタンタンに寄り添い、けなげに動き回るスノーウィーの活躍ぶりを見て「なんて、かわいいヤツだ!」と思ったことが、きっかけだった。 実家で犬を2匹飼っていて、子供の頃から犬好きだったから、スノーウィーに実家の犬の様子を重ねていたのかもしれない。スノーウィーを通して、自分の犬の思い出を見ていたのかもしれない。そんなこともあって、動いているスノーウィーを、3Dで観ることができると考えただけで、楽しみでしかたがなかった。映画の予告編で、ほんの数秒だけ動いているスノーウィーを見ただけで、思わず「うおっ!」とつぶやいてしまったほどだから、自分がどれほどスノーウィーのファンなのかを想像していただきたい。 そんな期待を抱えつつ映画館へ向かう。 今回は「3D・字幕版」で鑑賞した。やはり「冒険」は3Dで観るべきだろうという考えから、最初から3Dで観ることは大前提だった。 久しぶりに3D版を観るということで、初めて知ったのだけど、今は通常版にプラス300円さらに眼鏡代100円が加算されるようになっていた。つまり「1.800円+300円+100円=2.200円」ということになる。別な意味でも気合いがはいった(笑)少しも逃さずに、じっくり観てやろうという気分になる。 さて、実際のストーリの感想は、これから観に行く人たちのために、書かないでおこうと思う。ただ、ひとつだけ書いておくならば、映画を観終わってしばらくしてから「ああ、面白かったな」と、じわじわとくる作品だったと思う。ひさしぶりに、映画らしい映画を観たという気分だ。こんな風に、映画館でもう一度観たいと思う映画に出会えるということは、なかなかうれしいことですね。 できれば何度か観たいので「半券を持っている人は、空席がある時のみ2回目以降は800円で鑑賞可」など「3回目以降は300円」と

すばらしい天気。

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今日は、すばらしい天気です。 土曜日の朝は、車が少ないので、 道が空いているので、わりと好きです。 そして、夜には月食を観察しました。 雲もなく、とてもきれいな夜でした。

ラシーン、タイヤ交換。

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ラシーンのタイヤをスタッドレスに交換した。この作業をするのは、毎年12月ということもあって、「今年も一年、やたらと早かったな」と考えながら、ジャッキアップしたり、重いタイヤを運んだりしている。 取り外した夏タイヤ(通常のやつです)を点検してみたところ、フロントタイヤが、かなり片減りしていることに気がついた。スリップマークが出ているから、次回(6月)の車検では新品と交換しなければ、ならないだろう。 このタイヤに替えてから、約3万kmほど走行したとはいえ、ちょっと減りが早いような気がしている。今年は高速道路を多めに走行したとはいえ、せいぜい3千kmといったところ。このくらいだと、さほど負担もかからないだろうし、そもそもスピードがでない車だから・・・いや、でもこんなものかな。 痛い出費だけど、タイヤは車と地面と直接触れている部分だし、安全を見て早めに交換しようと思っている。いくら四駆だとはいえ、タイヤがすり減っていては、いざという時に、ふんばれないですからね。 ちなみに、ラシーンのタイヤサイズは14インチだ。スカイラインの時は16インチだったので、タイヤも高くて大変だったけれど、14インチタイヤだと比較的安いのでちょっと、ほっとしている。

深夜の連続ツイート「食べたかったパン」

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理不尽な対応をされても、気迫をこめてブレずに進み続ける。足を止めない。その努力が本物なら、いつか理解者が表れる。必ず誰かが見ていてくれる。でも、それは3ヶ月後かも、1年後かもしれない。だから、続けてみる。「もしかしたら、あと少しかも」と思いながら歩いてみる。 (つづく)不平不満を口にすると、辿り着くのが遅くなる。同じところを、ぐるぐる回って時間だけが過ぎ去ってしまう。だから、とにかく歩く。時には走ったり、跳ねてみたりもする。いろいろやる。たくさん水を飲んで、なるべく早く寝てゆっくり起きる。犬をなでたりするのもよい。 (つづく)ならないものは、ならないけれど、なるものは、なんとかなっていく。必ず、どこかが変化している。そして、ふっ、と横を見ると、ずっとそばにいてくれた人の存在に気づいたりする。食べたかったパンが買えたりもする。うまい。・・・と、いうことを、今回僕は体験から学びました。

MacBookAirが充電できない? → AppleStoreでチェックしてもらう

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MacBookAirに充電できない MacBookAirに充電ができなくなってしまった。 ケーブルを接続しても、通電ランプがつかない。もちろん充電されない、という状況である。 このMacBookAirは、今年の夏に購入したばかりのモデルなのだけど、購入した直後から同じような充電の不具合が断続的に生じていた。その時は、ケーブルつなぎ直すと通電していたので、そのまま使い続けていたのだけど、今回完全に故障してしまったというわけだ。 果たして、Air本体に問題があるのか? それともケーブルなのか? 本体だと面倒だな、と思いつつ修理方法をアップルのwebで確認したところ、 AppleStoreに直接持ち込んでチェックしてもらう形 になるということがわかった。予約時間もwebから手続きできるので、予約をして持ち込むことにした。 原因判明「ケーブルに問題あり」 当日、AppleStore(ジーニアスバー)にてチェックしてもらったところ、 ケーブルの方に問題がある とのこと。特殊な使い方をしていた訳ではないし、購入直後から同じような症状が出ていたわけだから、 初期不良 ということだろう。 保証期間なので、ケーブルを新品に交換してもらえることになり終了。本体の故障ではなかったので修理も必要なく、まあよかったと、ほっとする。 今まで、Mac4台とiphone2台購入してきたけれど、初期不良に当たったのは、macが1台とiphoneが1台である。工業製品である限り初期不良はつきものかもしれないが、何度経験しても焦ってしまう。まあ、おおごとにならなくて良かったなと思うようにしたい。 とりあえず不具合を感じたら、すぐにチェックしてもらいましょう。 機械は自然に治ってはくれません から。 ・関連  Appleに関する記事一覧

SENDAI光のページェント 2011

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点灯する前の定禅寺通りの並木道。 雨が静かに降り続いていて、とてもうつくしいです。 そして、光が灯りました。 空を見上げるようにして、並木道は、写真を撮っている人たちで溢れています。 今年、この場所で、この風景を見ることができたことに、感謝と感動で胸がいっぱいになります。 こちらは番外編。PARCOのツリー。 今年もきらめいています。雨も止み、いい感じの週末の夜が過ぎていきます。 2011年、仙台光のページェントが開催された。 報道によると、東日本大震災の津波により倉庫が全損。保管していた電球等を失ってしまったという。その困難を越えて、開催された今年の光のページェント。この日を迎えるまでに、どれだけの苦労があったのだろう。どのくらいの「やさしさ」が集まったのだろう。今年はこうやって、開催されること自体が奇跡的なことなのだ。 毎年、12月になると、定禅寺通りを灯し続けてくれていたSENDAI光のページェント。それは「あたりまえ」のようで「あたりまえ」ではないことなのだ。ほんとうにありがたく、奇跡的なことだったのだ。 これからも、この場所にたくさんの人たちの笑顔が集まり、今日ここに来ている子供達が大きくなるその時まで、10年も20年もキラメキ続けてほしい。みんなで上を見上げて写真を撮ったり、歓声を上げたりしながら、うれしい時間を刻み続けてほしい。心からそう思いました。 SENDAI光のページェント オフィシャルサイト ※募金や協賛についての詳細も確認することができます。 仙台市 定禅寺通りのマップ 大きな地図で見る

缶コーヒーの、おいしい音。

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隣のベンチに座った初老の男性が、ズズッと音を立てて缶コーヒーを飲んだ。あまりにも、その音が魅力的だったので、周りに座っていた人達が、揃ってその人の方を見た。そして、今日も日が暮れる。あとでコーヒー飲もう。

仙台市博物館の特別展「仙台ゆかりの仏像と肖像彫刻」

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仙台市博物館の特別展「仙台ゆかりの仏像と肖像彫刻」 へ行ってきた。 仙台市博物館へ行くのは、震災直後の「ポンペイ展」へ行ったきりだから、だいたい半年ぶりくらいということになる。 何度来ても、静かで落ち着いていて、ゆったりとした気分になれる、とてもいい空間だ。当日は「初雪が降るかもしれない」と天気予報で言っていたほど、寒く小雨のふる空模様だったけれど(注・11月下旬)博物館の駐車場に到着したとたんに、わくわくして寒空も気にならなくなった。この様子ならば、雪にはならないだろうし、たとえ雪に変わったとしても、すぐに溶けてしまって問題ないだろうと思いつつ館内に向かう。 今回の特別展のテーマは仙台藩にゆかりのある仏像や肖像彫刻、資料などを集めて展示するということだった。自分は、以前から仏像を見るのがわりと好き(信仰という方面からではなく、意匠としての面からなのですが)だ。 丹念に制作された仏像(木像)を見ていると、「触れたら絶対に、温かいにちがいない」と思うくらいに、生々しく像の中心部で生命が躍動しているかのような、印象を受けてしまう。 作者が制作している過程で「それ」が宿るのか。それとも、完成した瞬間なのか。いや、長年多くの人たちが拝み慈しんでいる時なのか。それとも・・・などと、色々なことを想像してしまうくらい、深くやわらかく圧倒的な存在感を持っている。 そういえば、実家にも木彫りの像が置いてあった。たぶん大黒天だと思う。大人が両手で一抱えにするくらいの大きさの像で、かなり重たいものだ。家族に聞いた話だと、親戚だったか親しい知人だったかに制作してもらったものだという。完成してから「これは、祖末にしてはいけない」という第三者からの忠告で、ちゃんとご祈祷をしてもらったというエピソード付きのものである。 子供の時に、奥の薄暗い部屋に置いてあった大黒天は、なんとなく妙な存在感もあり、どちらかというと気持ちが悪い印象の方が強かったことを覚えている。そういえば、あれはどうなっただろう? 確か、家を建て替える時にも保管していたような気がしていたのだけど。今度、家族に確認してみよう。そんなことを思い出しながら、展示室に入る。 今回、特に楽しみにしていたのが「宮城県指定文化財 十二神将立像 陸奥国分寺蔵」である。自分は「十二神将立像」のように

仕事が忙しくて、紅葉を見にいけなかった方へ。

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仕事が忙しくて、紅葉を見にいけなかった方へ。【その1】 仕事が忙しくて、紅葉を見にいけなかった方へ。【その2】   仕事が忙しくて、紅葉を見にいけなかった方へ。【番外編 〜冬桜】 11月下旬に宮城県で撮影しました。ほとんどの木々で、葉が落ちてしまっていたのですが、かろうじて残っていた紅葉を探して撮影してみました。

フェルメールからのラブレター展(in 宮城県美術館)

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宮城県美術館で開催されている「フェルメールからのラブレター展」へ行ってきた。県美でフェルメール展が開かれる、と聞いた時から友人達と「楽しみだね」と話していたので、ようやくこの日がきた、という感じだ。 フェルメールの作品が東北で公開されるのは、今回が初めてのことなのだそうだ。自分の中では、フェルメールの作品を何度か宮城県美術館で観たような気がしていたけれど、どうやらそれは単なる勘違いだったようだ。記憶というものは、非常に曖昧なものなのだな、と改めて実感する。思い込みとは、大変おそろしいものである。「この前、宮城県美術館でフェルメールを観た時は・・・」などと、他人に言う前に気がついてよかった。それは「そういえば、前にこの店に来た時に・・・」「・・・それ、私じゃないよ」と、別の女性と来たことを忘れて、彼女に話しかけてしまうくらい、情けないことだ(←これは違いますね)。 ちなみに、ルーブル美術館でもフェルメールの作品を観たはずなのだが、いや確かに観たような記憶があるのだが、なんとなくおぼろげな感じになってしまっている。入口のピラミッドはおぼえているし、館内にものすごくたくさんの人たちが溢れていて、押すな押すなの状況だったとか、入口の近くで買ったサンドウィッチがものすごく不味かったとか、そんなことははっきりと覚えているのだけど、肝心の作品のことは曖昧になっている。 そういえば、モナリザを見ていた時に、背負っていたリュックサックのチャックが全開になっていて「しまった、スリにやられたか!」と慌てたこともあった。結局、中身は大丈夫だったし、チャックもどうやら自分が閉め忘れただけだということがわかって、ほっとしたということもあった。 と、全くフェルメール展とは関係のないことを思い出しつつ、チケットを購入して館内に入る。平日(金曜日)ということもあって、来館している人は想像していたよりも多くはなかった。入場なども、列に並んだりすることもなく、すんなりと中に入ることができた。 今回の「フェルメールからのラブレター展」で展示されている作品は、全部で3作品。「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使い」の3点だ。とりわけ「手紙を読む青衣の女」は、日本初公開であり、さらに今春修復を終えたばかりで、本国オランダよりも先に公開されるという、かなり貴重な展示とな

深夜の連続ツイート:さびしい人たち。

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何かの本で「腕組みをしている人は、さびしさを感じている人」というのを読んだことがあって、それ以来、腕組みをしている人を見ると「この人は今、さびしいんだ。さびしさをこらえているんだ」と思うようになってしまった。そんなことを考えながら周りを見渡すと、世界には「寂しい人」が溢れている。 (つづき1)でも「さびしさを感じる」ということは、前に「さびしくない=満たされている」という経験をしたことがある人、といえるのかもしれない。そもそも、最初からずっと孤独ならば、独りのさびしさなんて感じるはずがないと思うからだ。 (つづき2)只今、午前1時48分。これで深夜の連続ツイートおわり。サッカーの試合中、監督が腕を組んでいる様子を見て 、このことを思い出した。ちなみに自分は、腕も組むし足も組む。肩も組めば、座禅も組む(←これは冗談)でも最近は、腕組みよりもポケットに手をつっこむ事の方が多いかな。

深夜の連続ツイート:あたたかな雨。

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今日は、一日雨になりそうです。 でも、冷たい雨ではなく、どことなく温かい感じのする雨です。   瓦礫が取り除かれ、跡には何もなくなりました。 荷物を積んだ大型トラックが、すぐ横の道路を大きな音を立てながら過ぎ去って行きます。(仙台市若林区) ただいま、午後4時28分。日が暮れてきましたが、さほど寒さは感じません。 これから一気に冷えてくると思うので、iPhoneの充電が残っているうちに、移動しようと思います。

深夜の連続ツイート:self portrait

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self portraitを初めて聴いたのは、中学生の時だった。その時「こんなに優しくて、あたたかい音があるんだ」と感動したことを覚えている。そして今、同じ曲を聴いて同じように感動している。 あの頃の自分が、今の自分を見たら、何と言うだろう? 目をそらして、向こうへ行ってしまうかもしれないな。そんな自分の「self portrait(2011)」がこれだ。 self portrait(2011)

「タンタンの冒険」を巡る冒険。

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いよいよ待ちにまった、というか、「本当に公開されるのか?」とさえ思っていた、スピルバーグ監督の「タンタンの冒険」が、12月1日に公開になる。 自分が初めてタンタンを知ったのは、いつのことだったか。何がきっかけだったのかは、もうすでに忘れてしまった。社会人になって、仕事で出かけた先にタンタンのカレンダーが置いてあるのを見て「なつかしいな」「ひさしぶりに読んでみよう」と思い、仙台のタンタンショップ(←今ではもう、なくなってしまったけど)に出かけていったのが、再会のきっかけだった。 それ以来、折々に読み返したり、カレンダーを飾ったりしながら、風の噂に聞こえてきていた「映画公開」を楽しみにしてきたのだけど、それがこの12月に公開されることになったわけだ。ものすごく楽しみ、という気分と、もし自分のイメージに合わなかったらどうしよう、という気分が半分半分。自分にとって、そのくらい、思い入れの強い映画作品だ。 仕事の移動の途中、書店に立ち寄ったところ、タンタンのムックが発売になっていた。おまけにトートバックがついてくるということで、迷わず購入。本当の「おまけ」のイメージで購入したのだけど、思いのほか(と、いう表現はおかしいけれど)しっかりとしていて満足した。男性にはタンタンのトートは、さすがに「かわいらしい」ので似合わないかな、と思ってもいるけれど、あえて照れずに、これからエコバックとして、旅の時のバックとして、色々なところで使っていこうと思っている。映画を観る時も・・・は、さすがに止めておこうと思っている。 世界的に有名な作品だし、今更自分が宣伝するほどのことでもないのだけれど、もしまだ、タンタンの冒険を読んだことがない方は、ぜひ手に取られることをオススメしたい。子供から大人まで(これを、作者のエルジェは『7歳から77歳の全ての若者へ』と表現した)何度も何年も楽しめる作品です。ほんと、いいですよ。 なぞのユニコーン号|福音館書店(日本)【楽ギフ_メッセ入力】【楽ギフ_のし宛書】【楽ギフ_包... タンタンの冒険・ユニコーン号の秘密 特報映像
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11月11日の仙台は、朝からずっと雨でした。 黙祷。

深夜の連続ツイート:AM1時。

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よし、あと一時間ねばろう。 そのあと、お茶飲んで風呂はいって本読んで、寝よう。 ( 10分後) いやあ、しかし、すっかり集中力が切れてきた。 これは、先に風呂だな。風呂。

FLY HIGH

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あの子は、きっと、もっと高く飛べると思うんだ。

秋の色。2011

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平野の木々も色づいてきた。 今年は、春から一気に秋になったような感じがする。夏がごっそりと抜け落ちていて、一気に秋になったような感じがする。

休日の空。秋晴れ。

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世界は、知らないことばかりだ。

八木山動物園

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11月3日は文化の日。 八木山動物園の入園料が無料になるというので、行ってみることにした。 八木山動物園に来るのは、かれこれ10年ぶり? いや15年ぶり? ここには、仙台に住んでいるというのに、わりと足が向かなかった場所のひとつかもしれない。とにもかくにも、ここに来るのは、本当にひさしぶりだ。動物園の看板が見えてくるだけで、自然に気持ちがワクワクしてくる。 駐車場に車を止めよう、と思い看板の指示に従って進むと、目に飛び込んできたのは駐車待ちの長蛇の列。列に並んだのが、午後2時過ぎ。これはもしかすると、駐車場に車を止めた瞬間に閉館の時間になるのでは?(11月の閉館時間は午後4時)と思いつつ、おとなしく列に並ぶ。自分の前の車は山形ナンバーだった。車の中に、3〜4歳くらいの女の子が乗っていて、後ろから、こちらをじーっと見ている。たいくつしているのだろう。連れが、車内に置いてあったキーホルダーを、その子に向けて振ってみせると、その子も手を振り返してきた。渋滞中の、ほんわかとした一瞬だった。 そんな時間を4〜50分ほども過ごしたあと、ようやく駐車場へ到着。残り時間は、約1時間。たくさんのちびっこ達にまじって、園内へと向かう。天気もいい。最高の遊園地日和だ。遊園地を散策するには、夏には暑すぎるし冬には寒すぎる。春もいいけれど、午後になるとまだまだ肌寒いから、ちょうど今くらいの時期が最適だな、と真っ青に晴れた青空を見上げながらゲートをくぐる。 それにしても、本物の動物を目の当たりにした時の迫力は、すごいものだ。ゆさゆさと身体を揺らして、歩き回っている様子を見ていると遠くから離れて見ているというのに、圧倒されてしまう。風に乗って運ばれてくる、動物のニオイも「生きている」という感じがする。あの動物が、この同じ地球のどこかに、普通に生息(普通、ではない種類もあるわけだけど)していると考えると、不可思議な気分になってくる。 ひとつひとつのコーナーを移動する度に、おー、とか、すげー、などと声を上げながら、写真を撮ったりしながら、たっぷりと楽しむことができた。 その中でも、印象に残ったのが、スマトラトラだ(このページに掲載している写真が、彼です)。ただ座っているだけだと言うのに、身体の周りにすごいエネルギーが漂っているように感じる。背中の辺りに、凶暴なパワーを忍ば

松島紅葉ライトアップ 2011

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夜の松島へ行ってきた。 今回の目的は「松島紅葉ライトアップ」を見にいくこと。毎年、この時期に行われているイベントなのだけど、今年(2011年)も開催されるということで、さっそく行ってみることにした。 まず最初に向かったのは、観光船の船着き場。ここでは、停泊している船内でライブ演奏が行われていた。自分が行った時には、ギターとボーカルの弾き語りのユニットが、ボサノバやジャズを演奏していた。波が上下するのにあわせて、ゆらゆらと揺らめく船内で心地よい音楽を聴いていると、まるでゆりかごに揺られているような気分になった。外に見える、緑色に彩られた五大堂の姿も幻想的な雰囲気を醸し出している。これが無料で楽しめるというのは、本当に贅沢な瞬間だと思う。 30分ほど、ライブ演奏を堪能してから、次に向かったのは、円通院。ここは、紅葉のピーク時には入場制限が行われるほど、たくさんの方でにぎわうそうだ。自分が行った時には、まだ紅葉が始まったばかり(10月30日)ということで、入場客の方はさほど多くはなかったので、ゆっくりと庭園を楽しむことができた。 円通院は、伊達政宗の嫡孫「光宗公」の菩提寺として建立されたわけだけど、境内の一番奥まったところに、光宗公の霊廟である三慧殿がある。ちょうど、近くにいたスタッフの方に解説をしてもらったのだけど、厨子の中に描かれているダイヤやクローバー、ハートなどをかたどったといわれる模様などは、支倉常長による影響が感じられるのだそうだ。霊廟という建物に、西洋のデザインを取り入れるという感覚。いったいどのようなコンセプトで建立されたのかはわからないけれど、とにかく革新的な作業だったのだろうな、と当時の様子を想像しながら、しみじみと考えていました。 ライトアップされた庭園の美しさもさることながら「蛍の灯りをイメージした」という、光と音のイベントスペースも幻想的な雰囲気で、とてもよかった。 ふっ、と左右を見渡すと、ふわっ、ふわっ、と小さな光が灯る様子を眺めていると、心がゆったりとしてきますので、ぜひ体験してみてください。(円通院の拝観料は500円 くわしくは、 円通院のホームページ で) 今回は参加できなかったけれど、円通院では「数珠つくり体験」や「苔玉つくり体験」「蝋燭作り体験」なども行われているとのこと。個人的には「苔玉つくり」に興味を