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個人的な電子書籍元年。

2012年も、あと1日。今年は年末に風邪をひいてしまったので、自宅でゆっくり過ごしているわけですけれど、こうやって(と言ってもみなさんには見えませんが)マスクをして、のんびりとブログなどを書いているのですけれども、とにもかくにも2012年もあと1日なわけです。 そこで、せっかく(?)風邪をひいて、大人しく過ごしているので、普段はやらないような「今年一年を、じっくり振り返る」とか「来年の目標を、今年のうちに立てておく」などに取り組んでみました。 結論からいうと、2012年は個人的には大きな変化は特になかったのですが、ちいさな変化としては「電子書籍を買うようになった」ということが、あげられるかと思います。 自分が初めて電子書籍を購入したのは今から2年くらい前で、iphone3GSで書籍のアプリを購入したのが初めての電子書籍体験でした。当時は「電子書籍を買う」という行為そのものにも若干の抵抗があったし「やはり本は紙で読みたい」と考えているようなところもあったので、iphoneを手に持ちながら購入ボタンをクリックするかどうかを数分くらい迷ったような記憶があります。 ところが今(2012年)は、どうかというと、ほとんど抵抗なく購入している自分がいるわけです。アプリのセールなどで安くなっていたりすると「とりあえず買っておこうか」という感じで、クリック(購入)しておくことも増えました。そしてiphone3GSとiphone4Sの両方にダウンロードしておいて、空いている時間に読むようにしています。電子書籍の場合は何冊購入しても、場所を取らないというのが最大の利点です。今、自宅のベットの周りには未読の本が30冊ほど山積みになっていて、かなり場所をとっているのですが、電子書籍はそれがありません。このメリットは自分が思っていたよりも大きいものでした。部屋の蔵書も、三分の一くらいは電子書籍化して、整理してしまいたいと本気で思ったほどです。 さらに今年、iphone4Sにkindleのアプリをいれてからは、amazonでも電子書籍を購入するようにもなりました。さきほども、amazonのkindleショップでバーゲンになっている本があって、それがちょうど「前に図書館で借りた時に面白かったので、もう一度読み返してみたい」と思っていた本だったので購入しておきました。kindleシ

仕事納め2012

本日、仕事納め。今年は心身共に「10年に1度クラス」の大ダメージを受けた一年でした。その真っ最中は「もう無理かもしれん」と思いましたけれど、太宰の人間失格が胸に沁みましたけれども「エゴイストになりきって、しかもそれを当然の事と確信し、いちども自分を疑った事が無いんじゃないか?(人間失格より)」と、 デカダンを気取ってみたりもしたりしなかったりですけれど、今思い返してみると、その時に考えたこと、問いかけたことが、未来につながる希望(のようなもの)を育てていたことに気がつきました。まさに「ピンチはチャンス」今年一年かけて、自分はこれを体験から学びました。そして、 一緒に食事をしたりコーヒーを飲んで下さったみなさんに感謝します。また何か食わせてください。ここまでの文章を読み返すと、しんみりした気分になりましたが、そうではなく、(´▽`)/ という表情であることを最後に付け加えておきたいと思います。 「元気で行かう。絶望するな。では、失敬。(津軽 太宰治)」 みなさまの2013年が、こぼれそうなくらいの希望に満ちあふれた一年でありますように。 追記:現在は元気です。快活です。では、失敬。

太宰治 「富嶽百景」を読む。

昨晩、体調が悪くて眠れなかったので布団の中で太宰を読んだ。やはり病床には太宰である。作者本人は不本意かもしれないが漱石より太宰のような気がする。今回は「富嶽百景」を読んでいたのだが、この作品の中に「諸君が、もし恋人と逢つて、逢つたとたんに、恋人がげらげら笑ひ出したら、慶祝である。」とあった。 これはつまり「人は完全に頼もしいと感じる相手に接すると笑ってしまう」ものだからだそうだ。なるほど。つまり「やあ」と挨拶した瞬間「やだー(笑)」などと笑われても「失礼だな!」と怒ってはいけない。彼女はバカにしているのではなく、君が頼もしくて笑っているからだ。うむ。さすが太宰氏。 さらにお見合いの相手に「どうです。もう少し交際してみますか?」と、言う場面がある。これは、自分も一度言ってみたい台詞かもしれない(笑)ちなみに、この後に続く娘の返事が奮っているので、気になる方は読んでみていただきたい。 青空文庫で読めます→  http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card270.html

ヴェポラッブ、だった。

薬を飲んだが、胸のあたりがどうにも苦しい。眠れない。なので、ヴェポラッブを塗った。個人的にヴェポラッブは最強だと思っているのだが、布団がヴェポラッブ臭くなるので、最後の手段としてのみ使用することにしている。そう、つまり最後の手段を使わなければならないほど、胸が苦しいのである。 この胸の苦しさが、恋の苦しさならば構わないのだが、とくだらない事を考えて気を逸らしてみたが、やはり胸は苦しいのである。しかし、こうやってツイートしている間にヴェポラッブが効いてきたようだ。やはり最強。信じられるのは君だけだ。…さて、今からちょっと、水を飲みに行ってくる。 ちなみに自分は、今の今まで「 ヴェポラッブ」を「 ヴェポラップ」だと思っていた。なんとなく気になったのでパッケージを手にとって、まじまじと確認したところ「ブ」であることが判明した。ついでに大正製薬のホームページでも確認した。やはり「ブ」だった。もしかすると、自分と同じように「 ヴェポラップ」だと思っている方もいらっしゃるかもしれないので、あえて強調して書いてみた。ちなみに正式名称は「ヴイックス ヴェポラッブ」のようなので、こちらも書いておきたい。

ラシーンの燃料メーター。

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最近ラシーンの燃料計の針が、カクンカクンと下がるようになってきた。昨日などは「あと一目盛りくらい残っているから、今日はこのまま真っ直ぐ家に帰ろう」と思っていたのに、信号待ちをしているうちに突然針が下がり給油警告ランプ(と、いう表現でいいのか?)が灯ってしまった。たぶん、センサーの類いが劣化したことで、このようなカクカクした動きになるのだろうけど、なかなか心臓に悪いものがある。 以前、知人に「警告ランプが灯ってから、50kmは楽勝で走れる」と、ランプが灯ったままでも給油せずに涼しい顔で走行していた人がいたけれど、どうも自分は警告ランプの類いが灯ると、気になって仕方がない性格である。「ここから、あと20kmほどなら余裕で走れる」と体験から知っていても、せいぜい10kmも走った段階でガソリンスタンドに駆け込んでしまう方である。前に「警告灯が灯ってから、本当にガス欠になるまでには何km走るのだろう」と考えて、ギリギリまで走行してみようと試みたことがあったのだが、結局40kmほどでプレッシャーに負けて断念してしまった。そこまでやるなら、最後まで挑戦してみれば良かったかとも思うのだが、弱々しい精神を鍛えるにはそんなことに挑んでみるのもいいかな、とも思ったのだが、本当にガス欠になった際の煩わしさを考えると、まああの辺りで止めておいて良かったかな、とも思っている。 そんなわけで、メーターの針も若干信用できなくなりつつある、我が愛車ラシーン。それでも明日も頑張ってもらうわけである。師走の道を、ひた走る訳である。 ⟲ ラシーンの記事 一覧

きっと、意味のあること。

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誤解されることも、理解されないことも、罵声を浴びせられて耳を塞ぎたくなることもある。精一杯の気持ちを込めてようやく口にした一言を、早口の人に一瞬でかき消されることだってある。そんなことは、今までに何度も何回もあった。 それでも声を出し続けることだけは、止めないでいこう。ちいさな声でも気持ちを込めて話そう。書こう。いつかその言葉は、必要としてくれる「誰か」のところに届くかもしれないからだ。なにしろ、声を出さなければ「誰か」にさえ届くことはないじゃないか。 耳を塞いでも、聞こえてくる声があるのなら、きっとその言葉には意味があるのだと思う。 ある人が書いた文章を読みながら、ふと、このような ことを考えました。

マリンピア松島水族館へ行く。2012

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マリンピア松島水族館へ行ってきた。 3月11日の震災後、松島へは何度か足を運んでいたのだけど、マリンピア松島水族館には行く機会がなかった。ニュースなどで、水族館に関する情報を時折目にする度に気になっていたのだが、今回連れが「水族館へ行こう」と誘ってくれたので、いいチャンスだと思い行ってみることにした。 当日は寒波がやってきていて、道を歩いていると、思わず背中が丸くなってしまうような気候だった。今晩は雪が降りそうだな、などと思いながら園内にはいる。メインゲートをくぐって、まず最初に目に飛び込んでくるのがペンギンランドだ。たくさんのペンギン達が、そわそわしながら(実際にそわそわしているわけではないのだが)こちらを見たり、あちらを見たりしている。寒さに丸まっていた背中も、元気なペンギンを見ていると真っ直ぐに伸びてくるようだ。 しばらくペンギン達に癒されたあとは「バックヤードツアー」に参加だ。これは、水族館のバックヤード(裏側)を係員の方が案内してくれるというイベントだ。普段は表側からしか見えない水槽を裏から見ることができるという、めったにないチャンスなので、とても楽しみにしていた。 ツアーの時間は30分ほど。係員の方に連れられて、横の小さい扉(つまりスタッフ専用のドア)から中に入れてもらい、説明を受けながらぐるりとめぐっていく。マリンピア松島水族館の開館は昭和2年で、日本で2番目に長い歴史をもつ水族館なのだそうだ。確かに、この建物自体も歴史を感じる造りになっていて、あちらこちらの設備に「昭和」を感じるのだけど、それがまたノスタルジックな良い雰囲気になっていて個人的にわくわくしてしまった。事務所の本棚に並べられている書籍の背表紙なども、いい感じに日焼けしていて、ここで仕事をしてきた人達の歴史を感じた。 建設当時は最先端のピカピカだった建物も時間を経て、そして今回の震災を越えて、こうやって変化していくのだなあ、と思うとどこか胸のあたりが、しんみりとしてくる。普段は触れることのない、懐かしい記憶の一部に手を触れたような感覚になった。 ちなみに自分は、このバックヤードの雰囲気と同じ場所に、子供の頃に立ち入ったような記憶がある。でも、それがいつの記憶なのかは思い出せなかった。それでも、そんな風にしてノスタルジックな気分に浸るこ

真冬の深夜3時。

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夏に夜道を歩くと色々な匂いがするけれど、冬の夜道は無臭に感じられて、それは寒くて背中を丸めるようにして歩くせいなのかとか、冷たい空気は下に降りて行くから周りの匂いも下がっていくからなのかとか、感覚が麻痺してるからかもしれないなとか、そんなことを考えている真冬の深夜3時。気温1度。 もう少しで今年も終わるけど、来年は吉川英治、室生犀星、柳田國男の著作権が切れるから青空文庫で読めるようになるかもね、と話したら「川端康成は?」と聞かれたので、川端はもう少し先だよ確か亡くなったのは昭和47年だから、と空覚えの知識で答えて先程調べたら当たっていたのでほっとしている。

ラシーン オイル漏れ? その3

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今年の秋に、エンジンの ヘッドカバー 付近からオイル漏れ(にじみ?)が発覚したラシーンなのだが、今のところ大きな漏れもなく、様子見の状態が続いている。 まあこの程度の漏れなら大丈夫だろう、という感じはするのだが、とは言ってもやはり気になる箇所なので、定期点検の際にチェックしてもらうことにした。結論から言うと「長く乗るなら修理」だし「あと1年ちょっとくらいなら、オイルの量をチェックしながら様子を見る」という、他のところで言われたことと同じことを言われた。 修理をするとなると費用もかかるし・・・でも安心して乗るなら・・・、と悩みどころだ。少なくともこのまま放置していても、悪化することはあっても改善することはない訳だし、どこかで何らかの対策が必要になるのはわかっているのだが、オイルの量もほとんど減っていないので、こまめにチェックをしてもう少し様子を見ようかということになった。 その際に「オイル漏れ剤を試してみる」ことを勧められたので、webで検索して調べていたところ「ラシーンの GAエンジン にはオイル漏れ剤を使わない方がいい。トラブルの原因になる可能性がある」という情報を見つけてしまい、「古い車だし、確信のもてないことはしないほうがいいかな」ということで、オイル漏れ剤を使用するのは見合わせることにした。そのうちディーラーへ行く事があれば、詳しくこのあたりのことも聞いてみようかと思っている。

2012. on twitter PHOTOGRAPH

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2012年にtwitterにアップした写真をまとめてみました。 1年間の記録が、ほんの35秒でまとまってしまうというのも、なんとなく感慨深いものがありますね。 twitterは、こちら↓ https://twitter.com/sa_ttaka

SENDAI光のページェントへいく。 2012

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今年も残り数週間。いわゆる年の瀬というやつだ。そして年の瀬といえば、SENDAI光のページェントの開催だ。もはやこの時期の代名詞ともいえるSENDAI光のページェント。今年も無事見にいくことができた。地元だから、今までに何度も見に来たことがあるけれど、それでもやはり、この風景を見上げないと「年が越せない」ではないけれど、なんとなく落ち着かないような気さえする。そんな冬の大切なイベントのひとつだ。そして、極めて個人的なことなのだが、今まで自分は「仙台光のページェント」だと思っていたのだが、公式ホームページの表記は「SENDAI光のページェント」となっていた。なので、これからは仙台ではなくSENDAIと表記しようと思う。細かいことだが、大切なことだと思うので自分と同じように、今まで仙台だと思っていた方はSENDAIであるということを改めて確認していただきたい。ちなみに、 公式ホームページはこちら。  です。 今回は連れに「ピンク色の電球があるらしい。それを見つけるとしあわせになれるらしい」という情報を教えてもらっていたので、例年よりも念入りに上を見上げて歩いていた。最初は「いくらなんでも、この状況から『ピンクの電球』を見つけるなんて至難の技だろう。もし見つけることができたのなら、そりゃあ幸せにもなるだろう」と半ばあきらめ加減で探していたのだが「なんだか、全部ピンクに見えてくるぜ」というような気分にもなっていたのだけど、なんというか偶然の巡り合わせで見つけることができた。実に幸運である。ピンク色の電球は都市伝説でも噂でもなく、確実に存在するので、みなさんぜひ見つけていただきたい。見つけるまでは「ほんとうにあるの?」と斜めに構えていたのだが、見つけてしまうと「さあ、あなたも見つけてごらんなさい」という気分になってしまうものである。ちなみに、この文章を読んでいる方はヒントが欲しいと思うのだけど、ヒントを与えて見つけたのでは少し幸せが減りそうなので、あえてノーヒントにしておきたいと思います。いや、いじわるではなくて、あなたの本物の幸運を願えばこそである。 さて、2012SENDAI光のページェントでは「スターウインク」というイベントがある。これは、毎日「18時・19時・20時」に、イルミネーションが再点灯されるイベントである。ふっ、と電球が消えて暗闇となり

別れ際には手を振ろう。

「茶柱が立つと縁起がいい 黒塚信一郎著」を読む。この本の中に「別れ際には手を振らなければいけない」という言い伝えについての解説があった。 本書によると、これは「着物の袖を振る仕草からきたもの」だそうだ。「その袖には袂がついている。袂は魂の納まるところと信じられ、これを振ることによって自分の魂を換気させ、同時に相手の魂を活気づけ、生命力を与えようとしたのである。」そうだ。 なるほど。自分の感覚としては、手を左右に振ることで「その場の流れを断ち切る」というか「今日は、ここまで」と区切りをつけるような意味合いではないかなと思っていたのだが、切るのではなく活気づけて盛り上げていこう、という意味合いだったようです。 袖を振る=魂を振る=魂振り と、いうことでしょうか。このようなことを知ってしまうと、次からは大きく手を振らなければいけないな、と思いますね。手を振る、という仕草は目上の人には失礼なのかな、と感じていたのですが、どうやらそうではないようです。次からは、できるだけ大きく左右に振ろう。相手と自分の魂が盛り上がって活気づくことを願って、手を振ろう。そんなことを考えました。     ( ゚∀゚) ノシ (補足)魂振り 1   活力を失った魂を再生すること。広義には、鎮魂 (たましずめ) を含めていう。 2   鎮魂 (たましずめ) の祭のこと。( デジタル大辞泉)

ラシーン カーオーディオにノイズが。

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少しくらい前から、ラシーンのカーオーディオにノイズがはいるようになった。 最初は、スピーカーのビビリ音かなと思っていたのだが、小さめの音量でもノイズが入るので、これはどこかがおかしくなっているな、と思いカー用品店に行ってチェックしてもらうことにした。古い車に乗るには、早めのチェックが大切である。「おかしいな」と思ったらすぐに見てもらうことがポイントである(←経験からの結論) それで結論からいうと「どうやら本体に問題があるらしい」ということになった。「どうやら」というのは、デッキ本体をラシーンから取り外して点検すると費用(工賃)がかかるので、外側から簡単にチェックしてもらった段階で「どうやら」という判断になったわけだ。 ちなみに、このラシーンにはcarrozzeriaのデッキを入れてある。USB対応のものが欲しくて、こちらに交換したのだが、確か当時は2万円ちょっとくらいの価格だったと記憶している。それが今では、USB対応のデッキでも1万円以下で手に入るものもあるということだった。「時代の流れですね」と言われたが、確かにCDで聞くよりもデータで聞くことの方が多くなったから当然といえば当然かもしれない。なので、今のものを交換&修理するよりも、新しいデッキに買い替えた方が良いかもしれませんね、という結論に辿り着いた。 確かに電化製品は消耗品だし、新しいものに買い替えた方が「結局お得」なのかもしれないが、しかし・・・と迷ったので、しばらく様子を見ようということになった。 今のところ、日によってノイズが多い時と、ほとんど入らない時とがある。ノイズが多い日は一度電源を落としてみても叩いてみても(←これは冗談)改善しないのだが、ノイズが入らない日は、全く普通のクリアな音声で聞けるので、かなり迷いどころである。「どうせなら、はっきりしてくれ」と言いたいところだが、なにせ相手は機械なので答えてくれるわけでもない。 そんな感じでエンジンをかける度に「今日の調子はどうだ?」という、ちょっとしたスリルを味わっている。今のところ「ノイズなし」の日が、やや勝ち越している。この調子で最後まで乗り切ってほしいと思っているのだけど、さてどうだろう。

カップ式コーヒーの思い出。

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予備校生だった頃の話。友人がドリップ式の自販機で珈琲を買っていた。突然、珈琲が注がれる段階で紙コップが倒れてしまった。あわてて直したものの、中身がほとんどこぼれてしまい、友人は泣きそうになっていた。その落胆ぶりに僕達も笑うに笑えなかった。なにせ当時の100円は貴重だったからね。 もしも今、その時に戻れるのなら、100円玉をジャラジャラ言わせて、全員に珈琲を一杯ずつ飲ませてあげられるのだが。ひとりで珈琲を飲みながら、そんなことを思い出しました。しかし最近なんだか、昔のことが思い浮かぶぞ。どうしてなのだろう? 追記:ドリップ式の自販機の正式名称は何だろう? と思って調べたのだけど、よくわからなかった。「カップ式自販機」と呼べばいいのだろうか? 

鳴子温泉へ行った。

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この文章を書いているのは、2012年の12月。そう年の瀬、というやつだ。「今年も色々あったし、色々なところへ行ったな」などと小雪が舞い散る窓の外などを眺めたりしながら、行った場所などを思い出していた。そしてふと、このブログに鳴子温泉へ行った時のことを書いていなかったことに気がついた。秋保温泉へ行った時のことは、ばっちりと書いたというのに鳴子温泉については書いていないというのも、なんだかちょっとあれなので、少しでも記憶が残っているうちに書いてみようと思う。ちなみに、今から書くことは、10月のできごとなので、あらかじめご了承いただきたい。「鳴子は12月でも紅葉が見られるんだ」と、思われる方がいらっしゃると困るので、「今から書くのは秋のできごとである」ということを、ここで強調しておいた。ちなみに、現在の鳴子温泉は冬の装いである。今月の15日には、オニコウベスキー場もオープンするということなので、スキーやスノボを楽しんで帰りに温泉、という冬の醍醐味を味わっていただけたらと思う。 さて、前置きで、こんなに長く書いてしまった。すでになんとなく満足しかけているのだが、ちょっと休憩してから、秋の鳴子について書いてみようと思う。 秋の鳴子といえば「鳴子峡遊歩道」を散策しながら紅葉を眺めるというのが、楽しみのひとつである。ところが残念ながら「鳴子峡遊歩道」は現在閉鎖になっていて歩くことができない。あの見事な風景を眺めながら歩けないなんて寂しいものだ、と思っていたところ、連れが「大深沢遊歩道というのが開通していて、歩けるらしい」という情報を調べてくれた。さっそくネットで確認してみると一周50分くらいで歩けるコースで、ちょうど良さそうだ。今回は、ここを歩くということをイベントのひとつとして出かけてみることにした。 仙台市内から鳴子温泉までは、東北自動車道を使用して、1時間30分といったところ。鳴子温泉の周辺地域で若干渋滞したものの、特に問題もなくスムーズに到着することができた。まず最初に向かったのは、鳴子峡レストハウス。駐車所に車をとめて、駐車料金を支払ってから(500円)レストハウスの方へと歩いていく。当日は小雨が降っていて、少し肌寒い気候だったのだけれど、目の前に広がる紅葉の景色で一気に気分が上がる。ここからの風景は、鳴子温泉を紹介する時に使われていることが多いので、どこか

ラシーン スタッドレスタイヤ交換

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ラシーンのタイヤをスタッドレスへ替えた。この作業をしていると「もう年末なんだ。クリスマスが来て、大晦日がきて、あけましておめでとう、だ」という気分になる。ジャッキをセットして車体を上げながら、今年の間にやっておかなければいけないことは残っていないか、やっておいた方がいいことはないか、などと雑多なことを思い浮かべながらせっせと作業を進めていく。 今ラシーンに装着しているタイヤは、この車を買ってから2セット目になる。前回のタイヤは、フロントタイヤのショルダーが偏摩耗してしまいスリップサインが出て交換(ちなみに新品使用から3万キロくらいだった)という状況だった。今回のタイヤも、空気圧等を小まめにチェックはしていたものの、やはりフロントタイヤのショルダー部分に若干ダメージがあるように見受けられた。この車特有の症状なのか、ラシーンに共通の症状なのかはわからないけれど、もし同じ車に乗っている方がいらしたら、フロントタイヤをチェックしてみるとよろしいかと思います。 そんなこんなで、タイヤ交換は40分ほどで完了。スタッドレスに履き替えて、冬準備も万全だ。ラシーンは4WDなので、この車に乗り換えてから雪道が本当に楽になった。スカイラインに乗っていた時はFRだったので、ちょっとの雪でもケツを振るし、路面が凍結した際などは後輪が空回りして前に進まないようなこともあったけど、ラシーンはしっかりと路面をとらえて走ってくれる感触があるので、かなり気が楽になった。4WDは燃費も若干悪くなるし車体も重くなるわけだけど、冬になると本領発揮という感じで、ちょっとうれしい気がする。さて、今年の冬はどこへ行こう。

深夜の連続ツイート「Nさんのこと」

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今からもう、かれこれ10年くらい前の話。友人に徳島県に住んでいるNさんという女性がいた。たしか大学院で絵の勉強をしている方だったと、記憶している。もしかしたら違うかもしれない。でも絵と写真を見せてもらったことがあるから、おおむね当たっていると思う。 (つづき)春のことだった。Nさんから「そちらにも桜が咲きましたか?」というようなメールが届いた。僕は、自分が見えている風景をパタパタと返信した。どんなことを書いたかは覚えていない。ただ、静かに書いて普通に送信ボタンを押したことは覚えている。そして翌日、Nさんから返信が届いた。 (つづき)彼女は僕の文章を褒めてくれていた。それが、何というのだろうか「本当に心から褒めてくれて」いるのが伝わってきた。うれしいというより、おどろき。自分の文章が褒められるなんて、考えたこともなかった。なにしろ国語の成績が、主要五科目の中でいちばん低かったくらいだからね。 (つづき)昨日大きな地震があった。その時、ふとNさんのことを思い出した。彼女となぜ連絡を取らなくなったのかは、もう覚えていない。確かメールアドレスが変わって…いや、どうだったかな。これで深夜の連続ツイート終わり。今日の仙台の最低気温は0度。いつの間にか、すっかり冬の真っ盛りだ。

名刺を作る。

先日発注した、2013年用の名刺が届いた。 実は(と、強調するほどのことではないが)独立してから今まで、名刺は自分で制作していた。名刺用の用紙を購入してきて、Macでデザインして家庭用のプリンターで印刷する、という家内制手工業で作ってきたわけだ。 当時はこの方法が一番リーズナブルだったし、自分でデザインした名刺を使用することができる、というおもしろさもあったので、ずっとそうしてきたのだけど、今回とあるwebの記事を読んでいて「どうやら今では、安く名刺を制作してくれる業者も増えてきたようだ」ということに気がついた。とりわけ「初回キャンペーン」などの特典を利用すると、自分で制作する時とほぼ同じくらいの費用で制作してもらえるところもあった。 実際のところ、自分で作っていると、プリントの際に擦れたり角が折れたりして破棄するものも出てくるので、そのロスを考えると発注した方がお得だということに気がついたわけだ。なにごとも、調べてみるということが大切だ。ちょっと検索してみるだけで、色々なことが有利になったりするわけだ。しかし、この値段だと利益は・・・と余計な心配もしてしまうわけだが、とにかく作ってもらえるのだから頼むしかないわけである。 そんなわけで、今回はあるところに発注してみた。そこは、自分で制作したデータを入稿して制作してもらうと、かなり安く仕上げてもらえるので、かなりお得に制作することができた。ちょっと表現はズレてしまうかもしれないが「いいお買い物をした」という気分だ。ちなみに、今回は、今までデザインした中で、もっともシンプルな「まっすぐ」な感じに仕上げたので、お手元に届いた場合には「これが、あの名刺だね」と思い出していただいたり、話題を振っていただけると、なんとなくうれしい。早く配りたい気持ちもしているのだが、一応、新年から使い始める予定なのでまだ箱の中にしまっている。しかし、すでに使い始めたくなって、うずうずしている。

2012.12.1

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好奇心に、やさしさを加えると、たいていのことはなんとかなる。

天童市へ行く。

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山形県の天童市へ行ってきた。 天童市へは仙台市から車で約1時間30分といったところ。市内からは国道48号一本でつながっていて「お隣同士」のような関係なのだけど、なぜか今まで行く機会がなかった。いや正確に言うと、近くを通ったりしたことはあるのだけど、立ち寄ってじっくりと観光するチャンスがなかったという、自分にとって近くて遠いような場所だった。 先日、浮世絵に関する資料を見ていた時に「そういえば、天童市には広重美術館があったな」ということを思い出した。そろそろ山形は雪が降る頃だから、雪が積もる前に行ってみようかな、と思い立ちふいに出かけてみることにした。 先にも書いたけれど、天童市へは仙台市内から国道48号をひたすら西に向かうことになる。作並温泉の前を通り、宮城県と山形県の県境の山を越え、特に何の盛り上がりもなく(というのは、何度も走ったことがある道なので)のんびりと走ると、天童市に到着だ。まず最初に行ったのは「道の駅天童温泉」だ。 最初、地図を見た時に「道の駅天童温泉」には温泉があるのだと思ってしまった。つまり道の駅の施設内に温泉があるのだと、名前から勝手に想像してしまっていたのだが、実際には温泉はない。普通(?)の道の駅である。 連れにこの話をしたところ「私もそう思った」と言っていたので、同じように感じる人もいるかもしれないが、天童温泉道の駅には温泉はないので注意していただきたい。ただ、足湯はあるので、タオルを持っていくと良いかもしれません。 道の駅の近辺にあるドトールでエスプレッソコーヒーを飲み、もらってきた地図を見て町の様子を確認してから、まず最初に向かったのは「出羽桜美術館」。ここは、その名の通り、地酒の出羽桜酒造が運営している美術館だ。 先代の社長の住宅である日本家屋の建物を美術館として利用しているので、ぱっと見ると普通の民家のように見えるわけなのだけど、この建物が味があってすごくよかった。明治時代の資産家の家という雰囲気が漂っていて(なにしろ、家の中に蔵座敷があるのだ)そこかしこに趣味人の趣があって、初冬のやわらかな太陽の光が中庭に射し込んでいる様子などを見ていると、ゆったりとした豊かな生活が想像できて、いつかこのような雰囲気の生活をしてみたいものだ、と思ったりしました。 次に立ち寄ったの

ラシーンのバッテリーチェック

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本格的な冬が来る前に、とラシーンのバッテリーをチェックしてもらった。 結果から言うと「問題なし」という診断。 休日などで2日ほど車に乗らなかった時など、始動時にもたつくような印象があったのだけど、どうやら杞憂だったようだ。自分のラシーンには寒冷地仕様のバッテリーが使用されているので、交換するとなると割高になるため、ひやひやしていたのだが一安心だ。夏にバッテリー強化剤を投入したかいがあったというものだ。 ちなみに、今のバッテリーは、交換してから4年6ヶ月が経過している。今まで自分が乗ってきた車の場合は、5〜6年目くらいで交換することが多かったので、今年の冬がひとつの山になっているような気がする。現在の走行距離が13万8千キロなので、15万キロまではノントラブルで走ってほしいものだ、と願っているのだけど・・・エンジンヘッドのオイルにじみも気になるし、なかなか悩ましいところである。 先日、旧車関係の特集が組まれている雑誌を眺めていたのだけど、旧車を愛する人達からみれば自分のラシーンは「き」に足を踏み入れたくらいのところなので、しっかりと整備して大切に乗っていきたいと思っている。

電子書籍「もうひとつの世界」改訂版

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本日『もうひとつの世界』改訂版をリリースしました。 またもう一度、眺めていただければ幸いです。 こちらから↓↓ 無料電子書籍:もうひとつの世界 [2011.3.11 - 2012.4.30]

2-11.11.20

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I was back to here again, was going to go to far.

2012.11.14

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どこもかしこも「見果てぬ夢」ばかりだ。

深夜の連続ツイート「空中都市を見上げていたころ」

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子供のころ、小説だったか百科事典だったかは忘れてしまったけれど、何かの本で「空中都市」という言葉を見た。その時、自分の頭の中に浮かんだのはSFのような未来都市ではなくて、砂場の砂を高く積み上げたような、そして頂上の一部がふわりと空中に浮いているような、そんなイメージだった。 自分が何かを考えている時の感じは「空中都市」に似ているな、と先ほど気がついた。砂に足首まで埋まりながら、ズボズボとよじのぼってようやく辿り着いたと思ったら、そこは頂上ではなくて。その先にふわりと浮いた場所があって。どうやれば、あの場所に行けるのだろう?と、見上げている感じだ。 それでも、声だけは出してみよう。言葉を発すれば、誰かの耳に届くかもしれない。たとえ無視され、転がり消えてしまったとしても、1000人のうち1人くらいは気がついてくれるかもしれない。そして、もしかしたら「やさしい人」から、返事をもらえるかもしれないじゃないか。 今日は11日。あの日から僕は、できるだけ大きな声を出そうと試み続けてきた。今のところは、そのほとんどが目の前で墜落してしまっているかもしれない。それでもいつかは、超高速のロケットが雲海を突き抜けるみたいに勢いよく飛び出せるはずだ。ものすごくパワフルなイメージで。笑ってしまうくらいのスピードで。 ただいま午前2時22分。これで深夜の連続ツイートおわり。今日はパンを焼こうかと考えている。べつに比喩などではなくて、普通に食べるパンを普通にホームベーカリーで焼こうかと思っている。でもめんどうになったら寝ているかもしれない。すでにめんどうかもしれない。

iPad2 ホームボタン故障&交換。

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今年の1月に購入したiPad2のホームボタンが効かなくなった。 押しても叩いても(これは冗談)反応しなくなってしまったので、とても使いにくい。大げさにいうと、常にフリーズしているような感覚で、本当に困ってしまった。 まもなく1年の保証期間も終わるので、とにもかくにもアップルストアでチェックしてもらうことにした。(ちなみにiPadの種類はiPad2 16GB Wi-Fiです) webで予約をして、当日は家族にアップルストアへ持って行ってもらったのだが、結論から書くと「本体無料交換」ということになり、新しいiPadを持って帰ってくることになった。交換前のiPadにはOnlineStore限定の刻印サービスでメッセージを書き込んでもらっていたのだが、新しいiPadに刻印してもらうと数日かかるということだったので、今回はそのまま持ち帰ることにした。ここまでは順調だった。新しいiPadに交換してもらって、ほっ、とひと息というところだったのだが・・・。 自宅で渡されたiPadは初期状態になっていた。つまり何のデーターもアプリも写真なども何もない、まっさらな状態だった。ここまでは、予想通りだ。さて、iCloudに保存しておいたデータで復元するか・・・と、最初から設定をやり直してみたのだが、バックアップのデータが見つからない。正確にいうと「昨晩バックアップしたデータ」がiCloud上に残っているのだけど、それを使って復元ができないのだ。「復元に使えるデータがない」というような認識になってしまうのだ。 これは参った。 いや別に、アプリのデータが消えてしまうのは仕方ない。というか、あきらめもつく。ひとつひとつダウンロードしても、なんとかなる。しかし問題は、写真とムービーだ。フォトストリームのデータにアクセスできないので、すべて消えてしまったのだ。なんてこった。 確実に昨晩のバックアップデータは、iCloudにある。確認できる。なのに、それを使って復元できない。なぜ? なぜ? と設定を確認してみたり初期化してみたりして、色々触ってみたのだが結果は同じ。おかしい。これで復元できるはずなのに・・・と、小一時間悩んでいたところ、突然画面に「アップデートのおしらせ」が表示された。そしてピンと、きた。故障したiPadのOSは、iOs6.0.1だ。しかし、今回アップルストアから渡

秋保温泉のおはぎ さいちへ行ってきた。

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秋保温泉 へ行ってきた。 今回の目的は磊々峡へ紅葉狩りを楽しむこと。で、その様子を書く予定だったのだが、それ以上に興味深いことがあったので、当初の予定を変更して「秋保のおはぎ さいち」について書いてみたいと思う。 秋保に「おいしい、おはぎの店」があることは聞いていた。そして、どうやら凄い人気であることも聞いていた。が、「秋保温泉にまで来て、わざわざおはぎというのもな・・・」と、斜に構えていたので、今まで何度も秋保温泉に来ていたというのに、全く足が向かなかった。 ところが今回は、連れが「さいちで、おはぎを買おう」と言ってきた。「今まで、何度かここ(秋保温泉)に来たけど買えなかった。今回は寄ろう。買おう!」と主張してきたので、昼食の前に寄ってみることにしたという訳だ。 店の前に到着して、驚いた。すごい車。駐車場は満車状態。店の前で係員が3人ほど「満車」のプレートを持って車を誘導している。こんなに混んでいるのか? みんな、おはぎを買うために??? と、とりあえずUターンをして戻ってくると、運良く空きができたので駐車することができた。そして、指定された場所に止めて驚きその2。「ここって、普通のスーパーなのでは?」 自分は「おはぎ専門店」のような店舗をイメージしていて、おはぎだけがカウンターに並んでいるような、こじんまりとした(なにせ、ここは秋保温泉のド真ん中なのだ)店構えを想像していたのだが、目の前にあるのは普通のスーパーだ。いわゆるパパママストアというやつだ。連れが「普通のスーパーなんだよ。スーパーの中で売ってるの」と、説明してくれる。そうだったのか。 よし、それではさっそく、と店内に入ってみると、確かにスーパーだ。普通のスーパーだ。いろいろあれこれ売っているスーパーだ。そして、あるコーナー周辺だけ、異常なまでに人が集中している。そして、手に抱えられた「おはぎ」のパック・・・一人で5〜6パックくらい、まとめ買いしているじゃないか。おはぎって、そんなにたくさん食べるものなのか? いや、まあ、おみやげだよな、と熱気に押され、ぶつかって少しよろけたりしながら、棚の前に辿り着く。 当日は、日曜日の午前中だったのだけど、棚は、ほとんどスカスカ状態だった。そして見ているそばから売れていく。当初は、買わないつもりだったのだけど、つられて家へのおみやげ

移動図書館が運ぶ夢

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子供のころ「移動図書館」の仕事をしたいと思っていた。小さなワゴン車に本を積み込んで、町に図書館のないちびっ子達のところへ、毎週本を貸しに行く仕事だ。そろそろ、そんな仕事ができないかな、とふと思った秋の午後。 そして空には三本の飛行機雲。今日の夜には「すばらしいメール」が3通、届きそうな気がする。

ラシーン オイル漏れ? その2

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先日、ラシーンの点検をしてもらった際に、ヘッド部からのオイル漏れを指摘された。正確に言うと「にじみ」のレベルなのだけれど、やはりこれは気になってしまう。 オイルの量が大きく減っているわけでもないので、とりあえず「様子見でいいのでは?」ということになり、増し締めをしてオイルを拭き取っておいた。 今のところ(オイル漏れを指摘されてから、10日が経過)目立ったオイル漏れもなく、先日山に登った時に、往復で1時間半ほど悪路を走行したのだけど、特に影響もないようなので、このようなヘッド部分からのオイル漏れの場合、一気に吹き出すようなことはないよな? 白煙が出たりするのかな? などと、 ひやひやしつつも様子をうかがっているところだ。とりあえず、何か気になるところがあれば、すぐに点検に持っていこうと思っている。車は、放っておいても自然に治ることはありませんからね。 それにしても、常にどこかが壊れているような気がするけれど、修理をしているような気がするけれど、次回の車検まで、あと1年と6ヶ月。大切に整備をして、最後まで元気に走ってもらいたいと思っている。

ノルウェイの森を読む。ふたたび。

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秋になったので、また「ノルウェイの森」を読み返しています。パラパラとめくって、目にとまった部分を読んでいると、胸の奥の部分をコツコツとノックされているような気分になります。 「だから当然話もかみあわなかったし、僕は一人で黙々と本を読み続けることになった。そして本を何度も読みかえし、ときどき目を閉じて本の香りを胸に吸い込んだ。その本の香りをかぎ、ページに手を触れているだけで、僕は幸せな気持ちになることができた。:ノルウェイの森 村上春樹 より一部抜粋」 不思議なもので、読み返すたびに、気になる部分、目に留まる部分が変わっていきます。そして、その変化を楽しむのが、同じ本を何度も読み返す楽しさなのかもしれないな、と最近思ったりしています。 ちなみに、村上春樹の「遠い太鼓」の中に、ノルウェイの森を執筆した時のエッセイが収録されているのですが、 「小説を書きながら、僕は死にたくない・死にたくない・死にたくないと思いつづけている。少なくともその小説を書き上げるまでは絶対に死にたくない。この小説を完成しないまま途中で放り出して死んでしまうことを思うと、僕は涙が出るくらい悔しい。あるいはこれは文学史に残るような立派な作品にはならないかもしれない、でも少なくともそれは僕自身なのだ。:遠い太鼓 村上春樹 より一部抜粋」 当時、この部分を読んだ時、僕は足の指先から頭のてっぺんまで、一気に震えが走り抜けるような感覚になったことを覚えています。見てはいけないものを見てしまった時のような、作者の「書く」という行為の背後にある執念、凄まじさをのぞき見てしまったようで、しばらくの間、放心状態になってしまったものです。そして、今でもこの作品を読み返す度に、同じような感覚になることがあります。そのような意味でも、自分にとって大切な作品だし、これからも折にふれて読み返すのだろうな、と思ったりしたわけです。 あれから長い時間が流れて、当時この作品を一緒に読んだ人達はみんないなくなってしまったけれど、みんなどこで何をしているかもわからないけれど、そこで元気に楽しく暮らしていてくれたらいいのだが、とノルウェイの森を読みながら、そんなことを考えました。 追記: 写真を見ていただけると、おわかりいただけると思うのだけど「定価1.000円」と表示されている。そう、