松島紅葉ライトアップ 2011

夜の松島へ行ってきた。
今回の目的は「松島紅葉ライトアップ」を見にいくこと。毎年、この時期に行われているイベントなのだけど、今年(2011年)も開催されるということで、さっそく行ってみることにした。


まず最初に向かったのは、観光船の船着き場。ここでは、停泊している船内でライブ演奏が行われていた。自分が行った時には、ギターとボーカルの弾き語りのユニットが、ボサノバやジャズを演奏していた。波が上下するのにあわせて、ゆらゆらと揺らめく船内で心地よい音楽を聴いていると、まるでゆりかごに揺られているような気分になった。外に見える、緑色に彩られた五大堂の姿も幻想的な雰囲気を醸し出している。これが無料で楽しめるというのは、本当に贅沢な瞬間だと思う。


30分ほど、ライブ演奏を堪能してから、次に向かったのは、円通院。ここは、紅葉のピーク時には入場制限が行われるほど、たくさんの方でにぎわうそうだ。自分が行った時には、まだ紅葉が始まったばかり(10月30日)ということで、入場客の方はさほど多くはなかったので、ゆっくりと庭園を楽しむことができた。
円通院は、伊達政宗の嫡孫「光宗公」の菩提寺として建立されたわけだけど、境内の一番奥まったところに、光宗公の霊廟である三慧殿がある。ちょうど、近くにいたスタッフの方に解説をしてもらったのだけど、厨子の中に描かれているダイヤやクローバー、ハートなどをかたどったといわれる模様などは、支倉常長による影響が感じられるのだそうだ。霊廟という建物に、西洋のデザインを取り入れるという感覚。いったいどのようなコンセプトで建立されたのかはわからないけれど、とにかく革新的な作業だったのだろうな、と当時の様子を想像しながら、しみじみと考えていました。


ライトアップされた庭園の美しさもさることながら「蛍の灯りをイメージした」という、光と音のイベントスペースも幻想的な雰囲気で、とてもよかった。
ふっ、と左右を見渡すと、ふわっ、ふわっ、と小さな光が灯る様子を眺めていると、心がゆったりとしてきますので、ぜひ体験してみてください。(円通院の拝観料は500円 くわしくは、円通院のホームページで)


今回は参加できなかったけれど、円通院では「数珠つくり体験」や「苔玉つくり体験」「蝋燭作り体験」なども行われているとのこと。個人的には「苔玉つくり」に興味をそそられた。「これは円通院で作ってきた、苔玉だ」と部屋に飾っておけば、なかなかいい話題作りになりそうな、それだけで格式が高くなりそうな感じがするので、もし機会があれば参加してみたいと考えています。


今年は震災があったので、このような恒例のイベントが開催されるということそのものが、とてもうれしかった。また来年も、その次の年も、このイベントに参加したいものだ、と考えながら塩竈の「うまい鮨勘」に寄って、ぶりやしめ鯖を食べて帰ってきた。うまかったです。

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