感覚ミュージアムへ行く。

「感覚ミュージアム」へ行ってきた。このミュージアムは、宮城県大崎市岩出山にある。岩出山、と聞くと歴史が好きな方は「もしかして、岩出山城があるところ?」と地名から連想すると思うのだが、まさにその岩出山城がある(あった)ところである。


今回は、車で岩出山市まで移動した。「仙台宮城IC」で東北自動車道にはいり「古川IC」で47号線へ降りる。そこから西の方へ15分ほど走行すると、感覚ミュージアムへ到着する。時間にすると1時間30分ほど。個人的に、1時間30分を過ぎたあたりから「ちょっと疲れてきたな」と感じることが多いので「目的地までは、あとどのくらいだ?」を意識することが多いので、このくらいの距離と時間が、日帰りのドライブでは、ちょうどいいと感じている。今回も、道は空いていたし、雪も積もっていないので(ここは、宮城県内でも雪深い地域のひとつです。仙台市内では雪が積もっていなくても、この周辺は積雪している場合も少なくないので、お出かけの際には確認することをおすすめします。とりわけ他県からいらっしゃる方は、要確認です)快適なドライブを楽しむことができた。


建物は、感覚ミュージアムというだけに、何か好奇心を誘うような意匠となっている。ところどころに設置されている遊具のようなものも、試してみたくなる。わくわくしながら、入口に向かい入場券を購入(大人500円・平成24年1月現在)する。館内は思っていたよりも入場者でにぎわっていた。他の施設よりも子供連れの家族が多いような印象を受ける。入口奥に設置された、創作楽器(木や竹などで作られた楽器)で遊んでいる音が館内に響いている。がむしゃら?に、楽器を叩いているちびっこ達の様子が微笑ましい。ポコン、ガシャン、という音を聴きながら奥の方へ進む。


パンフレットによると「人間が持つ五感をテーマとする 日本初のミュージアム」とある。設置されている作品を、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、というような様々な動作を通じて体験していくという空間になっているわけだ。
空間は大きくわけて「身体感覚空間」と「瞑想空間」の2つのスペースで構成されている。全部で11の作品が用意されていて・・・と、ひとつひとつの作品についての感想を書いていきたいところだけど、あえてそれは止めておこうと思う。先入観なしに、自分の感覚がとらえる印象を楽しんだ方が、より感覚ミュージアムを堪能できると思うからだ。


ただ、ひとつだけ感想を書かせていただくと、感覚ミュージアムでは「香り」が重要な役割をしているのだけど、用意された香りを嗅ぐことで、過去の記憶がふんわりと蘇ってくるという体験をした。これは、作品の中という特殊な空間と香りが組み合うことで、独特の相乗効果を生み出しているのだと思う。とりわけ「香りの森」で嗅いだ「鮎」は、子供の頃に釣りに行った時の思い出が蘇ってきて、なつかしい気分でいっぱいになった。その感覚があまりにもうれしかったので、3回ほども繰り返し嗅いでしまった。


香りが記憶を蘇らせる、という体験ができただけでも、今回ここに来てよかったというものだ。他にも「瞑想空間」には興味深い作品があるので、様々な日常のできごとに翻弄されている大人のみなさまは、ぜひ体験されるとよいかと思います。ポイントは、照れずに心から楽しむことだと思います(笑)


館内を出てからは「あ・ら・伊達な道の駅」へ寄り、そばを食べて、ぬりかべこんにゃくと餅を食べて、ほくほくして帰ってきました。
それにしても、旅先で食べる「そば」は、どうしてこんなに美味いのでしょう。なんてことのない普通の味だとしても「うまいなあ」と、ほっ、としてしまいますね。

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