深夜の連続ツイート:「忘れるように」できている。


3月11日の震災の時、自宅に電気が通ったのは3月19日の午後4時だった。なぜ、そんなことを正確に言えるのかというと、手帳にメモをとっておいたからだ。今、あらためてその手帳を見返してみると、ほんの1年前のできごとだというのに、多くのことを忘れてしまっていることに気がつく。


人間の脳は「忘れるように」できている、と聞いたことがあるけれど、本当にそうだと思う。手帳に書き留めておいてよかったと思う。ちなみに停電の夜の間、本当の暗闇の中で、僕は黙々と本を読んでいる。ハンドルをぐるぐる回すと充電できる懐中電灯を使い、毛布にくるまり本を読んでいる。


1分くらい回して1分くらい読んで、それを10分くらい繰り返し、少し休んでまたグルグル。そんな事を生真面目に続けている。他の時間には、街の電気がついていなくて星が綺麗だったので、床に横になって空を見ている。これだけ星が見えれば、流れ星も見えるだろうと、わりと粘っている。


もしも今、1年前の自分にメッセージを伝えることができるのなら「色々あるけど、今でもなんとか元気だよ」と教えてやりたい。また同じ規模の地震がくるかもしれないからと不安で眠れない人たちに、大丈夫。パジャマに着替えて、あたたかくして、ぐっすり休んでくださいと言ってあげたい。


現在、3月1日(木)午前2時15分。これで、深夜の連続ツイートおわり。希望の光は探すのではなく、与えられるのでもなく、自分たちの手で灯すのだ。次の世代のために「この場所」で、灯し続けるのだ。今自分は、そんなことを考えています。

人気のある記事

私とハトの七日間決戦 アイテムは100均のみ!

裾上げしたジーンズの裾を、自分で加工してみる。

腕時計のベルトを、ダイソーの替えバンド(100円)に交換する。

【名言】「日本より頭の中のほうが広いでしょう」夏目漱石 三四郎【名作文学を読む】

uniqloジーンズの色落ち(四年経過)