別れ際には手を振ろう。

「茶柱が立つと縁起がいい 黒塚信一郎著」を読む。この本の中に「別れ際には手を振らなければいけない」という言い伝えについての解説があった。
本書によると、これは「着物の袖を振る仕草からきたもの」だそうだ。「その袖には袂がついている。袂は魂の納まるところと信じられ、これを振ることによって自分の魂を換気させ、同時に相手の魂を活気づけ、生命力を与えようとしたのである。」そうだ。

なるほど。自分の感覚としては、手を左右に振ることで「その場の流れを断ち切る」というか「今日は、ここまで」と区切りをつけるような意味合いではないかなと思っていたのだが、切るのではなく活気づけて盛り上げていこう、という意味合いだったようです。

袖を振る=魂を振る=魂振り

と、いうことでしょうか。このようなことを知ってしまうと、次からは大きく手を振らなければいけないな、と思いますね。手を振る、という仕草は目上の人には失礼なのかな、と感じていたのですが、どうやらそうではないようです。次からは、できるだけ大きく左右に振ろう。相手と自分の魂が盛り上がって活気づくことを願って、手を振ろう。そんなことを考えました。  ( ゚∀゚)ノシ


(補足)魂振り
 活力を失った魂を再生すること。広義には、鎮魂(たましずめ)を含めていう。 鎮魂(たましずめ)の祭のこと。(デジタル大辞泉)

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