投稿

ラベル(アート)が付いた投稿を表示しています

写真を公開しました。

イメージ
平成22年2月22日。 2が5つ連続する、何か不可思議なことでも起こりそうな、この日に、写真を公開することにしました。 一眼レフ・カメラを衝動的に購入してから、はや一年。技術的にも経験的にも、まだ自分のイメージに技術が追いついていない状態ではありますが、「平成22年2月22日」時点での、自分のベストを残しておくことも、また意味があるだろう。そんな風に考えて、公開してみることに、したわけです。 今回は、写真制作という「はじめての試み」だったこともあり、知人達にサポートをしていただきながら、公開作品を絞り込んでいきました。その結果として、当初の内容から半分以上が入れ替えとなる、状況となりましたが、その分、ひとりでは辿り着けない部分に、向かう事ができたのではないか、と感じています。みんな、どうもありがとう。 時間がある方は、ぜひのぞいてみてください。こちら http://www.reword21.com/photo.html

トリノ・エジプト展

イメージ
宮城県美術館で開催されている、「トリノ・エジプト展」へ行ってきた。混雑を避けるために、平日の午後を選んで出掛けた(移動の途中に立ち寄った)と、いうのに、チケット売り場では長蛇の列。展示物も、じっくりと見ていると、後ろから『ドン』と、人の流れで押されてしまうような状況だった。 それでもなんとか、立ち位置をキープして、作品をじっくりと眺めてみる。圧倒される。ただ単純に「想像していたよりも、大きい」ということもある。それもあるけれど、それ以上に、当時のアーティスト達が、魂を込めて作ったのだ、という思いや願いが伝わってくるような気がして、その人達に見下ろされているような気がして、なかなか足が前に進まなかった。 目の前に存在している作品が、数千年という時代を越えて残り続けてきたものなのだ、と考えると、それだけで時間軸の感覚がおかしくなりそうだ。こんなに間近で、息がかかりそうな位置で「貴重な作品」を見てもいいのか? というような気分になりますね。一応遠慮しつつも、ギリギリまで近寄って見てしまいましたけど。 今回、自分が特に注目していたのは「ヒエログリフ」だった。以前、ヒエログリフに興味があって、いくつか資料を読んだことがあったのだけど、写真ではなく本物の「ヒエログリフ」が見られた喜びは、ひとしおだった。 活字印刷ではなく、ひとつひとつが手彫りなので、同じ文字でも少しずつ、形が微妙に異なっている。それがなんというか「カワイイ!」というか(笑)本当に、一生懸命に刻んだんだな、という感じがしてとても面白かった。これだけの大きさの石に、すべて刻み込むのには、どれだけの時間がかかったのだろう? 分担制で、範囲を決めて作成したのか? いや、やはり職人として、すべてを一人で・・・などと、余計なことを考えてしまった。 改めて「石」の味わいというか、時間をかけて削り作成された作品の凄さを、実感することができた。自分でも何か作ってみたい。この猫のレプリカを作ってみたい、ハヤブサもいい、などと、今まで一度も作ったことはないのに、真剣に考えてしまいました。

テストプリントを、めぐる冒険。

イメージ
自宅で写真のプリントをするようになって、自分が「色」に対して、異常な(?)までに、こだわりがあることに気がついた。 基本的に、撮影したデーターをMacに取り込んで調整(現像)を行ってから、プリンターで印刷していくのだけど、微妙な色合いの違いが、どうしても気になって、何度もテストを繰り返してしまう。 知り合いのカメラマンに相談したり、自分でも資料を読んだりしながら、少しずつ知識を増やしてはいるのだが、なかなか思う様にいかないため、せっかくの楽しい作業が、ストレスの原因になってしまうという矛盾を生んでいる。「どうせ、こんなに工夫をしても、自分の好きな色にはならないんだよな」という、斜めに構えた感じになってしまうのだ(笑) 今のところ、どうやら自分が考えているトーンは「用紙を変更」することで、実現できそうだ、という段階にまでは辿りつくことができた。とはいうものの、高価な用紙を使用するにはコスト的にも限界があるし、作品そのものが、そこまでのレベルに達していない、という根本的な問題もあり、なかなか進展はしていないのだが、どうやらこの辺りに、今の段階での解答がありそうな感じはしている。先が見えてきたら、あとは進むだけだ。 プロと呼ばれる人達ならば、この辺りの調整をスムーズに行い、発注先にも適切な指示が出せるのだろう。その辺が、プロとアマチュアの差なのだろう。とりあえず、限られた条件の中で、どこまで自分のイメージの中に近づけるのか? 微かな違いを求めて、無数の組み合わせを考えつつ、余暇の時間を惜しみなく注ぎ込みながら、アマチュアフォトグラファーの、トーンを巡る旅は続くわけですね。

諸橋近代美術館

イメージ
磐梯といえば、 諸橋 近代 美術館もはずせない。ここに来るのは、もう4回目くらいになるけれど、磐梯に来た時には、とりあえず寄ってみる場所のひとつだ。 確か、一番最初に来たのは、大学生の頃だったと思う。車の免許を取ったので、高速道路に乗って遠出をしてみたくなり、彼女を乗せてやってきたのが最初だったと思う。地元仙台市からだと、高速を使って、片道約1時間30分。日帰りドライブには、ちょうどいい距離だ。 初めての高速ドライブの高揚感と共に、並べられたダリの作品を見て、その「何がなんだか、くわしいことはわからないが、とにかく凄い存在感」に圧倒され、興奮してダリの作品集を購入したことを、おぼろげながらに覚えている。 その時に、ここ裏磐梯は、檜原湖もあるし、山もあるし、いつか別荘を購入して、夏には家族と山と釣りで過ごしてみたい、と目標を立ててみたのだが、15年以上も過ぎた現在でも、それは何一つ実現していないのが、悲しいところだ。 それはともかく、夏の終わりの磐梯、そして 諸橋 近代 美術館は、いつも通り暑くて、涼しくて、高い空の場所でした。あらためて「いつか、ここに別荘を建てて・・・」と、夢を妄想しながら、写真を撮影して帰ってきました。