裾上げしたジーンズの裾を、自分で加工してみる。
裾上げデニムに、アタリをつけるには? ジーンズをリジッドから育てるのは楽しい。時間と手間もかかるけれど、そうやって共に過ごしてきたジーンズには「人生の相棒」と呼びたくなるほどの、大切な一着になったりする。 それと同時に、私は 古着のジーンズも好きだ。 古着屋をめぐりながら「おっ、これはかっこいいな」と、いい感じに色落ちしたジーンズを見つけた時は、 お宝を掘り出した時 のような気分になる。 しかし、古着のジーンズの場合はレングスが合わない、という問題がある。短いものは諦めるしかないが、長すぎるものも困る。 古着のジーンズの裾を切ると「とんでもなく、かっこわるく」 なるからである。まるで別人になったかのような変貌を遂げることも、少なくない。裾上げはしたい。しかしそれで台無しになる可能性もある。古着でジーンズを購入する時の悩みのひとつである。 裾上げしたばかりの、のっぺりデニム 先月、ひさしぶりに古着で気になるジーンズを見つけて購入した。以前の持ち主は、裾上げをせずに裾を捲って履いていたらしく、そのまま履いているとズルズルと地面を引きずってしまう。最近は歳をとったせいなのか、 裾はきっちりとした長さで履きたい と感じるようになった。そこで「かっこわるくなる」のを承知で裾上げをしてみた状態が、こちらである。 いかがだろうか。 この、のっぺり感 。清潔感あふれる、生真面目な青年のような表情になって帰ってきた。このまま履くのは、なんとなくムズムズする感じがするので、自分で手を加えてみることにする。 水で濡らし、乾かして縮ませる。 ジーンズは洗えば縮む。コインランドリーの乾燥機に回して急速に乾燥させれば、さらに縮みやすくなる。と、いうわけで裾を濡らして乾かしてみることで表情をつけていくことにする。 まずは自宅にあった、観葉植物に水をあげる水差しを使い、裾だけをたっぷりと湿らせる。別に水差しを使わなくてもいいのだが、なんとなく丁寧に作業している感じを出すために使ってみた。意外と便利だったので、お持ちの方は試していただきたい。 裾に「うねり(パッカリング)」が発生。 このような感じで、適当に。しかし、しっかりと芯まで湿らせてから乾かすことにする。本当ならドライヤーを使って、乾か