投稿

蔵王温泉へ行く(2)共同浴場「上湯と下湯」

イメージ
( 蔵王温泉へ(1)のつづき )食事を済ませて腹も満たされた後、次に向かったのは、蔵王温泉の中心部にある共同浴場「上湯」。温泉神社を目指して、坂をあがっていくと味のある看板がかけられた上湯の建物に到着する。 ここは無人なので、入口に設置されている料金箱に「200円(子供は100円)」をいれるシステムになっている。昔からずっと、地元の住民に愛されてきたのだろうな、という雰囲気の浴場だ。 中にはいると、硫黄の臭いと檜の香りが、ふわっと香ってくる。先ほどの大露天風呂と同じ、 翡翠色のお湯が湯船になみなみと注がれている。すでに、5人ほどの先客が中にいたのだけど、あまり窮屈に感じさせない、落ち着いた雰囲気のある共同浴場だ。 身体をお湯で流してから、ざぶりと湯にはいる。大露天風呂と比べると、こちらの方が、だいぶ熱いように感じた。すでにさきほどの風呂で、身体は十分に温まっていたので、よく磨かれて手入れがされている建物の中を眺めてから、早めに外に出た。初秋を思わせる風が心地よかった。 上湯を出て、坂を少し下ったところに、もうひとつの共同浴場の「下湯」がある。坂の上と下に建てられているから「上湯と下湯」なわけだ。わかりやすいし、昔ながらの歴史ある温泉街といった感じがする。建物の雰囲気も、いい。 以前、長野の野沢温泉に行った時のことを思い出す。野沢温泉も、温泉街に湯屋が13ほど建てられていて、すべてを無料で巡って楽しむことができた。その時は初冬だったので、一日で3〜4つほど巡ったけれど、今日はさすがに暑くてのぼせそうなので、下湯の方は建物を眺めただけで終わりにした。 小学3年生と1年生くらいの兄弟と思わしき2人組が、風呂からあがってきて、建物の前をはしゃぎながら走り回っていた。母親が名前を呼びながら、あまり遠くへ行ってはダメよ! などと大きな声で呼びかけているけれど、子供たちは全くいうことを聞こうとしない。すぐそばに腰掛けていた老夫婦が、その様子をにこにこしながら目で追っている。たぶん、こうやって、昔からこの場所では同じような風景が繰り返されてきたのだろうな、と考えたりした。 こうやって、湯舟につかるだけではなく、街並を眺めたりしながら歩いているだけで、どんどん心地よい気分になれるのが、昔ながらの温泉街の楽しみのひとつ

蔵王温泉へ行く(1)

イメージ
蔵王温泉へ行ってきた。 風呂からあがり、駐車場で玉こんにゃくを食べる。1個100円。うまい。子供のころは、玉こんにゃくを、特に食べたいと思ったことはなかったけれど、最近は無性に食べたくなったりする。大人になったのだろうか(笑)それにしても、うまい。 この温泉宿は、以前、何かの本で「蔵王温泉大露天風呂」の記事を読んだ時から、いつか行ってみたいと考えていた場所。8月の最後の日曜日に、夏の締めくくりとして行くことにした。 蔵王温泉へは、仙台市から高速道路を利用して、1時間45分ほどで到着した。当日は、高速道路の料金所周辺が渋滞していたし、車の量も多かったので、通常ならばもう少し短い時間で到着できるかもしれない。どちらにせよ、日帰りでドライブに行くには、ちょうどいい距離だ。 高速道路をおりてから、山形市内を走り、峠の方へと向かっていく。すごく天気がよくて、青い空に白い雲が力強く盛り上がっている。仙台市内は、もうすでに秋の気配が漂っていたけれど、山形はまだまだ夏真っ盛りといった感じがした。 蔵王温泉は標高900mにある温泉郷だ。整備された道を、周りの景色を楽しみながら、ゆっくりと走っていく。一緒に走る車は、ほとんどない。忘れたころに、数台の車とすれ違う程度だ。すごく気分がいい。 温泉街に入ると、急に道幅が狭くなる。狭くて急な坂の道を走っていると「温泉に来た」という気分になる。硫黄の臭いもわくわく感を高めてくれる。早く車から降りて、温泉に飛び込みたいという気分になる。 まず最初に向かったのは「蔵王温泉大露天風呂」。5〜60台ほど駐車できる駐車場は、ほとんど埋まってしまっている。ツーリングの途中だと思われる、バイクも10台ほど並んでいる。駐車場の端の方に空きスペースを見つけたので、いそいそと車を止めて受付へ向かうことにする。 味のある門(写真)をくぐり抜けて、受付&脱衣所へと向かう。湯船に浸かって話している人の声が聞こえてくる。受付で450円を支払い、脱衣所へ。ここではコインロッカーに脱いだ服をいれておくのだけど、100円が必要になるので忘れずに用意しておきたい。 手早く服を脱ぎ、湯船に向かう。 想像していたよりも大きく、広い。「200人がはいれる」という説明があったけれど、確かに大げさではないかも

macbook air(11インチ)購入。

イメージ
MacBook AIRを購入した。 MacbookAirを購入した。してしまった。最初にMacbookAirが発表になった時に 「いつか、これを購入することになるかもしれないな」 と漠然と思っていたのだけど、その直感が正かったというべきなのか、やはり購入してしまった。 購入するまでは 「11インチは小さいか?」 と思っていたのだけど、こうやって使用してみると普段の自分の作業にはちょうどいいサイズだと感じた。 webをデザインする時などのように、画面にウィンドウがたくさん表示される時には、さすがに狭いと感じるが、それ以外のwebを見たり、文章を書いたりするような作業の時には、このくらいのサイズで十分かなと感じている。 今まで愛用してきた、Macbookと重ねてみると、その差は歴然。 想像していたよりもコンパクトで軽い。 膝の上にのせてwebを見たりしていても、ほとんど重さを感じない。これならば、持ち運びも楽なので、車での移動の途中などに車内で作業をすることも可能だな、と思っている。そのうち外でも実際に使用してみたいと思うので、気になったことなどあれば追加で書いてみたい。 それにしても、現行のMacbookAirは84,800円〜から販売されているのだけど、 本当に安くなったなと思う 。さすがに気楽に買い替えられるような値段ではないけれど、それでも、がんばればなんとか買える値段であると思う。 パソコンは一人一台の時代へ 15年ほど前に「そのうち、パソコンは一人一台の時代になる」 と何かの本に書いてあるのを読んだ時は「まあ、それはそうなるだろうけど、まだまだ先のことだろうな」と思っていたのだけど、MacbookAirを見ていると「それはもう、まもなく」なんだなと改めて感じた。手帳を持ち歩くように、小中学生が、Airを片手に持って移動する様子を見るのは、もうすぐのような気がする。教科書を配布する替わりにAirを配布するようになっても、さほど驚かないような気もする。 それはともかく、今回は、仙台市内の某家電店で購入したのだけど、購入価格もそこそこ値引きしてもらえたので満足している。以前のMacからのデーターの移行も、さほど難しくなかったし、iphoneとの同期もサクサクだった。今のところ、問題なし。あとは、この秋に始まるといわれて

深夜の連続ツイート ずっと好きだったこと。

イメージ
Aug 22, 1:46am 今日は、めずらしく(?)体調を崩して、一日中眠っていた。そして、ついさきほど起きた。目が覚めた瞬間に思ったことは「今は、何日の何曜日だ?」ということだった。時間の感覚がなくなるくらいに眠ったのは久しぶりで、大学生の頃を思い出した。 (つづき)僕が大学生だった時は「一人暮らしの貧乏学生」だったから、毎日せっせとバイトをしていた。給料日には「今月こそ計画を立てて、ちゃんとした生活をしよう」と思っていたのに、欲しかった本やCDなどを買い込んでしまい「あと千円で、何日暮らせるか?」と考えるような学生だった。 (つづき)その当時考えていたことは「好きな本やCDを、好きなだけ買えるようになりたい」とか「バイクに乗って、色々なところを旅したい」ということで、それは今でも全く同じで「10代の頃に好きだったことは、一生好きなまま」と何かの本で読んだことは、本当だったんだなと思ったりしている。 (つづき)本を毎月3冊買えた時は、6冊買えるようになりたいと思っていたし、10冊買えるようになった時には、15冊買えるようになりたいと思っていた。欲望にはキリがないけれど、でも、そんな風に考えていられるうちは「まだまだ、大丈夫なのではないか?」と思ったりしたわけです。【おしまい】 Aug 22, 2:06am サトウのtwitter こちら >> Follow @sa_ttaka

iphone カメラアプリ

イメージ
このブログに掲載している写真の多くは、iphoneで撮影している。現在ここで使用している写真用のアプリは、主に2種類。 1)TiltShift Generator その名の通り、TiltShift効果のような加工ができるアプリで、ミニチュア模型風の写真にすることができる。 ぼかしの大きさを、2本指のピンチで調整できるので、簡単に加工を楽しむことができる。処理も早いので、気に入っています。値段も85円(2011.8月現在)とお手頃。なかなか遊べるアプリだと思います。 2)my Film こちらはトイカメラ風に加工ができるアプリ。 簡単な作業で「トイカメラっぽい」画像にすることができる。トーンを切り替えることで、好みのイメージに仕上げることができるので、なかなか楽しい。かなり使いやすく、気に入っているのだけど、画像の処理に若干時間がかかるのが個人的に気になるところ。その部分が改善されれば、手放せなくなるアプリだと思います。こちらも、お値段85円(2011.8月現在)。 先日、アプリの値段が下がってから、ついつい購入してしまうことが多くなってしまった。でもよくよく考えてみれば「115円 → 85円」だから、差額としては「30円」しか安くなっていないわけだ。いや、確かに「30円」の値下げはありがたいし「30円も!」安くなったわけだけど、それにしても「30円の値下げ」で飛びついてしまう自分に、なんとなく苦笑いをしてしまう訳です。 それはともかく、今メインで使用しているiphoneアプリは、この2つ。また面白そうなものが見つかれば紹介してみたいと思います。 【送料無料】iPhoneカメラライフ

深夜の連続ツイート 深夜の3人組。

イメージ
午前3時を過ぎると、道路を走っているのはタクシーくらいだから、独り占めしているような気分で走ることができる。途中で缶コーヒーを買おうと思って、路肩に車をとめた。西の空に、白くて大きなフワフワの空が浮かんでいた。ちょっと太めの男子が、右手を空に突き上げているような姿に見えた。 (つづき)あまりにも存在感のある雲だったので、写真を撮ろうと思ったのだけど、暗くてうまく写らなかった。手前の信号機が青になって、向こう側から大学生と思われる男子がこちらに向かって歩いてきた。すごく体格のいい3人組だったから、何か部活動でもやっているのかもしれない。 (つづき)一人がもう一人の肩を強く押して、歩道から車道に落ちそうになった。押された方が、大きな声で何かを言った。それを聞いた残りの2人が、負けないくらいの大声で笑った。僕は、3人が向こう側へ歩いて行ってしまってから、缶コーヒーを一本買って車に戻った。 (つづき)只今、午前4時31分。これで深夜の連続ツイートおわり。今日の仙台の最高気温は、24度らしい。まるで秋の一日のようだ。早く涼しくなれ、と思っていたけれど、実際に涼しくなると、なんだか寂しくなるような気がしてこなくも、なくも、なくも、ない。 サトウのtwitter こちら >> Follow @sa_ttaka

真夏の遠刈田温泉へ行く(八月 お盆の頃)

イメージ
遠刈田温泉で、立ち寄り温泉を楽しんだ日 ひさしぶりに遠刈田温泉へ行ってきた。 遠刈田温泉は、仙台市内の自宅から片道1~2時間程度で行ける手頃な距離なので、時々遊びに来ていた温泉地。震災後、久しぶりに遠刈田温泉の湯につかりたくなり、でかけてみることにした。 普段は一般道路を通って、ゆっくりと現地に向かうのだけど、今回は夏休み中ということで、途中の道路が混雑しているかもしれないと思い、高速道路を使って行ってみることにした。 一般道路を使うと、仙台市内からだいたい1時間40分ほどで到着する。それが高速を使うと、1時間20分ほどで到着できた。 その差20分。 時間にすると「20分程度?」という印象を受けるけれど、信号待ちもないし、一定の速度で淡々と走ることができるので体感時間よりも、かなり早く到着したように感じた。 ただし途中の道路が震災の影響により、片側通行になっているところもあったので、これから遠刈田温泉へ向かう方は、注意をしていただきたい。途中、片側交互通行の信号機を無視して、こちらに突っ込んできた車が一台あったので対向車が見えにくい場所などは特に注意をした方がいいかもしれません。 松川の遊歩道を散策する 到着後、目的地である 「共同浴場の神の湯」 に行こうかと思ったのだけど、入口周辺にたくさんの観光客の姿が見えたので、後回しにして周辺を散歩してみることにした。 遠刈田温泉の周辺には、 松川という綺麗な川が流れて いて、この川に沿うように遊歩道が整備されている。この遊歩道は、川の流れを眺めながら、遠くに霞んで見える蔵王の山々を拝むことができるので、歩いていると気分がいい。 川の水はとうとうと流れていき、里山が遠くにぼんやりと霞んで見える。当日は、真夏で気温が30度を越えていたのだけど、川の方から流れてくる風のおかげで、さほど暑くは感じない。 遊歩道に設置されていたベンチに寄りかかって写真を撮っていると、地元の方に「こんにちは」と会釈をされた。とても自然で、感じの良い笑顔だったので、僕もつられて笑顔になってしまった。その方は遊歩道の向こう側へと歩いて行く。僕はベンチに留まって、写真を撮ったり川を眺めたりしていた。 しばらくして、その方がまたこちらの方へ戻ってきた。その手には見事な