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走ることを始めてみる。 その16 「献血後のランニング」

献血をした後に、ジョギングしても大丈夫? 先日、いつものように5キロ走ろうと思って家を出た。走り始めの数百mは快調で、今日はなんとなく調子がいいな、と思った。 ところが 1キロほど走ったあたりで、足が重く感じられてきた 。ややペースを落として走ってみたのだが、いつもより調子が出ない感じがしたので4キロで切り上げることにした。 自宅に着いてタイムを確認してみると、やはりいつもよりも遅い。どうしたのだろう? と考えてみたところ、2日前に献血をしたことが思い当たった。おそらくこれが原因かもしれない。 献血の時に担当してくれた看護師さんに「ジョギングをしてもいいですか?」と質問したところ「(軽く走るのであれば)様子をみて、体調が悪くないか確認しながら走るのであれば大丈夫ですよ」と言われたので、 中1日休めば十分だろう、と特に気にせず走し出してしまったのだが、やはり 年齢を重ねると回復が遅くなるのかもしれない ……と、ちょっとしんみりしてしまった。 健康には影響のない量とはいえ血液を抜いていることは事実なので、数日は影響が残るのかもしれない。せっかく世の中の役に立てばと思って献血したのに、自分の体調を崩しては意味がないので、気をつけなければいけないなと思った次第です。(ちなみに今回は400mL献血で参加) 「日本赤十字」のホームページによると また、献血後の血液の「量」は、水分を摂取することにより短時間で回復します。血液の「成分」が回復する速さは、その成分によって異なります。回復する速さには個人差がありますが、目安として、血漿成分は約2日、血小板成分が約4~5日、赤血球は約2~3週間で回復します。 とのこと。赤血球が回復するには2〜3週間とあった。なるほど。良い機会なので覚えておこう。自分の身体なのに、知らないことがたくさんありますね。勉強になりました。 参考 血液の基礎知識(日本赤十字社) 追伸:ここからさらに1日あけて走ったところ、いつも通りのペースで走ることができました。自分のように、そこまで運動習慣が積み重なっていなかったり、疲労感のある仕事が続いている場合は、中2日ほどは休息した方がいいのかもしれません。あくまでも個人差が生じる部分なので、参考までに。

チチヤスのキャラクターロゴ

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チチヤスのキャラクターロゴ 表がこうで、 裏がこう。なごむ。

走ることを始めてみる。その15 「減量記録 その2」

前回「ジョギングを始めてから九ヶ月間、体重が減っていない」ということを書いた。そして「実験的に糖質制限をプラスしてみる」と書いた。 さて、約一ヶ月ほど経過した今。 結果を、ご報告すると「約2キロ減」という状況になった。 え? たった2キロ? いやいや、自分にしてみると、2キロも減った、というのが正直な感想である。 具体的に何をしたか、書いてみよう。 1 )ジョギング 週に5キロを1〜2回  2 )夕食時に「糖質」を軽く制限 3)風呂にはいる時に、必ず体重を計測する と、いったところである。 朝と昼は普通通りに食べる。夕方は糖質を控える(主に白米、デザート類カット)したところ 約 2キロ減ったというわけである。 しかも、他の人と食事をしたり、カレーなど米が中心のメニューの場合は「いや、俺、糖質制限してるんで」と別メニューを食べるのではなく、普通に食べた。デザートも出されたら、いただきます、と食べた。 つまり「厳密なる糖質制限」というよりは、夕食の時に糖質制限を意識した、という表現が正しいかと思う。それで、2キロ減ったのだから、いかに普段、糖質を過剰に採っていたのかがわかるというも のだ。 さらに、毎日体重を計測していると「これは土曜の夜に、ラーメンを食べたやつだな」などと、微妙な変化がなんとなくわかってくる。そして「せっかく500g落としたのに、あの一杯で元通りか・・・」と、内省するようになったのも 効果的だったような気がする 。 ちなみにスタート時の自分の状態は、 178センチ 69キロ と、いった感じだった。一応、標準体重の範囲なので、見た目、太っては見えない かもしれないが、腰回りにはちゃんと(?)脂肪がほんのりとまとわりついている という感じだった。 現在は、 178センチ 67キロ。 食事の 内容や運動量などで、1キロ前後の増減はあるけれど、この周辺を上下といったところである。 このレベルだと、あまり見た目の変化は感じられないのだけど、内蔵脂肪とか、その辺が減っているのかもしれない。くわしくはわからない。 それはともかく、ジョギングを始めてから9ヶ月間、まったく増減のなかった体重が、 糖質を制限(意識)してみることで、目に見えて変化が表れたというのは自分

Googleフォトで、パノラマ加工。

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Googleフォトに写真をアップしたところ、自動的に複数の写真をつなぎ合わせて「パノラマ」に加工してくれた。すごいね。

走ることを始めてみる。その14 「減量記録 その1」

前回「ジョギングを始めてから 九ヶ月ほど過ぎたのだが、 体重は特に変化していない」というようなことを書いた。書いてからふと、このことについてもう少し考えてみようという気になった。 ジョギングを始める人の目的のひとつに「体重を減らそう」というものがあると思う。10代後半とは言わないけれど、20代前半くらいの締まった身体で、颯爽と走るイメージを描いているのではないかと思う。そう「痩せたい!」というのがジョギングを始めるきっかけのひとつというのが、アラフォー世代の素直な心の叫びだと思う。もちろん私の場合も「それ」はあった。 一応「5キロを気持ちよく走れるようになりたい」という表の目標はあったけれども、裏の目標として、前屈みになると腹の周りのダルダル感が目立つようになってき た。この調子だとそんなに遠くない未来に・・・が、 存在していたということを正直に告白しておく。 恐ろしいことに、年齢を重ねると、今までと同じ量の食事でも体重が増えてしまう。ちょっと気を抜くと二キロくらいは、あっという間。さらに、10代のころなら一キロ増えても、2~3日ほど食事に気をつけて少し運動すれば元に戻った。ところが三十歳を過ぎたあたりからは「増やすのは簡単、減らすのはとんでもない苦しみ」を伴うようになる。 私の場合は、休みの日に登山に行ったり、アウトドアを楽しんだりもしているのだけれども、日常がデスクワークの「動かない時間」が中心なものだから、 どうしても「消費カロリー < 摂取カロリー」の状況が続いてしまう。 そして、 二キロ増えたまま一ヶ月が過ぎ、さらにそこにプラス一キロという雪だるま式増量状態になる。 だからこそ、ジョギングのように、ゼーハーと走ったり、ジムに通って汗を流したりする必要が出てくるわけ なのだけど、それなのに「体重ですか? うーん、 9ヶ月走ったけど、実はそんなに変わらないんですよね」では、ちょっとアレだな、としみじみ思ったというわけです。5キロ走れるようになったのは嬉しいし「 表の目標達成」ではあるけれど、やはり 裏の目標も意識してみたいと思ったわけです。 そんな訳で「体重を減らす」という目的を意識して、一ヶ月ほど走ってみようと考えている。具体的には、最近目にする「糖質制限」の考えを加えて、食事を気にしてみることにする。 と、いうよりも実

走ることを始めてみる。その13 「体重が変わっていない?」

今日はいつもと違うコースを走ってみた。距離は変わらないのに、長く感じてしまったのは何故なのだろう? 緊張感があるからかな? タイムはいつもと、ほぼ同じでした。 自分の体型の場合、30分ほど走ると約300カロリー消費したことになる。これは、ご飯でいうと一膳ちょっとに相当するらしい。ゼーハー、と走ってご飯一膳分。…あまり知りたくない情報である(笑) ちなみに、ジョギングを始めてから九ヶ月ほど経過するのだけれど、体重は始めた当初とほとんど変わっていない。むしろ少し増えたくらいだ。たぶん「運動をすることで食欲が増す →消費カロリー以上に食べる →プラスマイナスでややプラス」という図式になるのだと思う。そもそも週1〜2回程度のジョギングでは、運動の絶対量が少ないというのもあるかもしれない。どちらにせよ、あと2〜3キロは絞りたいので、しばらくは消費カロリーなども気にしながら生活してみようかと考えている。

太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」へ 太宰をめぐる青森への旅(2)

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太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」へ 太宰治疎開の家 (旧津島家新座敷)は、斜陽館の混雑ぶりとは対照的に静かで落ち着いた場所だった。ここには40分ほど滞在したのだけど、僕達の前に一組。後に一組。わずか、それだけしか訪問する人がいなかった。 ところが、そう、ところが太宰が好きな人にとっては、この場所は 絶対に外せない場所 である。パンフレットによると「新座敷は、文壇登場後の太宰の居宅として唯一現存する邸宅である。」とあるように、ここは実際に太宰が滞在して執筆した場所に触れることができる、数少ない貴重な場所なのだ。 ここは「パンドラの箱」が執筆された家 太宰はここに、昭和20年7月末から昭和21年11月まで滞在した。この間に、仙台出身の自分には思い入れのある「パンドラの匣」も執筆されたとのこと。あの、 「やっとるか。」 「やっとるぞ。」   「がんばれよ。」 「ようし来た。」 (パンドラの匣より) が執筆されたのが、まさにこの場所だと考えると頬がゆるんでくるような気がする。この天井を見上げて「ふうむ」とペンを走らせていた様子を想像していると、 太宰が実際にこの世界に存在していたのだ ということを体感できたような気がする。 と、いかにも色々なことを知っているような素振りで書いているけれども、実は僕自身ここに来るまで、この事実を知らなかった。 現地でいただいたパンフレットを見て知った のである。 いやはや、ここに立ち寄って良かった。「ちょっと疲れたし、斜陽館は見たし宿へ行ってゆっくりするか」と、くだらないことを考えなくて良かった。やはり旅先では「よし、時間があるからここにも行ってみよう」と、足を伸ばすことが大切である。意外とそんな風にして立ち寄った場所で出会ったできごとが、目的地よりも大きな収穫を得る事ができるのも少なくないものである。 さらに幸運なことに、僕達が訪問した時には他に訪問客がいなかったため、店長さん(と、いう表現でよいのだろうか?)から解説をしていただくことができた。 「作品のこの部分に書かれているのが、この部屋です」 「え? あれって、この部屋だったのですか?」と、作品世界と現実の世界とがリンクしていく。それは、実際に現地を訪問したから体感できる素