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思考のスピード

思考のスピードにキーボードを叩く手(指?)の速度が追いつかなくて、早くもっと早く動け、ともどかしく感じる時間はあっという間に過ぎ去った。何かが降りてくるタイミングは、いつだって一瞬だ。そして今はもう何も残っていない。気配さえも残っていない。 (つづき)文章を書いている間、頭の左後ろあたりに、以前ある人と車の中で話した時の映像が浮かんでいた。僕は(車を運転していたから)前を向いていたのだけど、助手席で話を聞いているその人の視線が真っ直ぐ自分に向けられているのがわかっていた。夜で車内は暗かったけれど、それがはっきりとわかっていた。 (つづき)その時、自分が何を話していたかはすっかり忘れてしまった。どんな音楽を聴いていたかも忘れてしまった。ただ、はっきりと覚えているのは「その人が、自分の方に身体を向けて話を聞いてくれていた」ということだけだ。 (つづき)なぜ今、そのことを思い出したのかはわからない。意味があることなのかもしれないし、全く関係のないことなのかもしれない。そして昨日から、面白いことが始まりそうな予感がしている。だから今、意味もなくわくわくしている。只今の時間は午前3時過ぎ。最近、時間が過ぎるのが早いんだ。

2013.5.20

さあさあ、よく見て。一瞬だよ(笑)

太宰と三島の会話。

太宰治は三島由紀夫に「ぼくは、太宰さんの文学はきらいなんです」と言われた時に「そんなこといったって、ここに来ているんだからやっぱり好きなんだよなあ」と答えたという。自分はこの話がわりと好きで、ちょっとした人間関係などで心が折れそう(たまにそんな時がある)な時に思い出したりする。 するとわりと乗り切れるので、よければみなさんも試してみていただきたい。表情は神妙さを保ちつつ心の中で「そんなこといったって、ここに来ているんだから」とニヤニヤ(?)するのがコツである。本日も晴天なり。

もうひとつの世界、から1年。

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「もうひとつの世界」を制作してから、まもなく一年が過ぎようとしています。 あらためて、この作品は「自分ひとりで作ったのではなく、たくさんの人と一緒に作ったのだ」ということを実感します。 当初は「一年過ぎたら、公開を終了しようかな」とも考えていたのですが、まだしばらくは公開を続けようと考えています。まだ読んだことがない方は、どうぞご覧になってみてください。 もうひとつの世界 [2011.3.11 - 2012.4.30]

回れ 回れ!

休日の午後

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カメラは重いから車の中に置いていこう、 という日に限って印象的な景色に出会ったりするような、 そんな休日の午後。 ベンチに座っている僕の目の前を、真新しいピンクのシューズを履いたジョガーがものすごい勢いで走り抜けて行った。こんなに道幅は広いのに、あの人はどうしてこんなにギリギリを駆け抜けたんだろう、などと考えているうちに太陽が傾いてきた。

旅先で考えたこと。

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一人旅の時は自分と対話しながら過ごすから、ずっと考えていた答えが見つかったりする。二人旅の時は、相手の振る舞いや言葉の中に自分にはないものを見つけて楽しくなる。どちらも必要だ。けれど、若い時は一人旅をするべきなのかもしれない。若くなく(?)てもそうかもしれない。 遠くに見える山の頂上は、まだ雪に覆われていた。すぐ近くの細い道を、自転車に乗った小学生が話しながら過ぎて行った。厚い雲が急ぎ足で近づいてくるから、まもなく雨が降ってくるのかもしれない。少し風が強くなってきた。 雨になるかと思いきや、陽が射してきた。今日はいい旅だ。