大王わさび農場 秋の長野を巡る旅(2)
安曇野「 大王わさび農場」へ 今回の長野を巡る旅の初日は 「 安曇野市 」 である。今となっては、なぜ安曇野市に行こうと思ったのか忘れてしまったが、そもそも今回の旅に出かける直前まで、安曇野市のことは、よくわからなかったのだが、気になるということは何か理由があるのだと考え、初日の宿と観光拠点は、ここに決めたのである。 決めてから、周りの人たちに「今度の旅では安曇野市へ行く」と話したところ 「ああ、ドラマの舞台になったところですよね」 というような反応が返ってきた。もちろん自分は、そんなことは知らなかったし、ドラマも見たことがないのだけど、もしかするとどこかで無意識のうちに、その情報を見たのかもしれない。誰かが話しているのを聞いて、頭の中にインプットされたのかもしれない。それはわからないけれど、注目されている場所に行くというのも大切なことなので、わくわくしながら観光を始めることにする。 「わさびソフトクリーム」を、食べよう 長野自動車道の豊科インターから、一般道路へと降りる。最初に向かったのは「 大王わさび 農場 」だ。 黒澤監督が映画のロケに使用したという話や、わさびソフトクリーム などが気になり行ってみることにした。 カーナビで目的地をセットする。インターからは、さほど遠い距離ではない。前を走る松本ナンバーの車を見ながら、のどかな田園風景の道を走る。思っていたよりも交通量が多い。通行した道路が対面一車線だからなのかもしれないが、かなりゆっくりとしたスピードで進む。 数十分ほどで、目的地の駐車場へ到着。駐車場の入口に来てみて、その 車の多さに驚いてしまう 。大型観光バスも数台並んでいる。自分のイメージでは「こじんまりとした、のどかな観光スポット」だったのだけど、どうやらそれは間違っていたようだ。たくさんの人たちが連なって入口に向かって行く様子を見ていると、自然に気分が高揚してくる。 最初に向かったのは、 水車小屋 。とにかく 水の透明度 がすごい。水わさびの育成には「きれいで豊富な水量の水が必要」と、何かで読んだ記憶があるような気がしていたけれど、さもありなん、といった感じだ。河の底でゆらめいている、水草の姿まではっきりと見える。ここで採れる、わさびは美味しいだろうなあ、と思いながら園内を巡っていく。 施設の横のところに