投稿

移動図書館が運ぶ夢

イメージ
子供のころ「移動図書館」の仕事をしたいと思っていた。小さなワゴン車に本を積み込んで、町に図書館のないちびっ子達のところへ、毎週本を貸しに行く仕事だ。そろそろ、そんな仕事ができないかな、とふと思った秋の午後。 そして空には三本の飛行機雲。今日の夜には「すばらしいメール」が3通、届きそうな気がする。

ラシーン オイル漏れ? その2

イメージ
先日、ラシーンの点検をしてもらった際に、ヘッド部からのオイル漏れを指摘された。正確に言うと「にじみ」のレベルなのだけれど、やはりこれは気になってしまう。 オイルの量が大きく減っているわけでもないので、とりあえず「様子見でいいのでは?」ということになり、増し締めをしてオイルを拭き取っておいた。 今のところ(オイル漏れを指摘されてから、10日が経過)目立ったオイル漏れもなく、先日山に登った時に、往復で1時間半ほど悪路を走行したのだけど、特に影響もないようなので、このようなヘッド部分からのオイル漏れの場合、一気に吹き出すようなことはないよな? 白煙が出たりするのかな? などと、 ひやひやしつつも様子をうかがっているところだ。とりあえず、何か気になるところがあれば、すぐに点検に持っていこうと思っている。車は、放っておいても自然に治ることはありませんからね。 それにしても、常にどこかが壊れているような気がするけれど、修理をしているような気がするけれど、次回の車検まで、あと1年と6ヶ月。大切に整備をして、最後まで元気に走ってもらいたいと思っている。

ノルウェイの森を読む。ふたたび。

イメージ
秋になったので、また「ノルウェイの森」を読み返しています。パラパラとめくって、目にとまった部分を読んでいると、胸の奥の部分をコツコツとノックされているような気分になります。 「だから当然話もかみあわなかったし、僕は一人で黙々と本を読み続けることになった。そして本を何度も読みかえし、ときどき目を閉じて本の香りを胸に吸い込んだ。その本の香りをかぎ、ページに手を触れているだけで、僕は幸せな気持ちになることができた。:ノルウェイの森 村上春樹 より一部抜粋」 不思議なもので、読み返すたびに、気になる部分、目に留まる部分が変わっていきます。そして、その変化を楽しむのが、同じ本を何度も読み返す楽しさなのかもしれないな、と最近思ったりしています。 ちなみに、村上春樹の「遠い太鼓」の中に、ノルウェイの森を執筆した時のエッセイが収録されているのですが、 「小説を書きながら、僕は死にたくない・死にたくない・死にたくないと思いつづけている。少なくともその小説を書き上げるまでは絶対に死にたくない。この小説を完成しないまま途中で放り出して死んでしまうことを思うと、僕は涙が出るくらい悔しい。あるいはこれは文学史に残るような立派な作品にはならないかもしれない、でも少なくともそれは僕自身なのだ。:遠い太鼓 村上春樹 より一部抜粋」 当時、この部分を読んだ時、僕は足の指先から頭のてっぺんまで、一気に震えが走り抜けるような感覚になったことを覚えています。見てはいけないものを見てしまった時のような、作者の「書く」という行為の背後にある執念、凄まじさをのぞき見てしまったようで、しばらくの間、放心状態になってしまったものです。そして、今でもこの作品を読み返す度に、同じような感覚になることがあります。そのような意味でも、自分にとって大切な作品だし、これからも折にふれて読み返すのだろうな、と思ったりしたわけです。 あれから長い時間が流れて、当時この作品を一緒に読んだ人達はみんないなくなってしまったけれど、みんなどこで何をしているかもわからないけれど、そこで元気に楽しく暮らしていてくれたらいいのだが、とノルウェイの森を読みながら、そんなことを考えました。 追記: 写真を見ていただけると、おわかりいただけると思うのだけど「定価1.000円」と表示されている。そう、

第22回定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台へ行く。

イメージ
第22回定禅寺ストリートジャズフェスティバルへ行ってきた。このイベントは、2日間にわたって行われるのだけど、自分が見にでかけたのは、初日8日(土)の午後。土曜日だから、少し空いているかな、と思っていたのだが、さにあらず。ものすごい人、人、人。ここ数年間で、自分が参加したジャズフェスの中でも圧倒的な人の多さだった。 写真は、定禅寺通りの映像なのだけど、ご覧の通りにバンドの周辺には人だかりができていて、かなりの熱気を帯びていた。熱心に演奏に見入る人。立ち止まって、しばし耳を傾けてから次のスポットへ移動する人、道路の横に腰掛けて友人と話をする人、それぞれのスタイルで音楽を楽しんでいる。 自分は、連れと一緒に立ち止まったり、覗き込んだりしながら、定禅寺通りを散策して西公園へと向かった。ここではフリーマーケットと多国籍の屋台が出ていた。 芝生に座って屋台で買ってきたものを食べる。飲む。食べる。うまい。川の方から吹き抜けてくる涼しい風と音に浸って、まさにフェス気分だ。 ちなみに写真に写っている「HINANOビール」は、タヒチのビールで、HINANOは女の子の名前なのだそうだ。と、いうことはステッカーの女の子がヒナノなのだろうか。たぶん、そうなのだろう。そうではないのかもしれないけれど、それはともかくいつの日か、タヒチでHINANOビールを飲んでみたいものである。 西公園から仙台駅前の方へと、ぶらぶら歩いていく。途中でジャズフェスのグッズを買おうかと思い立ち寄ったところ、ほとんどのグッズが売り切れていた。残念。でも、せっかくなので残っていた、写真のステッカー(200円)を買った。これで、ほんのわずかだけど、自分もジャズフェスに参加したような気分になる。あとで、ノートやクリアファイルにでも貼ろうと思う。 そんなこんなで、半日ずっと街歩きをして、音楽を聴いて、食べて、ひさしぶりに仙台の街を楽しみました。たのしかったです。

組立天体望遠鏡(星の手帖社)を買ってみた。

イメージ
子供の頃からずっと、天体望遠鏡が欲しかった。親に頼んでみたところ、顕微鏡は買ってもらえたのだけど天体望遠鏡は買ってもらうことができなかった。なので、ずっと「大人になってから買おう」と思っていたのだが、それがようやく実現したというわけだ。 しかし、ところでなぜ、頼んでいない顕微鏡は買ってもらえたのに天体望遠鏡は駄目だったのだろう。もしかして、顕微鏡と天体望遠鏡を間違えたのだろうか? 間違えるということはないよなあ・・・いや、しかし。 それはともかく、今回購入したのは「組立 天体望遠鏡(星の手帖社)」だ。お値段なんと、1580円(税込)安い! 初心者にはうってつけの商品だ。しかし、こんなに安くて大丈夫なのか? と思いネットで検索してみると、どうやらかなり優秀な商品らしい。初心者が月を観察するならば、これで十分に楽しめるらしい。子供の頃からの夢が、こんなにあっさりと叶ってもいいのだろうか、とい戸惑いはあったけれど、思わず購入してしまった。ちょっと緊張した(笑) 箱の中身は、このような感じだ。 見ているだけで、失われた少年時代(?)の気分が湧きあがってくる。早く箱から取り出して、バラバラにして組み立てたい衝動を感じるが、そこはまあさすがに大人なので、説明書を一読してからゆっくりと組み立てていく。 プチプチにくるまれたレンズを手にとった時は、妙な感動というか、迫力を感じた。ピカピカに磨かれたレンズを、指紋がつかないように、おそるおそる手に取って眺めているだけで、わくわくしてくる。ものすごく高価な宝物を手にした時のような気分だ。光に当ててみたり、のぞいてみたりして、たっぷりと楽しんでしまった。この組立キットのコピーは「10分で完成!」なのだが、この時点ですでに15分は経過していると思われる。 しばらくレンズを堪能したあとは、特に山場などもなく手順通りに組み立てて、あっさりと完成。レンズの向きに気をつければ、さほど難しい部分もなかったので、小学生でも組立てることができるだろうという印象。夏休みなどに、親子で組み立ててみるのも楽しいかと思います。さて、完成した望遠鏡で、さっそく部屋の窓から月を観察してみると・・・。 見えるぞ! その日は折しも、満月。光り輝く月の様子を観察することができた。ただし、手で持っていたせいか、少しの振動でもブレるし見失って