山の秋
山仲間の集まりに参加してきた。夕方に集まり、テントを張り、酒を飲み、翌日朝一番で登るという、いかにも山好きらしいイベント。 何もない、冷たい森の中だというのに、山男達が集まりテントを張りランタンに火を入れると「あっと、いう間」に、ほんわかとした空間になる。手際よく、火を起こしたり、料理を作ったりしている、他の人達の作業を眺めていると(自分は、眺めているだけ・笑)小学生の頃にキャンプをした時の事や、御来光を見るために真っ暗な中を登った時のことなど、昔の記憶が一気に蘇ってくるような気がする。 暗闇で火を見つめていると、催眠状態になりやすい、というようなことを何かの本で読んだ記憶があるけれど、確かにそうかもしれない。何か、頭の奥というか、胸の奥のあたりがムズムズしたような感覚になる。占いの部屋などは、真っ暗にして、小さな灯りだけにしているイメージがあるけれど、このような効果を狙っているのだろうな、と考えたりしてみる。 残念ながら、自分は予定があるので、宴会の途中で帰ってしまったのだが、車に乗り込む時に見上げた真っ暗な空一面に、星が輝いていて本当に綺麗だった。今度はテントを持ってきて、朝まで焚火でもして過ごしてみたいと、思いました。