福島県 霊山へ登る

福島県の霊山に登ってきた。ちなみに、この霊山は「りょうぜん」と読む。「れいざん」と読みたくなるし、なんとなく宗教的な雰囲気も感じるが、正しくは「りょうぜん」なので、誰かと話をする時には気をつけていただきたい。自分は、今回確認するまで「れいざん」だと思っていた。

それはともかく、霊山には、知人のブログで紹介されているのを見た時から一度登ってみたいと思っていた。先日「霊山の紅葉は絶景だよ」「今年は紅葉が早いらしいよ」という情報を聞いて、それなら時期的にも今がちょうどいいから、と出掛けてみることにした。


霊山までは、仙台市の自宅から大体2時間ほどで到着することができた。県道を南下して、相馬側から西に向かったのだが、ほとんど車もなく、かなりスムーズに移動することができた。自宅を出たのが。9時過ぎと、若干遅かったせいで、到着したのが11時半ころ。シーズン中は、駐車場がかなり混雑すると、聞いていたので、この時間で大丈夫かと心配していたのだが、予想に反してガラガラ。安堵と、あせって急いでいた自分に苦笑いをしながら、準備をする。

駐車場の目の前には、霊山の素晴らしい景色が広がっていた。奇岩が連なった、存在感たっぷりの山の姿が、秋晴れの青い空にくっきりと映える。思わず「あの岩のとがった、先まで登ってみたい!」と反射的に思う。国の名勝、日本百景に選ばれているということだが、それにふさわしい、圧倒的な風景だった。

写真を撮影して、数年前に設置されたらしい綺麗なトイレで用を済ませてから、登り始める。よく整備された歩きやすい登山道を、ゆっくりと歩き始める。まだ紅葉には早かった(早すぎた)が、ところどころに見える、赤い色の葉がアクセントになっていて、これはこれで見応えのある綺麗な風景になっていた。

パンフレットを片手に、ゆったりと回る。

登山口に用意されていた、カラーのパンフレットを参考に、ひとつひとつポイントを回っていく。大体、15〜20分ごとくらいに「見下ろし岩」「天狗の相撲場」のようなポイントがあり、切り立った岩の上から、絶景を眺めることができる。切り立った岩の上から、遠くを眺める気持ち良さ(怖さ?)は、ぜひみなさんにも体験していただきたい。

ちなみに高所が苦手な自分は「写真を撮影してください」と、頼まれる度に「ああ、いいですよ」と表面的には平静さを保ってはいたものの、風が吹いて体が左右に揺れる度にヒヤヒヤしていた。でも、怖い怖いと思いつつも、崖っぷちまで行ってしまう自分は、実は「高い所が好き」なのかも、しれない(笑)

そんな感じで、すべてのポイントに寄り道をしながら、ゆっくりと周回して、大体3時間くらいで下山することができた。通常、下山する時は「早くおりて、風呂に入りたい」と考えながら、足を早めるのだが、霊山の場合は「もう少し、ゆっくりしてもいいかな」と感じるのが不思議だった。

頂上まで登らなくても、途中の「絶景ポイント」に立つだけでも、十分に醍醐味を感じることができると思うので、家族連れの方もぜひ登ってみていただきたい。ただし、安全確保だけは忘れずに。風に当てられると、かなりヒヤリとします。

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