投稿

出発の日(高速バスで仙台→金沢への旅 No.2)

イメージ
高速バス対策「睡眠改善薬」を入手 今回、ある方から「高速バスで眠れるように、 睡眠改善薬 を飲んでみたら?」とおすすめされた。くわしく話を聞いてみると、ドラッグストアで普通に購入できるとのこと。さっそく近所のドラッグストアに行ってみると・・・あった!  なんとなく「睡眠改善薬は医師に処方してもらわないと入手できない」と、いうようなイメージがあったのだが、ドラッグストアでも購入できるのだった。(※後で調べたところ、Amazonでも購入可でした。  【指定第2類医薬品】ネオデイ 12錠 ) 今回購入したのは、neodayというネーミングの睡眠改善薬。このような薬を服用するのは初めてなので、事前に説明書に目を通してみると「その他の注意」の欄に 「翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じることがあります」 との表記があった。うーん、翌日まで眠気が続くのは困るが、それ以上に眠れないストレスの方が大きいので服用してみることにした。 その他にも、旅の移動アイテムである 「耳栓」「アイマスク」 も準備した。夕食も軽めにしてコーヒーも飲まなかった。とりあえず、できることはやった。これで駄目なら仕方がない、と試験会場に向かう受験生のような気分で家を出たのだった。 バス乗り場へ到着。さあ出発! 仙台駅東口に到着。出発の15分前に指定のバス停へ向かうと、並んで乗車を待っている人の姿があった。心の中で 「これから9時間、お互いにがんばりましょう!」 と一方的にエールを送る。これから戦いが始まるわけでもないのに、なんとなく戦友のような気分になる。 いや、これはバスと自分との戦いなのだ、戦いは勝たなければならない、とテンションを上げつつ、そんなに興奮すると眠れなくなるぞ、とあわてて深呼吸をしてみたりと、無駄に上と下を行ったりきたりしながら入口でメールを運転手の方に提示する。余談だが、今回の高速バスチケットは、ネットで予約しカードで決済をして完了した。チケットなどが発行されるわけではなく、申し込み完了のメールを見せるだけでOKなのである。 ペーパーレスで便利なのだが、同時に、もしスマホが故障した場合はどうなるのだろう? その場合は口頭確認でOKなのかな? 令和生まれの人が成人するころには、どんなシステムが採用されているのだろう。顔認証

高速バスで仙台→金沢への旅 No.1(出発前夜)

高速バスに9時間? 絶対無理! 仙台から金沢までは、 高速バスで約9時間の行程 である。9時間もの間、シートに座って「じっ」としていなければいけない。さらに 往復となると18時間である。 若い学生のころであれば、まだ耐えられたかもしれない。しかし40代となった自分が、それを乗り越えられる気がしない。いや乗り終えたとしても、腰痛やらなにやらに苦しみ、日常生活にもダメージが残りそうだ。 なにより自分は 「旅先で眠れない」タイプの人間 である。眠れなくてイライラして、さらに眠れなくなる人間である。 高速バスで寝られる気がしない。 睡眠不足と身体の疲労で、せっかくの旅が台無しになる可能性すらある。 ・結論 高速バスの旅は、自分には不向き! ずっとそう考えてきたし、大学生の時に帰省で高速バスを利用した時を最後に「高速バスで旅をしよう」と考えることもなかった。そう、つい先日までは。 「よし、高速バスで金沢へ行こう!」 しかし人間というものは、 時として不可解な思考と行動をするもの である。あれほど 頑なに拒否していた「高速バスの旅」を計画することになるとは、人生わからないものである。 きっかけは2019年5月のゴールデンウィークが10連休だったことである。せっかく長い休みなのだから、時間を上手に活用した旅をしよう。よし、 時間が必要な旅といえば高速バスだ 。うん、休みも長いし挑戦するなら今しかないのではないか? ではどこへ行こう? 仙台から高速バスが出ている地域で、まだ行ったことがない場所。よし金沢だ。金沢へは一度行ってみたいと思っていたし、ちょうどいい。連れに相談してみるか。 「 ゴールデンウィークに、高速バスで金沢へ行こう」 「いいね」 決定した。そして決定と同時に「ほんとうに大丈夫か?」という不安も湧き上がった。しかし金沢へ行こう、という気持ちと 「往復18時間以上も、高速バスに揺られた場合、自分はどのような状態になるのだろう?」 という好奇心の方が勝ったこと、そして色々な意味で挑戦するなら今しかない、と考えて実行することにしたのだった。 残席わずか! しかも帰路は連休最終日のみ! さっそくネットで予約状況を確認する。長距離の移動だし、どれだけ利用者がいるのだろう。意外と空

【日本文学テスト】この冒頭文の作品名は何?(夏目漱石編)

イメージ
【文学テスト】夏目漱石 冒頭文を読んで作品名を答えよ Googleフォームを利用して、文学テストを作ってみました。今回は夏目漱石(全15問)です。 冒頭文を読んで、作品名を答えて みてください。全問正解しても、特に何もありませんが楽しんでいただけると幸いです。 読み込んでいます... ※「送信」をクリック後、画面が真っ白になる場合は、上にスクロールすると「答え合わせ」のページに進めます。本テストは無料です。

ダイソー「300円マウス(ワイヤレス)」を使ってみた。

イメージ
ダイソーのワイヤレスマウス(300円)購入 マウスが故障した。4〜5年ほど、ほぼ毎日のように愛用(酷使?)してきたので、天寿を全うしたと言えると思う。新しいマウスを購入しようと思いつつ、ノートパソコンだとマウスがなくても、それなりに使えるので買いそびれたまま数日が経過していた。 先日、ダイソーへ寄った際に「そういえば、ダイソーにマウスが販売されていたような」と朧げな記憶を頼りに、パソコンの周辺機器のコーナーへ向かった。「あった」しかも ワイヤレスタイプ じゃないか。興味もまさり早速、購入してみることにした。 自分が店頭で見た時は、2種類のワイヤレスマウスが販売されていたのだが、こちらの方が手に馴染みそうだったので、写真のタイプを購入することにした。値段は300円(税抜)。個人的に 「ダイソーの300円商品は当たりが多い」 という経験則があるので、期待を高めつつ早速使ってみることにした。 このマウスは単四電池を二本使用する(別売)。実は、自宅で以前使用していたマウスが「単三電池」を使用するタイプだったので、間違えて単三電池を用意してしまった。ちゃんとパッケージにも「単4形乾電池」と表記されているのに、見落としてしまったのである。思い込みというのは恐ろしいものだ。みなさんも、気をつけていただきたい。 このマウスは「単四電池二本」である。 電池を入れたあとは、USBレシーバーをMacに差し込むだけ。特に問題なく認識することができた。使ってみた印象としては 「性能面」では価格の面からも必要十分 。300円でワイヤレスマウスという点も「すごいなあ」と感心する出来でした。 まだ使用してまもないので、電池の持ちについてはわからないのですが、使用せずにしばらく放置していると電源が切れる(クリックすると復活する)仕様になっていたので、そこまで気になることもないように感じた。 なんといっても300円(税別) なので、出張先でマウスを忘れて困った時などには、ダイソーに飛び込めば購入できる、という便利さもいいですね。 「使用感」 としては、 ホイールが自分には「動きが硬い」 ように感じられたので、私のように「滑らかに動くタイプが好み」の方は、気になるかもしれません。 ホイールやクリックした時の感覚等は、個人の好みが大きい

音声入力で、文体は変わるのか?

イメージ
話すスピードで、文章を書くコツ? 以前メルマガに 「最近は約60%の原稿を、音声入力で書いている」 と書いたところ、それを読んだ方から、いくつか質問をいただいた。そのひとつが 「よく話すスピードで、文章が書けますね」 というものだった。これはもう慣れということになると思う。私の場合は、 受講生の前で講義をしている時のような感覚 で音声入力していくと、ちょうどいい感じ書いていくことができる。講師時代の経験が、ひょんなところで役立っているわけである。 もちろん、そのままでは、えーと、とか、うーん、などの相槌が入ったり、口癖が何度も繰り返されたり、話す順番が前後している場合が多いので、キーボードを使っての修正を行うため、 純粋に音声入力だけで完結するわけではない 、ということも付け加えておく。 修正前提で、書き進めていく ということである。 文体は変わるが、その差は小さい。 他に 「文体は変わらないのか?」 という質問もあった。結論から言うと 間違いなく変わる。 しかし、よほど文体に注意して読んでいる人でなければ「最近、文体が変わったね!」と言われるような事は、ほとんどないように思う。音声入力そのままの文章で出稿したならば、さすがに変化に気がつく人もいるかもしれないが、私の場合はキーボードで修正するので、その差が縮まっているということもあると思う。 さらに付け加えれば、私の場合は「文体 =トーン」を大切にする文章は、最初から手書きで書いていくことにしている。つまり 何を重視するかで、音声と手書きを使い分けている、 というわけである。なにがなんでも音声でなければいけない、ということでもないし、逆もまた同様である。 今後は「音声」の比率が増えそう。 おそらく私の場合は、今後、音声入力での執筆が増えてくると思う。何よりも音声認識の精度が上がったことで、普通に話すスピードで入力をしても、ある程度まともに変換してくれるので、かなり助かっている。 電車の中などでは、周囲の迷惑になるので音声入力をすることはないのだが、電話をしても差し支えない状況の場合は、電話をしている振りをして入力することもある。ほんのメモ程度でも、後になって役に立つことも多いので、これからも使用する機会は増えることはあっても減ることはないように感じている。 気になって

祖母の教え「カミナリが鳴ったら線香を立てよ」

イメージ
祖母の教え「雷が鳴ったら線香を立てよ」 子供のころ、雷の音に怯えていると 「仏壇に線香を立てなさい」 と祖母に言われたことがあった。「雷様は、線香を立てている家を避けてくれる」という理由だったと思う。   先日連れに「雷が鳴ったら線香を立てよ」の話をした(なぜこの話になったのかは、覚えていない)。僕としては「うちの祖母も似たようなことを言っていたよ」と、同意してもらえるものと思っていた。 ところが予想に反して 「そのような話は聞いたことがない」 と返ってきた。僕はこの「まじない」は、宮城県出身の人たちは知っているものだと思い込んでいたので、意外に思ったのだった。 あらためて考えてみると、祖父は宮城県の出身だけれども、祖母は神奈川県の出身だった。という事は「雷が鳴ったら線香を立てよ」は神奈川方面の風習なのだろうか? それとも、祖母オリジナルの「まじない」だったのか? などと考えながら検索してみると、 いくつかの地域で、同様の風習が存在しているようだった。少なくも祖母のオリジナルでないことはわかった。 連れに「他の地域でも、同じような風習があるらしい」と話すと「そういえば子供の頃には、家に仏壇がなかったと思う」と返事が戻ってきた。なるほどそうか。 仏壇がない家では、そもそも「線香を立てようがない」 。つまり、この風習を伝える場が存在しないのだ。これは盲点だった。 将来、実家にいる時に雷が鳴ったら「 線香を立てろ!」と、子供たちに教えていこうと思う。「そんなの迷信だ!」と反論されたとしても「これはお婆ちゃんから教わった『まじない』なんだぞ」と説明していこうと思っている。 ・Amazonで探す  知れば恐ろしい 日本人の風習: 「夜に口笛を吹いてはならない」の本当の理由とは 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。ぜひご視聴ください。そして何か気になる作品がありましたら、チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ」

文学作品を「マンガ」で読むのは「あり」なのか?

イメージ
「文学作品をマンガで読むことに反対!?」 私は読書が趣味なので、時間がある時は文学作品を読んでいることが多い。同時に、マンガも読むし映画も見るし音楽も聞く。山に登ってキャンプもする。 以前、文学作品を原作にしたマンガを読んでいたところ「意外ですね!」と言われたことがあった。くわしく話を聞いてみると「(サトウさんは) 文学作品をマンガで読むことに反対している人 だと思っていた」とのこと。 とくに反対運動をしたこともなく、その人の勝手なイメージなのだが、そのように思われていたことが意外だった。とりあえず自分は「文学作品をマンガで読むこと」も少なくないし、どちらかというと推奨したい方である。その理由を、今から考えながら書いてみたい。 ストーリーを把握してから、原作を読む とはいえ、そこまで深い考察をする訳ではないので、結論から書いてしまう。未読作品の中に「興味はあるけれど、ちょっと手が出ない」という作品があると思う。難しそう、とか、長いから、とか、理由は色々だと思うけれど、あなたにもたぶんあると思う。 そんな時、もしマンガ版があるならば、 私ならば先にそちらを読んでみる。 マンガで全体のストーリーを把握してから、原作を手にとる わけだ。このようなことを書くと「ストーリーがわかっていたら、読んでいてつまらないのでは?」と感じるかもしれない。 いやいや、 優れた文学作品は「ストーリーを知っていても、面白みが色あせることはない」 と私は考える。例えば、気に入った映画は「1回目はストーリーを楽しみ」「2回目は詳細な部分を掘り下げながら楽しむ」そして、さらに興味が続くなら3回・4回と繰り返し見るわけだけど、それでも面白みが色あせることはない。私は数年前に、 ストーリーを追う「読書」から、自分自身を映す「読書」 という記事を書いたことがあるのだが、つまりそういうことである。もちろん、 最初から原作を読むにこしたことはない 。 マンガは「絵」で表現されるため、作家の解釈が大きく反映される。 原作とは異なった印象を受けてしまうことは避けられない。この点は意識しておく必要がある。 しかし「未読のまま放置」しておくよりも「一度触れてみる」方が得られることが多いだろう。そこから「よし、原作を読んでみよう」という気持ちになれたのなら