プレイステーション 1
先日、ブックオフに立ち寄った時、ゲームコーナーで「リッジレーサ−5」のソフトが、数百円で販売されているのを見つけた。
とても懐かしく、休みの暇な時間にでも、やってみようかなと(数百円だし)買って帰ってきた。
自分は、リッジレーサー1の世代で、当時は大学生だったこともあり、徹底的にこのゲームをやりこんだものだった。バイト先の人と「どちらが先に、ゴキブリカーを抜けるか?」を競いあったり、身内でコンマ数秒のタイム差をしのぎ合ったりしながら、かなりの時間を費やした記憶がある。
そういえば、ちょうどそのころ、セガの「バーチャファイター」も流行っていて、ゲームセンターに行くと、深夜遅くまで、対戦している人達で賑わっていたものだった。次から次へと、対戦相手が乱入してきて、後ろで見ているギャラリーも、ずるい手を使っている相手にはブーイングを浴びせたりと「たかが対戦格闘ゲーム」なのに、異常なまでに盛り上がっていた。それこそ、負けると、店内の壁を叩いたり、ゴミ箱を蹴ったりなどと、まるで「ゲームに負ける=人生最大の屈辱」のような人も普通にいた。よく考えると危ない世界だけど、自分がその中に入っている時は、違和感がないというのが「こういう世界」というものだ(笑)
もう、10年以上、ゲームセンターにも行っていないし、ゲームそのものもやらなくなったけれど、今、あらためて思い出してみると、なんだかのんびりとした時代だったな、と感じたりする。その当時は、ものすごく荒々しくて、それなりに揉まれていたような気がしたけど、缶コーヒーを飲みながら、ゲームの内容について、何時間も語り合えるなんて、平和以外のなにものでもないだろう。15年ぶりに、リッジ5で遊びながらそんなことを考えました。