プリムス p-114 感想。
先日、近所の山(と、いっても車で2時間はたっぷり走るのだけど)に登ってきた。今の時期、自分以外には誰も登っていないのでは? と、いうような山を選んだのだが、案の定というか、当然というか、山頂で2組のグループと一緒になった。
みなさん、他県からわざわざ登りにいらしたようで、色々と情報を交換しながら、しばし話をした。「また、どこかの山で!」と、山頂で別れた後も、自分は一人で山頂に残って写真を撮影していたのだが、その後は他に登ってくるグループはなかった。
しばらく岩の上に腰掛けているうちに、強風で体が冷えてきたので「温かいものでも飲もう」と、いそいそと、先日購入したばかりのプリムス p-114を取り出してセットした。
晩秋の高い空に、黄色い缶が絶妙に溶けこんでいるな、と、自己満足に浸りながら、コッヘルをセットして、お湯をわかしてみた。当日は、立っていると、時折吹き付けてくる、強い風で体が揺れてしまうほどの状態だったので、岩の影で風を遮るようにしてセットしてみた。山頂で、ひとりでストーブを見つめながら、お湯がポコポコと沸いてくる様子を見るというのも、これはこれで、悪くない気分だ。と、いうよりも、いい気分だ(笑)
コーヒーをいれて、小さめのカップに注いで、グーッと飲む。真っ青な空の中を、綺麗な羽をした鳥が一羽飛んで行って、写真を撮りたかったな、と思いつつも、カメラには手を伸ばさずに、そのままもう一口、グーッと飲む。うまい。
間もなく、この辺りも、寒い冬がやってくる。一度、雪が降って積もってしまえば、長くて厳しい「冬の山」が始まってしまう。そしてそれは、数ヶ月以上も続いていく。あと、もう一度、どこかの山に登ってみようかな、とか、来年はどこの山に登ろうか、などと考えながら、コーヒーを飲んで下山した。強風で、体感温度は厳しかったけれど、なんとなく、ほんわかとした気分になりました。
※今回使用したのは