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山形古竜湖キャンプ場 夏のテント泊(2)

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無事にテントを設置したならば、今晩の買い出しへ出発だ。古竜湖キャンプ場から、近くのスーパーまでは、車で20分も走れば到着する。そこそこ細い山道を走るのだけど、舗装されているので快適に走行することができた。

あれこれと、適当に食材を買い込み、テント場へ戻ったのが午後6時過ぎ。手元をライトで照らしながら、食事の準備を進めていく。今回は、小型のLEDのライト(登山用)を2つ持っていったのだが、これが優秀で、簡単な調理ならば十分にこなすことができた。ランタンの独特の雰囲気や音も好きだけど、手軽さを考えたらLEDライトは快適ですね。電池も長持ちするし。


ちなみに今回活躍したのが、カインズホームで偶然に見つけた「インスタントコンロ」。使い捨ての豆炭形式のコンロなのだけど、思っていたよりも火力もあったし、普通に肉も野菜も焼くことができた(写真の右側のやつです)。後始末も簡単だし、これは自分の定番になるかもしれません。

左側のロウソクも同じくカインズでみつけた「虫除けキャンドル」。今回は、これと「蚊取り線香」と「虫除けスプレー」を使用して蚊対策をしたのですが、そのおかげで15ヶ所ほど(!)食われただけで済みました・・・。いやはや、アウトドアは虫との戦いでございます。

食事を終えたあとは、静かな夜のはじまり。今回、このキャンプ場を選んだ理由のひとつが「天の川&流れ星」が見たい、ということ。整備されたキャンプ場だと常夜灯が灯っているし、他のキャンパー達の明るさで星が見えにくいだろう、と考えてここを選んだというわけです。

散歩がてら、近くの展望台(のようなところ)まで歩いていくと、そこには満天の星・・・ではなく、見事な山形市の夜景が広がっていた。そう、夜景と月明かりがセットになって、星は(もちろん、市内で見るよりはたくさん見えるけれど)期待以上には見る事ができなかった。やはり、山奥のキャンプ場へ行かないとイメージ通りの星空は見えないのかもしれません。
とはいうものの、目の前に広がる夜景の鮮やかさと、月明かりの美しさには「はるばるやってきた」だけの価値が十分にあった。芝生の上に寝転がって、夜空を見る。iphoneアプリの「星座表」を使って、見える星を星座にあてはめたりしていると、静かな時間があっという間に過ぎていく。

しばらく夜景と星空を堪能してから「月が沈んでから、もういちど星を見よう」ということ…

古竜湖キャンプ場へ 夏のテント泊(1)

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今年の夏はキャンプへ行こう。そう決めてから、実家の物置にあるはずのキャンプグッズを確認してみたところ、これがきれいさっぱり「なくなって」いた。父親に聞いてみると「捨てた」とのこと。彼はとにかく「自分が不要だと考えるもの = 他人もいらないもの =捨てる」という考えの人間なので、物置に置く場合は「捨てられる」ことを覚悟しなければいけない。子供の頃から大切にしていたものも、だいぶ捨てられてしまったが、今でも「あれは保管しておきたかった」と思うものもいくつかあるのだが本人は悪気があるわけではないし、親子といえども価値観は異なるので嘆いても仕方がない。とにもかくにも、新しいグッズを購入することにする。今年のキャンプは、まずはそこからだ。

とはいうものの、あまり多くの道具は持ち歩きたくないので、基本的には登山用の調理器具やライトを使用することにして、テントだけを新規で購入することにした。今回選んだのは、ケシュアのテント。これは、以前山の友人に「簡単に設置できて、なにより安い」とおすすめされた製品。色々な考え方があると思うけれど、山岳用のテントではなく、平地用のテントならば「手軽さとコスト重視」でいきたいと思っていたので、迷わずケシュアにすることにした。

ネットで検索してみたところ、確かに安い。1万円以下でも十分に選択肢がある。その中でも目に止まったのが、Quechua(ケシュア) T2 2人用 BLUE だ。なんと、2人用で4980円。つまり1泊あたり、2490円/人という安さ。これなら2〜3回使用して壊れたとしても(壊れないと思うけど)十分に安いし、なにより値段以上の価値がある。即座に注文。近所のアウトドアショップで小物を買い込んだら、さあ出発だ。

今回行ったのは、山形県の「古竜湖キャンプ場」(なぜ、ここを選んだのかは後述)。いわゆるフリーサイト形式の無料キャンプ場なので「それなりの野営場」だと思っていたのだけど、近場に水場もあるし、簡易トイレもあるので、自分にはちょうどいい環境だと思った。山形市で管理しているようなので、気になった方はホームページなどで確認されると良いかと思います。

キャンプ場の名前になっている「古竜湖」は、一周15〜20分ほどの小さな湖だった。湖というよりは野池、というイメージかもしれない。自分が到着したのは午後4時過ぎくらいだったのだけど、先にテントを…

夏の八幡平へ(2)八幡平散策からふけの湯

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八幡平を散策する 夏の八幡平へ(1)

2日目は、いよいよ今回のメインイベント。八幡平(標高1.613m)のトレッキングである。ルートは「八幡平山頂レストハウス」を出発し、八幡沼や湿地帯などを散策しつつ、八幡平頂上を目指す。そして下山。全行程で90分ほどで一周で手軽さながら、山の雰囲気を十分に楽しめるという充実のコースである。
当日は夏休みの最中ということもあり、団体客や家族連れでにぎわっていた。さらに、ここに掲載している写真を見ていただければ、おわかりいただけるように、見事な晴天に恵まれて、楽しい時間を過ごすことができた。
今回は、八幡沼を周遊してガマ沼の横を通り頂上へ向かうコースを選んだのだけど、八幡沼周辺の湿原は非常にすばらしく、ゆるやかな地形の木道をポクポクと歩いていると「ここは、北欧か?」(まだ行ったことないですが…)というような透き通った気分に浸ることができた。道も整備されているし特に危険な箇所もないので、小学生でも楽しみながら歩けるコースだと思います。もちろん手軽なコースとはいえ、山は山なので、基本的な装備をしていくことをお忘れなく。
ちなみに、登山口である見返り峠駐車場の利用料金は410円(平成24年8月現在)。この利用料金は、施設の維持管理や清掃などに使われるということでした。

下山後は、レストハウスにて、お土産の購入。そして食事。人気の「源太カレー」を食べて、先ほど歩いて来た八幡平の風景に想いをめぐらせる。たのしいひととき。食事を終えて次に向かうのは下山後の「お約束」である温泉だ。

山のあとは、温泉。ふけの湯へ


八幡平周辺には、魅力的な温泉が多いのだけど、今回選んだのは「源泉秘湯の宿 ふけの湯」。ここも昨日行った「藤七温泉 彩雲荘」に負けずおとらず、秘湯の雰囲気満載のすばらしい温泉だった。

この写真を見ていただくと、おわかりいただけるかと思うのだが、山間に温泉が沸き出したので、そこに湯船を設置して露天風呂にした、という野趣あふれる温泉なのである。写真の右下の方にある岩場に、男女別の露天風呂がひとつずつ。写真には写っていないけれど、左側の方に混浴の露天風呂がひとつ。さらに建物の方に、内風呂と露天風呂が男女それぞれひとつずつ、と複数の温泉を楽しむことができるのがうれしい。もし時間が許すならば、露天風呂にはいって食堂で飯を食って、さらにもうひと風呂あびて、という感じ…

月山登山(秋)。

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今年(平成23年)の月山は「兎歳御縁年」にあたるそうだ。「十二年に一度の卯歳御縁年で、なにかすごいご利益があるみたい」と、連れに誘われて月山へ登ることになった。

月山といえば、深田久弥氏の「日本百名山」にも収録されている有名な山。地元の人ならば、ほぼ全員が知っているし、うちの両親も登ったことがある山だ。そんなに有名な山だというのに、なぜか今まで縁がなく登ることがなかった月山に、今回いよいよ挑戦することになった。

月山へは、地元の仙台市から、車で約2時間ほどで到着した。東北自動車道の仙台宮城ICから入って、山形自動車道へ入り、月山ICで降りる。そこから県道112号に入って、途中の看板を目印に進むと「姥沢駐車所」へと到着する。特にわかりにくい道もなく、スムーズに到着することができた。

途中、山形自動車道の古関PAで休憩をとったのだが、連れが食べた「朝定食」は非常においしかったそうだ。「ワンコインで、あれが食べられれば十分に満足」とのことだったので、気になる方は試していただきたい。「納豆が大粒でうまかった」とも言っていたので、大粒の納豆が好きな方は期待大だと思う。

おいしい食事を済ませた後は、気合いを入れ直して登山口へ向かう。今回は「姥沢ルート」を登る。まず、姥沢駐車所から歩いて「月山ペアリフト」の下駅へ向かう。途中入山協力金の徴収窓口があるので、そこで1人200円(2011.10現在。時期により変動するようなので、ご確認ください)支払いつつ受付の方に「今日は雨は降りますかね?」と質問してみる。その方に「今日は大丈夫でしょう」と即答されたので、雲の隙間から見える青空を眺めつつ意気揚々とリフト乗り口へと向かった。(この時の係の方の台詞が後々、深い意味を・・・(笑))

スキーの時にリフトを利用したことは何度もあるが、登山で利用するのは初めてだ。なんとなくうれしい。15分ほど、時折山から吹き下ろしてくる風に、ゆらゆらと揺られながら高度を上げていく。近くに、遠くに見える紅葉がうつくしい。山々峰々も静かに霞んで見える。リフトからおりて、休憩小屋の前を通り過ぎていよいよ山へ入る。

リフト上駅から「牛首」の分岐点をめざす。整備された木道を、淡々と歩く。とても歩きやすく危ないところもほとんどないので、小さなお子さんと一緒に月山に登る方は、このあたりまで散策されるとよいかもしれない。地図によると「片…

上高地を歩く(4の3)河童橋に到着 秋の長野を巡る旅

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ホテルの前を出発。歩きやすく整備された、梓川沿いの道を歩いていくと、先の方で人が集まっているような気配があった。おそらく、あのあたりだろう・・・と思いながら先を急ぐと、あった。河童橋だ。

ガイドブックなどで何度も見ていた河童橋。その上を、たくさんの人たちが、行き交っている。写真を撮影するために立ち止まっている。普通これだけ多くの人たちがいれば「観光地」といった雰囲気になってしまうだろう。どことなく、ざわざわとした、活気はあるものの落ち着かないような雰囲気になってしまいがちではないかと思う。

ところが、ここではそのような雰囲気を感じさせない。人は多いけれど「やはりここは山なのだ」という、どこかビシっと引き締まった空気を漂わせている。それは空気の質感なのか、後ろにそびえる穂高岳の姿なのか、透き通る水が豊富に流れ続ける梓川のおかげなのか、一般車両の通行を禁止しているからなのか。それはわからないけれど、とにかく、そのようなものが組み合わさって、この場所が作られているのかな、という感じがする。

梓川の河原に降りて、水に手を浸す。なぜか「また、ここに来たぞ!」という気分になる。初めてきたのだから「また」という言葉は不適切なのだけど、なぜか「また」という言葉がぴったりくるような気がする。そして「またくるぞ」という気分にもなってくる。来たばかりなのに「また」が連続で頭に浮かぶというのも、初めての体験に、なんとなく苦笑いをする。


しばらく周辺を散策してから「おいしいコーヒーを飲もう」と、河童橋の目の前にある五千尺ホテルにはいる。上高地の計画を立てている時から、このホテルでコーヒーを飲もうと決めていた。ちなみに五千尺ホテルの「五千尺」とは、上高地の標高1.500m(五千尺)からきているそうだ。ふいに頭に「アルプス1万尺」のメロディが思い浮かぶ。思い浮かんだだけで、さすがに歌いはしなかったが、陽気な気分のまま、椅子についた。

オーダーをすると、ほどなく皿が目の前のテーブルに運ばれてくる。コーヒーの味そのものを楽しむことと、この場所で飲む、という喜びとが組み合わさって、なんともいえない気分になる。窓の外には、河童橋が見える。たくさんの人たちが、やっては過ぎていく。みんな笑顔だ。とても笑顔だ。

そんな様子を眺めながら、しばらくの間、コーヒーとケーキに手をつけずに、ぼんやりと時間を過ごした。来てよかった…

上高地を歩く(4の2)大正池から自然研究路を通り河童橋へ 秋の長野を巡る旅

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バスは大正池で降りた。ここから梓川に沿って、河童橋を目指す「自然研究路」というトレッキングコースを歩いていく。

バスを降り、大正池のそばに近づいていく。朝もやが湖面に、ぼんやりと漂っている。底の底まで見えているのではないか、と思うほどの透明な水。その上に、穂高連峰の山々がくっきりと映っている。

太陽に力強く照らされた山肌と、まだ静寂を保っている湖面の静けさのコントラストが、現実の世界とは思えないような不可思議な空間を作っている。池に向かって左側に見えるのが焼岳だ。あの山が噴火したことで、この大正池ができたという。

みんな足を止めて、盛んに写真を撮影している。通常の観光地のように、ピースサインをして記念写真を撮っている人たちよりも、山々にレンズを向けて何枚も何枚もシャッターを切っている人の方が多いように思える。ひとしきり山と池の写真を撮影してから、忘れていたかのように記念写真を撮る。ああそうだ、人物の写真も撮っておかないとね、といった感じになってしまうほど、ここの風景は美しく圧倒的な存在感だった。

立ち去りがたい衝動を感じつつ、次の場所へと向かっていく。森の中を抜け、木道の上をポクポクと歩いていく。暑くもなく寒くもない。時折降り注いでくる太陽の光が、普段の光よりも白く鮮烈なものに感じる。ちいさな子供を連れた母親が、先へ先へ行こうとする子供を呼び止める。このような場所では、大人よりも子供の方がずっと元気だ。早く、早く、と道の先の方へと走るようにして進んでいく。


僕は、いつも山歩きをする時は、時間を何度も見て地図と自分の位置を確認するようにしている。山の中で迷うのは一瞬だし、それは大きなトラブルにつながることも多いからだ。

でも、ここ上高地では、ほとんど時計を見ることがなかった。道も整備されているし、たくさんの人が歩いているから、ということもある。時間を確認することで現実の世界に戻りたくなかったのかもしれないし、ただ単に時間を確認するのを忘れていたのかもしれない。そのどちらなのか、もはや自分でもわからないのだけど、気がついたら田代橋に到着していた。穂高連峰と梓川の流れを眺めながら、上高地温泉ホテルの前で小休止をする。

ホテルの売店をのぞくと、ポテトチップスの袋がパンパンにふくれているのを見つけた。気圧の関係なのだろう。ここはやはり山なのだ、と改めて感じる。自分が上高地を歩いているのだ…

上高地へ行く(4の1)シャトルバスに乗って上高地へ 秋の長野を巡る旅

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今回の長野旅行の目的のひとつは「上高地へ行く」ことだった。上高地と言っても、登山に興味がない方にはピンとこないかもしれない。実際に妹に「長野へ行く」と話したところ「長野って何があるの?」「上高地へ行くんだ」「ふーん」と、いった感じだった。

しかし、登山好きの人間にとっては日本(北)アルプスの玄関であり「聖地」と言っても言い過ぎではない場所なのである。

数年前に長野に来た時には、オフシーズンだったため、松本市から上高地方面を眺めただけで終わってしまっていたこともあり、今回はとても楽しみにしていた。一番の心配事は天気で、出発時の天気予報では「曇りのち雨」となっていた。アウトドアの大敵は、なんといっても雨。曇りでもいいから、なんとか雨だけは避けてくれ、と願いながら迎えた当日は、なんと抜けるような青空。雨雲なんて視界の端にさえ見えない。すべてが整った。ありがとう、と誰に言うのでもなくつぶやいてから車に乗り込んだ。

現在、上高地へは自然保護の観点から一般車両の乗り入れが禁止されている。自分たちのような一般の人間が上高地入りするには、おおまかにわけて、

1)電車 → バス → 上高地
2)バス → 上高地
3)車 → バス 上高地

のように、何らかの交通機関を利用して上高地入りすることになる。自分の場合は、上高地から降りてきた後、そのまま車で移動する必要があったので、3)のプランで行くことにしていた。今回の具体的なルートを示すと、

1)安曇野市(ホテル)車で移動 → 2)沢渡(駐車場)バスに乗り換え → 3)上高地

と、いう流れになる。前日に宿泊したホテルのフロントの方に上高地までのルートを質問したところ「途中細い道があるけれど、おおむね走りやすいルート」と教えていただいたのだが、実際に走ってみると、ちゃんと舗装されているしバスも走っているルートなので特に問題なく走行することができた。「松本市から沢渡までは、通常で一時間弱くらいだけどシーズン中は大渋滞する」と聞いていたので、早めに出発(安曇野市を6時に出発)したところ渋滞もなく、1時間30分ほどで沢渡(さわんど)へ到着することができた。

到着したのは、午前7時過ぎだったのだけど、すでに駐車場は「ほぼ満車状態」になっていた(実際に、自分が帰るころには『満車』の表示が出ている駐車場もあった)。9月の連休でこの混みようだから、夏休みや紅葉のシーズンに…

八甲田山へ 初夏の青森を巡る旅(3)

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初夏の青森を巡る旅も2日目に。

昨晩、宿泊したホテルでは、夏の高校野球の予選に参加すると思われる、高校球児達と同宿だった。あちらこちらから「コンチワー」「チワッス」と元気な挨拶が飛び交っていて、ホテル全体が合宿所のようになっていた。

正直「これは、夜も騒がしいのだろうな」と思っていたのだけど、実際は夜の10時には、すっかりと寝静まり、物音一つ立たないという徹底ぶり。もちろん先生の怒号も飛び交わない。ずいぶん指導が行き届いているのだな、とひとしきり関心する。

就寝直前に、野球部のマネージャーとおぼしき女子が、部屋の入口のところで男子部員と話していた。その前を通ろうとすると、僕の姿に気が付いた男子部員が、女子を追い返すようにしてドアを閉めた。ドアを閉められた女子マネージャーは、何も言わず、すぐに自分の部屋に戻っていった。2人が部屋に入ってしまうと廊下にはもう誰もいなかった。

そういえば、と思う。この予選が終わってしまえば、3年生は引退である。おそらく多くの生徒が、ここで本格的な野球の練習を止めることだろう。子供のころから長い時間かけて取り組んできた野球が、あと数日で終わりを迎えようとしている。その瞬間、彼らの頭の中にはどのような感情が交錯するのだろう。

そんなことを考えながら、宿の大浴場へ向かう。浴場へは、男性が一人で体を洗っていた。後から入った僕が、頭を洗い体を洗い、湯船に浸かってあがった後も、男性はずっと同じ場所に座ったままで、頭を洗っていた。

さて、八甲田山のことを書こうと思っていたのに、いつの間にか前日の夜の話で、かなりの文字数を使ってしまった。なので、ここからは、思い切って省略する。

(省略)

翌日、ホテルで朝食を済ませてから、八甲田ロープウェーへと向かう。ロープウェーの山頂公園からは、「八甲田ゴードライン(ゴールドラインではなく、ゴードライン。誤字ではないので念のため)」というトレッキングコースが整備されていて、そこを歩くのが目的だ。30分コースと60分コースの2種類があって、自分は迷わず60分コースを選択。60分コースは湿原の回りを、ぐるりと一周するように設置されていて、湿原や高山植物を眺めながら、楽に歩くことができる。当日は、曇り空でガスが出ていたのだけど、風が吹く度に湿原の上をガスが動いていく様子は、とても幻想的でやわらかで、見に来てよかった、という気分になった。

ル…

みやぎ蔵王の樹氷を見に行く(その2)

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雪上車に乗って、蔵王の樹氷を見に行こう(その2)
雪上車は、ゆっくりと進む。
ガイドさんの「左側に見えるのが、宮城県で一番高い山。屏風岳です」などという解説を聞きつつ、目の前に広がる真っ白に染まった山並みを眺めながら、ゆっくりと進む。
屏風岳、刈田岳、そして雁戸山。今まで自分が登ったことがある山々峰々を、こんな風にして別の角度から眺めることができるのは、とてもうれしい。「本当に、あんなに高くて大きい山の頂上に登ったのだろうか?」と、少し自分を褒めてあげたい気分になる。

普段は、周りの人から褒めてもらえることは少ないので、「がんばったなオレ」と口には出さずに、何度か頭の中で繰り返してみる。うん・・・繰り返せば繰り返すほど、ちょっとせつなくなってくるのは、どうしてなのだろう?

スノーモンスターと対面 出発してから、40分も過ぎただろうか(正確にはわからない)。目の前に、樹氷の姿が見えてきた。ポコポコと、雪の上に立っている樹氷の姿には、なんともかわいらしい印象を受けた。同じ方向に向かって集団で歩いている一団のようにも見える。モンスターと、いうよりは、どこかの学校の仲良しグループといった感じに見える。
そして、雪上車は樹氷鑑賞ポイントへ到着。みんな、わーい、といった雰囲気で、次々に樹氷に向かって散らばっていく。自分もカメラを手にして、写真を撮った。広角レンズを使っても、おさまりきれない広大な風景が、すばらしい。遥か遠くの方に霞んで見える、吾妻連峰の姿も幻想的な雰囲気を醸し出してくれている。お湯をわかして、あたたかいコーヒーを飲みながら1時間くらい眺めていたい、と思った。日が傾くのを待って、色が変化して行く様子を楽しみたいと思った。
残念ながら、ツアーの鑑賞時間は、わずか10分。もう少し、先の方まで歩いてみたいな、と足を踏み出した瞬間に呼び戻されてしまった。名残を惜しみながら、車にもどる。せめて30分くらいは見ていたかったよなあ、と思いつつ帰路につく。登山の時と同じく、帰路の記憶はかなり曖昧だ。なんとなく下山して、なんとなく車から降りた。次のツアー参加客が、自分達が降りて来た雪上車に乗り込もうとしていた。

そんな風にして、蔵王の樹氷めぐりツアーは終了した。遠刈田温泉まで戻り、食事をして、日帰り温泉の「神の湯」であたたまってから帰宅の道へついた。次は、雪上車を使わずに、自分の足で頂上を目指し…

みやぎ蔵王の樹氷を見に行く(その1)

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蔵王の樹氷を見に行こう。蔵王の樹氷を見に行ってきた。
数年前に、ラジオで「蔵王の樹氷めぐりツアー」の話を聞いてから「いつか参加してみたい」と、思いつつも天候や日程の都合が合わずに、参加することができなかったこのツアー。今年(2011年)になって、ようやく行く事ができた。
集合場所の遠刈田温泉に近づくと、雪をかぶった蔵王連邦の姿が見えてきた。ついさきほどまでの「眠い。つかれた。こんなに苦労してまでして、樹氷を見にいく価値があるのだろうか?」というような気分は、あっという間に、後方100kmにまで吹き飛んでしまう。自然と笑顔になってくる。

今年は良い雪が降ったので、例年よりも「おおきく育っている」という情報を聞いていたので、いやがおうにも期待は高まってくる。天気もいいし(晴天無風)まさに樹氷ツアー日和だな、と思いながら、送迎バスの停留所へと向かった。
バスの中は、平日だというのに、補助席にも人が座るような「満員」状態。「◯◯さんは、いますかー」「ちゃんと返事してくださーい」などと、ツアー仲間同士の確認の声が飛び交うのも楽しい。年齢層は、60代と思われる方が中心で、かなり高めの雰囲気。リタイアしてから、ゆっくりと旅をしているんですと、というご夫婦の姿が多い。自分のすぐ前を歩いていた70代と思われるご夫婦は、しっかりと手をつないで歩いていた。楽しそうである。
はじめての雪上車
そんな風にして、乗客の期待を詰め込んだ送迎バスは「すみかわスノーパーク」というゲレンデに到着する。久しぶりに一面の雪景色に興奮しながら、周りの風景などを眺めていると、山の上の方から緑色の雪上車が降りてくるのが見えた。独特の存在感を漂わせながら、ぐぉーん、というような地響きを放ちつつ(これは、冗談。そんな音が聞こえてきそうだということ)数台が連なってこちらに向かってくる様子は壮観だ。こいつとなら、極地へだって楽々と行けるのではないかと感じる頼もしさ。
他の乗客のみなさんも写真を撮ったり、パンフレットを眺めたりしながら、楽しそうにしている。楽しいという気分は、年齢も性別も国籍だって(たぶん)関係ない。そこにいる全員のテンションが上昇していく気配がする。空は雲一つない天気。これなら目的地周辺も、快適な状況だろう。(みやぎ蔵王の樹氷を見に行く(その2)へつづく

山を歩いた日。

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山歩きをしていると、様々な人とすれ違う。その多くの方とは、「こんにちは」だけで、終わりになってしまうのだけど、水場などで休んでいる時に話しかけられたりすると、ついつい長話に、なることもある。
今日、とある山の水場で出会った方(70代・男性)にも、面白い話を聞かせていただいた。 その方は、単独で登っていたのだけど、70代で単独で登るくらいだから、そうとうの山男で、 若い頃に、会社を一週間休んで、日本アルプスに登った時の話や、当時の整備されていないルートを歩いた時の恐怖体験など、時代背景を感じさせる、興味深い話を聞く事ができた。なかなか話す機会のない年代の方と、共通のテーマでお話しさせていただくことは、とても楽しいし、元気がでる。なるほど、なるほど、と、すっかり聞き役に回って、じっくりと山の話を聞かせていただいた。

15分ほど話しているうちに、急に年齢の話題になっていった。どうやら、その方は、僕のことを、30歳くらいだと思っていたらしくて(いくらなんでも、若過ぎだ!)実年齢を教えると、そうですか、ずいぶん若く見えますね、失礼なことを言ってしまったなぁ、と頭をかくような仕草をされた。そして「でも、若く見られて、損ということはないですよ」と、にっこりとした。
その方によると、僕が若く見えるのは「自由に人生を楽しんでいて」「エネルギーが余って」いるから、なのだそうだ。逆に言えば「人生や仕事を楽しめない人は、すぐにエネルギー切れになり、老け込み、最悪の場合は寿命が短くなってしまうものだ」と、自分の友人を例にあげながら、あの人はこうだった、あいつはこうなった、と「どんなに鍛えていても、死ぬ時はあっさりと死ぬ」と、語ってくださった内容は、とてもリアルで生々しいものがあった。
なかでも、ちょうどこの同じ山に一緒に登っていた友人がいて「じゃあ、また今度!」と、元気に別れた数週間後に、その方が突然亡くなってしまったという話には、思わず息を飲んでしまった。「見た目は、あんなに元気だったのに、寿命が切れると、あっさりと亡くなる」とか「あなたが車を停めていた、ちょうどその横に、その人は車を停めてた」などと言われると、思わず姿勢を正してしまう。水場から聞こえる水が流れる音も、冷気も、ひやりと背中を通り抜けて行くような、気がする。

「それでは、エネルギーを保つには、どうすればいいでしょうか?」と、おもむろに質…

いつか行ってみたい場所 マッターホルン

もはや、いつのことだったか、どこでだったのか、すっかり忘れてしまったけれど、子供の頃に写真で見て、強烈に印象に残っている山があった。
大人になってから、それがスイスのマッターホルンと、いう山だということを知った。 スイスとイタリアの国境に位置し、標高4.478m。アイガー、グランド・ジョラスに並んで、アルプス三大北壁のひとつ。知れば知るほど、自分にとって魅力的な山だということが、わかった。
そして、しかるべき準備と、それなりの費用を準備すれば、自分のようなアマチュア登山家でも、登れる山だということも、知った。 それ以来、いつか登ってみたい。登れないまでも、ツェルマットまで出掛けていき、その姿を実際に目でみたいと思っている。普通は、思うだけで終わってしまうことが多いかもしれないけれど、マッターホルンの場合は(何らかの形で)挑戦できる日がくるような気がしている。思うだけなら自由なので、そのように考えることにしている。

Googleマップの3D表示による、マッターホルンのマップ。 ドラッグすると、マッターホルンの勇姿を、グリグリ回して見ることができます。
大きな地図で見る

里山めぐり。

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急に予定がキャンセルになって、暇になってしまったので、県内の里山に登ってきた。往復で、約2時間30分くらいの山。山登りというよりは、山歩き、といった感じだけど、右膝を痛めている自分にとっては、なかなか手応えのあるコースだ。

歩き始めてみると、予想以上に右膝の調子がよく、登りも下りも快調に足を進めることができた。むしろ、体が軽い感じで、地道な筋トレの効果が出ているような気がする。効果を感じられるということは、うれしいものだ。マージンをとって、ゆっくり目に歩いていたこともあって、以前、同じ山に登った時よりも、疲れもないし気分よく歩き続けることができた。

今回の登山の目的のひとつに、山中でiphoneのmapアプリを試してみるということがあった。結論からいうと、かなり途切れがちにはなるものの、ちゃんと現在位置を補足してくれる。さすがに登山道は表示されないのだけど、手持ちの登山用の地図と組み合わせることで、かなり正確に現在位置を確認することができそうだ。
そうなってくると、次の問題はバッテリーだ。常時アクセスしている状態になるので、バッテリーの消耗が激しくなるから、外部の充電器を用意するべきだろう。ソーラー充電器が販売されているけれど、あれはどうなのだろう?アウトドアの場合は、ソーラーに頼るしかないので、今度機会があれば、試してみようかなと考えている。

登山口に着いたとたんに、安心したせいか、急に腹が減ってきた。シャツを着替えてから、ストーブでお湯を沸かして、コーヒーを飲んで、あんパンを食った。うまい。風が冷たくて、心地よい。もうすぐ、夏だな。今年の夏は、1泊でいいから、近場でもいいから、温泉にはいって、旅館に泊まりたいな、と考えてみる。テントを持っていって、キャンプもいいな。キャンプなら、2泊くらいできそうだな、などと考える時間が、とても楽しい。

膝のリハビリ中 その2

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先週にひきつづき、膝のリハビリに、5キロほど歩く&軽く走ってみた。うん、先週よりも調子がいい。確実に、足が強くなっているのがわかる。それが実感できる。
以前、何かの本で「筋肉は、何歳になっても、鍛えれば必ず大きくなる」という文を読んだことがあるけれど、本当に、そうだと思う。自分の場合も、学生の頃からスポーツは得意な方だった(体育だけは、いつも5だった)し、そこそこ運動はしてきたつもりだけど、それでも、今が一番「筋肉が付いている」ことを実感している。(もちろん、そんなにムキムキ、という訳ではなく、そこそこ筋肉が付いてきた程度だけど、あくまでも自分にしては、ついてきたということ)
瞬発力や成長のスピードなどは、10代20代には、遥かに及ばない。でも、そこそこの筋力なら、半年も継続してトレーニングしていけば、明らかに体が変化していくのが、わかる。変化が目に見えてわかる、というのはうれしい。うれしかったので、空を見ながら、水を飲んで乾杯した。
とりあえず、少しずつ距離や負荷を増やして、里山に登ってみようと思う。そして、今年中に、どこかの山に挑戦してみたいと考えている。

膝のリハビリ中。

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登山中に傷めた、右膝のリハビリをかねて、5キロほど歩いてみた。経過良好。治療法もいくつか試したが、膝の周りの筋肉を鍛えて、関節をカバーする、というポジティブな治療が、一番自分に合っていたようだ。

まだ平地を歩いてみただけなので、なんともいえないけれど、あの階段を一段降りる度に、足先から脳のてっぺんにまで、激痛が突き抜ける状態を考えれば、かなり改善してきたことが実感できる。実感できることが、うれしい。様子をみながら、少しずつ負荷をかけて、少しずつ山に登ってみようと考えている。にわかに、登山シーズンが楽しみになってきた。

写真は、自宅の庭に咲いている花を撮影したもの。花の名前は、以前、親から聞いたことがあったが、忘れてしまった。とても強いピンク色の花で、この花が咲くのを見ると、いよいよ本格的な春が始まったなと、うれしい気分になる。

プリムス p-114 感想。

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先日、近所の山(と、いっても車で2時間はたっぷり走るのだけど)に登ってきた。今の時期、自分以外には誰も登っていないのでは? と、いうような山を選んだのだが、案の定というか、当然というか、山頂で2組のグループと一緒になった。
みなさん、他県からわざわざ登りにいらしたようで、色々と情報を交換しながら、しばし話をした。「また、どこかの山で!」と、山頂で別れた後も、自分は一人で山頂に残って写真を撮影していたのだが、その後は他に登ってくるグループはなかった。
しばらく岩の上に腰掛けているうちに、強風で体が冷えてきたので「温かいものでも飲もう」と、いそいそと、先日購入したばかりのプリムス p-114を取り出してセットした。
晩秋の高い空に、黄色い缶が絶妙に溶けこんでいるな、と、自己満足に浸りながら、コッヘルをセットして、お湯をわかしてみた。当日は、立っていると、時折吹き付けてくる、強い風で体が揺れてしまうほどの状態だったので、岩の影で風を遮るようにしてセットしてみた。山頂で、ひとりでストーブを見つめながら、お湯がポコポコと沸いてくる様子を見るというのも、これはこれで、悪くない気分だ。と、いうよりも、いい気分だ(笑)
コーヒーをいれて、小さめのカップに注いで、グーッと飲む。真っ青な空の中を、綺麗な羽をした鳥が一羽飛んで行って、写真を撮りたかったな、と思いつつも、カメラには手を伸ばさずに、そのままもう一口、グーッと飲む。うまい。
間もなく、この辺りも、寒い冬がやってくる。一度、雪が降って積もってしまえば、長くて厳しい「冬の山」が始まってしまう。そしてそれは、数ヶ月以上も続いていく。あと、もう一度、どこかの山に登ってみようかな、とか、来年はどこの山に登ろうか、などと考えながら、コーヒーを飲んで下山した。強風で、体感温度は厳しかったけれど、なんとなく、ほんわかとした気分になりました。

※今回使用したのは PRIMUS【イワタニプリムス】 P-114 スーパーマイクロバーナーIV【ガスバーナー】

primus p-114

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新しい、登山用のストーブを購入した。primusのp-114。オフィシャルwebの「本体重量51g(圧電点火装置除く)を実現した世界最軽量の小型バーナーです」という部分に惹かれて、購入した。やはり「世界最〜」というフレーズには、購買欲をそそるものがある(笑)
最初はp-153にするか、どうか迷ったのだが、自分の使い方は「お湯をわかす=飲み物、レトルト用」程度だし、さほど強い火力もいらないかな、そうなってくると、値段もこちらの方が安いし(重要)、なにより世界最軽量だし、ということで、p-114にした。
使い始めは、どこかの山の頂上で、と、いきたいところだったが、しばらく登れそうにもないので、自宅で試してみることにした。ガス缶をセットして、点火装置を押すと、見事に炎があがった(当然だ)。コッヘルを上にのせて、お湯を沸かしてみたのだが、特に問題なく沸く(これも、当然だ)。とりあえず、一人分のコーヒー用のお湯を沸かすには、数十秒ほどで完了するので、十分な火力だと思う。
ついでにストーブを購入した時に、おまけでいただいた、フリーズドライの食材を試してみようかな、と迷ったのだが、もったいないので中止した。また機会があれば、この辺のことにも触れてみたいと思う。
それにしても、毎回思うのだが、カートリッジを取り外す時に「シュッ」とガスがもれて、臭いがするのは、ちょっとドキドキする(笑)構造上、仕方がないことだと思うのだけど、ついつい「もれては・・・いないよな」と、ガス缶を手に取って、詳細に調べてしまったりする。単に、自分が神経質なだけかも、しれないですけどね・・・。

PRIMUS BurnerStoveプリムス 114ナノストーブ P-114

登山とひざ痛

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夏の登山で再発した、ひざの痛みだが、その後サプリメントの摂取は止め、筋肉トレーニングに切り替えて様子を見ている。つまり、関節のまわりの筋肉を強くして、ひざへの負担を減らそうじゃないか、というポジティブ(?)な発想である。こちらの方が、自分の膝の状態にも合っているような気がする。
色々とスポーツ障害の本を読んだり、医療関係で働いている知人に相談しながら、簡単なトレーニングをしているのだが、今のところは調子がいい。ストックを使用して、ゆっくり目に歩くと、大体、4〜5時間程度の時間ならば、膝に痛みを感じることなく、歩くことができている。
目標としては、7〜8時間歩き続けても、なんともない状態にまで仕上げたいのだが、また突然、あの痛みに襲われることを考えると、なかなか挑戦する気持ちになれない。あとひとつふたつ、治療方法を探して試してみてから、来年の登山に備えていきたいと思う。
写真は、週末に登った山の写真。下山してから駐車場へと、移動している時に撮影したもの。もうすでに、山の紅葉は終わりかけで、陽射しが届いている時は暖かいけど、時折吹く風は、一気に体温をうばっていくほど、冷たく厳しくなっていました。

山の秋

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山仲間の集まりに参加してきた。夕方に集まり、テントを張り、酒を飲み、翌日朝一番で登るという、いかにも山好きらしいイベント。
何もない、冷たい森の中だというのに、山男達が集まりテントを張りランタンに火を入れると「あっと、いう間」に、ほんわかとした空間になる。手際よく、火を起こしたり、料理を作ったりしている、他の人達の作業を眺めていると(自分は、眺めているだけ・笑)小学生の頃にキャンプをした時の事や、御来光を見るために真っ暗な中を登った時のことなど、昔の記憶が一気に蘇ってくるような気がする。
暗闇で火を見つめていると、催眠状態になりやすい、というようなことを何かの本で読んだ記憶があるけれど、確かにそうかもしれない。何か、頭の奥というか、胸の奥のあたりがムズムズしたような感覚になる。占いの部屋などは、真っ暗にして、小さな灯りだけにしているイメージがあるけれど、このような効果を狙っているのだろうな、と考えたりしてみる。
残念ながら、自分は予定があるので、宴会の途中で帰ってしまったのだが、車に乗り込む時に見上げた真っ暗な空一面に、星が輝いていて本当に綺麗だった。今度はテントを持ってきて、朝まで焚火でもして過ごしてみたいと、思いました。

福島県 霊山へ登る

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福島県の霊山に登ってきた。ちなみに、この霊山は「りょうぜん」と読む。「れいざん」と読みたくなるし、なんとなく宗教的な雰囲気も感じるが、正しくは「りょうぜん」なので、誰かと話をする時には気をつけていただきたい。自分は、今回確認するまで「れいざん」だと思っていた。

それはともかく、霊山には、知人のブログで紹介されているのを見た時から一度登ってみたいと思っていた。先日「霊山の紅葉は絶景だよ」「今年は紅葉が早いらしいよ」という情報を聞いて、それなら時期的にも今がちょうどいいから、と出掛けてみることにした。

霊山までは、仙台市の自宅から大体2時間ほどで到着することができた。県道を南下して、相馬側から西に向かったのだが、ほとんど車もなく、かなりスムーズに移動することができた。自宅を出たのが。9時過ぎと、若干遅かったせいで、到着したのが11時半ころ。シーズン中は、駐車場がかなり混雑すると、聞いていたので、この時間で大丈夫かと心配していたのだが、予想に反してガラガラ。安堵と、あせって急いでいた自分に苦笑いをしながら、準備をする。
駐車場の目の前には、霊山の素晴らしい景色が広がっていた。奇岩が連なった、存在感たっぷりの山の姿が、秋晴れの青い空にくっきりと映える。思わず「あの岩のとがった、先まで登ってみたい!」と反射的に思う。国の名勝、日本百景に選ばれているということだが、それにふさわしい、圧倒的な風景だった。
写真を撮影して、数年前に設置されたらしい綺麗なトイレで用を済ませてから、登り始める。よく整備された歩きやすい登山道を、ゆっくりと歩き始める。まだ紅葉には早かった(早すぎた)が、ところどころに見える、赤い色の葉がアクセントになっていて、これはこれで見応えのある綺麗な風景になっていた。

パンフレットを片手に、ゆったりと回る。 登山口に用意されていた、カラーのパンフレットを参考に、ひとつひとつポイントを回っていく。大体、15〜20分ごとくらいに「見下ろし岩」「天狗の相撲場」のようなポイントがあり、切り立った岩の上から、絶景を眺めることができる。切り立った岩の上から、遠くを眺める気持ち良さ(怖さ?)は、ぜひみなさんにも体験していただきたい。

ちなみに高所が苦手な自分は「写真を撮影してください」と、頼まれる度に「ああ、いいですよ」と表面的には平静さを保ってはいたものの、風が吹いて体が左右に揺れる度…