走ることを始めてみる。(完)

2015年も残り数日となった。そしてこの「走ることを始めてみる」も21回目となる。よくもまあ21回も書くことがあったものだ、と自分でも思ったりする。内容はともかくとして、書き続けたことは多少なりとも評価して良いのかもしれなくもない。

さて、あらためて今年一年を振り返ってみると、特に大きな成長も変化もなかったように思う。もちろん、5キロを淡々と走れるようになった、とか、膝の痛みを感じなくなった、など、地味なレベルアップはあった。が、しかし、とりたて記憶に残るようなできごとはほとんどなかったと思う。

しかしそれは、考えてみると「走ること」が、日常生活のひとつとして自然に染み込んできたからなのかもしれない。学生の頃「長距離なんて、だるくて走っていられない」と口にしていた自分にとって、走ることが日常になるということは考えられないことだ。年齢を重ねると食べ物の嗜好が変化するように、考え方も変化していくということなのだろう。そんな風に考えてみると、気がつかないところで何かしらの成長(のようなもの)は、あったのかもしれない。

おそらく、ここから記録的なものが大きく伸びることはないだろう。少しずつ距離は伸びるかもしれないし、体力もゆるやかに増えていくかもしれないが、それと同時に失っていく部分も加速度を増していくだろうから、プラスマイナスでいうと「ややプラス」くらいのペースで進んでいくと思う。そんな風に考えると、なんとなく切ない(?)ような気分にもなってくるのだが、ひとまず今は「走ることを始めて、1年間継続できた」ということを喜んでみたい。

さて、そのような具合で「走ることを始めてみる」は、今回で終了としたいと思います。更新の度に、のぞきにきて下さったみなさんに感謝します。そして、次回からは「今日、走った時に考えたこと(仮)」というタイトルで、忘れたころに更新してみようかと考えています。ありがとうございました。

人気のある記事

私とハトの七日間決戦 アイテムは100均のみ!

裾上げしたジーンズの裾を、自分で加工してみる。

腕時計のベルトを、ダイソーの替えバンド(100円)に交換する。

uniqloジーンズの色落ち(四年経過)

【名言】「日本より頭の中のほうが広いでしょう」夏目漱石 三四郎【名作文学を読む】