車検を通す。

車を所有していると2年に1度やってくる、避けては通れない門が「車検」である。実際のところ、オリンピックと同じく4年に1度でも良いのではないか。もしくはもっと簡略化して現在の半額くらいの料金で済ます事はできないのだろうか。などと毎回思うけれど、なんだかんだで避けられないものが車検である。

避けられないものならば、せめて諸経費の削減に、どこに車検を出そうかと考えるのが関の山である。ちなみに今までは「ディーラー8割 民間車検2割」という感じで車検を通してきた。基本的には車を購入したディーラーに頼んできたのだけど、知人からの紹介で割引券をもらったりした時など民間車検に頼んできたという感じである。

今回は少し時間に余裕があったので「見積もり」をとって比較して見ようかと考えた。正確に書くと「高額と耳にするディーラー車検と民間車検との間に、どのくらい差があるのだろう」と知りたくなったわけである。思い込みや噂などで判断するのではなく、実際に自分の車で具体的な数値で比較してみたいと思ったのです。

そんなわけで、まず最初に「カー用品系の車検」で見積もりをとってみることにした。待つ事40分。なるほど。数日後、車を購入したディーラーに予約をとって見積もりをとってみる。待つ事1時間。なるほど。

結論から書くと「カー用品系の車検」の方が、数千円ほど高い結果となった。なぜこのような結果になったかというと「カー用品系の車検」で交換が必要と判断された部品のいくつかが、ディーラーでは不要と判断されたからである。つまり基本料金は「カー用品系の車検」の方が安いけれど交換部品などを入れると若干高額になってしまっていたというわけです。

もちろんディーラーには「この前のところで、○○を交換といわれたのですが」と確認をした。そして点検もしてもらい「特に問題は見つからなかった」と確認をしてもらっている。さて、どちらを信じるべきか? 私は一般ユーザーなので専門的な判断はできないけれど、今までに点検整備でお世話になってきた際の体験なども踏まえてディーラーの点検の方を信頼したい。故に今回はディーラーで車検をお願いする事にした。

今まで、このディーラーからは3台の車を購入しているので、サービスをしてもらっている部分もあると思う。なので今回の情報だけで判断するのは難しいかもしれないけれど、私の個人的な体験として「ディーラー車検が高額である、とは一概に言えないのではないか」というのが今回の結論である。もちろんディーラーと言っても販売店によって方針や特色もあるだろうし、カー用品店にしても店舗ごとに差があるだろう。時期的なものや担当してくれた店員にもよるかもしれない。

ただ今回感じたのは「○○は高い。△△は安い」と流布している情報だけで判断するのではなく、実際に自分自身で確認してみることの大切さである。なんだか自己啓発書のような口調になってきたけれど(笑)まあ、そういうことです。現在の自分の状況や価値観によって選択肢は様々に変化するわけだし、ネット上に流れている情報や耳に飛び込んでくる話だけで判断しない方がいいかもよ、ということです。もちろんこの記事に関しても「そのような実例があったのだ」というひとつの情報としてとらえていただくことを期待したい。

ちなみに、私が20代ならば「価格重視」で選んだと思う。多少の手間や時間をかけても、コスパ重視にしたと思う。しかし40代となった今では「代車も新車で無料だったし、スタッドレスタイヤへの履き替えも無料でやってもらったし、待っている間、清潔な店内でコーヒーも飲んだし」などと「このサービスで、このくらいの価格差ならば、納得して支払える」という判断基準があったということも付け加えておきたい。

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