日本人の読書量「一冊も読まない」が47.3%に!?

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日本人の読書量「1ヶ月に読む本 一冊も読まない」が47.3%に


先日、電車に乗っていた時の話。前に座った人が、鞄から文庫本を取り出して読み始めた。スマホを覗き込んでいる乗客が多い中、本を読んでいる仕草が新鮮に感じられて、ふと考えた。

「そういえば、電車の中で本を読んでいる人を見かけなくなったな」

気になったので、国民の読書量について調べてみることにした。参照したのは、文化庁の平成30年度 国語に関する世論調査」のデータである。それによると(すでにタイトルに書いてしまっているが)

「1ヶ月に一冊も読まない」と答えた人 47.3%
「1、2冊」と答えた人 37.6%
「3、4冊」と答えた人 8.6%
「5、6冊」と答えた人 3.2%
「7冊以上」と答えた人 3.2%

という結果だった。一冊も読まない人が「47.3%」ということは、半数近い人たちが「本を手にしない」ということになる。個人的には、一冊も読まない人は30%くらいかな? と予想していたので、想像以上に読まない人が多いように感じた。みなさんは、どう感じただろうか?

ちなみに筆者は、月に7冊は読んでいるので、上位3.2%に入っていることになる。今までの人生の中で(よくもわるくも)上位3.2%に入れることはなかったので、とりあえず素直に喜んでみたいと思う。やったぜ。

「自分の読書量を増やしたいと思うか?」

続いて「自分の読書量を増やしたいと思うか?」という調査データもあったので確認してみる。

・「そう思う」+「ややそう思う」の「増やしたいと感じている人」の合計が60.4%
・「そうは思わない」+「あまりそうは思わない」の合計が38.9%


増やしたいと感じている人の方が、過半数に達していることがわかった。つまり、読みたいとは思うものの、なかなか手が伸びない。でも読みたいとは思っているんだよ、本当に。と感じている人が、ざっくりと国民の半数が考えている、ということになるだろう。

まさに「案ずるよりも産むが易し」である。いや、このことわざは逆の意味だ。使い方が違う。月に7冊読んでも、賢くなれるというわけではないことを証明してしまった。適切なことわざは「言うは易く行うは難し」あたりになるかと思う。もしかしたら微妙に異なっているかもしれないが、このあたりで止めておく。

「電子書籍を利用しているか」

さらにもうひとつ、個人的に注目したい「電子書籍を利用しているか」というデータがあった。

筆者は、先日「電子書籍」を執筆してAmazonのkindleで販売したのだが、友人知人に「Kindleで電子書籍を出版しました」と連絡をしたところ「Kindleってなに?」「電子書籍って、どうやって読むの?」という返信が、かなりの割合で戻ってきたのだった。

個人的に「40%くらいの人が、電子書籍を利用しているのではないか?」と予想していたので、この返信には驚いたのだった。さて、実際にはどのくらいの割合で電子書籍を利用しているのだろうか・・・。

・「よく利用する」+「たまに利用す る」の合計が 25.2%


電子書籍を読む人は「4人に1人」くらいという結果だった。そうか。まだまだ電子書籍そのものを利用している人の割合は、少なかったのだ。

はりきって「電子書籍で出版しました」とメッセージを送ってしまった自分が、恥ずかしい気がする。次回からは「たぶんまだ利用していないと思うけれど、今回電子書籍というもので本を出版したので・・・」と説明口調で連絡しようかと思う。いや、これはこれで嫌味な感じがする。とりあえず、今後の普及に期待したい。


参考「文化庁」平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要


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