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【文学散歩】太宰治「まなびの家」へ行った時の話

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「太宰治まなびの家(旧藤田家住宅)」へ行った時の話前回のコサエルラジオでは、太宰治の斜陽館疎開の家へ旅をした時の話をしましたが、もう一つお勧めのスポットがあるので今回追加で紹介してみたいと思います。
青森県弘前市に、太宰治が旧制弘前高等学校に通っていた時に下宿していた家が「太宰治まなびの家(旧藤田家住宅)」として保存されています。そこでは、太宰治の勉強部屋が当時のままに保存管理されているので、その当時の雰囲気に触れることができるのですね。
太宰のファンの皆さんならご存知だと思うんですけれども、この時期の太宰治は、作家の芥川龍之介に傾倒していました。当時のノートには、太宰本人が書いた芥川龍之介らしい似顔絵や「芥川龍之介 芥川龍之介 芥川龍之介」と、何度も芥川の名前が落書きされているページも見つかっていて、学生時代の太宰にとって芥川龍之介は憧れの存在だったことがわかります。
芥川龍之介には、顎の下に手を当てている有名な「芥川ポーズ」があるのですが、太宰もその格好を真似て写真を撮っています。その写真を撮ったのが、この家だというエピソードもあるので、カメラの前でポーズを決める太宰の様子を想像しながら見学するのも楽しいのではないかと思います。 
あこがれた「芥川龍之介」の影響は遠く深く芥川龍之介は、太宰治が高校1年生の時に自殺をしてしまうのですが、学生時代の若い太宰にとって「憧れの人が自殺する」という出来事は、相当な衝撃を与えたという事は想像するに難くありません。ちょうどそのあたりから、太宰は色街に通うなど放蕩生活を送るようになったのも、芥川龍之介の影響があるのかもしれません。
これは個人的な感想なのですけれども、後に太宰治も女性と心中自殺をすることになりますが「自殺」という選択肢が、彼の中に存在するようになったきっかけは、芥川龍之介の影響が少なくないのではないか、と思います。高校生の多感で情熱が溢れていた太宰の学生時代を想像しながら、斜陽館から足を伸ばして訪問してみることをおすすめします。
それにしても、歴史に名を残す文豪ともなると、ノートの落書きなんかも公開され研究対象として様々な人にじっくりと見られてしまうわけです。個人情報保護どころの騒ぎではないですよね。太宰もあの世で赤面しつつ・・・いや、知らないふりをしてやり過ごしているのかもしれません。
【コサエルラジオ】太宰治「ま…

【読解力】小説を読めば、読解力が身につきますか?

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小説を読めば、読解力が身につきますか?
生徒さんから、よくいただく質問の1つが「小説を読めば、読解力が身につきますか?」というものですね。そのような質問を受けた時に、私がどのように答えたかといいますと「たしかに小説を読めば、読解力が身につくとは思います。しかし、純粋に読解力を身に付けたいのであれば、別の勉強方法を試した方がいいと思いますよ」と答えていたのですね。小説を読んで読解力を身につけるのは、いわゆる「コスパが悪い」というやつだと思うからです。
どうして、このような答えをするかとというと、おそらく質問してくる皆さんが考える「読解力」とは、文章の中からポイントをつかむ、整理する、分析する、というような能力のことを「読解力」と定義していると思うのです。しかし、このようなスキルは、小説を読んでもなかなか身に付きにくいんじゃないか、というのが私の考えなのですね。
夏目漱石の「坊っちゃん」を読んでみるたとえば「夏目漱石の坊っちゃん」という作品がありますよね。この小説は「東京生まれの主人公が、松山に行く。そこで喧嘩をして東京に帰ってくる話」という説明しても決して間違っていないし、ポイントも抑えている。
ところが、小説を読むという行為は、このようなあらすじを抜き出して説明できる能力だけではないと思うのですね。物語を楽しみながら、赤シャツとか、野だいこみたいな人って、いまでもいるよなあ、とか、登場人物の視点を通して「体験」していく。そして、漱石はどうしてこの作品を書いたのだろう、などと思考を広げたり、自分は「坊っちゃん」を、このような読み方をした、と周囲の人と言葉を交わしていく
そのような時間が「小説を読む」ということであり、みなさんが求めている「読解力」とは少し異なるのではないか、と私は考えているからです。
どうすれば「読解力」が身につくのか?そのようなわけで、もしもみなさんが、ここで説明したような「読解力」を身に付けたいのであれば、別の方法を模索してみた方がよいかもしれない。そして「どうすれば、読解力が身につくだろう?」と考えてみることが、考える力を養い読解力を身につけることができる一歩だと思うわけです。
この内容を「ラジオ」で聞く
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【文学解説】友情(武者小路実篤)あらすじ解説

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親友と同じ女性を好きになってしまった。「恋」か「友情」か? その選択の先には何が待っているのか?今回は武者小路実篤「友情」のあらすじを解説します。恋をしている人も、これからする人も、過去の恋愛に思いをはせる人も、読書を楽しむきっかけにしていただければ幸い。
友情(武者小路実篤)あらすじ解説
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【漱石の言葉】火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。

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夏目漱石の手紙より
「あせっては不可ません。頭を悪くしては不可ません。根気ずくでお出でなさい。世の中は根気の前に頭を下げることを知っていますが、火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。うんうん死ぬまで押すのです。それだけです。」

これは、夏目漱石が門下生である「芥川龍之介 久米正雄」に宛てた手紙の一文です。この当時、漱石は時代を代表する作家。のちに文豪になる芥川は大学を卒業したばかりの新人作家。血気盛んに文壇に足を踏みいれようとしている芥川にとって、師匠である漱石先生の「あせっては不可ません」という言葉は、深く心に染み渡ったであろうことは、想像に難くありません。
私(佐藤)が起業した時の話私(佐藤)も、若い時はせっかちで、考えたことをすぐに行動に移したくて、でも結果につながらなくて、ほんとうに焦りました。周りの同世代の人たちが、家庭を持ち安定した居場所を手にし始めている中、何ももっていない自分の姿を見ると「これでいいのか?」「もっと別の道があるのではないか?」と、夜も眠れず、昼間に居眠りをしながら考えたものです。
そんな時に、この漱石先生の言葉を思い出して「うんうん死ぬまで押すのだ」と、自分を奮い立たせていたことを思い出します。私は、才能がありませんから、芥川のような世界を驚かせるような仕事はできませんが、それでも「うんうん」やってこれたのは、この言葉を知っていたからだと思うのです。
未来をつくる 起業家・社会人・学生のみなさんへこれから新しい挑戦をする若手の起業家、社会人、学生のみなさんにも、この漱石の言葉を覚えておいていただきたいと思います。19年前の私がそうだったように、いつかどこかで心を奮い立たせる力になると思うからです。
人生は何かを成し遂げるには短すぎます。しかし、それでも私たちは「何か」を作り続けなければいけません。「一瞬の記憶」ではなく、少しでも遠くまで届くものを作っていきたい。そう願い、志す人には、きっと必要な言葉だと思うからです。
ちなみに、漱石はこの手紙を書いた数ヶ月後に亡くなってしまいます。49歳あまりにも早すぎる最期でした。しかし、100年以上も経過した今、この現代でも読み継がれる「言葉」となって生き続けています。あらためて漱石先生のすごさを実感したのでした。

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・今…

夏目漱石「こころ」あらすじ解説

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はじめての文学入門 夏目漱石「こころ」あらすじ解説今までに、たくさんの人から「こころ」の感想を聞いてきました。「こんなに長い小説を読んだのは初めてです」「さいごまで、夢中になって読みました!」というような感想を耳にする反面「挑戦してみたけれど、難しくて挫折してしまった」「長いので、なかなか手が伸びない」という感想も受けてきました。個人的に「こころ」は「読んでおきたい文学作品のひとつ」だと考えているので、読まずに過ごしてしまうのは「もったいない」と考えてきました。そこで今回は、音声で「こころ」のあらすじを解説してみることにしました。一度、録音を始めてみると、予定以上に長くなってしまったため「前・後編」の2つに分けて編集してみました。前編は「上 先生と私 中 両親と私」までのあらすじ解説。後編は「下 先生の遺書」のあらすじ解説になります。これから読む人はもちろん、もう一度読み返して見たい人も、ぜひご視聴ください。作品を楽しむきっかけになれば、幸い。「こころ」あらすじ 「上 先生と私 中 両親と私」
「こころ」あらすじ 「下 先生の遺書」
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モモ(ミヒャエル・エンデ)あらすじ解説動画

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児童文学の名著 モモ(ミヒャエル・エンデ著)あらすじ解説動画を公開中です。子供の頃に読んで、もう一度読み返したいと考えている人も、はじめて読む人も、お子さんと一緒に読んでみようと考えている人も、ぜひご覧ください。読書を楽しむ「きっかけ」にしていただけたら、さいわいです。
・内容「モモ(第2部)までのあらすじ解説」「表紙(岩波文庫 ハードカバー版)を読み解いてみる」他

21分50秒の動画です。あとですぐに確認できるように「チャンネル登録」もお忘れなく。チャンネル登録(無料)はこちら→ 「佐藤ゼミ


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銀河鉄道の夜(宮澤賢治)あらすじ解説動画を公開中

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」解説動画を公開しました。 前半は「銀河鉄道の夜のあらすじ」を解説。後半は「物語を楽しむヒント」を解説しています。 
内容:  ・登場人物の解説  ・銀河鉄道の夜は、3つの場面で構成されている  1)最初の場面のあらすじ解説  2)銀河の場面のあらすじ解説  3)最後の場面のあらすじ解説  ・「牛乳」をキーワードに「銀河鉄道の夜」を読み込んでみる  ・銀河鉄道の夜は「幻想世界(ファンタジー)」の話ではない?? ・作者・宮沢賢治が「表現したかったこと」を想像してみる 他 
ひさしぶりに文学作品を読んでみたい社会人の方も、人生について考えてみたい人も、子供にちょっと解説してみたいお父さんも、読書を楽しむきっかけにしてもらえたら幸いです。

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起業家・経営者向け「成功するための読書術」2つのポイント解説

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起業家の教え「成功するための読書術」2つのポイント今回は「成長したいなら本を読もう」というテーマで書いてみたいと思います。 私は独立起業して今年で19年目を迎えようとしていますが、もし誰かに「続ける秘訣」について質問されたとしたら「読書の習慣です」と即答すると思います。
そのくらい「本を読む習慣」は私の発想や判断の根源になってると思います。そこで今回は、私がどのように本を読んできたか? という内容で皆さんに解説してみたいと思います。これから独立起業を目指す人から、経営者、スキルアップを目指す社会人や学生のみなさんに、参考にしてもらえればと思います。
ポイント1「ひとつのテーマを徹底的に掘り下げていく」私が「読書習慣」について説明する時に、説明するポイントが2つあります。最初のポイントが「ひとつのテーマを徹底的に掘り下げていく」ということですね。 例えば「マーケティング」の勉強をしようと考えて書店へ行ったとします。そこで私の場合ですとマーケティングの棚のところに行って、関心を持った本を3〜5冊ほどまとめて購入してきます。
そして、自宅に戻ってから一気に目を通して「この作者は面白いな」とか「わかりやすい」「この人の教え方だと頭に入ってくる」などと自分なりに考察して、その中から「気になった作者」を一冊選ぶのです。
読書をする時も「相性」が重要だと思います。学校の授業でも「この先生に教えてもらいたい」という先生に教えてもらいたいですよね。本にしても同様で、この作者に教えてもらいたい、という相性のようなものがあると思うのです。まずはそのような作者(本)を一冊選ぶということが、私の場合は重要でした。
一定の情報量が蓄積するまで、読み込んでいく一冊選ぶことができたのなら、そこから本格的なスタートになります。どうするかと言いますと、次に書店に行った時などに「その作者の本」をできるだけ入手します。そして一気に読み進めていくようにしています。「大切なポイント」は繰り返されますし、複数の本を読み込むことで作者のテーマや考え方などが、わかるようになってきます。
そのような時間を積み重ね、一定の情報が溜まってきたところで、次のステップに入ります。次のステップは何かというと、本の巻末にその作者が参考にした書籍や、オススメの本が掲載されていますよね。そこに書かれている方を何冊か選んで、読み込んでいきます。そし…

日本人の読書量「一冊も読まない」が47.3%に!?

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日本人の読書量「1ヶ月に読む本 一冊も読まない」が47.3%に
先日、電車に乗っていた時の話。前に座った人が、鞄から文庫本を取り出して読み始めた。スマホを覗き込んでいる乗客が多い中、本を読んでいる仕草が新鮮に感じられて、ふと考えた。

「そういえば、電車の中で本を読んでいる人を見かけなくなったな」

気になったので、国民の読書量について調べてみることにした。参照したのは、文化庁の平成30年度 国語に関する世論調査」のデータである。それによると(すでにタイトルに書いてしまっているが)

「1ヶ月に一冊も読まない」と答えた人 47.3%
「1、2冊」と答えた人 37.6%
「3、4冊」と答えた人 8.6%
「5、6冊」と答えた人 3.2%
「7冊以上」と答えた人 3.2%

という結果だった。一冊も読まない人が「47.3%」ということは、半数近い人たちが「本を手にしない」ということになる。個人的には、一冊も読まない人は30%くらいかな? と予想していたので、想像以上に読まない人が多いように感じた。みなさんは、どう感じただろうか?

ちなみに筆者は、月に7冊は読んでいるので、上位3.2%に入っていることになる。今までの人生の中で(よくもわるくも)上位3.2%に入れることはなかったので、とりあえず素直に喜んでみたいと思う。やったぜ。

「自分の読書量を増やしたいと思うか?」 続いて「自分の読書量を増やしたいと思うか?」という調査データもあったので確認してみる。

・「そう思う」+「ややそう思う」の「増やしたいと感じている人」の合計が60.4%
・「そうは思わない」+「あまりそうは思わない」の合計が38.9%


増やしたいと感じている人の方が、過半数に達していることがわかった。つまり、読みたいとは思うものの、なかなか手が伸びない。でも読みたいとは思っているんだよ、本当に。と感じている人が、ざっくりと国民の半数が考えている、ということになるだろう。

まさに「案ずるよりも産むが易し」である。いや、このことわざは逆の意味だ。使い方が違う。月に7冊読んでも、賢くなれるというわけではないことを証明してしまった。適切なことわざは「言うは易く行うは難し」あたりになるかと思う。もしかしたら微妙に異なっているかもしれないが、このあたりで止めておく。

「電子書籍を利…

Kindleで出版してみて、わかったこと。考えたこと。

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kindleで出版してみて、わかったこと。 拙著「あなたの文章は、読まれていないかもしれない」略して「あな文」をKindleで出版してみて「表現するということ」に関して、いろいろと再確認したことがあります。
忘れないうちに記録しておこう、とnoteに記事を書き始めたところ、想像していたよりも長文になりました。自分で実感していたよりも「様々なこと」を感じていたのかもしれません。
これから「何かを表現したい」と考えている人、起業、転職など環境を変えてがんばろうと考えている人は、読んでみてください。何かヒントを見つけてもらえるかもしれません。


その(1)【ものづくりは「世の中に出しておわり」ではなく、そこからがスタート】
今回は、初めてということもあり、試行錯誤の連続でした。原稿のフォーマット確認から、Kindle出版への登録。不具合の修正や、校正の繰り返しなど。正月休み返上でコツコツ作業してアップロードしても「あ! ここがおかしい!」と、また修正が入る。

何度かサポートに相談したのですが、その度に詳細な返信が届き「ああ、こんなにていねいに返信してもらえたのだから、自分もがんばらなければ」と、変なところでモチベーションを保ちつつ乗り切りました。と、いいますか、現在進行形でがんばっています。ここがふんばり時。(Kindleで出版(1)つづきを読む


その(2)【これが今の自分の役割だから、と自我を守り、そして進め】
以前、大学生に頼まれて講演をした時の話です。内容は「私の仕事」だったか「人生論」だったかな、そんな感じのテーマが与えられて一時間くらい話をしました。ひととおり内容が進んで、質疑応答の時間になりました。女性の受講生が手をあげると、

先生は、どうしてそんなに自分に自信があるのですか? 迷ったりしないのですか?」

と質問をしてきたのです。いやはや、おどろきました。なぜって、私は「自分くらい自己評価の低い人間は、そんなに多くないだろう」と思っていたからです。(Kindleで出版(2)つづきを読む


その(3)【なぜ、あなたは書く? そして、誰に読ませたい?】
私は、仕事で相談を受けた際に「この商品(サービス)は、どのような人が対象ですか?」と質問することがあります。すると、

「全員です。すべての人たちが対象です!」

という返事がくることがあります。その気持ちはよくわ…

文章力を上げたい人へ! 新刊「あなたの文章は、読まれていないかもしれない」出版しました。

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文章力を磨く!「佐藤式 文章講座31」を解説


拙著「あなたの文章は、読まれていないかもしれない」を、Kindle出版にて販売開始しました。本書は、私(筆者)が15年ほど前から連載してきたメールマガジン「伝わる文章講座」に掲載していた記事の中から、とくに好評をいただいた記事を中心に「佐藤式 伝わる文章術」のエッセンスを解説したものです。
いわゆる「文章表現のテクニック」ではなく「伝わる文章とは?」から始め、自分らしい文章を書き続けるための「考えるヒント」を31章にわけて収録しました。
さらに、本書の理解を深めてもらうために「読者限定 音声セミナー(未公開版)」も無料でプレゼント中です。
本書を読み、セミナーを聞いていただくことで「伝わる文章力の基盤」が育っていくことを実感していただける内容に仕上げました。ぜひ読んでみてください。そして、新しいステップへ進むためのヒントを掴んでいただけると嬉しく思います。

(内容紹介より)
数千枚以上の文章を添削してきた文章指導の専門家が「伝わる文章とは何か?」と思考実験を繰り返してきた中で見つけた文章力アップのヒントを解説したものです。掲載された31のエッセイを読み込むことで、あなたの中に「伝わる言葉を探すための土台」が育ち、様々なテクニックを自分自身で発見できるようになるでしょう。経営者、起業家、広報など「仕事で文章を書く」人たちから、趣味や副業などを通して、長く使える本物の文章力を育てたい人におすすめです。本書の理解を深め応用へと発展させる「読者限定セミナー(音声)付」

ご購入はamazonで!



佐藤式「伝わる文章力を高める31のエッセンス」を解説。仕事の文章作成からSNSまで「自分らしい文章」を書きたい人へおすすめの一冊です。

Kindle本を間違って購入。返品手続きの手順は?

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Kindle本を間違って購入。返品手続きの手順は?
先日の深夜に、Fire7でKindle本を読んでいた時の事だった。「おすすめ」のページに表示されていた本を見ていた時、手が滑り本体を支えようとした際に「今すぐ購入」のボタンをタップしてしまった。

あわててキャンセルしようと思ったのだが、すでに購入した本のダウンロードが開始されている。正直、購入してまで読みたい本ではなかった。しかし手が滑ったとはいえ、購入ボタンを押してしまったのは事実である。諦めるしかないかな……と思っていた(注・いつもは「謝って購入してしまいましたか?」というようなメッセージが表示されていたように思う。しかしこの時は、その表示が見当たらなかった。あわてて消してしまったのか、別のところをタップしてしまったのかは、今となってはわからない)

しかし、何も調べないでそのままにしておくのは残念な気がしたので、キャンセル方法の手順を調べて実行してみることにした。結論から書くと、無事にキャンセルできたので、参考にしていただきたい。

(補足)今回の手順は、Fire7からではなく、Macからamazonにログインして手続きを開始した。ダウンロードされたKindle本は一度も開かず「未読」の状態である。

Amazonのページから「お問い合わせ」開始
1)ヘルプ&カスタマーサービスのページから「アカウントサービス」→「お問い合わせ方法」のページへ進む。

2)重要「お問い合わせフォーム」のボタンがあるので、タップ。




3)問い合わせしたい商品が表示されるので、それを選択。「お問い合わせ内容の選択」→「お問い合わせ方法の選択」と、順番に進む。

自分の場合は深夜だったので「チャット」を選択した。「平均待ち時間 1分未満」と表示されていたが、実際にはすぐにウィンドウが立ち上がりチャットが始まった。

間違って購入してしまったことを入力すると、担当の方が調査を始めすぐに「該当する書名を提示」してくれた。本のタイトルを確認し、そのままキャンセルの手続きをお願いし手続きは終了。たぶん5分もかからなかったと思う。
確認のためにFire7を見てみると、ダウンロードされていた本が削除されていた。即座に反映されるんだな、と感心する。返金処理完了後、メールでお知らせしてもらえるとのことなので、あとはメールを待つだけである。想像以上に簡単だったの…

オヨヨ書林と、ひらみぱん(高速バスで仙台→金沢への旅 No.9)

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旅先で「古本を買う」ということ 旅先での楽しみのひとつが、古本屋をめぐること、である。ずっと探していた本に、ようやく出会えたよろこび。そして「この本は、旅先で寄った古書店で偶然見つけたんだ」と、旅のエピソード付きで楽しむこともできる。
以前、古書について、

「古書には人の手を渡っている物語があり、それをつないでいこうとする想い(のようなもの)が加わっていく。それが「紙」である限り、時間と共に劣化が進み原型を保つことは困難になる。しかし、そこには新しい物語が加わり豊かさを増していく。(古書を買う、ということより)」と、書いたことがある。

多くの人にとっては「ボロボロの古い本」でも、自分にとっては「旅先で見つけた思い出の本」になる。時々手にとって、装丁を眺めながら入手した時のことを思い浮かべつつ「あの店は、まだあそこにあるかな?」などと考えたりもする。それは自分にとって、地味だけど豊かな気配に浸れる楽しい時間のひとつだ。
今回の金沢旅でも、ガイドブックに紹介されていた「オヨヨ書林」へ寄ってみることにしていた。掲載されていた店の写真がいい雰囲気だったので、行ってみたいと思っていたのだ。限られた旅先の時間を、趣味の古本屋めぐりに費やすのは気がひけるのだが、幸いなことに連れが、すぐ近くにある「ひらみぱん」に行ってみたいというので、ちょうどよかったのである。
バスへ乗って「せせらぎ通り」へ ひがし茶屋街からバス通りへ戻り、香林坊で下車。「せせらぎ通り」を通って目的地まで歩く。せせらぎ通りの名前は道に沿って流れる鞍月用水に由来するのだそうだ。さらさらと流れる水音を聞きながら、はじめての町を散策するのは楽しい。金沢は雨の日が多い、と聞いていたのだけど、幸いにして二日連続の晴天に恵まれたこともあり、こうやって気持ちよく歩くことができる。ありがたい。

そんなことを考えながら歩くこと数分。交差点のところに人が立っているのが見えた。あのあたりに何かあるのだろう、と検討をつけて近づいていくと「ひらみぱん」があった。店内で食べるために順番待ちをしている人が数人いたので、自分たちはパンを買ってどこかで食べよう、ということになった。店内は、こじんまりとしたスペースだったので、パン選びは連れに任せることにして、自分は「オヨヨ書林 せせらぎ通り店」へ行ってみることにした。
オヨヨ書林 せせらぎ通り店へ…

室生犀星記念館(高速バスで仙台→金沢への旅 No.5)

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室生犀星記念館へ 寺をあとにした段階で、時計の針は午後四時を少し回ったところだった。近場ならば、あとひとつは回れそうだ。そう考えて調べてみると、ここから徒歩数分のところに「室生犀星記念館」があることがわかった。室生犀星関連の施設を連続で回ることになるが、行ける時に行っておいた方がいいだろう、と考えて行ってみることにした。


歩き始めて、ものの数分もしないうちに室生犀星記念館に到着した。展示されていた資料の説明文を読みながら館内を回っていく。さきほど、雨宝院で教えていただいた内容に関連する展示物を見ることで、じっくりと復習することができた。金沢に来るまでは「室生犀星? 代表作が『性に目覚めるころ』で、多くの校歌を作詞した作家」程度の知識しか持ち合わせていなかったのだが、二つの施設を連続で見学したことによって犀星に関する情報が一気に増えた。このような旅もいいものだな、と思う。
館内では、室生犀星が自作を朗読している音声を聞くことができる。個人的に、作品から想像していた声とは印象がだいぶ違うように感じた。先入観を与えないように、どのような印象を受けたかは書かないでおくが、興味がある方はぜひ館内で聞いてみていただきたい。
音声を聞いたり、展示されていた書籍を手にとって眺めたりしているうちに、閉館の時間となった。外に出ると、まだ空は明るい色をしていた。ナビで金沢駅までの距離を調べてみると、2.5kmと表示された。徒歩で約30分。通常ならバスを利用する距離なのだが、周囲はまだ明るいし、せっかくなので散歩気分で駅まで歩いてみることにした。

「知らない場所」を、歩く旅
自分は「歩くこと」が、わりと苦にならない。むしろ、歩いて30分程度の距離ならば、バスや電車を利用するよりも歩きたい方である。それも、特に何も考えずにぼんやりと歩いている時間が好きだ。「目的地は、だいたいあの方向だろう」と、おおまかな見当をつけて、なんとなく歩く。こちらの方が近そうだ、とか、あちらよりも歩きやすそうだ、などと適当にルートを変更しながら歩く。いつまで、このような旅ができるかわからないけれど、できる間はこうやって歩いてみたいと思っている。

そんな風にして犀川を越え、今日のできごとや、目に止まった風景や建物、今日の夕食は何にしようかなどと、連れととりとめのない会話をしながら歩いているうちに、金沢駅に到着した…

にし茶屋街から雨宝院へ(高速バスで仙台→金沢への旅 No.4)

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白山比咩神社から、金沢へ 白山比咩神社での参拝を終え、さきほど通ってきた道を逆戻り。北陸鉄道石川線に乗って金沢へもどる。最初に乗車した時は「わりと揺れる」と感じた石川線も、二回目になると気にならないのが不思議である。車窓から射し込む春の光を感じながら、電車はゴトゴトと進んでいく。


野町駅から、にし茶屋街へ 終点の「野町駅」で下車。休日で街に遊びに来たと思われる、高校生男子五人組と一緒に改札を出る。さて、これからどこへ行こう? そう実は、白山比咩神社への参拝にどれくらい時間が必要なのか読めなかったので、ここからの計画は立てていなかったのだ。ひとまず、近くにある「にし茶屋街」を目指して歩いていくことにする。



10分も歩くと、観光客がたくさん歩いていそうな気配のする路地が見えてきた。なんとなく気分を高揚させながら近づいていくと「中谷とうふ」店の近くに出た。ここでは「豆乳ソフト」を食べることができる。店の前に設置されていた椅子に座り、見た目は完全にソフトクリームのそれを食べると・・・うん、豆乳ソフトだ。ちょっと、醤油が欲しいところだな、と思っていたところ、ちゃんと醤油が用意されていたので、数滴垂らして食べてみると・・・おお、うまい。やはり豆腐(豆乳)には醤油である。ソイソース イズ ザ ベスト と、なんとなく英語でつぶやいてみた。

にし茶屋街は、百メートルほどの短めの区間なのだけど、連休の混雑でどこの店の前にも人が並んでいた。当初は、もう少しここを散策してみる予定だったのだが、最終日に立ち寄ることにして、別の場所へ移動することにした。スマートフォンとガイドブックを見て、この近くにあるスポットを探す。ここから数分歩いたところに、室生犀星が子供のころに過ごした「雨宝院」があることに気がついた。よし、ここへ行ってみよう。

室生犀星ゆかりの寺 雨宝院へ ゆるやかに下っている細い道を、ナビを見ながら進む。にし茶屋街と比べて、こちらにはほとんど人通りがない。近所を散歩しているようなのんびりとした気分で歩いていくと、数分で雨宝院に到着した。



敷地内は、ひっそりとした雰囲気だった。さて、どこから見ればいいのだろう? と思っていたところ、インターフォンがあったので押してみることにした。「見学させていただきたいのですが」と話しかけると「どうぞ」との返答。そろそろと玄関を開けると、住職が出迎…

【日本文学テスト】この冒頭文の作品名は何?(夏目漱石編)

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【文学テスト】夏目漱石 冒頭文を読んで作品名を答えよ
Googleフォームを利用して、文学テストを作ってみました。今回は夏目漱石(全15問)です。冒頭文を読んで、作品名を答えてみてください。全問正解しても、特に何もありませんが楽しんでいただけると幸いです。


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※「送信」をクリック後、画面が真っ白になる場合は、上にスクロールすると「答え合わせ」のページに進めます。本テストは無料です。

文学作品を「マンガ」で読むのは「あり」なのか?

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「文学作品をマンガで読むことに反対!?」
私は読書が趣味なので、時間がある時は文学作品を読んでいることが多い。同時に、マンガも読むし映画も見るし音楽も聞く。山に登ってキャンプもする。

以前、文学作品を原作にしたマンガを読んでいたところ「意外ですね!」と言われたことがあった。くわしく話を聞いてみると「(サトウさんは)文学作品をマンガで読むことに反対している人だと思っていた」とのこと。

とくに反対運動をしたこともなく、その人の勝手なイメージなのだが、そのように思われていたことが意外だった。とりあえず自分は「文学作品をマンガで読むこと」も少なくないし、どちらかというと推奨したい方である。その理由を、今から考えながら書いてみたい。

ストーリーを把握してから、原作を読む とはいえ、そこまで深い考察をする訳ではないので、結論から書いてしまう。未読作品の中に「興味はあるけれど、ちょっと手が出ない」という作品があると思う。難しそう、とか、長いから、とか、理由は色々だと思うけれど、あなたにもたぶんあると思う。
そんな時、もしマンガ版があるならば、私ならば先にそちらを読んでみる。マンガで全体のストーリーを把握してから、原作を手にとるわけだ。このようなことを書くと「ストーリーがわかっていたら、読んでいてつまらないのでは?」と感じるかもしれない。
いやいや、優れた文学作品は「ストーリーを知っていても、面白みが色あせることはない」と私は考える。例えば、気に入った映画は「1回目はストーリーを楽しみ」「2回目は詳細な部分を掘り下げながら楽しむ」そして、さらに興味が続くなら3回・4回と繰り返し見るわけだけど、それでも面白みが色あせることはない。私は数年前に、
ストーリーを追う「読書」から、自分自身を映す「読書」 という記事を書いたことがあるのだが、つまりそういうことである。もちろん、最初から原作を読むにこしたことはない。マンガは「絵」で表現されるため、作家の解釈が大きく反映される。原作とは異なった印象を受けてしまうことは避けられない。この点は意識しておく必要がある。
しかし「未読のまま放置」しておくよりも「一度触れてみる」方が得られることが多いだろう。そこから「よし、原作を読んでみよう」という気持ちになれたのなら、おそらくマンガの作者の方も本望なのではないか、と想像する。
作者の解釈を楽しんでみる。…

青森土産に「太宰弁当」を、いただいた話。

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おみやげに「太宰弁当」を
先日、連れが仕事で青森に出張へ行ってきた。帰り際に「おみやげに太宰弁当があるよ!」とメッセージが届いた。「太宰弁当?」そのメッセージを見て、私の頭に浮かんだのは「桜桃」だった。しかし桜桃と弁当の組み合わせはメインになりにくいだろう。

他には・・・そういえば、以前斜陽館へ向かう途中に「太宰は根曲り竹が好きだった」という文章を、どこかで見た記憶がある。根曲り竹なら弁当の具材に最適な気がする。などと、弁当の名前から想像を膨らませつつ連れの帰りを待った。そして、渡されたのが、こちら。



ネーミングは「太宰弁当」キャッチコピーは「太宰治の好物がたくさん詰まっている」。パッケージは、コートを着用し、物憂げな表情を浮かべて木の前に立つ太宰の写真。なるほど、と、何がなるほどなのかわからないのだが、蓋を開けて中を見てみる。

太宰治の好物がたくさん詰まっている
若おいおにぎり、貝焼きみそ、けの汁、馬肉のみそ煮、紫蘇巻き梅干し、紅鮭他と、太宰の好物がしっかりと詰め込まれている。美味しそうである。もちろん「根曲り竹」も入っていた。
「けの汁」も入っていたのだが、汁がないので煮物になってしまっていた。「やはり『けの汁』は外せませんよね?」「そうだね。でも汁ものだから、どうしようかねえ」「汁を抜いて中身だけにするのはどうでしょう?」「それだと『けの汁』じゃなくて『け』になるねえ」などと、失笑しながら企画会議を進めている様子を想像してみる。
「では、ひきわり納豆はどうします?」「うーん。『ひきわり納豆』は津軽発祥だから、そういう意味でも入れたいけどね」「でも、弁当に納豆が入ると気になる人は気になるでしょうし」「よし、今回は『けの汁』採用『ひきわり納豆』は却下でいくか」などと、議論が交わされたりしたのだろうか? そんな舞台裏を勝手に想像しながら食べた。
「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」ちなみに、数年前に弘前へ旅に行った時、個人的に気に入ったのが「けの汁」だった。帰宅後、青森出身の知人に話したところ「今度作ってみますよ。ちょっと待っていてください!」と言われたまま、数年が過ぎてしまった。「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」とりあえず気長に待っているので、この会話に心当たりがある方は連絡をください。楽しみにしています。


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太宰ミュージアム「津軽の味」
旅日…

文学を勉強しても、意味がない?

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文学を勉強しても、意味がない?

以前、といってもだいぶ昔の話。僕が「大学で日本文学を勉強した」と自己紹介したことに対して「文学なんて個人が好きに読めばいい。わざわざ大学で勉強するものでもない」と、批判してきた人がいた。

その時僕は「いや、でもしかし・・・」と、戸惑いつつも言葉を返すことができなかった。今よりもずっと若く、理屈よりも感情の方が強かったし「この人は、どうしてわざわざそんなことを言うのだろう?」と不快感や、人前で批判されたという恥ずかしさもあり、冷静に考えることができなかったのだった。


文学作品を、研究するということは
先日、ある本(文学についての研究書籍)を読んでいて、ふとこの出来事を思い出した。そしてあらためて「文学作品について研究(考察する)こと」について考えてみた結果、今私はこんな風に考えている。

作品を読んで「どこかモヤモヤした」感覚になることがある。それは、作品に対して「自分が把握している言葉では、うまく説明できない感覚」を抱いたということだろう。そのモヤモヤをモヤモヤのままにして、作品を楽しむ人もいる。同じ作家の別の作品を読んで、モヤモヤの中を進んでいこうとする人もいる。

私は、どちらかというと「どうして自分は、この作品に〇〇を感じたのだろう」と、少し立ち止まって考える事が多い。そして文学(小説)だけでなく、映画や絵画において同じような事を考えてみたりもする。

そんな時、作品や著者について解説された書籍を読み、新しい情報や見解を得ることで「そういうことだったのか」と、霧が晴れていくような感覚になることがある。モヤモヤが言語化され、疑問が晴れていく爽快感(のようなもの)もある。そして作品を読み返してみる。納得したり、新しい視点が生まれたり、また別のモヤモヤが見つかる。

こうして出会った作品と解説のおかげで「ものごとに対する自分なりの見方」を育てていくことができたと思う。そこに社会に出て実体験を加えることで、今自分が取り組んでいるような仕事の基盤を作ることができている。これは間違いなく「そうだ」と言える。

必要とされているならば、そこには存在する意味がある。
文学作品を読む、ということは個人的な行為である。しかし私のように、読んだ作品に対して「わからないことを、もう少しわかるようになりたい」と感じてしまう人には解説してくれる人が必要になる。彼らは、私にとって不明な…

移動のパートナーに、最適の一冊は?

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移動のお供に最適の一冊とは?
長時間の移動の時、自分の場合は本を読んで過ごすことが多い。以前は、はりきって未読の本を数冊持ち歩いていたのだけど、重いし読まないことも多いので、ここ数年は「もう一度読み返したい本」を選ぶようにしていた。そして、実用書ではなく文学作品が中心になっていた。

移動の時は、雑多な用事で集中が途切れることも多い。しかし文学作品ならば「そういえば、あの場面はどうだったかな?」と途中を省略して読んでも、すでにストーリーは把握できているので問題ない。むしろ、そうやって読み返すことで、新しい発見があったりもする。細切れになりがちな読書には「一度読んだ文学作品」が、自分の中の定番になっていたのだった。

電子書籍だと、数十冊を持ち歩けるが・・・。 しかし、最近ではKindleを使い電子書籍で読む機会が増えたため、スマートフォンかタブレットがひとつあれば、数十冊以上の方を持ち歩けるようになった。これは便利だ、重さを気にする必要がない、と大量に未読の電子書籍を詰め込んで移動するようになっていた。

ところが。そう、ところが、思ったよりも読み進められないのである。電子書籍だからといって、読書のスピードが上がるわけでもなく「新規」と表紙に帯が貼られた表紙がずらりと並ぶようになっていた。

結局、紙の本と同じように、一度読んだ本をKindleで再読することが多くなっていた。やはり自分の場合は、未読の本を読む時は落ち着いた環境で、ある程度まとまって集中できる時間が確保できないと駄目なのだということを確信した。細切れになりがちな読書には「一度読んだ文学作品」は、揺るがなかったのである。

Kindleの読み上げ機能を使ってみよう。 昨年、Fire7を購入した時、kindleには「読み上げ機能」が付いていることに気が付いた。なんとなく使ってみると、若干読み上げがおかしい部分はあるものの、ある程度知識がある分野の書籍であれば、音声だけで内容を理解できることがわかった。

一冊読み終える(聞き終える)のに、実用書だと二時間前後で終了することができるので、読書をするのとそこまで変わらない。さらに速度も変更できる(自分の場合は、通常の速度だとやや遅く感じることが多かった)ので、もう少し短縮することもできる。

外の風景を眺めたり、目を閉じていても、イヤフォンをしていれば音声で本を読むこと…