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【記念日】起業して、20年が過ぎました。

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7月で、私(佐藤)は 独立起業して20周年 を迎えました。そこで、ざっくりと20年間を振り返りつつ、私が実際に体験してきたこと(失敗談など)を音声で話してみました。文章でまとめるのではなく、思いつくままに語った方がリアルな内容になるのではないか、と考えて音声配信にしたのですが、どうでしょう?  今回、番組内で語っている内容は私が実際に経験してきた 【現実の20年間】 です。ドキュメント、というやつです。何か特別なノウハウや情報などはありませんし、涙を誘うような感動のストーリーも存在しません。現実というものは、意外にそんなものです。 しかしそんな普通の人間の話だからこそ、これから起業やフリーランスでの独立を考えている人、あたらしい挑戦を考えているみなさんにとって、何かしらのヒントになるのではないか。そのようなことを考えつつ、録音してみました。ぜひ耳を傾けていただき「 考えるヒント」 を見つけていただければ幸いです。 【内容】 ・私が起業した時の話(今から20年前) ・取材の依頼が飛び込んできた ・クリエイターとしての仕事を始める ・プレッシャーやトラブルで体調を崩す ・2011年 仙台で被災し失ったもの ・もう一度、当時に戻ったらどうする? 起業する? ・20年間、私を支えてくれた言葉「夏目漱石の手紙」 ・次の20年に向けて 【Youtube版】起業して、20年が過ぎました。 【Podcast版】起業して、20年が過ぎました。   ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール ⧬筆者: 佐藤のtwitter ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「佐藤ゼミ」

【音声配信】10ヶ月続けてみた感想。(40代の私が、Podcastを始めたきっかけ)

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現在私は 【佐藤ゼミ ラジオde文学入門】 というPodcastを配信している(Spotfy ApplePodcast stand.fmにて配信中。「佐藤ゼミ 文学」で検索すると表示されると思います)。今月(6月)で配信開始から10ヶ月が経過した。あれから10ヶ月も過ぎてしまった、という時間の経過の早さにも驚くが、とりあえずここまで続けてきた感想を書き留めておこうと思う。 PodCastを始めたきっかけ もともと私は Youtubeで【佐藤ゼミ】 を配信していた。顔出しせずに音声のみで配信していたのだが、ふと 「音声だけならPodcastでもいいのではないか」 と考えたのが音声配信を始めたきっかけだった。Podcastとは? 一般の人でも登録できるの? などと基本的な部分から調べてみたところ、どうやら簡単に配信できるらしいことがわかり、さっそく試してみることにしたのだった。これが今から10ヶ月前の話。 まずはYoutube用に制作したデータから音声だけを抜き出して、Podcast配信を始めることにした。つまり「ひとつのコンテンツ」をYoutubeとPodcastに同時配信したわけである。実際に配信したのを視聴してみると、想像以上に違和感がない。このままでいけそう。「一粒で二度おいしい」というキャッチフレーズがあるが、まさにそのような気分で意気揚々(?)と始めてみたのだった。 登録者は微増。しかしリピーターは多め? 実際に始めてみると「登録者」は番組を投稿する度に数名ずつ、じわりじわりと増えていくような感じだった。ただ、Youtubeは再生回数に波があって伸びるコンテンツと伸びないコンテンツとの差が大きいのだが、 Podcast(音声配信)の場合は一定の再生数が継続 するのが印象的だった。 あくまでも私のレベルでの体感なのだが、 音声配信の場合は「一度気になった番組は、その後も聞き続ける」 人が多いのではないかと思う。Youtubeの場合は「画面を見る」必要があるので移動中や作業中に視聴するのは面倒だが、音声配信の場合は「聞き流し」ができるので気軽に再生できるからではないか、と想像している。 「おすすめチャンネル」に選ばれる 先月、 Stand.fmで「おすすめチャンネル」 に掲載していただけたため、再生数が一桁上がるという幸運にも恵まれた。やはり視聴回数が増えて

【哲学】常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことである。(アインシュタイン)

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最近 「自分の人生に、影響を与えたこと」 について考える機会があった。私の場合「中学・高校の頃に出会ったこと」に影響を受けていることに気がついた。結局のところ、その当時に興味を持ったことを(自分の中で、流行り廃りはあったものの)ずっと続けてきたのだった。 アインシュタインの言葉に、 常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことである。 (アルベルト・アインシュタイン) というものがあるけれど、まさにこの感じ。意識的(または無意識的)に10代の頃に出会った情報や経験が「偏見」となって、 私の「ものの見方」を決めていた 。私が今までに行ってきた選択の多くは、この当時に身につけてきた「偏見」によって決定し実行してきたことは、疑いようのない事実であると思う。さらに経験を重ねることによって、それを強めてきたように感じる。 また、アインシュタインは、 原子を割るよりも、偏見を割るほうが難しい。 (アルベルト・アインシュタイン) と言っているけれども、このようにして身につけた偏見を変えることは極めて難しい。原子を割るより難しい。つまり「ほぼ不可能」ということである。 私もあなたもあの人も「偏見」というフィルターを通して世界を見続けていく。 しかし逆に考えるならば、自分の思考が「どのような偏見で構成されているのか?」を観察することができたのならば、多少は偏見の幅を広げられるかもしれない。割ることはできなくても、光を当てる角度は変えられるかもしれない。 そしてこのように考えることも、私の偏見が生み出すものなのだろう。そんなことを考えていくと、何が何だか分からなくなってしまうが「私の偏見コレクション」を眺めつつ、何かを表現していくことを試みていこうと思います……。 【佐藤ゼミ Youtube版】 【佐藤ゼミ ラジオ版】 〰関連 「人生哲学」に関する記事 ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール ⧬筆者: 佐藤のtwitter ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「佐藤ゼミ」

【文学】「サヨナラ」ダケガ人生ダ(勧酒 井伏鱒二訳)より

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「サヨナラ」ダケガ人生ダ みなさんも、どこかでこの一文を目にしたことがあると思います。とても有名な一文ですよね。こちらは 作家の井伏鱒二が、唐の詩人「于武陵」の「勧酒」を翻訳 したものです。原文は五言絶句なのですが、その最後の一文(結句)になります。 【勧酒】于武陵  勧 君 金 屈 卮 満 酌 不 須 辞 花 発 多 風 雨  人 生 足 別 離  【書き下し】  君に勧む金屈巵  満酌辞するを須ひず  花発きて風雨多し  人生別離足る 井伏鱒二は結句の 「人生別離足る」を「「サヨナラ」ダケガ人生ダ」 と翻訳 したわけです。私は専門家ではないのですが、私なりに直訳してみますと 「人生別離足る = 人生は別れに満ちている」 と、そのような感じになると思います。確かに人生は別れに満ちている。しかし、それ以上でもそれ以下でもない。そんな印象になってしまいます。 ところが、井伏鱒二の「「サヨナラ」ダケガ人生ダ」を読みますと、原文からさらに大きく世界観が広がって、この短い文章の中に 「人生を表すエッセンスが凝縮されている」 ような印象 を受けてしまいます。 私が、この一文を目にしたのは、確か高校生の時だったと思います。大学生だったかもしれませんが、大体その辺りですね。その時の私は 「もしも人生というやつを、一つの文章で表すとするならば、これではないか?」 と感じて、とても心が動いたといいますか、非常に感動した記憶があります。 言葉の選び方。世界観の広げ方。様々な点から、作家の凄みを感じる翻訳 だと私は感じています。 40代の私が、感じたこと 高校生だった私も、現在では40代になりまして、あらためてこの一文を読んでみると様々なことが頭に浮かんでくることを感じます。 「サヨナラ」ダケガ人生ダ 出会いがあれば、別れは必然。せめて、 一つ一つの出会を大切にしていこう、 とか。そうだ、さよならだけが人生なのだ。と、静かな気持ちで今までの人生を眺めているといいますか、諦めというよりは、 出会いと別れに執着せずに、その時を楽しんでいこう、 となどあたかも悟ったかのような気分を噛み締めてみたりもします。そして改めて「井伏鱒二の凄み」を感じたのでした。 (補足) 井伏鱒二訳「勧酒」は「厄除け詩集」に収録されています。個人的には「 画本・厄除け詩集 」がおすすめです。とても深みのある世界

【読書】「あなたは本当に真面目なんですか」夏目漱石「こころ」より

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「あなたは本当に真面目なんですか」 今回は、夏目漱石の「こころ」という作品の中から、ある場面を抜き出して皆さんに紹介してみたいと思います。 この 「こころ」という作品には「私と先生」という人物が登場します。 「私」は、「先生」に対して「先生は、何かを隠しているのではないか?」と、感じています。そして、その隠していること教えてほしい、教えてもらうことによって人生の教訓にしていきたいと考えています。そして「先生に、ぜひ教えて欲しい」と頼むのですね。 しかし、先生は「あなたに教えることではない」と教えてくれません。それでも「私」は諦めることはできなくて、なんとか教えてもらえませんか、と懇願していきます。今回紹介するのは「私」が「先生」に「隠していることを、教えてほしい」と、頼んでいる部分を抜き出して紹介してみたいと思います。 「ただ真面目なんです。真面目に人生から教訓を受けたいのです」 「私の過去を訐いてもですか」 訐くという言葉が、突然恐ろしい響きをもって、私の耳を打った。私は今私の前に坐っているのが、一人の罪人であって、不断から尊敬している先生でないような気がした。先生の顔は蒼かった。 「あなたは本当に真面目なんですか」と先生が念を押した。「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかしどうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」(夏目漱石「こころ」三十一より抜粋) 「先生」が「私」に向かって「これから私はあなたに自分の過去を話そうとしている。私の秘密を話そうとしている。それを受け取るあなたは、本当に真面目なんですか」と話しかけています。 「真面目」という言葉が読んでいる私達にもまっすぐに響いてくる。「先生」が何かを真剣に伝えようと決断した雰囲気が伝わってくる 素晴らしい場面だと思います。 小さな好奇心が「過去も現在も未来」も脅かしてしまう 私達には 「誰かの秘密や、過去」を知りたいという欲求 がありますよね。好奇心といいますか、そのような感情があると思います。そして実際に、皆さんが今まさに手にとっている、小さなスマートフォンが一台あるだけで、調べたいと思っ

【読書】「とかくに人の世は住みにくい。」【草枕 夏目漱石】

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今回の【コサエルラジオ】で、紹介するのは「草枕」夏目漱石です。実際に作品を手にするきっかけにしていただけたら幸い。 山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。 とかくに人の世は住みにくい 夏目漱石「草枕」より 【内容】  草枕「冒頭部分」の解説 110年以上前から「人と人 人と社会」の関係は変化していない? 草枕はコンセプチュアルな作品 何年も繰り返し楽しめる作品 【コサエルラジオ】「とかくに人の世は住みにくい。」【草枕 夏目漱石】 ※コサエルラジオは、 Apple Podcast   Amazon Music   Stand.fm で配信中(内容は全て同じ&無料でご視聴いただけます) 「夏目漱石」に関する記事

【体験談】ついに老眼!「遠近両用レンズ」を勧められた話。

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ついに老眼!「遠近両用レンズ」を勧められた話(40代からの眼鏡選び) 「最近、やたらと目が疲れる。メガネの度が合わなくなってきたのかな」そんな風に考えて、あたらしいメガネを選びに向かった店で、40代の私におすすめされた眼鏡は・・・。今回の【佐藤ゼミ】は、眼鏡に関する体験談トークをお届けします。 ☝内容 ・「つまり『老眼』というやつですか!?」 ・40歳過ぎたら「遠近両用」を選択肢に ・「お客様のフレームでは、作れません・・・」 ・目を酷使する時代だからこそ。 ・人生100年時代に、今から備えていこう 他 「遠近両用レンズ」を勧められた話 ※ひさしぶりに読書を楽しんでみたい。もう一度、ちゃんと勉強してみたい。そのように感じている、あなたのために「文学作品を楽しむヒント」をお届けする。それが 【佐藤ゼミ ラジオde文学講座】 です。  夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、宮沢賢治、といった文豪の作品解説から、人生哲学、名言、文章、作家の裏話などを紹介していきます。Apple Podcast・Amazon music・GooglePodcast で配信中「佐藤ゼミ」で検索を! ※感想&リクエストを募集中! いただいた中からピックアップして、番組内でお答えしていきます!  こちらのページ から投稿してください。 ☺最新情報はTwitterで配信中!   佐藤のTwitterはこちらから 【関連】 ・ Jinsで「調光レンズ(サングラス)を購入する ・ Jinsでサポートレンズのメガネを購入する ・ 遠近両用レンズとサポートレンズの違いを試してみた ・ Zoffでメガネを買う ・ 「つまり『老眼』というやつですか!?」 ・ 古いメガネを見ると、思い出すこと ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール ⧬筆者: 佐藤のtwitter ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「佐藤ゼミ」

【ラジオ はじめました】コサエルラジオ・ONAIR!

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stand.fm で、9月からラジオを始めました。 「文学作品を通して、考えるヒントを提供する」 というテーマで、夏目漱石、芥川龍之介、宮沢賢治などの作品を読みながら、トークを展開していくという内容です。 通勤通学、移動中のおともに、 リラックスして聞き流してもらえる内容 を目指しています。ぜひ視聴してみてください(無料です) (追記) Apple  Podcastで、配信を開始しました。AppleのPodcastをご利用の方は「コサエル」と検索していただくと【コサエルラジオ】が表示されます。ApplePodcastもStand.fmも配信内容は同じです。使いやすい方でご利用ください。 (視聴回数 No.1 ) 【男の料理部】バナナジュースをつくろう。のもう。 本日の段階で「10回」放送したのですが、一番反響のあった回が「文学解説」の回ではなく、思いつきで語った 「最近ハマっているもの = バナナジュース」 だったというのが、なんとも複雑な気分でしたが・・・。 まあ、それはともかく、しばらくは定期的に放送を続けつつ、様子を見ながら色々と変更を加えていこうと考えています。 リクエストや質問なども受付中 です。いただいた中からピックアップして、放送内でお答えしていきますので、ぜひ参加してみてください。 ( 視聴回数 No.2 ) 【文学入門】銀河鉄道の夜(宮沢賢治)解説 ☺ コサエルラジオ(文学部)今まで放送した内容一覧 はこちら