取引メッセージに何を書く? メルカリで古本を売ってみて考えたこと(その2)
メルカリで古本を売ってみて、考えたこと(2) メルカリで購入(販売)をすると 「取引メッセージ」で、相手と簡単なやり取り をすることができる。 メッセージは任意なので省略することもできるのだけど、わりと多くの人が何らかのコメントを書き込んでくれる。ちょっとしたコメントでも、安心感が生まれるので、僕もなるべく書き込むようにしている。 「短い間ですがよろしくお願いします」 この取引メッセージに 「短い間ですが、よろしくお願いします」 という一文が添えられているのを何度か目にした。 この一文を目にする度に「確かに短い間の取引ではあるけれども、何かちょっと寂しい気がするな」と感じている自分がいた。 なんとなく「品物の取引が終わったら、 あんたとは永遠にさよならだ! 」と言われたような気がするのだった。もちろん実際に、永遠にさようなら、になるだろうし、それ以上でもそれ以下でもないのだけれども、すこし寂しい余韻の残る一文だと感じていたのだった。 「最後まで、よろしくお願いします」 先日、ある品物をメルカリで購入した。すると相手から 「最後まで、よろしくお願いします」 とメッセージが送信されてきた。ああ、これはいいなと思った。「取引が終われば関係は終了するけれども、 それまでは丁寧にお付き合いしましょう 」という印象を受けたのだった。 もちろん「短い間ですがよろしくお願いします」の方が好感が持てる人もいるだろう。「最後までよろしくお願いします」では、ちょっとしつこいような感じがする、と思う人もいるかもしれない。 そこで 「短い間ですが、最後までよろしくお願いします」 という折衷案を考えてみたが、これだと全体的な印象が弱くなるような気がする。 やはり「最後までよろしくお願いします」が、自分には心地よい一文に思えたのである。 誰もそんなこと考えない、とは思うけれど。 わりと僕は、ここに書いたようなことを折々に考えたりする。仕事柄「この文章を読んだ人が、どのような印象を持つだろうか」と考える習慣が付いているせいか、ついつい考えを巡らせてしまう。 そんな細かいことを考えても、とくに世の中に貢献できるわけでもないし、 見つけた答え(のようなもの)を誰かに話しても、ほとんど共感されることもない。 それでも、自分が感じた