あの光るのが・・・

阿武隈川に行ってきた。

「あれが阿多多羅山
 あの光るのが阿武隈川」

と、高村光太郎の「樹下の二人」にも詠み込まれている川だ。自分が行ったところは、だいぶ下流の方なので、川幅も広く水量も多かったから、かなりゆったりとした流れの風景だった。

自分は、川の流れを眺めていると、とても心が落ち着くというか、癒されるような感覚になる。川へ行くのは、釣りが目的なのだけど、もしかすると本当は、この「癒されるような」感覚を得たくて、川に行っているような気がするくらいだ。これは、子供の頃にキャンプに行った時や、釣りに行った時に、川でじゃぶじゃぶと遊んでいた時の記憶が、よみがえるからなのだろうか? などと考えていた。

先日、脳に関する本を読んでいた時に「海や森を眺めると気分が落ち着くのは、太古の遺伝子記憶がよみがえるからと考えられている。」(参考:男の脳にとり入る法 女の脳につけいる法 大島清)という情報を見つけて、なるほど、すると自分のこの感覚は、子供の頃の記憶だけではなく、太古の記憶ともリンクしていたのか、と妙に納得してしまった。

すると自分の先祖は、海沿いではなく、川沿いで生活していたのだろうか? 登山も好きだから、山沿いの川近くで生活していたのかもしれない。ちょうどお盆の時期に、そんなことを考えたりするのも、これは何かのメッセージなのか? などと普段は信仰深くない自分にも、そのようなことを考えさせる川の流れには、やはり何か不思議な「遺伝子レベルの記憶」があるのかもしれない。

そんな訳で、先祖供養のかわり(?)に、太古の記憶に思いを馳せつつ、お盆を過ごしました。


阿多多羅山は、現在の表記だと「安達太良山」となる。数年前に登ったことがある。ゴツゴツした岩肌と、ゆるやかな稜線が印象的な山でした。

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