深夜の連続ツイート「かろやかな気分」
本屋の中でのできごと。通路の向こう側から、4歳くらいの男の子が、こちらに向かって走ってきた。あまりにも一生懸命に走ってきたので、僕の横を通り過ぎる時に靴が片方脱げてしまった。その子は、いそいで靴を手に取ると、僕に向かって「ごめんなさい」と頭を下げた。
(つづき)つられて自分も「あ、はい」と会釈をした。その子が靴を履いて、あたふたと走り去ってしまってから、なんとなくあたたかい気分になっている自分に気がついた。いや「あたたかい」というよりは、「かろやかな気分」と言った方が、いいかもしれない。
(つづき)その子が「かろやか」にしてくれたおかげで、午後はいくつか、おもしろいヒントを見つけることができた。シャツ一枚で出てきてしまったけれど、ほくほくした気分で道を歩くことができた。単純だなあ、と思うと同時に、でもそんなものだよね、と思ったりもする。
(つづき)これで深夜の連続ツイート終わり。もう10月。今年のカレンダーも、あと3枚。温かいコーヒーがうまいぜ、などと言いながらノホホンと過ごしている間に、一気に冬になってしまいそうだな。「おわり」