ホームベーカリーでパンを焼く。

自宅でホームベーカリーを購入したので、生まれて初めてパンを焼いてみることにした。生まれて初めてではあるが、初めてつくるのは基本(?)のパンではなく「米粉パン」だ。なぜ米粉パンかというと、どうせ初めて作るパンなら、ちょっと変わったのを作ってみたいと思ったからだ。ここまでの文章で「初めて」という言葉を5回も使った。この短い文の中に「初めて」という言葉を連続で使うのも初めてだと思う。これで7回。

さて、そんなこんなで下準備にはいる。まずは「米、強力粉、バター、砂糖、塩、イースト」などをレシピ通りに準備する。ここでのポイントは、しっかりと計量することである。レシピに5gとあったら5gなのである。「あれ? ちょっと多いか。まあいいや」ではなく、きっちり計量する。

こんなことを書くと、なんだか料理が得意そうだが、実はその逆で、料理はあまり得意ではない。得意ではないからこそ、きっちりと計測しているのだということを、アピールしてみた。
ちなみに、米は事前にお湯にひたして「ふやかしておくこと」という指示があったのだが、突然作りたくなったので、事前にひたしておいたのではなく、40分ほどひたしておいたものを使用したことを補足しておく。ひたしたお湯の温度も指定があったのだが、そのあたりは軽く目分量でこなしたことも書いておく。偉そうな事を言ったわりには、すでにこの段階で「レシピ通りではない」ということも、ここで告白しておく。

材料が用意できたなら、それを手順通りにホームベーカリーの容器の中に入れていく。ここで「イーストは強力粉以外には触れないように注意」という記載があり、このようなことを書かれると逆に「他のものに触れたのならどうなるのだろう」という気分になるが、ちょっと試してみようかという気分にもなるのだが、そこはあえてきちんと注意書きを守って、真ん中にくぼみを作りそこにイーストを置いておく。

特に問題点もなく、さくさくと作業は進む。あとは、これを本体にセットしてボタンを押すだけだ。しばらく、覗き窓から粉がこねられる様子を眺めていたのだが、あんなに単純な構造だというのに、うまい具合にこねるものだなと関心する。ぐおんぐおん、ぐにぐに、という感じで実にうまくかき混ぜたりこねたりしていく。「ちょっと、この部分をもう少しこねた方が」などと思っていると、その部分も次の回転できっちりとこねてくれるので、ちょっとうれしい気分になりながら数分ほどその様子を眺めていた。

しばらくすると、あたりにいい香りが漂ってくる。香りを嗅ぐとテンションが上がるので、焼き上がるまではまだまだ時間があるというのに、何度も確認しにきてしまう。いい感じに膨らんできて、焼き加減もほどよくなってきた。
作り始めるまでは、最初はうまく焼けないかもしれない、と思っていたのだが心配は無用だったようだ。何事も、最初から失敗するなどと思ってはいけないのだ。最初から負けると思って試合を始める選手がいないように、最初だからこそ勝つ気持ちで物事に挑むべきなのである。ちなみにこれは、ホームベーカリーについての文章である。軽く脱線した。



そして、焼きあがったパンがこれだ。
見た目は完璧にパンだ。これなら、どこに出してもパンと認めてもらえるだろうという仕上がり。
しばらく冷やしてから、ナイフでカットして食べてみる。はっきりいって「うまい」。正直なところ、ここまで美味しいとは思わなかった。米粉パンにしてよかった。甘みとモチモチ感が上手に組み合わさって、さらに自分で作ったぜ、という喜びや、そんなに期待していなかった、という気持ちも組み合って、とても美味しく感じた。

とはいっても、自分がやったことといえば、材料を計量してスイッチを押しただけなので、すべてホームベーカリーの手柄なのである。最新の技術はすごいものだなと、つくづく思ったわけです。これなら中学生でも十分においしいパンが焼けるだろう。男子生徒から「これ、オレが焼いたパン」と手渡された場合、女子生徒はどのように感じるのかはわからないが、もしこの文章を読んだ中学生男子がいたならば、ぜひパンを焼いて女子に渡して反応を確認してみていただきたい。

それはともかく、他にもフランスパンなども焼けるようなので、パン好きとしては一度挑戦してみたいと思っています。なかなか楽しかったです。


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