効果的な読書の方法とは? その4

・前回のつづき


「読みたいと思った時に、できるだけ早く最後まで読む。読み終わったら、すぐに目次を活用して全体像を確認&補完。もう少し『読み込みたい本』の場合は、ノートに手書きでポイントを書き出してみる。そして、時間をあけずにメモを何度か読み返す。それを積み重ねていくと蓄積した情報がつながって『何かがわかる』瞬間がくる」と、いうところまで解説してきました。このようにまとめてみると、我ながら非常にあっけない内容のように思えなくもないですが、4回に分けて書くような内容だったのかな、とも思いますが、まあ、つまりそういうことです。

さらに付け加えるならば、自分の場合は「これはすごく面白い。自分の中に新しい視点ができた」と感じた本は「2年後」くらいに読み返してみるようにしています。なぜそんなことをするかというと、年数を経てから読み返すと、一度目は見逃していた(もしくは理解できずに素通りしていた)部分が理解できるようになったり、軽く読んでいた部分が実は深い内容だったことを発見する場合が多いからです。「なんだ、ずっと探していた答えは、この本に書いてあるじゃないか」ということも少なくありません。なぜそのようなことが起きるのかという理由は、なかなか面白いところなので、じっくり説明していきたいところですが、さらに4回分くらいの解説が必要になりそうなので、また機会があれば書いてみたいと思います。今回は「そういうことがある」と思っていただければ大丈夫です。

ちなみに、2年後に読み返す際に、当時まとめたノートなどを一緒に読むこともあるのですが、自分で書いた文章にも関わらず、予想以上にわかりにくいことが多いものです。「たしかに、ここは重要だ」と感じるところもありますが逆に「なぜ、ここが気になったんだろう」と疑問に思う部分もあります。いかに人間の興味や関心というものは、その時の精神状態や環境に左右されるのだな、と思いますけれど、当時の自分の状況などを思い返して、しんみりしてみたりもしますけれど、このように当時の自分の思考を分析してみるのも楽しみのひとつかと思います。

さて、最後に、ちょっと偉そうな言い方になりますが、いわゆる一般的な「読書法」の目的は「いかに効率よく情報を収集&整理していくか」という部分にあるのではないかと感じています。読んだ本の知識をすぐに活用して、目の前の問題(仕事・生活など)をできるだけ早く解決するための読書法ではないかと思うのです。それに対して、今回自分が書いた方法は「今までは、わからなかったものを、わかるようにする」方法といいますか「思考力を太くする」読書法であるかと思います。

情報そのものは、やがて古くなり使えなくなる時が来ますが、それを「つなげたり」「組み合わせたり」して答えを見つけていこうとする「思考力」は、ずっと使える自分だけの武器になると思います。今「自分だけの」と、さらりと書きましたが、これは誇張でも比喩でもなく「それまでに読んできた本の種類は、ひとり一人全員異なる」わけですから、そこから出来上がってくるものも、同じように見えて微妙に異なっているのです。その「何が異なっているのか。何が満ちていて、何が欠けているのか」を自分自身で客観的に把握し、使いこなし、さらに磨いていく力を育てるのが、読書の醍醐味のひとつだと思います。そして、この力は先天的な才能ではありません。努力で身につけることができるから公平だし、面白いのだと思います。

さて今回「効果的な読書の方法とは?」について書いてみたことで、肉付けしていきたい部分といいますか、より深く解説してみたい点が見えてきたのですが、今回はここで終了したいと思います。ここからひとつでも何かを見つけていただき、みなさんの生活を豊かに軽やかにするヒントに応用いただければ、うれしく思います。ではここで本当におしまいです。5回目はありません。4日間、ありがとうございました。


効果的な読書の方法とは? その1

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