走ること、を始めてみる(その1) 「始めてみる」

自分の極めて個人的な今年2014年の目標のひとつ、が「ジョギングを始める」である。
とはいっても「ゆくゆくはフルマラソンに挑戦!」とか「年内に松島ハーフマラソンを走ってみたい」というようなものではなく「5kmくらいを心地よく走れるようになりたい」というレベルの目標である。すでに走っている人から見れば「5kmはウォーミングアップだね」という感じかもしれないが、自分にしてみればわりと気合いが必要な距離である。年齢を重ねてくると、自分の「本当の実力」が客観的に見えてくるので「がんばれば、このくらいはできる!」の見極めもシビアになってくるのである。今の自分の実力だと、そこそこしっかりトレーニングをして、だいたい5kmくらいかな、というわけである。

そんなわけで、慎重に練習方法を書籍などで調べてから、無理なく楽しめるようにとウォーキングから始めることにした。最初の課題として「まずは長時間連続で歩くこと」として、約10kmほど歩いてみたところ特に疲労も違和感もなくクリア。よくよく考えてみれば、登山の時に山の中を数時間ほど歩いているわけだから平坦な街中を10km歩くのはさほど負担というわけでもない。ちょっと慎重になりすぎたかな、と思い、いくつかの課題をすっとばして軽く1kmほど走ってみることにした。

結論からいうと「思ったよりも走れる」感じがした。ゆっくりと走ったということもあって、さほど息も切れないし、心臓もバクバクしない。むしろ「もう少し走れるのではないか?」というような心地よさがあった。これなら5kmはわりと近いうちに走れるかも・・・。

と、このあたりで勘違いに気がつけばよかった。学生の頃の身体能力のイメージでトレーニングをしてはいけないことは頭では理解できていたのだが、多少快適に走れたことで調子にのってしまい、数日後に「もう少し速度を上げてみよう」と走ってしまったのが良くなかった。しっかりと古傷の腰にガクーンとダメージがきてしまったのである。ひさしぶりのコルセット生活だ。おやおや。

今回の状況を自己分析してみるに、突然筋トレをしたり長距離歩いたりしていた段階で、膝腰にかなりの疲労が溜まっていたのだろう。今振り返ってみると腰から尻にかけてハリもあったと思う。でも、それに気がつかずに、しゃかりきに走ってみたりしたものだから一番弱っていた腰が「いやいや、さすがにそれは無理ってものですよ」と悲鳴をあげたのだろう。ついさきほど「年齢を重ねると自分の能力を客観視できるようになる」と書いたばかりだが、全くできていなかったというわけだ。とりわけスポーツをする時には、今までは気にしなかったレベルの違和感も大切にしなければいけないということですね。さっそくいい学びをした(←強がってみました)


そんなわけで、あらためて練習方法などを「己の身体能力に合わせて」考え直そうと思い、ついでにちゃんとしたジョギングシューズも購入することにした。それまでは、数年前に購入したボロボロのナイキのスニーカーを履いていたのだけど、どのマラソン関係の本を読んでも「シューズ選びは大切! 絶対!!」と書いてあったし自分もそう思う経験があるので、そこから始めることにしたわけだ。とりわけ自分の場合は登山で膝や股関節にもダメージを負っているので、なおさらシューズが重要な意味をもってくる。諸説によると「走った時、身体には体重の3倍の衝撃がかかる」そうだ。つまり自分の場合は体重が65~66kgくらいだから、195~198kgと単純計算で200kg近い衝撃がかかることになる。それを地面と一番近いところで受け止めるのがシューズなわけだから、その重要は推して知るべしってものだ。まずはここから、と腰の状態が改善するまではトレーニングを休憩してシューズを買いにいくことにした。(その2へ つづく

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