木でつくる「はしおき」はじめての木工クラフト日記(その2)

木工クラフト日記(2)はしおきをつくろう


前回、ダイソーで見つけたキットで「フォーク」を作ったのですが、完成した時に、なかなかの充実感がありました。木を削っていると無心になれる、というか、集中できるのが楽しかったのです。

そこで今度は「はしおき」を作ってみることにしました。なぜ「はしおき」かというと、小物ならばそこまで時間もかからずに、たのしみながら作れるのではないか? と思ったわけです。さて、どのような感じに仕上がったでしょう?


作業開始


こちらの木片からスタートです。なんの変哲もない普通の桐です。


今回使用する道具は、この2点。自宅にあった彫刻刀と、100均で買ったカッターを使います。基本的に自分の「ものづくり」は「身の回りにあるものを使って、できる範囲で始めていく」ようにしています。若い頃は「まずは形から」と、道具を揃えることから始めていたのですが、最近は「途中でやめるともったいないから」と、いうことで、できる範囲で始めるようにしています。


鉛筆で形を書き込みます。最初は左に置いてある「葉」をモチーフにしようと思っていたのですが、なんとなく「今回は、さくらにしよう」と途中で変更しました。予定は未定です。仕事ではなく趣味なので、その時の気分で進めるようにしています。気に入った線になるように、何度か描き直しました。


周囲を「ざっくり」と荒削りしていきます。前回のフォークつくりの時にも書きましたが、個人的にここまでの段階がいちばん「めんどう」に感じます。この過程をスムーズに進められるように、すこし改良していきたいです。


彫刻刀を使って、せっせと削っていきます。「どんな仕上がりにしようかな」などと考えながら削っていきます。素人なので、はっきり言って失敗するのですが、失敗したらしたで「では、これを生かした形にしよう」などとポジティブに変化を楽しむようにしています。


はい、そして紙やすりをかけて完成です・・・。え? 突然この段階まで飛ぶの? そうです。集中して作っていたので、途中の写真を撮るのを忘れてしまいました。作業内容としては、彫刻刀で中を削って、周囲と裏をカッターで整えていきました。サイズが小さいので、少し削っただけで印象が大きく変わるのでヒヤヒヤしながら、なんとか完成させました。

完成



オリーブオイルを塗って乾かしたら完成です。「さくらの花びらが、空から舞い落ちてくる様子」をイメージして、なめらかさと曲線をとりいれた造形にしました。真ん中を凹ませているのは、箸を置きやすくするためです。


別の角度から。こちらから見ると「さかな」にも見えますね。でも作者としては「さくら」と主張しておきます。テーブルの上に、ふわっ、と乗っている感じに作れたかと思います。

正確な時間は計測していないのですが、作業開始から3〜4時間ほどで完成しました。思っていたよりも時間がかかってしまいましたが、たのしく作れたのでよかったと思います。時間に余裕があれば、もうひとつ作ろうかな、と思っていたのですが今回はここまで。

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