「ネタ」の情報源は、過去の記憶にあり。





私の「情報収拾」の方法とは?

私の講義を受講した生徒の皆さんから「よくネタが続きますね。どうやって探すのですか」とか「先生は忙しそうに見えるのに、どのようにして勉強しているのですか」と質問を受けることがあります。

おそらく、このような質問される人は「何か特別な勉強方法」や「情報収集の仕方」があるのではないか、と考えていると思うのですが、残念ながら特別なことをしているわけではありません

ネタが尽きるか、私の寿命が尽きるか。

例えば「読書」に関する話題でしたら、子供の頃からずっと読んでいた本を順番に紹介しているだけなのです。昔の記憶をたどり、そこに今自分が何を考えているかを考察し付け加えたりしたことを、書いたり話してるだけなんですね。

子供のころから40年以上もコツコツと本を読んできたわけですから、当分の間は「ネタ」は尽きないでしょう。そしてネタが尽きる前に、私の寿命の方が尽きてしまう可能性も否定できません(笑) 

【スタインベック】の言葉

スタインベック【ジョン・スタインベック(1902-1968)】というアメリカの作家がいますが、この作家の言葉を借りるのであれば、

「天才とは、蝶を追っていつの間にか山頂に登っている少年である」

といった感じでしょうか。もちろん私は天才でもないし、山頂まで登ったわけではありませんが「子供の頃に夢中になっていた世界をずっと追いかけていたら、それなりに積み重なっていた」ということだと思います。そして誰しも「そのような分野」があると思うのです。ただ忘れてしまっているだけだと思うのですね。

もしも皆さんが、これから情報発信をしようと考えているならば「あたらしく勉強して身につけたことを発信する」という方向だけではなく、「今まで自分が積み重ねてきたものを整理して表現してみる」という方向も、楽しいのではないかと思います。そのような作業を繰り返していくことで、新しいヒントが見つかるし、より奥深いものができるのではないかと思うのです。


【ラジオ版】「ネタ」の情報源は、過去の記憶にあり。


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