SIMか? レンタルWi-Fiか?
旅先で「スマホ」は必須アイテムである。国内はもちろん海外旅行なら、なおさらである。しかし、そんなスマホも「Wifi」がなければどうにもならない。写真は撮れるが、マップも使えないし検索もできないし、ガイドと連絡もとれない。
今回、バリ島へ旅行に行くにあたって「SIM」にしようか「レンタルWi-Fi」にしようか考えていたところ、外国人の知人から「語学力に自信がないのであれば、レンタルWi-Fiの方が良いと思う」とアドバイスを受けたので、それに従うことにした。
旅行代理店で航空券の相談をしていた際に「レンタルWi-Fi」について質問してみると、見積もりを出してくれた。それによると「500MB/日×6日間レンタルで、6千円前後」というところだった。まあそのくらいかな、と思いつつ、その時は時間がなかったので話を進めず帰宅した。
WiFiBOXに、しよう。
数日後、旅行のガイドブックを見ていたところ「WiFiBOX」の広告が目にとまった。なんとなく気になってサイトを調べてみたところ、インドネシアの場合「500MB 490円/日」〜「無制限 1.090円/日」だった。なかなかのお手頃価格。本体の受け取りと返却は成田空港の専用カウンターでできるし、手数料なども必要ない。円安のご時世、必要経費はできるだけ抑えたいところ。一応他社のWiFiレンタルをざっくり調べてみたあと、WiFiBOXをレンタルすることにした。
今回契約したのは「500MB 490円/日」のプランである。宿泊するヴィラにWi-Fiはあるし、移動中に動画を見たり、頻繁に検索することもないと思うので最低限のプランで大丈夫だと考えたからだ。オプションで保証もつけられるのだが、加入していた旅行保険の方でまかなえるようなので、本体のレンタルのみにした。結果6日間で「2.940円」となった。うむ、最初の見積もりの半額で済ませることができた。よかったです。
出発「成田空港」で本体受け取り
出発当日。成田空港に到着してまず最初に「WiFiBOX」の受け取りカウンターへ向かった。まだ午前8時過ぎだったためか、カウンターに店員さんの姿はなかった。届いたメールに書かれた手順にしたがってQRコードをかざすと、ガシャンと本体が飛び出てくる。おう、キミが今回の相棒か、と貸出機から引き出してレンタル開始。
付け加えると「WiFiBOX」は本体のみのレンタルなので、気になる人はポーチなどを用意しておくとよいかもしれない。「充電アダプター」も自分で用意する必要がある。自分は、iPhone用の充電アダプターを使用していました。そうそう、バリで使用する場合は
Cタイプの変換プラグもお忘れなく。
気になる速度は?
デンパサール空港へ到着。入国審査を終え空港の外に出たところで、さっそく本体の電源をオン。電源確認後パスワードを入力すると、とくにトラブルもなくスムーズにWi-Fiに接続できた。よし、これでなんとかなる、とほっとする。
気になる速度は、写真の通り「良好」だった。日中はWi-Fiを常時接続して、マップやガイドとの連絡に使用していたのだが、特に接続が切れたり、つながらなくなることはなかった。バッテリーも10時間前後使用して40%ほど残っていたので、頻繁にSNSを使ったり動画を見たりしなければ大丈夫かと思う。
そして、帰国
成田へ帰国。受付カウンターへ向かい、貸出機へ本体を差し込むと返却完了。これで大丈夫なのかな? と思っていたところ、ほどなくして「返却確認」のメールが届いた。レンタル申し込みから返却まで、すべて非対面で完了した。使い古された言葉ですが「便利な世の中」ですよね。
今回「WiFiBOX」を使ってみた感想としては、スマホだけで簡単にレンタルできるシステムだと感じた。自分の場合、500MBで大丈夫だったので、6日間で3千円以下でレンタルできたのもよかった。現地での会話に問題がなく、スマホの設定に詳しい人であればSIMを選択した方が「お得」な場合があるかと思うし、受電したり本体を持ち歩く煩わしさもないので色々と便利だと思う。
しかし私の会話レベルだと、日本語で完結できる「レンタルWiFi」が気軽に使えてよかったと思う。複数人(今回は妻と2人で行った)で同時に接続できるのもメリットのひとつだろう。
そんなわけで今回は、ざっくりと「WiFiBOX」を使ってみた感想を書いてみた。最後に付け加えると、今回のプランはインドネシア(バリ島)での契約であり、使用するプランによって料金は変動するので確認していただきたい。