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【写経体験】定義如来 西方寺(宮城県仙台市)で、写経をする【定義さん】

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定義如来 西方寺で「写経体験」 一度「写経」を体験してみたいと思っていた。同時に、おいそれと気軽に参加してはいけないような敷居の高さも感じていて躊躇していた。仏教に関する知識もない。しかし、私も齢50歳を越え「老眼が進んで、小さな文字を書きづらくなる前に体験しておいた方がいいのでは」と感じ、挑戦してみることにしたのだった。 ネットで「写経体験 仙台市」と検索すると、いくつかヒットしたのだが、開催されるのが平日だったり予約が必要な寺社が中心であった。そのような中で 「定義如来 西方寺」 では、予約なしで当日参加が可能という情報を目にした。定義如来 西方寺へは、今までに何度か参拝させていただいたことがある。毎回「定義とうふ店の三角あぶらあげ」を食べて満足して帰っていたのだが、写経ができるとは知らなかった。妻を誘ってみたところ「ぜひ行きたい」ということだったので連れ立って出かけることにした。 今回は車ではなく仙台市内から「電車とバス」で移動した。仙台駅から仙山線に乗車し「愛子」で下車。そこから市バスに乗り換えて終点の「定義」まで合計1時間30分ほどだった。今回は事前に乗り継ぎを確認して行ったのでスムーズに移動できたのだが、バスの本数が1時間に1本程度で、2時間ほど間隔が空いてしまう時間帯もあるので確認しておくことをおすすめしたい。 バス停で降り、参拝客で賑わう参道をまっすぐに歩いていくと、見事な彫刻が施された「山門」に到着する。入り口左右に並んでいる金剛力士の前に立つと「定義さんへ到着した!」という気分になる。妙な高揚感がある。門を通り 「さて、写経はどこでできるのだろう?」 と周囲を見渡しながら進んだところ、門を真っ直ぐに進んだ正面の「 御廟貞能堂 」の階段の横に写経に関するお知らせが掲示されていた。 どうやらこちらのようだ。しかし受付はどこだろう? と迷ってしまったので、近くで掃除をされている方に質問すると「ここです。中に進んでください」とのこと。靴を脱いで、おそるおそる階段をあがらせていただくと 「御廟貞能堂」の中に写経ができる場が設置 されていた。受付などはなく、書かれている説明を確認しながら個人で自由に参加できる流れになっていた。 写経のお手本は数種類用意されていて、その中から自分で選択することができる。今回私たち夫婦は 「般若心経」 を選ぶことにした。お手本を

木下大サーカス(仙台公演)へ行く。(はじめてのサーカス?)

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2022年、木下大サーカスの仙台公演があった。ポスターの告知で「それ」を知った時、絶対に行こうと思っていた。今までサーカスを観たことがなかったので、 一生に一度くらいは「見ておきたい」と思った からである。 仙台公演は「9年ぶり」ということだった。一回ごとの公演に間隔があるので、サーカスを観るのはこれが最初で最後になるかもしれない。そのように考えた私は、まず最初に「 木下サーカス四代記 」という書籍に目を通すことにした。書籍を通して初代から今日までの歴史を学んだ。よし、これで準備はばっちりである。 ・・・と、万全の準備をしたつもりでいたのだが、一番大切な「チケット」を購入することを後回しにしてしまっていた。会場も大きそうだし大丈夫だろう、と甘く考えていたのである。しかし、年末進行などで忙しくなっていたこともあり、みるみると月日が流れ、気がつくと公園終了まで2週間を切ってしまっていた。しかも私たちの予定が合うのが「公演最終日」のみ。 いそいでコンビニへ出かけ、チケットを購入することにする。チケットにはいくつかランクが設定されていて、前の席になるほどに料金も高くなる。しかし、せっかくだからここは少々奮発して・・・と思っていたのだが、 すでに完売状態 。なんとか「ロイヤルイエロー」という席を並んで取ることができた。大人4.500円(税込)だった。こんどこそ、準備万端である。 真っ赤なテント小屋へ チケットをにぎりしめ、赤に白のラインが映えるテント小屋を目指す。先日まで更地だった空間に、突然あらわれた真っ赤なテント。独特の存在感と期待を盛り上げてくれる風貌。すでに観覧を終えた親子が 「おもしろかった?」と話しながら外に出てきた。 その楽しそうな表情を見ていると、わくわく感が高まってくる。さて今日は何を見せてくれるのだろう?  私たちが購入した「ロイヤルイエロー」は、正面から45度ほど横にずれた位置で、柱などの障害物で視界が妨げられることはなかった。12月でテント内での観覧ということで、寒さを覚悟し事前に防寒対策をしていたのだが、内部は十分に温められていて快適な温度だった。羽織っていた厚手のコートを脱いで足にかけて開演を待つ。客電が落とされ、ライトがテント内を照らすと 観客席から「わー!」という歓声があがった。 演者と一体になる瞬間 写真撮影は禁止だし、演目の内容を文章で解説

ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所を見学した話。【NIKKA】

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工場見学を予約する 車で作並温泉へ移動する途中に、ニッカウヰスキーの仙台工場があることは知っていた。看板も目にしていた。いつか行ってみたい、と思いつつも「地元だから行こうと思えばいつでも行ける」と素通りしてはや数十年。先日、知人から「見学ガイドに参加してきた」と聞かされ、なんだか急にうらやましく(?)なり、自分も行ってみることにしたのだった。 見学ガイドは予約が必要である。 ニッカウヰスキーの公式サイト から申し込むことができる。希望の日程と時間帯を入力すれば完了。実に簡単だ。もっと早く申し込めばよかった。などと、ただ申し込みをしただけなのに、すでに達成感があるのはなぜなのだろう? とりあえず満ち足りた気分を大切にしつつ当日を待った。 シャトルバスで移動 今回は電車での移動になる。作並駅が最寄りの駅で、ここから仙台工場へ移動することになる。私が訪問した時は、夏休み期間だったので作並駅から工場まで無料シャトルバスが運行されており、それを利用させてもらった。シャトルバスは補助席が必要なほどの満員状態だった。人気である。 そして満員バスで移動すること数分。ほどなくニッカウヰスキーの仙台工場へ到着した。工場見学をするのはいったい何年ぶりだろう。大人になると仕事以外では「見学」する機会が減ってしまうので、学生気分でたのしくなってくる。受付を済ませ、予約した時間まで敷地内を散歩して過ごすことにした。 山と川に囲まれた、整えられた場所 宮城峡蒸溜所は「峡」という言葉が使われていることからも想像できるように、広瀬川と新川に挟まれ周囲を緑の木々に囲まれた自然豊かな場所にある。敷地内は綺麗に手入れが行き届いていて、凛とした空気が漂っている。工場ではあるが、静寂に満ちているような感覚がある。 私も若い頃は都会に憧れて、人の多いところで盛んに仕事がしたいと考えたものだったが、いまこれくらいの年齢(50代)になると「このような環境で仕事をしてみたかった」と思ったりもする。 もちろん実際に仕事をするとなれば、いろいろと大変だと思う。それでも、もしも20代のころの自分に戻って忠告できるならば「自然がすぐそばにある職場も考えてみたらどうだ?」とアドバイスしてみたい。「ああ、それもいいですよね」とまったく耳を傾けないだろうけれど(彼は、一見物腰が柔らかそうに見えるかもしれないが、かなりの頑固もの

SENDAI 光のページェント 2015

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SENDAI光のページェントへ行ってきた。このイベントに参加する度に「今年もあとわずかだな」と思う。そして、これを見ないと一年が終わる気がしない。とも思ったりする。 そんな光のページェントも、今年で30回なのだそうだ。つまり30年もの間続いてきたわけで、開始された時に産まれた人は、アラサーになっているわけで、そう考えると長い間、仙台の冬の夜を飾り続けてくれたのだ。 当日は午後の10時にでかけたのだが、土曜日ということもあり混雑していた。写真の像の前では、同じようなポーズをして撮影している人の姿も目にとまった。僕も同じようにポーズをして…いや撮りませんでしたけどね。 僕の横で写真を撮っていた方が「いやあ、この美しさは写真では伝わらないね」「直接見た方が、いいよ」と話をしているのが聞こえてきた。本当にそう思う。まだ行ったことがない方は、ぜひ足を運んでいただきたい。オススメです。 SENDAI光のページェント PR 仙台で大学入試対策のプロ家庭教師なら

船岡城址公園にて花見。

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桜満開。宮城県 柴田町船岡城址公園にて。 日曜日だったので駐車場へ向かう道がものすごい渋滞で大変でした。でも、ようやく辿り着いた桜は渋滞を乗り越えただけの価値がありました。 さすが、宮城県内で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれた公園ですね。

絆バッチ。

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震災から1000日を機に「絆」バッチを再制作しました。 復興という言葉を今一度噛み締め、 ここ宮城の地でがんばって行きたいと思います。

宮城のパワースポット 塩竈神社へ

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パワースポット、という言葉を目にしますが、宮城県のパワースポットといえば、塩竈神社。陸奥国一之宮として由緒ある神社です。仙台市内から車で30分ほどの距離なので、時々参拝させていただくのですが、清々しい気分になれる心地よい場所です。 大きな地図で見る 表参道には202段の石段があります。 先日参拝した時に撮影したムービーを紹介してみたいと思います。 まずは鳥居周辺。石段を見上げてみます。 一気に上がると、さすがに息が切れます。時折、部活動の練習でこの石段を駆け上がっている学生の姿を目にします。神社でトレーニングをすれば、いいエネルギーをもらえそうですね。 わりと急な勾配なのですが、その分、上から見下ろした時の気分は爽快(達成感?)なものがあります。鳥の声が心地よいです。 参拝のあとは、松島への観光もおすすめです。 車の場合は、今年の春に再開した「 松島パノラマ線(無料)」を通って白衣観音堂の展望台から松島を眺めてみるのもよいかと思います。このような風景を見る事ができます。 塩竈神社から松島へは、車で20〜30分前後(渋滞なしの場合)電車の場合JR仙石線を利用することになります(震災の影響で運休・ダイヤ変更になっている場合があります。出発前に確認を)。ぜひ宮城の旅を楽しんでください。 大きな地図で見る

なとり夏祭り2013 花火。

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2013.8.3撮影。 なとり夏祭りにて。 東日本大震災で亡くなった方への鎮魂と復興への願いを込めて打ち上げられた4000発の花火。ちょうど梅雨が明けたばかりの宮城の夏空に、美しく広がっていました。

松島 2013.7

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震災後、通行止めになっていた「松島パノラマ線」が、今年の春に再開(通行可能)になったというのを知って、先日ひさしぶりに走りに行ってみた。 特に荒れているところもなく、気持ちよく「西行戻しの松公園」まで到着。車を止めて、白衣観音堂前の展望台まで歩く。今年の宮城は7月下旬を過ぎても梅雨が開けなくて、涼しい気候が続いているのだけど、しっとりとした気持ちのいい松島の風景を見ることができた。

2013.7.27

本日の仙台市は雨。 わりと大粒の雨が、傘を叩いていきます。

2013年 桜(6)

宮城県北部の桜は、今がちょうど満開でした。 2013.1.23撮影 宮城県

2013年 桜(5)

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そして、シダレザクラは今が盛りだ。 2013.4.22撮影 宮城県仙台市

2013年 桜(4)

仙台の桜は、今が盛りです。 2013.1.20撮影 宮城県仙台市

仙台市博物館 若冲が来てくれました。

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仙台市博物館の特別展「若冲が来てくれました」へ行ってきた。本展覧会は、東日本大震災復興支援として、プライス夫妻の善意によって開催されるものだそうだ。貴重な個人コレクションを一度に見ることができるということで、とても楽しみにしていた。 今回は、個人的にツボにくる作品が目白押しだったのだけど、その中でも思わず数分ほど立ち止まって鑑賞してしまったのが「雪中松に兎・梅に 鴉図屏風」 という作品。黒く彩色した背景に白を散らした作品なのだけど「こんな作品が見てみたかった」と思うほど、自分の好みに一致した作品だった。平日の午後おそくの時間帯でお客さんが少なかったので、作品の前に立ってたっぷりと鑑賞することができた。これだけでも、今回ここに来た価値があるというものだ。 さて、色々な作品を鑑賞して心の栄養を吸収したあと、今回のメインである若冲の作品と対面だ。若冲の作品について、色々と書いてみたいことはあるのだけど、本企画展は仙台が最初の地域で、これから岩手、福島と巡っていくところなので、お楽しみを奪わないように詳細な感想は控えたいことにする。が、それでもやはり触れておきたいのが、若冲の大作である 「鳥獣花木図屏風」。本作品は 8万6千個ものマス目に色を埋めるという、気の遠くなるような制作過程を経て完成させられた作品なのだそうだ。目の前に立った瞬間に「ぐわっ」とくるものすごいパワーを感じた。さらに近寄って見てみると若冲の作品制作に対する情熱のようなものを感じて、わくわくが止まらなかった。こんな作品を自分も作ってみたい(作れないけれど)と、自分も何かを表現したくなるようなエネルギーを分けてもらったような感じがした。美しい、と感じる作品はたくさんあるけれど、楽しい、と感じる作品は少ないような気がする。 「鳥獣花木図屏風」は、 美しくて楽しくてワクワクする作品だった。間近で(なんと、この作品は ガラスケース越しではなく、直接鑑賞することができた!)じっくりと見ることができて本当によかった。平日の夕方で、ちょうどお客さんが少ない時間帯だったので、自分のペースで贅沢に鑑賞して楽しい時間を過ごすことができました。   若冲が来てくれましたオフィシャルページはこちら

2013.3.17

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実家から車で五分ほど海へ向かって走った場所です。ここは、海岸近くの普通の住宅街でした。海水浴のシーズンには、多くの人で賑わったものです。僕も学生の頃に、バイクでよく走りにきました。(宮城県仙台市) 宮城県名取市の漁港。震災時のラジオで、アナウンサーが泣きながら、この地域の被害状況を伝えていたことが頭に浮かびました。たくさんの人が車でやってきて海を眺め、静かに立ち去っていきます。(宮城県名取市) 人が誰も住んでいない街があるのだ、ということ。(宮城県名取市閖上)

大崎八幡神社 どんと祭り 2013

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大崎八幡神社のどんと祭りへ行ってきた。ホームページの情報によると、どんと祭りの正式名称は「松焚祭(まつたきまつり)」で「三百年の歴史を有す、全国でも最大級の正月送りの行事」なのだそうだ。境内の一角に正月飾りなどが持ち寄られ、それらを盛大に焚き上げる神事で、その火にあたると「心身が清められ、一年間無病息災・家内安全の加護が得られる」という言い伝えがあるとのこと。 ちなみに今回「どんと祭り」についてwebで調べていたところ「どんと祭り」というのは宮城県を中心に呼ばれる祭りの呼称だということを初めて知った。そうだったのか。と、いうことは他の県の方に「どんと祭り」と言っても通じない場合があるわけですね。気をつけよう。 当日は記録的な大雪だったので「この雪では、延期になるのではないか?」と心配もしていたのだけど、祭りは予定通りに行われ、雪を軽々と吹き飛ばすかのような煌々とした炎と煙が空に向かって舞い上がっていた。「この火の熱を、身体の悪いところをあてるといいんだよ」と言われたので、円陣の最前列に行って前と背中に熱を、たっぷりと当ててきた。火の勢いがものすごいので、最前列に立つと「かなり熱かった」のだけど、この熱さを我慢するとご利益がありそうな気がしたので(実際に、そうだというわけではありません。個人的に、そう思っただけです)少しだけ辛抱して火にあたってきた。これで今年は無病息災だ。 炎に清めていただいたあとは、御社殿へ移動して新年の挨拶をする。ガラガラと鈴の音が鳴り響き、静かに祈りを込める参拝者の上に粉雪が静かに舞い降りてくる。参拝を終えた人達の表情は、みんなどこかすっきりしているように見える。「これで今年も大丈夫だ」というような自信がみなぎっているようにも見える。自分も列に並び、手を合わせて、今年一年間の目標を祈願してきた。お守りを買おうかと思ったのだけど、初詣の際に塩竈神社でいただいてきたので、今回は見送った。そのかわりに「おみくじ」を引いてみたのだが「恋愛」のところに「愛を押し付けないように」というような文言が書かれていて、思わず苦笑いをしてしまった。今年は愛の押し付けに気をつけよう。小出しにしよう。いや、これは違うか。まあ「普通の愛」でいこう。 参拝を終えたあとは、出店を楽しむのがお祭りの醍醐味だ。まずは縁起物の「甘酒」を飲んで温まってから、出店をのぞい

塩竈神社へ初詣。

今年の初詣は塩竈神社へ詣でた。初詣へ詣でる、と書くということは、頭痛が痛い、ということと同じだな、と思うのだが、どうしても「詣でる」という言葉を使いたかったので、あえて並べて書いてみた。なので「使い方がおかしいのでは?」と感じた方は「そういうことなのか」と思っていただきたい。 さて、塩竈神社は「 東北鎮護・陸奥国一之宮」であり、御祭神は「別宮に主祭神たる塩土老翁神・左宮に武甕槌神・右宮に経津主神を祀る」神社である。 主祭神である塩土老翁神は、日本神話の「海幸山幸」に登場する神様なのだそうだ。「山幸彦」が「海幸彦」の釣り針を紛失してしまって困っている時に現れ「この小舟に乗っていけば海神の宮へ着くから、そこで待っていなさい」と、山幸彦に助け舟を出したのが、この塩土老翁神なのだそうだ。 高校生の頃に、この話を本で読んでから「神話にも登場する神様が祭られている神社 =ご利益がありそうだ」と感じ(単純である)それ以来、初詣は塩竈神社へ詣でることにしてきた。なので、正月は「しおがまさま(地元の人達は、このように呼びます)」に行かないと一年が始まった気がしないな、というくらい自分にとっては馴染み深い神社になっている。 今年は「拝殿工事中」ということで入場規制がかかっていて、階段の下で40分ほど並んで待たなければいけなかった。風邪気味だったので「待っている間に、風邪をこじらせたら意味がないな」と思い、途中で帰ろうかどうしようか、と迷っているうちに結局最後まで並んでしまった。列に並んでいる時に、横にいた50代中頃の男性が奥さんに向かって「なんで列が進まないんだ? みんな何をそんなに祈ることがあるんだ?オレなんて、ちゃっちゃと終わるぞ」というようなことを、ずっとボヤいていた。さらに「もう2時だから、終わって帰ってから飯を食うとなると4時過ぎくらいになるだろ? すると昼飯なのか夕飯なのかわからないなあ。お前はどう思う?」などということを大きな声で言い始めたため、見かねた奥さんが「そんなのどうでもいいでしょ!」とピシャリと注意して、その後は沈黙してしまった。話の内容が、ちょっと面白くなりかけていた自分としては、やや残念だったのだが「4時くらいに食べると、夕ご飯が食べられなくなるから困りますよね」などと相づちのひとつも打ってみたかったのだが、とにもかくにも、そんなボヤキを聞いたり、

マリンピア松島水族館へ行く。2012

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マリンピア松島水族館へ行ってきた。 3月11日の震災後、松島へは何度か足を運んでいたのだけど、マリンピア松島水族館には行く機会がなかった。ニュースなどで、水族館に関する情報を時折目にする度に気になっていたのだが、今回連れが「水族館へ行こう」と誘ってくれたので、いいチャンスだと思い行ってみることにした。 当日は寒波がやってきていて、道を歩いていると、思わず背中が丸くなってしまうような気候だった。今晩は雪が降りそうだな、などと思いながら園内にはいる。メインゲートをくぐって、まず最初に目に飛び込んでくるのがペンギンランドだ。たくさんのペンギン達が、そわそわしながら(実際にそわそわしているわけではないのだが)こちらを見たり、あちらを見たりしている。寒さに丸まっていた背中も、元気なペンギンを見ていると真っ直ぐに伸びてくるようだ。 しばらくペンギン達に癒されたあとは「バックヤードツアー」に参加だ。これは、水族館のバックヤード(裏側)を係員の方が案内してくれるというイベントだ。普段は表側からしか見えない水槽を裏から見ることができるという、めったにないチャンスなので、とても楽しみにしていた。 ツアーの時間は30分ほど。係員の方に連れられて、横の小さい扉(つまりスタッフ専用のドア)から中に入れてもらい、説明を受けながらぐるりとめぐっていく。マリンピア松島水族館の開館は昭和2年で、日本で2番目に長い歴史をもつ水族館なのだそうだ。確かに、この建物自体も歴史を感じる造りになっていて、あちらこちらの設備に「昭和」を感じるのだけど、それがまたノスタルジックな良い雰囲気になっていて個人的にわくわくしてしまった。事務所の本棚に並べられている書籍の背表紙なども、いい感じに日焼けしていて、ここで仕事をしてきた人達の歴史を感じた。 建設当時は最先端のピカピカだった建物も時間を経て、そして今回の震災を越えて、こうやって変化していくのだなあ、と思うとどこか胸のあたりが、しんみりとしてくる。普段は触れることのない、懐かしい記憶の一部に手を触れたような感覚になった。 ちなみに自分は、このバックヤードの雰囲気と同じ場所に、子供の頃に立ち入ったような記憶がある。でも、それがいつの記憶なのかは思い出せなかった。それでも、そんな風にしてノスタルジックな気分に浸るこ

SENDAI光のページェントへいく。 2012

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今年も残り数週間。いわゆる年の瀬というやつだ。そして年の瀬といえば、SENDAI光のページェントの開催だ。もはやこの時期の代名詞ともいえるSENDAI光のページェント。今年も無事見にいくことができた。地元だから、今までに何度も見に来たことがあるけれど、それでもやはり、この風景を見上げないと「年が越せない」ではないけれど、なんとなく落ち着かないような気さえする。そんな冬の大切なイベントのひとつだ。そして、極めて個人的なことなのだが、今まで自分は「仙台光のページェント」だと思っていたのだが、公式ホームページの表記は「SENDAI光のページェント」となっていた。なので、これからは仙台ではなくSENDAIと表記しようと思う。細かいことだが、大切なことだと思うので自分と同じように、今まで仙台だと思っていた方はSENDAIであるということを改めて確認していただきたい。ちなみに、 公式ホームページはこちら。  です。 今回は連れに「ピンク色の電球があるらしい。それを見つけるとしあわせになれるらしい」という情報を教えてもらっていたので、例年よりも念入りに上を見上げて歩いていた。最初は「いくらなんでも、この状況から『ピンクの電球』を見つけるなんて至難の技だろう。もし見つけることができたのなら、そりゃあ幸せにもなるだろう」と半ばあきらめ加減で探していたのだが「なんだか、全部ピンクに見えてくるぜ」というような気分にもなっていたのだけど、なんというか偶然の巡り合わせで見つけることができた。実に幸運である。ピンク色の電球は都市伝説でも噂でもなく、確実に存在するので、みなさんぜひ見つけていただきたい。見つけるまでは「ほんとうにあるの?」と斜めに構えていたのだが、見つけてしまうと「さあ、あなたも見つけてごらんなさい」という気分になってしまうものである。ちなみに、この文章を読んでいる方はヒントが欲しいと思うのだけど、ヒントを与えて見つけたのでは少し幸せが減りそうなので、あえてノーヒントにしておきたいと思います。いや、いじわるではなくて、あなたの本物の幸運を願えばこそである。 さて、2012SENDAI光のページェントでは「スターウインク」というイベントがある。これは、毎日「18時・19時・20時」に、イルミネーションが再点灯されるイベントである。ふっ、と電球が消えて暗闇となり

鳴子温泉へ行った。

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この文章を書いているのは、2012年の12月。そう年の瀬、というやつだ。「今年も色々あったし、色々なところへ行ったな」などと小雪が舞い散る窓の外などを眺めたりしながら、行った場所などを思い出していた。そしてふと、このブログに鳴子温泉へ行った時のことを書いていなかったことに気がついた。秋保温泉へ行った時のことは、ばっちりと書いたというのに鳴子温泉については書いていないというのも、なんだかちょっとあれなので、少しでも記憶が残っているうちに書いてみようと思う。ちなみに、今から書くことは、10月のできごとなので、あらかじめご了承いただきたい。「鳴子は12月でも紅葉が見られるんだ」と、思われる方がいらっしゃると困るので、「今から書くのは秋のできごとである」ということを、ここで強調しておいた。ちなみに、現在の鳴子温泉は冬の装いである。今月の15日には、オニコウベスキー場もオープンするということなので、スキーやスノボを楽しんで帰りに温泉、という冬の醍醐味を味わっていただけたらと思う。 さて、前置きで、こんなに長く書いてしまった。すでになんとなく満足しかけているのだが、ちょっと休憩してから、秋の鳴子について書いてみようと思う。 秋の鳴子といえば「鳴子峡遊歩道」を散策しながら紅葉を眺めるというのが、楽しみのひとつである。ところが残念ながら「鳴子峡遊歩道」は現在閉鎖になっていて歩くことができない。あの見事な風景を眺めながら歩けないなんて寂しいものだ、と思っていたところ、連れが「大深沢遊歩道というのが開通していて、歩けるらしい」という情報を調べてくれた。さっそくネットで確認してみると一周50分くらいで歩けるコースで、ちょうど良さそうだ。今回は、ここを歩くということをイベントのひとつとして出かけてみることにした。 仙台市内から鳴子温泉までは、東北自動車道を使用して、1時間30分といったところ。鳴子温泉の周辺地域で若干渋滞したものの、特に問題もなくスムーズに到着することができた。まず最初に向かったのは、鳴子峡レストハウス。駐車所に車をとめて、駐車料金を支払ってから(500円)レストハウスの方へと歩いていく。当日は小雨が降っていて、少し肌寒い気候だったのだけれど、目の前に広がる紅葉の景色で一気に気分が上がる。ここからの風景は、鳴子温泉を紹介する時に使われていることが多いので、どこか