磐梯吾妻スカイライン(日本の道100選)

磐梯吾妻スカイラインを、ドライブする。



磐梯吾妻スカイライン
福島の「磐梯吾妻スカイライン」へ行ってきた。
今までに福島へは、何回も行ったことがあるけれど、なぜか「磐梯吾妻スカイライン」は(有料道路ということもあり)一度も通ったことが、なかったので、とても楽しみにしていた。

磐梯吾妻スカイラインは、「日本の道100選」にも選ばれている、ドライブコース。東北方面のドライブ関係の雑誌には、必ずといってもいいくらいに登場する道だ。スカイラインという名前の通り、平均標高1,350mを走るルートなので、とりわけ山好きの方には魅力を感じるコースだと思う。

当日は、梅雨明けの翌日にふさわしく、空には絵に描いたような青空が広がっていた。3連休の最終日ということもあって、渋滞気味になることを覚悟していたのだけど、思いの他空いていて(というよりも、すれ違う車もほとんどないくらいの状況)快適に走ることができた。

このスカイラインには、作家・井上靖氏が名付けた「吾妻八景」がビューポイントとして設定してある。その中でも自分が個人的に気に入ったのは「天風境」だ。山谷の間を吹き抜けてくる風が、力強くも心地よく通り過ぎていく。強い陽射しで、少しくたびれ気味だった体を、癒してくれるかのような風が絶え間なく吹いていく。設置してあった看板に「天翔る風が〜」というフレーズがあったのだけど、本当に空から吹き下ろしてきたのではないか、と感じるような、心地よい風をたっぷりと浴びることができた。

浄土平のようにレストハウスがあるような、大きなビューポイントでは、たくさんの車が駐車していたけれど、個々のビューポイントは素通りしてしまう車の方が、多い様に感じた。ぜひ、この道を走ることがあれば、ひとつひとつのポイントに立ち寄ってみることをおすすめしたい。晴れていれば、磐梯山や安達太良山も見えるので、例の詩を思い浮かべながら眺めていただきたい。

登った山を眺められる、贅沢なドライブコース


磐梯山の鋭角な姿は、本当にかっこいい。自分は磐梯山にも安達太良山にも、登ったことがあるのだけど、頂上に立ったことがある山を、こうやって眺めることができるというのは、なかなかいいものだ。こうして遠くから眺めていると、あんなに高くて険しい場所に、どうやって登ったのだろう?危なくないのだろうか? などと、人ごとのように思ったりもする。登っている時は、そんなことは全く考えないのだけど。

それはともかく真夏の磐梯吾妻スカイラインの風は、山岳ルートらしい険しさと心地よさを満喫できる、リゾートなルートでした。次は紅葉の時季に、訪問してみたいと考えています。


※写真は「つばくろ谷」から「不動沢橋」を眺めたところ。肝心の「天風境」では、写真を撮影することを、すっかり忘れていました。

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