網張温泉キャンプ場へ:岩手で夏キャンプ 二日目
夏キャンプ二日目「網張温泉キャンプ場」へ
夏キャンプ2日目。
先日テントを張った「妻の神キャンプ場」から車で移動すること約1時間30分。本日のキャンプ場は「網張温泉キャンプ場」である。
受付で手続きを済ませてから、指定された場所へ向かう。ここは荷物を降ろす時は車で乗り入れることができる。昨日の「妻の神キャンプ場」もギリギリのところまで車を入れることができたので、フリーサイトだけど実質オートキャンプのようなものだった。昔はそうでもなかったけれど、最近は「荷物の運搬が楽」という項目もキャンプ場選びのポイントのひとつになりつつある。なにせ荷物を増やさないように気をつけてはいるのだけど、ひとつひとつが結構な重さですからね。デスクワーク中心で、普段はマウスよりも重いものを持つことが少ないから(笑)キャンプ用品の運搬にはちょっとキツイものが…いやいや情けないですね。鍛えよう。
ほぼ貸し切り「露天風呂」
炭火と焚き火で、至福の時間
温泉からあがり、夕食の準備を始める。連れが食材の仕込みをしてくれているので、その間に炭火をおこすことにする。最近の着火材は優秀なので、炭をおこすのも楽になった。真ん中に着火材をおき周辺に丸めた新聞紙を並べて火をつける。しばらくすると炎があがり、真っ赤に焼けた炭ができあがる。僕は、この炭が真っ赤に焼けているのを見るのがわりと好きだ。風を送ると、ふわっ、と輝きを増す様子を見ていると、どこかわくわくするものを感じる。線香花火の色合いに似ているからかもしれない。キャンプの朝は早い
そして、キャンプ場の時間は足早にすぎ朝がやってきた。澄み切った空気の中で朝食を摂り、周辺を散歩するともう帰宅の時間となってしまっていた。ついさきほど設置したばかりのような気がするテントを、あっさりと畳んでいく。タープをはずしてテントのカバーを外そうとした時だった。テントの上の方に向かって大きな黒い固まりが動いているのが見えた。
おっ!と思わず声が出る。蝉がテントの頂点を目指して登っていたのだった。どうやらテントを木と間違えたらしい。これは困った。テントは畳まなければいけないし、そうかと言って手で触れるのもかわいそうな気がする。仕方がないので、カバーをそっと持って木の近くへ運ぶことにした。木の根元のあたりに移動させて、しばらく経ってから様子を見にいくと、元気に木を登っていく姿を見ることができた。たのもしい。この姿を見ることができただけでも、旅をしてよかったと思った。
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