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天童高原でキャンプ日記

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今年の夏は「天童高原キャンプ場」にテントを張った。天童高原は、宮城のおとなり山形県にある。仙台市内からでも車で1時間40分ほどなので、のんびりと向かったところ・・・そう、やはり渋滞に巻き込まれてしまった。夏休み真っ盛りなのだから、渋滞するのは当然である。ナビに表示される真っ赤な道路を眺めながら、のろのろと移動する。空は晴天。灼熱の太陽。アスファルトからの照り返しに対抗して、車のエアコンがフル稼働する。ウィーン。ガチン。ウオーン。ガチン。そういえば、子供のころに親が乗っていた車にはエアコンがついていなかった記憶がある(当時は、エアコンはオプションだったのだ)。いったいどうやって乗り切っていたのだろう。もはやエアコンのない生活など、考えられない。ウオーン。ガチン。

エアコンの動作音を聞き、車内で飲んだり(もちろんお茶です)食べたりしているうちに、ようやく渋滞は終焉の気配を見せ、作並を過ぎたあたりから一気に流れが良くなってきた。青い空、白い雲、快適な道。やはり夏休みは、こうでなくてはいけない。そんな風にして、残りの道は渋滞することもなくスムーズに天童市に到着した。

ちょうど昼だったので、蕎麦を食べることにする。テレビでオリンピックのニュースを見る。近くのテーブルの家族が、昨晩の錦織選手の試合内容について話しているのが聞こえる。こちらの家族は、岩手からの道が渋滞していて大変だった、というような話をしている。そんな会話が飛び交う店内で、コシのある蕎麦を食べる。「いや、この蕎麦のコシはなかなかだね」と連れと話しながらズルズルと啜る。食べ終わって後ろを見ると、だいぶ混雑してきていたので席を立つ。近くにスーパーがあるので、そこで買い出しを済ませてキャンプ場に向かうことにする。

天童高原キャンプ場は、スキー場と隣接している。開放的で、ゆったりとした風景が広がっている。遠くに見える山並みも美しい。天気も良さそうだし、今晩は星が綺麗に見えそうだ、などと考えながら受付に向かう。
ここのキャンプ場は、車で敷地内に入ることはできない。駐車場から荷物をカートに積んで運ぶシステムになっている。自分達に割り当てられた場所は、やや斜面の上の方だったので、ちょっとだけ手間がかかってしまった。なるべくキャンプ道具を増やさないようにしているのだけど、それでも少しずつ荷物は増えていく。そろそろ、何か良いパッ…

神割崎キャンプ場で、春のキャンプ日記

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神割崎キャンプ場で、春のキャンプ今年の五月の連休は「神割崎キャンプ場」にテントを張った。ここのキャンプ場は、以前から行ってみたいと考えていたのだけど、なかなかタイミングが合わなくて訪問できなかった場所。ようやくこの五月に行くことができた。



まずは「神割崎」へまずはキャンプ場へ向かう途中に、キャンプ場の冠になっている「神割崎」へ寄ってみる。ここは「南三陸屈指の景勝地で、二つに割れた奇岩の間から荒波がしぶきを上げながら押し寄せる様子は迫力満点。 全国の「白砂青松百選」に選ばれ、例年2月中旬と10月下旬にはちょうど岩の間から日の出を望むことができます。(南三陸町観光協会ホームページより)」とのこと。

現地を訪れてみると、想像していたよりも海の水が綺麗に澄み渡っていて眺めがよかった。実際に、この2つの岩の間から太陽が昇ってくる様子を見ることができたのならば、さぞ美しいだろう。2月中旬は寒くて厳しいだろうけれど、10月下旬ならばそこまで寒さも厳しくないかもしれない。機会があれば見てみたいものだ、と思いながら写真を何枚か撮る。ムービーも撮影したのだが、うまく保存されていなかった。とりあえず、かろうじて保存されていたものをアップしておく。このムービーでは全く魅力が伝わっていないので、ぜひ現地で体感していただきたい。




南三陸さんさん商店街で「タコ」を買う神割崎をあとにしてキャンプ場へ向かう前に「南三陸さんさん商店街」でタコを購入する。南三陸の志津川といえばタコなのである。今回のキャンプの目的はタコを食べること・・・は、言い過ぎであるが、まあそのくらい楽しみにしていたのである。そんなわけで、以前も購入したことのある店で無事にタコを購入。本当は「キラキラ丼」を食べようと思っていたのだが、店の前の行列を見て断念した。これは翌日の楽しみとする。




タコを購入し、近場のコンビニで買い物を済ませたあと、キャンプ場へ向かう。思ったよりも混雑はしていない。しかし、見晴らしが良い場所は海からの風が強いので眺めよりも風を避けられる場所を優先して探しテントを張る。今回はフリーサイトを選択したのだが、荷物の運搬の際には車の乗り入れが許可されているので楽だった。さっさと荷物を降ろして、テントを設置する。



いつもならばギリギリまで周辺を観光するのだけど、今回は近場のキャンプ場ということで、早めにテントを設置してゆっくり…

網張温泉キャンプ場へ:岩手で夏キャンプ 二日目

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夏キャンプ二日目「網張温泉キャンプ場」へ
夏キャンプ2日目。
先日テントを張った「妻の神キャンプ場」から車で移動すること約1時間30分。本日のキャンプ場は「網張温泉キャンプ場」である。

ここは予約制のキャンプ場なので、場所取りの心配がないから安心だ。夏休みシーズンのように混雑している時期に「予約してある」という安心感は大きい。テントがひしめきあう中で、さてどこにしよう・・・、とうろうろするのはなかなか寂しいものがある。ゆったりとした時間を楽しみにきたのに、場所の確保でせかせかしてしまったのでは本末転倒である。しかし今回は予約をしてあるから余裕だ。そんなわけで、途中で買い出しをしながらゆっくりとキャンプ場へと向かったのだった。



受付で手続きを済ませてから、指定された場所へ向かう。ここは荷物を降ろす時は車で乗り入れることができる。昨日の「妻の神キャンプ場」もギリギリのところまで車を入れることができたので、フリーサイトだけど実質オートキャンプのようなものだった。昔はそうでもなかったけれど、最近は「荷物の運搬が楽」という項目もキャンプ場選びのポイントのひとつになりつつある。なにせ荷物を増やさないように気をつけてはいるのだけど、ひとつひとつが結構な重さですからね。デスクワーク中心で、普段はマウスよりも重いものを持つことが少ないから(笑)キャンプ用品の運搬にはちょっとキツイものが…いやいや情けないですね。鍛えよう。
ほぼ貸し切り「露天風呂」 さて、いつも通りにテントを設置し、食事の準備を始める前に施設内にある温泉へ行く。夏休みということで混雑を覚悟して向かったのだけど、自分が行ったのは終了1時間前だったせいか、思っていたよりも客はまばらだった。露天風呂には自分しかいなかった。夏の強い日差しはすでに傾いていて、吹き込んでくる風が心地よかった。豊かな時間が過ぎていった。

幼稚園くらいの男の子がひとりで露天風呂にやってきた。そして大きな声で「ママー!」と、仕切りの向こう側にむかって呼びかけた。向こうから「なーにー?」と声が返ってきた。「熱いよ!」と言う。「熱いねー」と返ってくる。男の子は、熱い熱い、と言いながら内風呂の方へ戻っていってしまった。母親は、男の子が行ってしまってからも、何回かこちらに向かって話しかけてきたのだけれど、返事が返ってこないことに気づいたらしく、また静かな時間がもどってきた…

岩手で夏キャンプ 初日 妻の神キャンプ場

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夏キャンプ1日目 妻の神キャンプ場
今年の夏キャンプは、岩手県へ行った。
合計で2泊3日の行程で、キャンプをしながら周辺の温泉を楽しむ予定だった。

初日は八幡平周辺の「妻の神キャンプ場」にテントを張った。実は、直前まで別の場所にする予定だったのだけど、移動の途中にこのキャンプ場の近くを通り「まあ、ここでいいか」と予定を変更して決めたのだった。フリーサイトとオートキャンプサイトの両方に空きがあったのだけど、当然のごとくフリーサイトを選んだ。料金が安いということもあるのだが、基本的にフリーサイトの開放的な雰囲気が好きだからだ(混まなければの話ですけどね)。
豪雨に遭遇! テントに閉じこもる
ここはサイトのすぐそばを松川という川が流れている。そして目の前には岩手山が見えるはずである。そう、今「はず」と書いたことからも予想がつくかと思いますが、当日は雨だったので岩手山は雲の中だったし、松川は轟々とした音を立てて流れていた。昼から落ち始めた雨は一晩中降り続き、タープを叩く雨音と川の音の中で「うーん、これ以上雨脚が強くならないといいのだが」と、テントの中にこもって近所のスーパーで買ってきたアルコールを飲みながら、ひさしぶりに雨の一晩を過ごすこととなった。

当日は、自転車で旅をしている5~6人組の女性チームが炊事場の近くでテントを張っていた。雨にも負けず、笑いながら楽しそうに作業をしていた。たくましい。このような状況では、なんだかんだで女性の方が強いような気がする。男は意外と小心者なので、ドキドキしながら過ごしてしまうのである。女性の前では「このくらいの雨、どうってことないよ」と平静さを装っているかもしれないが、内心は「だいじょうぶ・・・だよな」と思っている場合が多いと思う。



実際に当日は雨音が気になって数時間おきに目が覚めてしまい、真っ暗な空を眺めてみたりタープやテントの状況を確認したりしてしまった。タープに水が溜まらないように、微妙な斜度をつけて水の流れ道を作っていたのだけど、それでも今回の雨量では一部に水が溜まってしまっていたので時折揺らして水を流したりもした。そんなことをやらなくても、このレベルの雨量ならば朝までは十分に耐えきれるということは理屈ではわかっているのだけど、ついついやってしまってムダに労力を浪費してしまうのだ。

ちなみにその日の夜「雨がすごい!川の近くから離れて!」と、ど…

吹上高原キャンプ場へ

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夏キャンプ「吹上高原キャンプ場」へ7月の連休を利用して、吹上高原キャンプ場へ行ってきた。
ここは宮城県の西北に位置するキャンプ場で、仙台市内から高速道路を使うと約1時間40分。一般道路だと2時間ちょっとで到着する近場(と、言ってもいいだろう)のキャンプ場である。当初は別のキャンプ場を利用する予定だったのだけど、夏休みが始まってすぐの連休だから混雑するだろう、と考えてここを選んだのだった。

なにせここ吹上高原キャンプ場は400組収容可能なキャンプ場なのだ。500組という説もある。まあ、とにかく広いキャンプ場なので、多少混雑しても大丈夫だろうと考えてここを選んだのだった。
吹上高原キャンプ場へ到着&想像以上の密集度!周辺を観光しながら移動し吹上高原キャンプ場に到着したのが午後2時ころ。受付を済ませて場内に進んでいくと、すでにテントが連なっている光景が目に飛び込んできた。等間隔できれいに並んでいるテントは音楽フェスの会場のようだ。受付で「今日は混んでいますよ」と言われたので覚悟はしていたのだけれど、想像以上の盛況だった。その密集度に、しばし圧倒される。

しかしぼんやり眺めていても仕方がないので、自分達のテント場を探すことにする。中央付近のトイレや水場が近いところは混雑しているから必然的に端の方へと移動することになる。賑わう盛り場から押し出されるようにして辿り着いた隅の方に、ようやく雰囲気の良いスペースを見つけることができた。ここなら隣との距離もあるし、静かに過ごすことができるだろう。



キャンプの楽しみの半分は「準備と設置」の時間(?)荷物を置いて見上げた空には、夏を思わせる見事な青空。時折そよぐ風は心地よいけれど、気温は30度近いので作業をしていると汗が流れてくる。ちょっとこちらを持ってくれ、あちらに引っ張ってくれ、とタープを張りテントを設置し椅子などを並べ終わったころにはすっかり汗まみれになってしまった。ひとしごとである。

でも、設置の作業は「組み立てる」楽しさがあるからわりと好きな時間です。個人的にはキャンプの楽しみの半分は「準備と設置の時間」にあるのではないか、と考えるくらいです。楽しいですよね。




そんなこんなで設置を終えたあとは、食事の準備にとりかかることにする。炭をおこして、途中の道の駅などで購入してきた食材を調理していく。作って食べて飲んでまた作って。とりわけ今回はアルミ…

登米森林公園キャンプ場 秋のキャンプ

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登米森林公園キャンプ場へ9月の連休を利用してキャンプへ行ってきた。
最初は「神割崎キャンプ場」へ行く予定だったのだけど、ちょうど「ツール・ド・東北2014」の日程と重なっていることに気がついた。石巻から神割崎へと続く道はレースのルートと重なってしまう。そこで、運営の邪魔になるといけないので同じ宮城県内の「登米森林公園キャンプ場」へ変更することにした。自分の場合、直前の変更はプラスに働くことの方が多い。おそらく今回は登米でキャンプをすることで、何か面白い体験ができるのかもしれない。たぶんそうだ。
さんさん商店街で買い物&ホテル観洋で日帰り温泉 キャンプ地へ向かう前に、南三陸の方まで足を伸ばし「さんさん商店街」で買い物をした。モアイ像も見た。お土産に「かりんとう」を買い、ソフトクリームを食べた(それにしても、旅先でソフトクリームが食べたくなるのはなぜなのだろう?)。

商店街をひとしきり散策したあと、まだ時間には余裕があったので、そこから車で10分ほど移動したところにある、ホテル観洋の日帰り温泉に立ち寄ることにした。露天風呂から太平洋を眺め、のんびりとした気分でほんわかとしていると、時間はすでに午後3時を回ってしまっていた。秋の太陽は早い。夕食の食材も買いに行かなければいけない。いそいで本日のキャンプ地へと向かう事にする。

登米森林公園キャンプ場へ向かう登米森林公園キャンプ場は、登米町から車で20分も山の方へ向かって走った先にある。静かな山間の道をゆっくりと走っていくと道沿いに採石場が見えてくる。こうやって山から切り出された石が、トラックで運ばれて様々なところで使われていくのだろう。この周辺では、どのような石が採取できるのだろう。普段見慣れない風景に、思わず車を止めて眺めてみたくなったけれど、時間もないので先を急ぐことにする。

県道から左に折れ、やや細い山道を上がっていくと事務所の建物が見えてきた。受付で手続きをして、利用料金を払って場所の説明を受ける。今回はフリーサイトを選んだのだけど、ここではサイトの入口までは車で荷物を運んでも良いのだそう。さっそくサイト入口まで車を移動して荷物を下ろし、テントの設置を始めることにする。
新しいタープを設置 今回のキャンプには、新しく購入したばかりのタープを持ってきていた。実は、このタープは出発の2日前に届いたばかりだったので、実際に広げてみるのは…

乳頭温泉郷キャンプ場 秋田を巡る旅(4)

秋田を巡る旅(4)乳頭温泉郷キャンプ場で一泊本日の宿泊地は、乳頭温泉郷キャンプ場。夏休みの真っ最中ということで混雑を覚悟していたのだけれど、思っていたよりもテントの数は少なかった。サイト利用料が若干高めの設定だからなのか、それともたまたま空いていたのかはわからない。とにもかくにも、ゆったりとした雰囲気の場所で、キャンプをすることができるのはうれしい。

テントを設置する場所は、空いている区画を自由に選んでも良いということだったので、端の方の大きな木の下を選んだ。この木の下ならば多少の雨はしのげるだろうし、風が吹いてもテントを守ってくれるだろう。「一晩、よろしく」と木に挨拶してから、てばやくテントを設置し、周囲がまだ明るいうちに休暇村内にある温泉へ向かう。

休暇村内の温泉は、以前秋田に来た時に一度利用したことがある。数年前のことだというのに、自分でも驚くほど鮮明に建物の様子や廊下、そして湯船の様子を覚えていた。そうそう、露天風呂からのブナ林はこんな感じだった。湯の色はこのような色合いだった。この前来た時は、もう少し熱かったような気もするけど気のせいかな。


露天風呂で、野ネズミ(?)に遭遇する露天風呂の淵に座ってぼんやりと過ごしていると、以前ここで50代くらいの男性に「どちらから?」と話しかけられたことを思い出した。とても歯切れよく、聞き取りやすい発声で話す方だった。「山に登ってきたんです」と答えると「ほお。山登りもいいですねえ」と、やはり聞き取りやすい声でそう相槌を打ってくれた。確か千葉の人だったような気がする。もう少し話をしたような気もするけれど、くわしいことは忘れてしまった。

そんなことを思い出しながら、湯につかる。夕食時だったせいか客足もまばらで、幸運にもしばらくの間露天風呂を独り占めすることができた。手足を伸ばして湯船にふわりと身体を漂わせていると、背後から視線を感じた気がした。誰もいないはずだけど、と後ろを見る。何かがもそっ、と動いた。何だ? と目を凝らす。むこうも、こちらを見ている。じーっ。おぅ、野ネズミか? 薄暗くなりかけた視界の中でははっきりと確認はできなかったけれど、たぶん野ネズミだろう。彼は(もしかしたら彼女は)露天風呂の壁の隙間を2~3回ほど出たり入ったりしたあと、どこかへ行ってしまった。旅先の、ちょっとした出会いのひとときだった。
せせらぎの音を枕に、横…

御崎野営場でキャンプ。気仙沼へ行く(2)

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御崎野営場でキャンプ 今回のキャンプ地は唐桑半島の先端にある御崎野営場である。トイレと温水シャワー付きで、一人430円で利用できるフリーサイト形式のキャンプ場だ(写真は管理棟。ここで手続き等をする)。

キャンプ場は、ややなだらかな傾斜になっていたので、眠っているうちにズリ落ちないように少しでも平らな場所を探してテントを設置。テントはいつものケシュア。手慣れた手つき(?)で、さくさくと設置してから、夕食の準備をする前に少し周辺を散歩してみることにした。
荒々しくも美しい、リアス式の海岸線御崎野営場から、ほんの数分も海の方へ向かって歩いていくと、遊歩道から三陸の見事な景観を望むことができる。青い空を映した紺碧の海、そして荒々しくも美しいリアス式の海岸線が遠くまで続く景色を一望することができる。雨と風に洗われた岩の上に慎重に立ち耳を澄ませると、断崖絶壁に打ちつける波の音が聞こえてくる。日没へと向かう空の色を眺めながら、すこしだけ深呼吸をする。

昨年、佐渡へ旅した時に見た海の色にも美しく魅了されたけど、やはり僕は宮城の海にどこか惹かれるものを感じる。何が違うのかを説明することはできないし、どちらも同じように「日本の海」には違いないのだけれど、それでも何かを感じるのは、ここが「故郷の海」だからだろう。個人的な思い出が、たくさん詰まった地元へとつづく場所だからだろう。

右手の方を見る。この向こうに牡鹿半島があり、石巻があり、松島があり、塩竈があり、そして仙台がある。たくさんの人が生活し、たくさんの思いが続いている「宮城の海」がある。
焼きおにぎりと、天ぷらで乾杯
もうしばらく眺めていたかったけれど、キャンプ地の夜は早い。テントへ戻り夕食の準備を始める。炭をおこしてストーブでお湯をわかして、本日の旅に乾杯だ。

今回は「焼きおにぎり」を作ったのだけど、炭で焼いたおにぎりのホクホク感と焼き鳥の相性は抜群で「もう少し材料を買ってくればよかった」と思ったくらいだった。たらの芽の天ぷらの甘みと、具沢山の野菜汁で心身共に温まりながら、もう一度本日の旅に乾杯する。

5月の夜風はまだまだ冷たく、長時間外で食事をするには厳しい状況だったけれど、虫もいないし他のキャンパーも少ないので(当日は自分達以外に3張のみ)静かな自然の音を堪能することができた。午後9時を回ったところで「消灯」のアナウンスが流れる。ちょっと早い…

種山高原でキャンプ 遠野をめぐる旅(1)

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遠野をめぐる旅へ 出発の日
現在自分は宮城県仙台市に住んでいる。そして今回の目的地である遠野市は、お隣の岩手県にある。そう「お隣の県」なのである。仙台から遠野までは高速道路を使って片道約2時間30分。高速を使わなくても3時間ちょっとで行ける距離。少し無理をすれば日帰りでも帰ってくることができる距離なのだけど、この「ちょっと頑張れば行ける距離」というのが逆に踏ん切りがつかないものである。高校生の時に遠野物語を読んでから「いつか絶対に行く」と決めてはや幾年。ようやく今回遠野へ出発することになった。

思い入れが深い場所ということで、計画を立てている段階から張り切ってしまい、遠野物語を読み返したり図書館で資料を借りてきて調べてみたりと、出発前から無駄に情熱を燃やしてしまっていた。さらに、初めて遠野物語を読んだ高校生の時のことを思い出したりして、I君は良いお父さんになっていそうだけど、N君はどうだろう。学生のころはちょっとナーバスですぐに落ち込むところがあったけれど、案外大きな会社でバリバリ働いているかもしれないな。と当時の友人達のことを思い出して懐かしい気分に浸ってしまったりもした。もしもこの文章を当時の友人達が見ていたのなら、ぜひ声をかけてみていただきたい。久しぶりに会おうぜ。
星座の森でキャンプ さて、今回の遠野をめぐる旅の日程は、9月の連休を利用した一泊二日。一日目は遠野の近くにある「種山高原」周辺を散策して、そこにある「星座の森」でキャンプ。二日目は朝一番で遠野に向かうという内容だ。

なぜ「種山高原」でキャンプをするかというと「種山ヶ原は宮澤賢治作品のモチーフになった場所だからだよ」というのは表向きの理由で、ほんとうのところは、旅の日程を決めたのが10日ほど前だったのでめぼしい宿がほとんど埋まっていて、やけくそ(?)で遠野周辺のキャンプ場を探し偶然に見つけたのが、ここだったというのが真実である。

見つけてから改めて調べてみると、遠野までは車で40分程度のところだから地理的にもちょうどよい。そしてなによりもフリーサイトは「一人200円」という格安設定が魅力的だった。いや、実はこれが最大の決めてといえば決めてだったということは内緒である。なにせガソリン代と高速代だけで1万円札がひらひらっと吹っ飛んでいくので、燃費の悪いオンボロ車で旅をするには「節約できるところは、節約!」が大切な…

山形古竜湖キャンプ場 夏のテント泊(2)

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無事にテントを設置したならば、今晩の買い出しへ出発だ。古竜湖キャンプ場から、近くのスーパーまでは、車で20分も走れば到着する。そこそこ細い山道を走るのだけど、舗装されているので快適に走行することができた。

あれこれと、適当に食材を買い込み、テント場へ戻ったのが午後6時過ぎ。手元をライトで照らしながら、食事の準備を進めていく。今回は、小型のLEDのライト(登山用)を2つ持っていったのだが、これが優秀で、簡単な調理ならば十分にこなすことができた。ランタンの独特の雰囲気や音も好きだけど、手軽さを考えたらLEDライトは快適ですね。電池も長持ちするし。


ちなみに今回活躍したのが、カインズホームで偶然に見つけた「インスタントコンロ」。使い捨ての豆炭形式のコンロなのだけど、思っていたよりも火力もあったし、普通に肉も野菜も焼くことができた(写真の右側のやつです)。後始末も簡単だし、これは自分の定番になるかもしれません。

左側のロウソクも同じくカインズでみつけた「虫除けキャンドル」。今回は、これと「蚊取り線香」と「虫除けスプレー」を使用して蚊対策をしたのですが、そのおかげで15ヶ所ほど(!)食われただけで済みました・・・。いやはや、アウトドアは虫との戦いでございます。

食事を終えたあとは、静かな夜のはじまり。今回、このキャンプ場を選んだ理由のひとつが「天の川&流れ星」が見たい、ということ。整備されたキャンプ場だと常夜灯が灯っているし、他のキャンパー達の明るさで星が見えにくいだろう、と考えてここを選んだというわけです。

散歩がてら、近くの展望台(のようなところ)まで歩いていくと、そこには満天の星・・・ではなく、見事な山形市の夜景が広がっていた。そう、夜景と月明かりがセットになって、星は(もちろん、市内で見るよりはたくさん見えるけれど)期待以上には見る事ができなかった。やはり、山奥のキャンプ場へ行かないとイメージ通りの星空は見えないのかもしれません。
とはいうものの、目の前に広がる夜景の鮮やかさと、月明かりの美しさには「はるばるやってきた」だけの価値が十分にあった。芝生の上に寝転がって、夜空を見る。iphoneアプリの「星座表」を使って、見える星を星座にあてはめたりしていると、静かな時間があっという間に過ぎていく。

しばらく夜景と星空を堪能してから「月が沈んでから、もういちど星を見よう」ということ…

古竜湖キャンプ場へ 夏のテント泊(1)

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今年の夏はキャンプへ行こう。そう決めてから、実家の物置にあるはずのキャンプグッズを確認してみたところ、これがきれいさっぱり「なくなって」いた。父親に聞いてみると「捨てた」とのこと。彼はとにかく「自分が不要だと考えるもの = 他人もいらないもの =捨てる」という考えの人間なので、物置に置く場合は「捨てられる」ことを覚悟しなければいけない。子供の頃から大切にしていたものも、だいぶ捨てられてしまったが、今でも「あれは保管しておきたかった」と思うものもいくつかあるのだが本人は悪気があるわけではないし、親子といえども価値観は異なるので嘆いても仕方がない。とにもかくにも、新しいグッズを購入することにする。今年のキャンプは、まずはそこからだ。

とはいうものの、あまり多くの道具は持ち歩きたくないので、基本的には登山用の調理器具やライトを使用することにして、テントだけを新規で購入することにした。今回選んだのは、ケシュアのテント。これは、以前山の友人に「簡単に設置できて、なにより安い」とおすすめされた製品。色々な考え方があると思うけれど、山岳用のテントではなく、平地用のテントならば「手軽さとコスト重視」でいきたいと思っていたので、迷わずケシュアにすることにした。

ネットで検索してみたところ、確かに安い。1万円以下でも十分に選択肢がある。その中でも目に止まったのが、Quechua(ケシュア) T2 2人用 BLUE だ。なんと、2人用で4980円。つまり1泊あたり、2490円/人という安さ。これなら2〜3回使用して壊れたとしても(壊れないと思うけど)十分に安いし、なにより値段以上の価値がある。即座に注文。近所のアウトドアショップで小物を買い込んだら、さあ出発だ。

今回行ったのは、山形県の「古竜湖キャンプ場」(なぜ、ここを選んだのかは後述)。いわゆるフリーサイト形式の無料キャンプ場なので「それなりの野営場」だと思っていたのだけど、近場に水場もあるし、簡易トイレもあるので、自分にはちょうどいい環境だと思った。山形市で管理しているようなので、気になった方はホームページなどで確認されると良いかと思います。

キャンプ場の名前になっている「古竜湖」は、一周15〜20分ほどの小さな湖だった。湖というよりは野池、というイメージかもしれない。自分が到着したのは午後4時過ぎくらいだったのだけど、先にテントを…