何歳になっても「伸びていく人」「伸び悩む人」の違いとは?【起業家の教え】

成功する人の考え方「起業家の教え」

「伸びていく人」「伸び悩む人」の違いとは?


「トーク力を身に付けたい」と考えている人に「確かにトーク力も重要です。ただ、あなたの場合は文章力を身につけた方がいいですよ。一見遠回りに見えますが、その方が伸びると思います」とアドバイスをして「なるほど、では文章力から鍛えてみます」と実行できる人は、まちがいなく伸びます。

たいていの人は実行できません。「オレは文章力ではなく、トーク力を磨いた方がいいはず」と考えを変えることができずに「あの先生はダメだ」と批判を始めます。そして「言い方がイヤ」「オレの方が歳上なのに、話し方が上から目線」「服装のセンスが悪い」などと、関係のない部分までも批判して「自分は間違っていない」という理由を集め始めます。

そして別の先生のところへ行く。最初はなんとなくよかったものの「あなたは文章力を身につけた方がいいですよ」と、同じ指摘をされる。批判を始める。そこをやめて先生を探す。このようなサイクルを繰り返してしまうのです。

先生と生徒の「気持ちのよいサイクル」

これは極端な例ですが、もしかすると、同じような体験をしている方もいらっしゃるかもしれません。なぜ、そのようなことがわかるかというと、私は20年以上教育の現場で仕事をしてきたので、伸びる生徒と伸びない生徒の特徴がわかるからです。

伸びる生徒は「やってみます」と、演習を積み重ねます。半年後には一定の演習量を積み重ね、スキルアップを実現します。適切な指導ができる先生ならば、生徒の伸び具合に合わせて次の課題を提示したり、もっと才能を伸ばすために他の先生を紹介してくれたりするでしょう。たとえそこを離れたとしても互いに感謝の気持ちはつづくし「気持ちのよいサイクル」が生まれていくのです。

学生時代の「学習体験」にヒントあり

このような記事を読んで「何か、気になる」ことを感じた方は、学生時代のことを思い出してみてください。中学生・高校生の頃を振り返り「成績が伸びた時、伸びなかった時」を思い返してみると、伸びた時は先生の指導を素直に実行していたし、伸びなかった時は「あの先生はダメだ」と批判を繰り返していたと思います。

(もちろん、間違った指導方法の先生もいるので客観的な判断は必要です。私も、学生時代は先生によく殴られました。あれは指導ではなく、個人的な感情を優先しただけだと思う。学生時代は先生を選べないので厳しいですね。先生も「オレたちは生徒を選べないから大変だ」と考えているかもしれませんが……)

学生時代に「素直に実行 = 一定の勉強量を積み重ねる =成績が伸びた」経験がある人、そのような指導をしてくれる先生と出会えた人は幸福です。社会人になってもそれを生かし、伸ばしていける可能性が高くなります。もしも、学生時代にそのような経験がなかったとしても、大丈夫。今、この部分に正面から向き合い大きな修正を試みるのならば、まだまだ伸びていけます。そして「先生や仲間」と出会える時がくるはずです。大切なことは「勉強の方法」ではなく「自分自身の考え方」なのかもしれません。

「素直さは、最高の才能である」

すくなくとも、私の周囲で業績を伸ばしていかれる経営者のみなさんは、学生の時のような素直さでものごとに取り組んでいかれます。私のような人間の話にも、ていねいに前のめりになって聞いて下さいますし、すぐに実行していただけます。そのような「素直な実行力」をお持ちの方と接する度に、もっとがんばらなくてはいけない、中途半端な経験を振り回して頑固になってはいけない、と自分に言い聞かせるのでした。

「素直さは、最高の才能である」

批判が多くなりがちだった「自分自身」を反省しながら、今回の記事を書いてみました。参考にしていただけると幸い。


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