【人生哲学】チャンスをつかめる人 つかめない人の違いとは?
チャンスをつかめる人 つかめない人の違いとは?
今回は「チャンスをつかめる人 つかめない人の違い」といった内容で考えてみたいと思います。私は今までに、起業家や経営者のみなさんと仕事をさせていただいてきたのですが、チャンスをつかんで業績を伸ばしていく人には「共通点」があるように感じていました。その一つが「常に準備ができている」ということだと思うのですね。
伸びていく人は、何か解決しなければいけないできごとがあると「この方法はどうでしょう」などと、すぐに提案して行動してくださるのですね。さらに準備が必要な事項でも、打ち合わせが終わった夜などに、企画書や資料などをすぐに用意して送付していただけるのです。なので、一緒に仕事をしていると「それで行きましょう」「今回は、こちらが良いのではないですか?」と具体的な回答ができるので、すぐに話がまとまっていくのですね。
そして「あの人は、すぐに対応してもらえる = 何かあったら相談してみよう」となり、次からもその人にお願いすることになります。いつでも行動できるように「常に準備ができている」これが、共通点のひとつだと感じています。
クリエイター志望のみなさんへ
私たちのところには、時々クリエイター志望の人たちから売り込みの営業を受けたりもします。この時も「準備の段階」で勝負はほぼ決まっているものです。
チャンスをつかめる人は、最初の段階で「ポートフォリオ」をしっかりと準備しています。大きなファイルを抱えてきて、机の上に広げながら説明をしてくれるし、こちらの質問にもていねいに答えてくれます。作品を通してコミュニケーションがとれますから、短時間で多くの情報を共有できます。
ところが、「手ぶら」で何も準備せずにやってくる人もいるのです。ミュージシャン志望の人であれば「演奏」することで自分たちをアピールしますよね。クリエイターならば「作ったもの」でアピールしなければいけません。それがすべてです。「こんなことをやってみたい」と夢を語るのは大切ですが、仕事として受注したいのならば「何ができるのか」を具体的に提案する。そこが出発点であることを忘れてはいけません。準備で決まるのです。
チャンスは静かにやってきて、静かに去っていく
以前私は「チャンスが来るときは、予感や気配のようなものがあるのではないか」と考えていました。ところが実際には、チャンスは静かにやってきて、静かに去っていきます。「あ、あれがチャンスだったのか!」と、あとになってから気がつくことも少なくありません。
日常の中の「ほんのちょっとしたきっかけ」から、最初のチャンスが始まるのです。そしてそれは一瞬で通り過ぎますから、即座に「はい!」と手を挙げなければいけません。準備運動をして、すぐに飛び出せる臨戦態勢を整えておく必要があります。
そして、一度チャンスをつかむと、想像以上のスピードで様々な変化が起きます。それを全力でこなしつつ、次の準備も同時並行で進めていかなければいけません。その時になって「ああ、ちゃんと準備をしておけばよかった」と嘆くほど、悔しくせつないことはありません……。
1日は24時間。与えられた時間は全員同じ。チャンスをつかめるかどうかは、準備の量と質で決まります。細やかで強いものを作りたいのなら、膨大な手間と時間も投資しなければいけません。静かにやってきたチャンスを見逃さないように、常に備え手を動かし続けていただければと思います。