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【佐藤の文章力講座】ひらめきは、空から降りてはこない

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「ひらめき」は、どこからやってくるのか? 「どうすれば『ひらめく』のですか?」 「アイデアを考えるコツを教えてください」 こちらも定期的に受ける質問のひとつです。おそらく、このような質問をする方の「潜在的な意識」として 「よいアイデアは、空から降ってくるように『ひらめく』 = 無の状態から瞬時に生まれてくる」 と考えているように思います。 とても残念なことなのですが、黙って 待っていても「ひらめき」は降りてきません。 アイデアを捻り出すための方法は存在しますが、あくまでも 「無から有」を産み出すものではなく、脳内の情報を整理し明確化するための手順 である、と私は個人的に考えています。 「でも、あの人は良いアイデアを次々に産み出しているように見えるけど」 そのような疑問が浮かんでくるのも当然です。でも、ここで一度「ひらめく人」と「ひらめかない人」の違いを比較してみてください。おそらくそこに、明確な違いとして確認できるもの。それは 「情報と経験」の差 だと思うのです。 「ひらめき」は情報量と経験値に比例する 様々なところで繰り返していますが、これが私が「ひらめき」に関しての考えです。もちろん純粋に「ひらめく」能力を保有している人もいるでしょう。しかし、それは全体の数%程度。そして、そのような能力を持っている人たちほど 「情報量と経験値」を積み重ねていく努力を惜しみません。 差が開き続けるわけです。 ある一定のレベル(ここでは、仕事として活用できるレベルと定義します)であれば「情報量と経験値」を積み重ねれば到達することができる。3年必要な人もいれば、5年かかる人もいるかもしれない。10年の人もいるでしょう。その人の経験値と、いわゆる「センス」と呼ばれる先天的なものにより、その差は異なるでしょう。 しかし一度「そこ」まで達することができれば、様々な分野で活用することができます。周囲の人たちから「あの人の『ひらめき』は、すごい」と思われるでしょう。その時、たぶんあなたは「 ただ、目の前の仕事に一生懸命に取り組んだだけ」 と感じている自分に気がつくのではないかと思うのです。 まずは「空から降りてくる」ことを期待するのではなく、地道な「情報と経験」を積み重ねていく。その先に「ひらめき(と、周囲からは思えるような)」アイデアが生まれてくるのではないか? 今、私はそんな風に考えていま

【人生哲学】独立起業して19年目に「思い出した」言葉

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独立起業して19年目に「思い出した」言葉 今年の6月で独立起業して19年目になった。今までは「今年で何年目だったかな」と適当に考えるくらいで、特に気にとめていなかった。ところが、なぜか今年は妙に「当時のこと」を思い出す時間が増えていた。自分にとってはめずらしいことだった。 若い頃は「昔話をするような大人には、なりたくない」とうそぶいていたし、セミナーなどでの自己紹介のような必要最低限の時以外は、あまり語ることはなかった。しかし、あまりにも頻繁に浮かんでくるので、もしかすると 「当時を振り返るタイミングなのかもしれない」 と考え、Youtubeに「起業した時の話」というような動画を公開することにした。 実際に録音してみると、30分を越える長さになった。そして話せば話すほど、当時の細かな部分が思い出されてきて「まだまだ話せる」ような感覚があった。おそらく自分で考えているよりも 「起業した時のことを、話したかった」 のだと思う。あまりにも辛い時間が続いていたので「思い出したくもない」と考えていたのだけど、それと同時に、どこか懐かしむような気分があったのだと思う。 ・動画「私が20代で起業した時の話」は、こちら 今のところ、当時を振り返ってみて「あたらしい発見」のようなものはない。むしろ「 もう少しがんばれたのではないか?」という反省点 が思い浮かび、あまりよい気分にはなれない。それと同時に「あのころの経験が、今の自分」を形成していることも確実なことなので、 失敗や成功というものは長いスパンで考えるべきものだな 、とも思っている。 「想像できることは、かならず実現できる」 ここまで書いてきて、ふと思い出した言葉がある。 「想像できることは、かならず実現できる」というフレーズ である。 当時読んだ、マンガの台詞だったか、雑誌の記事だったのか、正確なことは忘れてしまった(なにせ19年も前のことなので、もはや確認することはできない)。 当時、このフレーズを目にした時の自分は 「想像できれば、実現できるなんて、 そんな簡単な話はない 」と感じていた と思う。そんなことで実現できるのなら、いくらでも想像してやる、と鼻息を荒くしていたように思う。頼れるのは自分だけだ、と若さゆえの勘違いで起業した自分にとって、どこかリアリティを感じられなかったのだと思う。 あれからそれなりに長い時間が

【文章力向上講座】文章には「適切な速度」がある。

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文章には「適切な速度」がある 文章には「適切な速度」がある と、私は考えています。早く読めるもの、読み込むのに時間がかかるもの、この2つですね。どちらが良い悪いではなく、目的や情報に合わせて使い分けていく必要があるわけです。 簡単に比較してみると、 ・早く読める文章 = 情報量が少な目の文章 読みやすく一般的には好まれるが、情報量が少ないため、長期には読まれにくい内容。 ・読む速度が遅くなる文章 = 情報の密度が高い文章 。 密度が高いため読む速度は落ちる。資料としての価値。長期にわたって読まれやすい内容。 このような違いがあると思います。最近の傾向としては「 短く簡潔な文章 =速度が速い文章が」好まれる ように感じています。ちょっとした時間にスマホを覗いて、時間を潰す。次々に表示される記事を読んでいくものの、読み終わった後に「何を読んだか覚えていない」というような 「消費を前提とした文章」 とでもいいましょうか。 これからは、ますます 「早く読める文章」を好む人の割合が増えていく でしょう。そして、そのような文章が書ける人が、重宝されるでしょう。そして、こちらのタイプの文章を書けるようになりたい、と考える人も多くなるでしょうから、文章術のアドバイスは「 早く読める文章の書き方」 が中心になっていくことでしょう。 深みを求める読者層は、一定数存在する しかし同時に、 より深い情報を好み、考察していく事を好む人たちが、一定数存在 することも忘れてはいけません。 「密度のある文章(資料)=時間が必要な文章」を読み込むことで、理解度を高め広げていく面白さを知っている人たちも確実にいるのです。 そのような人達に向けた文章を準備しておくことで、他とは違った「つながり」や「広がり」がはじまる可能性があります。そしてなによりも、そのような文章を提供できる人には、 一定の読者数がつく可能性が あります。別の記事にも書きましたが、今後の方向性として 「人数の多さを目的とした文章 →  少人数でも深い『つながり』がうまれる文章」 を目指すのであれば、このスタイルの文章を目指すということも、おもしろい選択のひとつだと感じます。 「わかりやすく、密度が高い文章」を目指せ もちろん「時間が必要な文章」といっても、それに甘んじていてはいけません。可能な限り速度を早める工夫を行いつつも、どうして

【文章力向上講座】表現技法を甘く考えてはいけない(上級者向け)

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「表現技法」を、軽く考えてはいけない 私は様々なところで 「まずは基本が大切」 という解説をしてきました。文章が苦手な人は、すぐに使えそうな「表現技法のテクニック」を学ぼうとします。しかしそれは土台ができていないのに、表面だけを飾り立てるようなもの。表面の錆だけを落としても、すぐに下から新しい錆が浮かび上がってくるように、根本から鍛えていかなければ意味がない。そのようなことを、解説してきました。 しかし、ここで誤解をしていただきたくないので、あらためて強調しておきますが、 ・「基本 = むずかしい」 ・「表現技法 = かんたん」 と、いうことではありません。むしろ逆の意味であると、私は考えています。 ・「基本 = むずかしい」 ・「表現技法 = もっとむずかしい」 と、いうことですね。「基本をしっかりと身につければ、表現力(技法)は自然と身につく」というわけではありません。実際は 「かなり難しい」ので、軽く考えてはいけない ということですね。 基本は「膨大な時間と演習」の積み重ね 基本を身につけることは「むずかしい」ことです。しかるべき時間と演習を積み重ね「身体に染み込ませるまで」ひたすら繰り返していく必要があります。「1万時間の法則」というようなフレーズを目にすることがありますが、そのくらいの 時間を投資する必要があるのが「基本」だと私は考えています。 しかし、別の視点で考えるならば「1万時間の演習」を積み重ねることができるのなら 「基本を身につけることができる」 と、いえるかもしれません(もちろん、それ以上の時間が必要な人もいると思いますが、あくまでも仮説として)。 さらに上を目指すには「センス」が必要になる しかしそこに 「表現技法」という、自分の個性を輝かせるための「プラスアルファ」 を磨いていくには、努力だけでは越えられない「なにか」が存在すると感じています。全力を注いで取り組んでも、そこにたどり着けるかわからない。いわゆる 「センス」というような、先天的な才能が必要かもしれない。 もっている人は越えられるし、不足している人は足踏みを続けるかもしれない。 非常に曖昧な領域といいますか 「やってみなければ、わからない」 という部分が多いと思うのです。さきほど、 ・「基本 = むずかしい」 ・「表現技法 = もっとむずかしい」 と解説したのは 「表現技法

「わかりやすい!」文章の書き方【5つのポイント】

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「文章を書くのが苦手」と感じている人へ 「文章が苦手。がんばって書き直しても、全然よくならない…」 「私は文章の才能がないので…。もっと国語の勉強をがんばっておけばよかった」 今、あなたはそのように考えているかもしれません。なぜそのようなことがわかるかというと、実際に同じような質問を受講生のみなさんに聞かれるからです。 しかし、まだあきらめるのは早い。たとえばあなたが「 志賀直哉のような、簡潔で的確な描写の文章が書きたい! 」というのであれば「才能」というものが必要になると思います。努力だけでは越えられない壁があるでしょう。 でも「わかりやすい文章ですね! 参考になりました」などと仕事やプライベートで言われるような 「わかりやすい文章」を書きたいのならば 「しかるべき技術」 を身につけることで書けるようになる 、と私は考えています。努力と地道な実戦でスキルアップが可能だと、多くの受講生を見てきて、そう実感しています。 私自身が「文章の力」で、ここまで進んできた 私は25年以上、教育の世界に携わってきました。単純に考えて数千枚以上の文章を添削し、数千時間(数万時間?)ほど、 現場で直接アドバイスを行ってきました 。この数値は、おそらく世の中に存在する「文章指導の先生」の中でも多い方だと思います。 それらの実戦経験で見つけてきた内容を「 伝わる文章講座 」というサイトに公開したのが、今から約16年ほど前のこと。取材を受けて書籍に掲載していただいたり、図書館の広報誌に掲載していただくなど、みなさんのおかげで想像していたよりも多くの方に活用していただくことができました。 そして私自身も、教育の世界から「コピーライター」という肩書きで、文字通り北海道から沖縄まで、様々な企業のキャッチフレーズの制作から文章のアドバイスまで、活動の場を広げていくことができたのです。 そう 「文章の力」を活用 することで。 「起業家・経営者」そして、スキルアップを目指す人へ 先日「今年で起業してから19年目になる」といった記事を書きました。書き終えてから、ふと 「自分の基本の部分を見直す時期」 なのかもしれない、と考えました。自分の基本といえば、それは間違いなく「文章の書き方」です。 そこで起業した当時を振り返りながら「文章の書き方」について考えてみたいと考えました。とくに基本の部分にもどっ

起業家・経営者向け「成功するための読書術」2つのポイント解説

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起業家の教え「成功するための読書術」2つのポイント 今回は 「成長したいなら本を読もう 」というテーマで書いてみたいと思います。 私は独立起業して今年で19年目を迎えようとしていますが、もし誰かに 「続ける秘訣」について質問 されたとしたら 「読書の習慣です」と即答する と思います。 そのくらい「本を読む習慣」は私の発想や判断の根源になってると思います。そこで今回は、私がどのように本を読んできたか? という内容で皆さんに解説してみたいと思います。これから独立起業を目指す人から、経営者、スキルアップを目指す社会人や学生のみなさんに、参考にしてもらえればと思います。 ポイント1「ひとつのテーマを徹底的に掘り下げていく」 私が「読書習慣」について説明する時に、説明するポイントが2つあります。最初のポイントが 「ひとつのテーマを徹底的に掘り下げていく」 ということですね。 例えば「マーケティング」の勉強をしようと考えて書店へ行ったとします。そこで私の場合ですとマーケティングの棚のところに行って、関心を持った本を3〜5冊ほどまとめて購入してきます。 そして、自宅に戻ってから一気に目を通して「この作者は面白いな」とか「わかりやすい」「この人の教え方だと頭に入ってくる」などと自分なりに考察して、その中から 「気になった作者」を一冊選ぶ のです。 読書をする時も 「相性」が重要 だと思います。学校の授業でも「この先生に教えてもらいたい」という先生に教えてもらいたいですよね。本にしても同様で、 この作者に教えてもらいたい、という相性のようなものがある と思うのです。まずはそのような作者(本)を一冊選ぶということが、私の場合は重要でした。 一定の情報量が蓄積するまで、読み込んでいく 一冊選ぶことができたのなら、そこから本格的なスタートになります。どうするかと言いますと、次に書店に行った時などに 「その作者の本」をできるだけ入手 します。そして一気に読み進めていくようにしています。「大切なポイント」は繰り返されますし、複数の本を読み込むことで作者のテーマや考え方などが、わかるようになってきます。 そのような時間を積み重ね、 一定の情報が溜まってきたところで、次のステップ に入ります。次のステップは何かというと、本の巻末にその作者が参考にした書籍や、オススメの本が掲載されていますよね

【体験談】起業して19年目! これからどうする? 自分にできることは?

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独立起業して19年目に思うこと 今年の6月末を過ぎると、 起業して19年目に突入 することになる。今までは特に「◯年目」ということを意識したことがなかったのだが、先日なんとなく計算してみて気が付いたのだった。 19年・・・私が起業した年に産まれた人は、来年成人式である。すでに社会に出て働いている人もいるだろう。大学や専門学校で勉強している人もいるだろう。どちらにしても、一人の人間が「成人」するほどの年月が過ぎたということを考えると、なんだか不思議な気分になる。個人的な感覚だと「5〜6年」程度しか過ぎていないような気分にさえなる。 しかし、せっかく19年もがんばってきたので 「何か世の中に還元できることをしよう」というような考え も浮かんできた。知人に相談してみると「佐藤さんの話は、実体験がベースになっているので参考になるしおもしろい。もっと、色々な人にアドバイスしてみては?」というようなことを言われたのだった。 一人では仕事はできない。 そこで考えた。今までは「従業員数千人の大企業をつくった、とか、全国的に大ヒットする商品をつくった、とか、何か賞をもらった」などというわけではないので 「他人に話すようなことは、特にない」 と考えていた。もちろん仕事(講義やコンサルなど)で接してきた生徒やクライアントなど、限られた人たちの前でアドバイスすることはあったけれど、不特定多数の人に向けてアドバイスすることはないだろう、とも思っていた。 しかし、よくよく考えてみると、起業してからここまで継続できたのは 「自分ひとりの力」ではない わけで、たくさんの方たちからのサポートがあったからに他ならない。起業した当初にアドバイスを下さった、経営者のみなさん。仕事を通して教えてくれたみなさん。そして、私のような人間に仕事を依頼して下さった方達。 たくさんの支えがあったからこそ、継続できたのが事実である。ここまでに、 教えていただいたことを「次の世代」に伝えていく ことも、また自分の役割というか「やるべきこと」ではないかと思ったのである。 Youtubeチャンネルを始めてみる 今年(2020年)の春はコロナウイルスの感染拡大で、自宅で自粛する期間となった。せっかく自宅で過ごすわけだから、ここに書いたようなことを文章にしてまとめておこうかと考えた。いやいや、せっかくだから新しいことに挑戦

経営者のための「5G」入門 私たちは何を準備すべきか?

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この記事では、起業家・経営者の視点から、5Gについての全体的な理解、歴史、そしてこれから何を準備していくべきなのか、を考察してみたいと思います。 mohamed Hassan による Pixabay からの画像 起業家・経営者のための「5G」入門 5Gの「5」は、5番目という意味です。Gはジェネレーション(Generetion  =世代)のG。つまり5Gとは「5番目の世代」つまり「5世代目のモバイル通信規格」という意味です。  5G = 5番目のモバイル通信規格 「5番目という事は、1から4もあるのですか?」 はい。もちろん存在します。そして、起業家・経営者にとって、1Gから5Gまでの流れ、つまり世代が1つ上がるごとに、どのような変化が起きたのかを把握しておくことが、これからの時代を考えていく時に、大切になってくると私は考えています。 1Gから4Gまでを、振り返ってみる では1Gから4Gまでの流れを、ざっくりと振り返ってみましょう。 1G = アナログ通信 音声通話のみ 1Gはアナログ通信です。つまり「音声通話のみ」の仕様です。ここがすべての出発点になります。 2G = デジタル通信へ データ通信が可能に 2Gでは、デジタル通信となりました。デジタル(データ)通信になると、音声だけではなく「メール」などのテキスト、インターネットが使えるようになります。「話すだけ」だった携帯電話に、文字情報を利用できるという新しい機能が追加されたわけです 3G =  デジタル通信の高速化  スマホの登場 3Gではデータ通信が高速化されました。そしてこのタイミングで、スマートフォンが登場し、携帯端末の形態が「ガラケー」から「スマートフォン」へと移行を開始します。スマートフォンを利用することで、大判の画像や動画を利用できるようになり、よりリッチな情報の入手と交換が可能になりました。 4G = テキストから、動画へ そして4G。より高速通信が可能になり、大きなデータや動画の利用が拡大されることになりました。この段階で、携帯電話の利用目的が「音声通話からデータ通信へ」とシフトします。テキストだけでなく、画像や動画で情報を確認できる段階になったわけです。 mohamed Hassan による P

「時速4.5kmの旅(金沢編)」出版しました。

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・ 「旅行ガイド・マップ」で7位に!  ありがとう。ありがとう! AmazonのKindleにて「 時速4.5kmの旅 」を出版しました。版画風のフォント(イラストレーターの手描きフォントです)に「姫ダルマ」のアイコンが目印です。金沢へ旅行の計画がある方だけでなく 、なんとなく旅気分を味わいたい 方に、読んでいただきたい一冊です。 Kindle Unlimitedの対象にもなっています。10冊の中の1冊に加えていただければ幸い。 【はじめにより】 ・「旅と散歩と文学」が好きな、あなたへ ここに書いた紀行文は、筆者が高速バスに乗って仙台から金沢まで旅をした時の記録です。のんびりと歩いて立ち止まって、出会った風景と人との会話の中に「ささやかな楽しみ」を見つけていく静かな時間の連続です。 感動的なエピソードも、人生観を揺るがすようなできごとも起きませんが、あなたが 「旅と散歩と文学が好きな人」 ならば、きっと楽しんでいただけるのでは、と思います。日常のスキマ時間に、旅への想いをふくらませながらページをめくっていただけたらうれしい。そんなことを願いつつ書き進めていきました。コーヒーやお茶など、お気に入りの飲み物を楽しみながらご覧ください。 ・追伸 なぜ「4.5kmの旅」なのか? その理由は「あとがき」をご覧ください・・・。 制作 KOSAERU LIBRARY

Kindleで出版してみて、わかったこと。考えたこと。

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kindleで出版してみて、わかったこと。 拙著「あなたの文章は、読まれていないかもしれない」略して「あな文」をKindleで出版してみて 「表現するということ」に関して、いろいろと再確認 したことがあります。 忘れないうちに記録しておこう、とnoteに記事を書き始めたところ、想像していたよりも長文になりました。自分で実感していたよりも「様々なこと」を感じていたのかもしれません。 これから「何かを表現したい」と考えている人、起業、転職など環境を変えてがんばろうと考えている人は、読んでみてください。 何かヒントを見つけてもらえるかも しれません。 その(1)【ものづくりは「世の中に出しておわり」ではなく、そこからがスタート】 今回は、初めてということもあり、試行錯誤の連続でした。原稿のフォーマット確認から、Kindle出版への登録。不具合の修正や、校正の繰り返しなど。正月休み返上でコツコツ作業してアップロードしても「あ! ここがおかしい!」と、また修正が入る。 何度かサポートに相談したのですが、その度に詳細な返信が届き「ああ、こんなにていねいに返信してもらえたのだから、自分もがんばらなければ」と、変なところでモチベーションを保ちつつ乗り切りました。と、いいますか、 現在進行形でがんばっています。 ここがふんばり時。( Kindleで出版(1)つづきを読む ) その(2)【これが今の自分の役割だから、と自我を守り、そして進め】 以前、大学生に頼まれて講演をした時の話です。内容は「私の仕事」だったか「人生論」だったかな、そんな感じのテーマが与えられて一時間くらい話をしました。ひととおり内容が進んで、質疑応答の時間になりました。女性の受講生が手をあげると、 「 先生は、どうしてそんなに自分に自信があるのですか?  迷ったりしないのですか?」 と質問をしてきたのです。いやはや、おどろきました。なぜって、私は「自分くらい自己評価の低い人間は、そんなに多くないだろう」と思っていたからです。( Kindleで出版(2)つづきを読む ) その(3)【なぜ、あなたは書く? そして、誰に読ませたい?】 私は、仕事で相談を受けた際に「この商品(サービス)は、どのような人が対象ですか?」と質問することがありま