外海府海岸を車でドライブ 佐渡へいく(3)

尖閣湾を後にして、外海府海岸をレンタカーで北上していく。
海岸沿いの平坦な道をのんびりと・・・と思っていたのだが、実際はさにあらず。地図の「地形」のタグをクリックするとおわかりいただけると思うのだが、佐渡には1.172mの金北山を始めとして、わりと標高のある山々がそびえたっているのである。なので、海岸沿いの道を走るとそこそこきつめの勾配の道を登ったり下ったりを繰り返すことになる。道路自体はちゃんと整備されていて走りやすかったけれど、Rがキツめで若干対向車が見えにくいところもあるし、時折大型バスやトラックともすれ違うので、慣れていない方は時間にゆとりをもって計画を立てた方がいいかもしれません。


大きな地図で見る

もちろん、海岸沿いの道が登ったり下ったりの連続だからといって、佐渡の印象がマイナスになるか、というとそういうわけではありません。むしろ「海もあるし山もあるし川もあるし!」と「ここにお爺ちゃんが住んでいたら、夏休みの旅に飛んでくるぜ」と思うような魅力的な場所だと思います。午前中に裏の山に登ったら、午後からは海に入って汗を流す、なんてこともできるのである。数日前に「山と海ならば、どちらに住んでみたいか?」というような話をしたばかりだったのだけど、まさに佐渡ならばこの両方を満たしてくれるというわけです。


参考に、こちらの写真を見ていただきたい。これは海岸沿いの急勾配の道をぐーっと登って、カーブから下の方をのぞきこんで見た時に撮影した写真なのだけど、山と海と田んぼと砂浜が美しく調和していることを確認いただけると思います。海のすぐそばに田があるというのが、いいですね。こんなに海の近くに田があったならば、米が塩辛くならないのだろうか、などと思ってしまいます(ならないですよね・笑)

当日は梅雨前線の影響で、ワイパーをフル回転させても前が見えないくらいの大雨が降っていたかと思えば、数十分後には太陽の光が射し込んできたりと、不安定な空模様が続いていたのだけど、雨が止み次の瞬間目の前に広がった風景は、信仰心が薄い自分のような人間にも「神様からのプレゼントかな」と思うような素晴らしいものだった。雨上がりで色を濃くした緑と、少し霧がかかった山並み、そして光を反射させた水面が組み合ってできた風景は、眠気覚ましのコーヒーを飲みながら車で高速を何時間も走ってフェリーに乗って雨に打たれたとしても、見にくる「価値あり」の風景でした。

ちなみに、佐渡では毎年トライアスロンの大会が開かれているのだそうだ。道のところどころにトライアスロン用と思われる標識も目にしたし、実際に競技用の自転車で走行している人の姿も何名か見かけた。このような風光明媚な場所を走ったならば、さぞ気分がいいだろう、と観光客の自分はそんなことを想像したりするけれど、実際はどうなのだろう。選手のみなさんは、時々風景を楽しんだりされたりするのだろうか。そんな余裕はないのだろうか? 今度トライアスロンに出場している方と話す機会が(もしも)あれば聞いてみたいと思いました。(佐渡の旅(4)へつづく

佐渡への旅 一覧

佐渡への旅(1)フェリーで移動
佐渡への旅(2)尖閣湾を遊覧船で観光
佐渡への旅(3)外海府海岸を車でドライブ
佐渡への旅(4)大野亀から二ツ亀海水浴場へ

佐渡への旅(最終回)二ツ亀海水浴場から両津港へ

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