zoffで鯖江製のフレーム「100% made in Japan 」を購入
zoff のメガネ(made in Japan)
Zoffであたらしいメガネを買うことにした。今使っているメガネだと、目が疲れやすくなってきたので、作業用の「少し度を下げたメガネ」が欲しくなったからだ。店舗で眺めているうちに、あるメガネが目にとまった。ものすごく細く、そして繊細で、軽い。なんとなく他のメガネとは雰囲気が異なっているように感じた。店員さんに聞いてみると「100% made in Japan」というシリーズで、すべて日本で作られているとのこと。ただ、鼻の部分と耳にかかる部分が特徴的な形状をしているので、確認が必要ということだった。たしかに、鼻パッドがないので安定感が気になるし、なによりも耳にかかる部分(テンプル)が耳に巻き込むような形状なので、少し癖があるように感じられた。
説明を聞いてから、ひととおり他のメガネも見てみたのだが、すでに自分の中では、このメガネにしようと決まっていた。デザインとコンセプト(100% made in Japan)が気に入っていたので、多少癖があったとしてもそれ以上の魅力を感じていたからだ。そして、第一印象で決めていた通り、そのままこのメガネを購入することにした。
「100% made in Japan」は鯖江製
自宅に戻ってから、あらためてZoffのサイトをのぞいてみた。「100% made in Japan」シリーズの特設ページがあった。読んでみると、このフレームは「鯖江」で作られていたことを知った。なるほど、鯖江のフレームなら間違いない。そして鯖江のフレームのメガネが、zoffのお手頃価格で手に入るのは、お得である。買ってよかったとしみじみする。
実際に使ってみると、鼻の部分は気にならなかった。フィット感があるので、動いてもずり落ちたりしない。テンプルの部分は、とりはずしの時にやや抵抗があったが、使っているうちに慣れてきた。そしてなによりも、今まで使ってきたメガネの中では最軽量なので、重さの負担が少ない。
素材はチタン。もっとも細い部分は「髪の毛の細さ」と、いっても大げさではないような細さ(0.75mm!)「こんな針金のような素材で大丈夫か?」と心配になるくらいだ(見た目は細いが、かなりの強度としなやかさがあるので、普通に使う分には心配は必要ないとのこと)そして、気になったのが、この細いフレームに印字された「ZOFF」のロゴ。もはや拡大鏡を使わなければ、見えないのではないだろうか。メガネとは直接関係のない部分ではあるが、個人的に気になったポイントである。
自分が好きなものに、囲まれた時間
最近は、メガネも安くなった。数千円から買えるので、気軽にメガネを買い替えて楽しむこともできる。実際に自分も、いくつかメガネを所有して気分や用途によって使い分けている。どちらかというと消耗品のような位置付けに、なりつつあるように感じる。気軽に選んで気軽に消費する。どちらにも時間をかけることはない。
しかし「自分にとって、ちょっといいもの」を、長く大切に使いたいという気持ちも強くある。職人が作った工芸品を手に入れて、少しずつ「自分が好きなもの」に囲まれていく気分は、なかなか楽しい。周囲の声に影響されることなく、ほんとうに自分が「よい」と感じるものを選ぶことは難しいが、そのような視点を持ちながら選び揃えていきたい。そんなことを考えました。