【仕事】人前で、話すのが苦手。コツを教えてください。(1)まずは、あいさつから



「緊張しやすい性格なので、人前で話をするのが苦手です。コツを教えてください」

私の授業を受けた人から、時々このような質問を受けることがあります。どうやら受講生のみなさんからは、私が人前で話すのが得意で堂々としているように見えるようです。確かに、教育の仕事を20年以上続けてきましたし、数千時間以上も授業をしてきたので「表面的には、堂々と話している」ように見えると思います。

しかし実際のところは「明日は、セミナーがある」と思うと前の夜から「さて、何を話そう・・・」と緊張感が漂いはじめ、当日控え室で待機している時などは「しまった。今回はこちらの話をすればよかったのでは? しかし今からでは資料を作る時間もないし・・・」と直前まで、あれこれと考え続け、担当の方が呼びにきてドアをノックする音に心臓が縮み上がる思いをすることも少なくありません。

そもそも人前に出るのも好きではありません。趣味が読書なので一人で過ごす時間が多いですし、山登りをしたり釣りをしたりと、人がいないところを探索したり音楽を聞いたり考え事をすることが好きな方です。パーティや飲み会にも参加しませんし、酒も飲みません。大学生の頃には同級生の女性に「オレに近づくなオーラが出ているよ」と、からかわれましたが(笑)たぶん、パーソナルスペースというやつも広い方だと思います。


実際は「開き直って」いるだけ = 仕事用の自分

そんな私ですから、講演の依頼などは逆に「これは仕事なのだから」と自分に言い聞かせて「仕事というのは、苦しいことを乗り越えるからお金がもらえるのだ」などと、なんだかよくわからない理由を並べながら「仕事用の自分」で乗り切っているのです。私の授業を受けた方からは「楽しそうに話していますよね」と言われますが、実際はそんな感じなのです。そして「人前で話すのが苦手」という意識は、年齢を重ねる度に強くなっているような感覚もあります。

なので、もしみなさんが「佐藤先生は、人前で堂々と話せていいなあ」と感じているのであれば「あれは開き直っているだけで、実際にはなかなか大変」なのだということと、「ある程度経験を積めば私と同じくらいのレベルであれば、人前で話すことはできるようになる」ということを、お伝えしておきたいと思います。


簡単な「テクニック」をアドバイス

最後に、ひとつだけテクニックのようなものを付け加えるならば「最初と最後のあいさつは、できるだけ大きな声で大げさにお辞儀をする」ということだけを意識してみてください。

「こんにちは! よろしくお願いします(深々と頭を下げる)」
「今日はありがとうございました!(深々と頭を下げる)」

どうしても緊張して、頭の中が真っ白になりそうな時は「今回は、この2つだけは絶対にやろう」と決めて実行してみてください。(こんな私の話を聞いてくださって、ありがとうございます)と心の中で繰り返しながら、深々と頭を下げる。(ありがとうありがとうありがとう)と考えながら頭を下げる。まずは、これを実行してみましょう(その(2)へつづく


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