【北海道旅 4日目(2)】70年の時を越えた水が、尽きることなく流れていく。【名水の郷きょうごく】
調光レンズは、ドライブには不向き?
そういえば、今回車を運転していて気がついたことがある。私はJinsのメガネに「調光レンズ」を入れて使用している。以前別の記事(JINS で「調光レンズ」を購入する)にも書いたけれど、このレンズはとても優秀で、かなり重宝している。ところが車を運転してる時は、レンズの色が黒くならないことが多いのである。 レンズは紫外線に反応するらしいから、車内では紫外線の量が少ないため反応しにくいのだろう。一応、度入りのサングラスも持っているので、運転する時はそれに変更すればいいだけの話なのだが、やはりめんどくさい。荷物を極力減らしたいので、旅に出る時などは1本だけ持ってでかけたい。
旅を終えてから、Jinsの前を通った時に「可視光調光レンズ」というレンズがあることを知った。説明によると「紫外線だけでなく目に見える光でもカラー濃度が変化するレンズ」なのだそう。つまり、車内でも光があれば色が変化してくれるらしい。まさにこれが欲しかった。
この水は「羊蹄山に降った雨や雪が溶岩や火山灰の中をしみわたり約70年の歳月をかけて流れ、ろ過、浄化されキレイで美味しい水がわいています。」とのこと。70年! ほぼ一人の人生に相当する年月をかけて浄化された水が、次から次へと流れていくわけだ。それもアイスランドの人口に相当するほどの水量が。どこか神妙な気持ちになる。その水蒸気が含まれた空気を肺に取り込んで、風景を写真におさめた。静寂なり。
旅を終えてから、Jinsの前を通った時に「可視光調光レンズ」というレンズがあることを知った。説明によると「紫外線だけでなく目に見える光でもカラー濃度が変化するレンズ」なのだそう。つまり、車内でも光があれば色が変化してくれるらしい。まさにこれが欲しかった。
今のメガネは、作ってから1年も経っていないので、もうしばらく愛用してから次はこちらを検討してみようかと思っている。遠近両用にして可視光調光レンズにすると、それなりの値段になりそうだが止むを得ない。つまり歳を重ねるというのは、そういうことなのである。
名水の郷きょうごく「ふきだし公園」
何の話だったか? そう、道の駅の話だった。次の目的地「名水の郷きょうごく」には「ふきだし公園」が隣接している。道の駅の裏手の道を通り整備された歩道を降りていくと、流れる水の音が近づいてくる。そこには、まるで設計された日本庭園のように、美しく苔むした岩の間から、文字通り「ふきだす」ように水が湧き出してくる様子を、間近で眺めることができる。
公式webサイトに情報によると「湧水量は一日およそ8万トン。これは約30万人の生活水に匹敵し、アイスランドの人口に相当します。」とある。アイスランドの人口に相当するほどの水量なのである。なぜアイスランドなのか? とにかく、それほどの水量が尽きることなく流れていく。
この水は「羊蹄山に降った雨や雪が溶岩や火山灰の中をしみわたり約70年の歳月をかけて流れ、ろ過、浄化されキレイで美味しい水がわいています。」とのこと。70年! ほぼ一人の人生に相当する年月をかけて浄化された水が、次から次へと流れていくわけだ。それもアイスランドの人口に相当するほどの水量が。どこか神妙な気持ちになる。その水蒸気が含まれた空気を肺に取り込んで、風景を写真におさめた。静寂なり。
渓流のある生活
どこかに書いたと思うが、いやもしかすると書いていないかもしれないが(確認してみたところ、ここに書いていた)、私は「釣り」が好きである。それも淡水限定である。このような渓流を目にすると、思わずあそこの岩の間には魚が潜んでいそうだな、と竿を出してみたくなる。ついついポイントを探ってしまう。
私は将来、山の奥の家に住みたいという夢というか野望がある。その家の近くには綺麗な渓流が流れていて、散歩の途中に1時間ほど釣りをして過ごす。そんな生活をしてみたいと妄想している。
実際にそのような場所に住んだとするならば、人里から離れていると不便で仕方がない、毎日庭の掃除ばかりで時間が過ぎる、などと不平不満ばかり口にしてしまいそうだから、妄想で終わった方がいいのかもしれないけれど、それでもそんな生活ができたらいいなと思っている。美しい渓流が流れる場所が残っている、そんな日本であればいいなと思っている。清涼な空気を肺に吸い込みながら、そんなことを考える。
数週間が、数ヶ月に?
この「ふきだし公園」には、吊り橋や展望台もあるので散策するのが楽しい場所だと思う。今回、いくつか北海道の「道の駅」も寄らせてもらったけれども「名水の郷きょうごく」が個人的にお気に入りの場所となった。近場に温泉とキャンプ場もあるし、車で移動した先にコンビニや大きめのスーパーもあったので、家族連れでキャンプをするにも良さそうだと感じた。
若い頃に北海道を旅して回っていた知人がいた。その人は「最初は数週間のつもりだったのが、数ヶ月になってしまった」と話していたが、その気持ちが、わかるような気がする。移動した先に広がる緑の芝と、綺麗な水。そこにちょっとした木陰があれば、一ヶ月があっというまに過ぎてしまいそうな気がする。
そして、今回の旅も気がつくと4日目で、明日には帰らなければいけない。旅というものは、滞在する時間よりも準備の時間の方が長い。時計の針は、すでに午後の1時を回ろうとしていた。そろそろ昼食の場所を探そうと思う。(つづく)