【バリ島へ行った話(1)】出国に向けて、まずは準備から



先月(2023年6月)バリ島へ行った。私にとって、はじめてのバリである。これから、その時の話を書いてみようと思う。結論めいたものを最初に書いてしまうと、今回のバリ旅は「たぶん一生忘れない」ものになった。とくに、劇的なドラマがあったわけではないし、読んでいる人に何かしらの感動を与えるようなものでもない。極めて個人的な体験の連続であり、ささやかな時間の積み重ねである。おそらく多くの人たちにとって、有意義な内容ではないかと思う。

では何のために書くのか? それはそう、もちろん「自分」のためである。すこしでも記憶が鮮やかなうちに記録として残しておきたいという気持ち。そしてできることなら、だれかと「それ」を共有したい気持ち。とにもかくにも個人的な内容であることを含みおきいただき、お付き合いいただければ幸い。移動中や、仕事相手からの返信待ちで時間を持て余している時など、パラパラと適当にめくっていただきたい。もしかすると、人生の教訓めいたものが、多少は隠れているかもしれなくもない。

・なぜバリへ?

バリ島へ行くことになった。私の提案ではない。妻が旅行先に、バリを提案してきたからである。「バリ」ときいて、あなたはどのようなイメージが頭に浮かぶだろうか? 私は女性が民族衣裳を着て踊っている姿(レゴンダンスという。これは現地で見に行くことができた)程度しか思い浮かばなかった。ガイドブックなどで「神々の住む島」とか「極上のリゾート地」というフレーズを目にする度に「どちらかというと自分には縁がない島」とさえ思っていた。

しかし、普段はあまり自分の意見を主張しない妻が「バリ島へ行ってみたい。大学生の頃から、いつか行ってみたいと思っていたから」と言われたのならば反対する理由はない。それならばバリへ行こうもはやバリ島一択だ、と計画を立てることにしたのだった。

そのような流れで計画を立て始めたのが、2023年の2月ころ。当時はまだコロナ禍の影響が続き「そろそろ海外旅行も大丈夫そうだけど、まだもう少し先かな」といった気配が残っている時期だった。日本では道を歩く人のほぼ全員がマスクをしており、時折マスクを外している人を見ると「マスクをしていない人がいるな」と、目立ってしまうような状況だった。

・まずは「旅行代理店」へ行こう

正直迷いはあった。それと同時に「コロナ禍以降、海外旅行のタイミングを待っていた」ここで行っておかないと、いつまた何が起こるかわからないから」という気持ちから多少無理をしてでも行こう、という考えだった。そこでまず最初に私たち(基本的に今回の旅は、私と妻の2人で行動している)が始めたのが、旅行代理店を回ることだった。コロナ禍が継続している限り「何か起こるかもしれない」を前提に予定を組んだ方がいい。まずは情報収拾ということで、某大手旅行代理店を2社ほど回ってみることにしたのだった。

最終的に、そのうちの一社に申し込むことにしたのだが、個人的には「思っていたよりもサポートがなかった」という印象だった。コロナ禍に関する対策は、A4の用紙に箇条書きでプリントされた簡単な内容のみ。わからない部分を質問すると個人のサイト(ブログ記事)を引用して「これを参考にしてください」というような状況だった。

もちろん担当した方は、ていねいに対応してくださった。「このような情報しかなくて、すみません」と申し訳なさそうな表情を浮かべていた。おそらく色々と大変なのだと思う。パンフレットに記載されていた内容も「今、確認したところこのサポートは廃止になりました」「この書類は必要なくなりました」「現在、現地のサポートが廃止になっていて電話のみの対応になります」などと直前まで修正が続いたりもした。「私としては、ぜひバリへ行っていただきたいのですが・・・(もう少し様子を見た方がよいのでは?)」といったニュアンスをほのめかす言葉もあった。いや、もちろん旅行代理店を責めるつもりはない。コロナ禍という読めない状況で海外へ行くというのは自己責任なのだ。

正直なところ、当時の私の気持ちとしては「準備を進めてみて、ダメならダメで仕方ない。直前の中止もあるかもしれない。でも、行けるところまで行ってみよう」という気分だった。年齢を重ねていくと、たいていのことでは驚かなくなる。まあなんとななるし、ならなかったらそれはそれで、と思えるようになる。これが年齢を重ねる利点だと思う。


さて「バリ島へ行った話」の1回目は、旅行代理店へ行ったところで終わってしまった。まだ日本を出国さえしていない。想像以上に先は長い。途中で更新途中で途絶える可能性がほのかに漂っている。が、しかし、ある程度は更新したいと思う。そうだ、最低でも10回は更新しよう。今回の記事の目標はそこにしよう。今、そう決めた。目標が決まったところで、今回はここまで。(次回へつづく

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