【バリ島へ行った話(5)】ヴィラに泊まりたい。(そもそもヴィラって何?)

・ところで、ヴィラとは?

ここまで「ヴィラ」という言葉を連呼してきたが、「そもそも、ヴィラって何?」という人も少なくないと思う。正直、私も明確な定義はわからない。専門家でもない。そんな私なりの解釈を説明すると「戸建ての宿泊施設」ということで、おおむね当たっていると思う。日本でいうところの「貸し別荘」に近いかと思う。

しかし「戸建てに宿泊する」となると「でも、お高いんでしょう?」という疑問が湧くと思う。もちろん私も思っていた。しかしバリ島の物価と、宿泊料は人数ではなく一戸単位(つまり、宿泊料三万円のヴィラを三人で利用すれば、一人一万円ということ)での計算になるため、複数で利用するならば、予算に合わせたお手ごろ料金で宿泊できるのだ。

今回私たちが利用したヴィラは「ワンベットルーム プライベートプール付」という平屋だったのだが、夫婦2人で利用するにはちょうどよいサイズだった。いわゆる新婚旅行のカップル向けのイメージのヴィラ、という感じだと思われる。バリ島で出会った現地のガイドさんの話によると「もっと安いところもある」らしいのだが、設備が整っていなかったり掃除が雑だったりする場合もあるようだ。また場所によっても宿泊料が変化するので、値段だけではなかなか難しいところですね。

・私たちが、バリ島で泊まったヴィラについて

今回宿泊したヴィラは「4つ星」に相当するのだが、掃除も行き届いていたし日本人でも安心して泊まれるヴィラだと感じた。参考までに、私の手書きで恐縮だが見取り図を書いてみた。こちらである。

便宜上「壁」を書いてあるが、実際はスライド式の仕切りとなっていて、すべての部屋から直接プールへ入れるようになっている。つまり、朝起きてそのままプールへドボン、も(やろうと思えば)できる。朝食付きで、レストランで食べることも部屋まで運んでもらうことも選択できた。

ちなみに、今回の宿泊特典として連泊すると「フローティングブレックファスト」のサービスがついていた。こちらは、プールに朝食を浮かべて楽しめるという、いわゆる「映える」サービスである。

普段の私たちであれば「若い人たち向けですよね? 私たちはいいかな・・・」と申し込まないサービスである。しかしスタッフの方に「フローティングはいつにする? やるんでしょう?」と聞かれたこともあり、それならせっかくだから、とお願いすることにした。

最初は「食事が運ばれてきて、プールに浮かべるだけ」だと思っていた。ところが実際は、数名のスタッフがやってきて、プールの上のゴミを取り除いたり、台を設置したりと、それなりに手間がかかる作業だった。朝からすみません、と思いつつ横に立って作業の様子を眺める私たち。そして「それ」は、粛々とプールに浮かべられた。


それではどうぞ、とスタッフが立ち去ると、料理の乗った台は、プールの水流にのってみるみる遠ざかっていく。ああ、これはあれだ、一人がプールに入って押さえていないとダメなやつだね、と急いで水着に着替える。食事のために水着になる。いかにもリゾートっぽい行為という感じがする。

朝からスタッフのみなさんに手間をかけて、さらに水着にまで着替える手間があるが、このようなことを楽しめるのがリゾートなのかもしれない。お金と時間をかけて、わざわざ手間のかかることを楽しむ。それがリゾートなのだ。たぶん間違っていると思うが、そういうことにしておきたい


とりあえず、妻に先にプールにはいってもらい泳いで食事を運んでもらった。おまたせしました、とバタ足をしながら料理が近づいてくる様は、なかなかシュールでたのしい。とりあえずジュースで乾杯しようぜ、とグラスをあわせる。最初は「フローティングブレックファストは、やらなくてもいいかな」と思っていたのだが、実際に体験してみると面白いものだ。

朝のまだ冷たさが残るプールに入って「うぉっ、冷てー!」と、小学生のころの水泳の授業を思い出しつつ、太陽を仰ぐ瞬間はこの上ない開放感だ。さらにそこで食事をするとなると、なんとなく「お行儀のわるい」ことをしているような、ちょっとしたドキドキ感もある。いい年齢の大人になってから、こんな気分を体験できるとは思ってもいなかった。いろいろと大変なこともあったけれど、生きていれば良いこともあるのだ。

フローティングブレックファストを、もう一度、お願いするか? と言われたら「もう満足です」となると思うが、一度体験できてよかったと思う。そして今回は「フローティングブレックファストは、動くから気をつけろ」ということを体験から学んだ。プールに入っておさえる役の人も必要だ。ぜひ教訓にしていただきたい。

・トラブル、のようなもの

今回宿泊したヴィラで、トラブルらしきものはほとんどなかった。スタッフの方とも、適当な英語でなんとなく意思疎通ができた。担当してくれた女性スタッフの方が、ニコニコと笑顔で話しかけてくれて、妻は一緒に写真を撮ってもらったりもしていた。

心残りといえば、最終日にお礼の意味をこめて、すこし多めにチップを渡そうと思っていたところ、その方が部屋にこなかった(休み?)だったことである。もしもまた、このヴィラを利用するチャンスがあれば、ぜひ再会できたらと思っている。

そう、トラブルをひとつあげるとすれば「ドライヤーのコンセント部分が壊れた」ということくらいだろう。バリ島のコンセントは、Cタイプである。日本のコンセントとは形状が異なり、2本のピンを差し込むようなタイプになっているのだが、ドライヤーを使用している際にピンの部分が折れて中に残ってしまったのだった。


ピンの部分を中から取り出そうとしても、どうやっても抜けない。電気部分なので、なにか別のトラブルを引き起こしてもまずいので、フロントに報告しなければいけない。しかし、私の拙い語学力では正確に説明する自信がない。そこで、ヴィラの案内に目を通したところ「日本人のスタッフがいるので、何かあればフロントに連絡を」というような記載があるのを見つけた。

とりあえずメモに日本語で状況を説明し、それをフロントへ持って行き「日本人のスタッフの方に届けてもらえますか?」とお願いをした。すると、その日の夜、観光を終えてヴィラにもどると同時に電話が鳴った。「ハロー?」と出ると「こんばんは」と日本語が返ってくる。日本人スタッフの方が連絡をくれたのだった。日本人へ英語で挨拶をしてしまった気恥ずかしさをかみしめつつ話を聞くと「ドライヤーを交換しました。他には何かありませんか?」とのことだった。

異国の地で日本人スタッフに相談できるのは、想像以上にほっとするものだ。お礼を言って、電話を切る。トラブルがあった時のことを考えると、日本語でサポートがうけられるところを選ぶのは大切だと思う。今回はドライヤーの交換で済んだが、もっと込み入った内容を英語で説明するのは私の語学力では不安がのこってしまう。

とりあえず今回の旅では、このヴィラに泊まってよかったと思う。代理店に相談した際に「最初の2泊はホテルで、後半2泊はヴィラ」のような提案も受けたのだが、今回はヴィラに連泊してよかった。そして私の中で「バリ = ヴィラ」の図式は確固たるものになったのでした。(つづく

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